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2人はダンジョンを進んだ。
アキラは前に立ち、剣でモンスターと戦う。
そして隙を見て花子が電気銃で撃つ。
チームでの戦いは初めてだったが、最近いつも一緒だった2人は息ぴったりでモンスターを倒していった。
「ゴリラ達も私たちのコンビネーションの前では無力ですね!」
すっかりいつも以上に饒舌な花子。配信は恥ずかしいと言っていたのが嘘のようだ。
いよいよボスステージに辿り着く。
花子にとっては初めてのボス戦だ。
「ボス戦ですね……私、うまくやれますかね……?」
さすがにボス戦を前に緊張している様子の花子。
「大丈夫! 今までの戦い方で勝てるさ!」
アキラは花子に親指を立てる。
コンビでの戦いは初めてで、アキラもいつも以上に気分がハイになっていた。
「アキラさん……」
いつも頼りないアキラだが、この時ばかりは少しキュンとした花子であった。
そんな2人を見て、コメント欄は少々荒れていた。
◆コメント欄◆
【名無し おいおい、なにイチャついてんだよ?】
【名無し あーこれは付き合ってるわ】
【名無し は? 嘘だろ花子……?】
【名無し こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった】
熱狂的な花子ファンのコメントを見て、『気をつけなければ……』と思った2人だった。
ボスが姿を現す。
さすがボスゴリラ、筋肉モリモリのモンスターだ。
アキラは剣で突き刺そうとするが、今までのゴリラとは違いなかなか攻撃が当たらない。
ボスゴリラの速いパンチをさばききれず、アキラは腹を殴られる。
「ぐはぁっ!」
アキラは激痛に転げ回る。
ボスゴリラは倒れるアキラを踏みつぶそうと駆け寄る。
◆コメント欄◆
【名無し あー逝ったわ……】
【名無し アキラ……香典です★チップ100円】
【名無し うわぁ……やば……】
コメント欄もアキラを心配? する。
「きゃーっ! アキラさん!」
そんな中、花子は無我夢中で電気銃を撃ちまくる。
一発の電気の弾丸が奇跡的にボスゴリラに命中する。
痺れて動けないボスゴリラ。
花子はその間にアキラに近づく。
「アキラさん! 大丈夫ですか!?」
心配そうに顔を覗き込む花子。
「うぅ……強烈な一撃だったよ……」
苦しそうなアキラ。黒のヘルメットで防御力が上がってなければ危なかっただろう。
「よかった! はやくポーション飲んでください!」
「う……ちょ、ちょっと! そんな一気飲み……うぅっ!」
花子は悶えるアキラにポーションをがぶ飲みさせる。
「ゴクリ……ふぅ……生き返ったぜ!」
◆コメント欄◆
【名無し アキラ! 生きてたか!】
【名無し やっぱポーションすげぇな!】
今回ばかりは本当にポーションの良い宣伝になったはずだ。
アキラは前に立ち、剣でモンスターと戦う。
そして隙を見て花子が電気銃で撃つ。
チームでの戦いは初めてだったが、最近いつも一緒だった2人は息ぴったりでモンスターを倒していった。
「ゴリラ達も私たちのコンビネーションの前では無力ですね!」
すっかりいつも以上に饒舌な花子。配信は恥ずかしいと言っていたのが嘘のようだ。
いよいよボスステージに辿り着く。
花子にとっては初めてのボス戦だ。
「ボス戦ですね……私、うまくやれますかね……?」
さすがにボス戦を前に緊張している様子の花子。
「大丈夫! 今までの戦い方で勝てるさ!」
アキラは花子に親指を立てる。
コンビでの戦いは初めてで、アキラもいつも以上に気分がハイになっていた。
「アキラさん……」
いつも頼りないアキラだが、この時ばかりは少しキュンとした花子であった。
そんな2人を見て、コメント欄は少々荒れていた。
◆コメント欄◆
【名無し おいおい、なにイチャついてんだよ?】
【名無し あーこれは付き合ってるわ】
【名無し は? 嘘だろ花子……?】
【名無し こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった】
熱狂的な花子ファンのコメントを見て、『気をつけなければ……』と思った2人だった。
ボスが姿を現す。
さすがボスゴリラ、筋肉モリモリのモンスターだ。
アキラは剣で突き刺そうとするが、今までのゴリラとは違いなかなか攻撃が当たらない。
ボスゴリラの速いパンチをさばききれず、アキラは腹を殴られる。
「ぐはぁっ!」
アキラは激痛に転げ回る。
ボスゴリラは倒れるアキラを踏みつぶそうと駆け寄る。
◆コメント欄◆
【名無し あー逝ったわ……】
【名無し アキラ……香典です★チップ100円】
【名無し うわぁ……やば……】
コメント欄もアキラを心配? する。
「きゃーっ! アキラさん!」
そんな中、花子は無我夢中で電気銃を撃ちまくる。
一発の電気の弾丸が奇跡的にボスゴリラに命中する。
痺れて動けないボスゴリラ。
花子はその間にアキラに近づく。
「アキラさん! 大丈夫ですか!?」
心配そうに顔を覗き込む花子。
「うぅ……強烈な一撃だったよ……」
苦しそうなアキラ。黒のヘルメットで防御力が上がってなければ危なかっただろう。
「よかった! はやくポーション飲んでください!」
「う……ちょ、ちょっと! そんな一気飲み……うぅっ!」
花子は悶えるアキラにポーションをがぶ飲みさせる。
「ゴクリ……ふぅ……生き返ったぜ!」
◆コメント欄◆
【名無し アキラ! 生きてたか!】
【名無し やっぱポーションすげぇな!】
今回ばかりは本当にポーションの良い宣伝になったはずだ。
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