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アキラの部屋に戻ってくるとカブトムシは指輪に戻っていった。
召喚獣は異世界であるダンジョン内でしか活動できないようだ。
「召喚獣もモンスターと同じで人間界には来れないんだね」
「そうみたいですね。まあ召喚獣のドラゴンをこの世界で召喚できたらヤバいですしね……」
「確かに……そうだ! 花子さんも配信者やるって話……本当にやってみない?
花子さんの人気なら2人で配信すればもっと人気出ると思うんだ!」
「うーん……配信者ですか。ちょっと恥ずかしいんですよね……人前にでるのは」
「……そうかな? 前に花子さんがチラッと映った騒動の時なんか、まんざらでもなさそうだったけど?」
「う、うるさいですよ!」
赤面する花子。コメント欄での『可愛い』連呼は快感だったことを思い出す。
「ほら、女性配信者ってすごい人気あるからさ! 最近だと『まどかチャンネル』とか!」
「あー、『まどかチャンネル』ですか。アキラさんもファンって言ってましたね」
「そうそう!顔出しはしてないんだけど、なかなかいい戦いっぷりでね!」
『まどかチャンネル』の良さを熱弁するまどかオタクのアキラ。
「うーん……私が配信者か……。でもアキラさん、大きな問題がありますよ?」
「ん?」
「言いにくいんですが……私が配信者をしたらアキラさんより私の方が人気になっちゃうような気が……」
「ううっ……確かに……」
「私が『アキラちゃんねる』に出るともう『花子ちゃんねる』になる日も近いような……」
「だ、大丈夫だよ! 多分……」
花子人気は使いたい。しかし、自分のチャンネルで人気で負けるのは複雑だ……
「でも無理ですよぉ。私、モンスターとの戦いなんてできませんよ……」
「そっか……運動音痴だったね……」
「はい……モンスターに近づくのも怖いですよ……。離れて戦える武器でもあればいいですけど。
あっ! そういえば、武器メーカーから武器紹介の案件が来てましたね」
最近は『アキラちゃんねる』への企業案件も少しづつ増えてきた。
部屋に積まれた段ボールを花子がゴソゴソと漁る。
武器メーカーから送られてきた箱を開く。
「これは……鉄砲!?」
出てきた武器はギラギラ輝くゴツイ銃だった。
「かっこいいな! なんだろうダイヤルみたいなのが付いてるけど?」
「ちょっと! 分からないなら触らないでください!」
花子は銃の説明書を読む。彼女は分からないモノはしっかりと説明書を読むしっかり者タイプだった。
「えーっと、『電気銃』というみたいですね。ダイヤルを回して電力を調整して……」
花子は電気銃をいじる。
「なるほど……アキラさん、弱く撃つんで部屋の壁に撃ってみても良いですかね?」
「えぇーっ? ま、まあ軽くなら……本当に軽くだよ?」
花子はアキラの部屋の壁に電気銃を向ける。
『バンッ!』
電気銃から電気の弾丸が撃たれる。
部屋の壁には豆粒ほどの大きさの焦げが……
「わぁー! 焦げっちゃったじゃないか!」
「ご、ごめんなさい……でも、すごいですねコレ。一番弱い力でも結構威力ありそうですよ!?
これなら私でも使えますかね……?」
「あ! これを使えば花子さんでもモンスターを倒せるんじゃ!?」
「失礼な言い方ですね……でも気に入りましたよ! よし、私も配信者になりますよ!
私のルックスをもってすれば『花子ちゃんねる』はあっという間に人気チャンネルになりますね!」
「……そこは『アキラちゃんねる』で活動頼むよ……」
電気銃を手に入れた花子はプロデューサーだけでなく、配信者としての活動を決めた。
「でも! 恥ずかしいんでマスクだけしますからね!」
召喚獣は異世界であるダンジョン内でしか活動できないようだ。
「召喚獣もモンスターと同じで人間界には来れないんだね」
「そうみたいですね。まあ召喚獣のドラゴンをこの世界で召喚できたらヤバいですしね……」
「確かに……そうだ! 花子さんも配信者やるって話……本当にやってみない?
花子さんの人気なら2人で配信すればもっと人気出ると思うんだ!」
「うーん……配信者ですか。ちょっと恥ずかしいんですよね……人前にでるのは」
「……そうかな? 前に花子さんがチラッと映った騒動の時なんか、まんざらでもなさそうだったけど?」
「う、うるさいですよ!」
赤面する花子。コメント欄での『可愛い』連呼は快感だったことを思い出す。
「ほら、女性配信者ってすごい人気あるからさ! 最近だと『まどかチャンネル』とか!」
「あー、『まどかチャンネル』ですか。アキラさんもファンって言ってましたね」
「そうそう!顔出しはしてないんだけど、なかなかいい戦いっぷりでね!」
『まどかチャンネル』の良さを熱弁するまどかオタクのアキラ。
「うーん……私が配信者か……。でもアキラさん、大きな問題がありますよ?」
「ん?」
「言いにくいんですが……私が配信者をしたらアキラさんより私の方が人気になっちゃうような気が……」
「ううっ……確かに……」
「私が『アキラちゃんねる』に出るともう『花子ちゃんねる』になる日も近いような……」
「だ、大丈夫だよ! 多分……」
花子人気は使いたい。しかし、自分のチャンネルで人気で負けるのは複雑だ……
「でも無理ですよぉ。私、モンスターとの戦いなんてできませんよ……」
「そっか……運動音痴だったね……」
「はい……モンスターに近づくのも怖いですよ……。離れて戦える武器でもあればいいですけど。
あっ! そういえば、武器メーカーから武器紹介の案件が来てましたね」
最近は『アキラちゃんねる』への企業案件も少しづつ増えてきた。
部屋に積まれた段ボールを花子がゴソゴソと漁る。
武器メーカーから送られてきた箱を開く。
「これは……鉄砲!?」
出てきた武器はギラギラ輝くゴツイ銃だった。
「かっこいいな! なんだろうダイヤルみたいなのが付いてるけど?」
「ちょっと! 分からないなら触らないでください!」
花子は銃の説明書を読む。彼女は分からないモノはしっかりと説明書を読むしっかり者タイプだった。
「えーっと、『電気銃』というみたいですね。ダイヤルを回して電力を調整して……」
花子は電気銃をいじる。
「なるほど……アキラさん、弱く撃つんで部屋の壁に撃ってみても良いですかね?」
「えぇーっ? ま、まあ軽くなら……本当に軽くだよ?」
花子はアキラの部屋の壁に電気銃を向ける。
『バンッ!』
電気銃から電気の弾丸が撃たれる。
部屋の壁には豆粒ほどの大きさの焦げが……
「わぁー! 焦げっちゃったじゃないか!」
「ご、ごめんなさい……でも、すごいですねコレ。一番弱い力でも結構威力ありそうですよ!?
これなら私でも使えますかね……?」
「あ! これを使えば花子さんでもモンスターを倒せるんじゃ!?」
「失礼な言い方ですね……でも気に入りましたよ! よし、私も配信者になりますよ!
私のルックスをもってすれば『花子ちゃんねる』はあっという間に人気チャンネルになりますね!」
「……そこは『アキラちゃんねる』で活動頼むよ……」
電気銃を手に入れた花子はプロデューサーだけでなく、配信者としての活動を決めた。
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