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1. 棺桶姫は墓場に住んでいる
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王様は困っている。
一粒種の姫が、なんというか悪魔っぽいというか魔獣というか、体中に黒い毛が生えて野獣風味なのだ。
それは確かに、子供が生まれなかったから「悪魔でも良いから子供が欲しい」と天に向かって訴えた事はある。が、いくら何でも本当に生まれて来た子供が本当に悪魔っぽくなってしまうと、困るし悲しい。
目に入れても痛くないぐらいに愛しているが、なんだか超怪力で、毛むくじゃらで、ガウガウと吠えるお姫さまは悲しい。
ちなみに姫を産むために王妃様が産後の肥立ちが悪くて死んでしまったのも、また悲しい。
「がうがう、お父様、私のお墓を作ってください、そこで棺桶に入って寝ます。がうがう」
「何でよっ!」
「何ででもです、ガウガウ。あと兵士を六人寝所の警護に付けてください。ガウガウ」
姫は言い出したら聞かない。愛があふれる王様としては、たとえ醜くても綺麗なドレスとか着せて、天蓋ベットでヌイグルミ遊びとかして欲しいのだが、彼女は墓で寝たいと言って聞かない。
しかたがないので、城の墓地に廟を立て、棺桶に絹や羅紗で綺麗に内張をして通気も良い物を作り、ぬいぐるみを入れてみると、姫は、ことのほか上機嫌であった。
兵士を六人も歩哨に付けて、なにか性的な間違いとか起こらないかなあ、と王様は思ったのだが、まだまだ子供だしと思い返し、選りすぐりの歩兵を六人付けた。
六人の兵士は、夜があけると、全員首の骨を折られて死んでいた。
なんで、兵士なんで? と王様は思ったが、姫がドヤ顔で棺桶から出てきて、だれが凶行におよんだか理解した。
「だ、だめじゃないか、そんな事をしては」
「お父様、毎日六人、兵隊を付けてください、がうがう」
と言って、姫はにっこりと笑う。
その笑顔に王様は何とも言えない悲しさを感じ、しかたがないと、役立たずの兵を使ったり、牢獄から出した罪人を兵隊にしたりした。
二年の歳月が過ぎ、姫の廟の周りは兵のお墓でいっぱいになり、もう誰も兵にはなりたがらず、どうしようもなくなったときに、貧しい兵士のフェルナンドが歩哨についた。
夜、フェルナンドが廟へと入ると、棺桶の上で姫がこちらを見ながら、にたりにたりと笑っていた。
「今日は、あなた一人なの? がうがう」
「もう、兵隊になりたいって人が居なくなりましたので、俺一人です」
「お父様に抗議しなくっちゃ、私は毎日六人の兵隊が欲しいのです、がうがう」
「今日からは俺一人で十分です」
「あら、そうなの、あなたは自信家なのね? がうがう」
くすくすと笑うと、姫は棺桶に潜り込んだ。
ふう、と上を見上げてフェルナンドは息を吐いた。
廟の中は酷いありさまだ、さすがに死骸は転がっては居ないが、壁のあちこちに血痕が付き、折れ曲がったり錆びついた武器や盾、鎧兜等が転がっていた。
フェルナンドは箒を取り、ちり取りを使って廟の中を綺麗に掃除していく。
掃除を済ませた彼は、生真面目な姿勢で廟の戸口に向かい、槍を立て、警備をする。
キイと音を立てて棺桶が開いたのは、真夜中過ぎであった。
姫はぎらぎらと光る目でフェルナンドを見つめ、嗤う。
フェルナンドは槍を手放し、盾を壁に立てかけた。
「?」
いぶかしげに目を細める姫の前で、フェルナンドは兜を脱ぎ、甲冑を脱ぐ。
「ひと思いに殺して欲しいの? がうがう」
「ちがいます」
「へんたい? がうがう」
「ちがいます」
彼は、裸の上半身に油を塗り、塩を塗り込んだ。
「私が、姫のお相手をしましょう」
「がうがう?」
「かかってきなさい、棺桶姫」
フェルナンドは太く笑い、四指を立て、くいくいと姫を誘う。
姫は天を仰ぎ、きゃーははは、と甲高い笑いを放ち、背を丸めて、フェルナンドに襲いかかった。
獣のような素早さで姫は体重を乗せた拳を放つ、フェルナンドは二の腕でそれを払い、姫の襟首を掴んで廟の隅に投げ飛ばした。
姫は壁を足で蹴ってくるりと着地した。
「やるわね。がうがう。素敵よあなた。がうがう」
拳を軽く握って半身で構えたフェルナンドの体はつやつやと蝋燭の光を反射させて、とてもたくましく美しい。
姫は背中を丸め、姿勢を低くして、うっとりとした視線で彼を見上げた。
それは、何の技術も無い、荒々しい拳。
姫の戦い方は、だれに教わるでもなく、野生の本能に命じられるままの動きだ。
だが、その稚拙な拳にあたれば、レンガは砕け、盾は割れる。
虎が強いのは努力をしたからではない、ただ単に強いのだ。
同じ事が棺桶姫にも言える。
殺戮をしたいから、王にねだり、毎日六人の兵士を殺めてきた。
だいたいの兵士は、なんの抵抗もできずに死んだ。
武芸の技を持つ兵士も居たが、半時と持たずに姫の豪腕と底知れぬ体力の前に沈み、首を折られた。
その、野生の連撃をフェルナンドは危うげ無く捌き、いなし、避けている。
すさまじいばかりに練り上げた武道の腕だ。
「あは、あはははははっ!」
姫は高揚した。
なんという事だろうか。
なぜ、このものは、私の前から首を折られて居なくならないのだろうか。
楽しい。
楽しい。
全力で行ける。
自分の限界までの動きを試せる。
ああ、なんということだろうか。
気を抜くと、蹴りが来て、鞠のように飛ばされてしまう。
常人なら胴を蹴り破られる程の威力が、手加減なしに打ち込まれる。
掴んで、肉をちぎろうにも、その鍛え上げられた肉体に塗られた油で滑る。
ああ、なんだろうこれ、なんだろう、見た事も無い漢、見た事も無い技。
頬をガンガンと殴られて、一瞬意識が暗くなり、そのまま倒れるように前進して、足をねらうも、避けられ、払われ、膝が吸い込まれるように顎を撃つ。
ちらちらと目の前に火花が散って、とても綺麗。
彼は超人ではない、と姫は思う。
膂力も、速度も、人の範囲だ。
でも、捕まえられない。
悪魔の力を得て、人の何倍もの速度で、何倍もの力を持つ自分が、捕まえる事が出来ない。
「ふふ、くふっ、あはははっ」
笑う、笑う。
胸が爽快になる。
ああ、体を動かすのは、こんなに気持ちが良いのか。
楽しい。楽しい。
ああ、終わるな、私の手に捕まるな、フェルナンド、何時までも何時までも、おまえとこうして殴り合って、蹴り合って、殺し合って居たい。
姫は歓喜に体を埋めながら、げらげらと笑い、そして戦う。戦う。
フェルナンドは疲れを知らない。
いつまで経っても疲労の色は見えない、技も機械のように正確さを失わない。
獰猛な姫の拳を、蹴りを、爪を、弾いて、逸らして、賺して、そして、襟首を掴み、投げる。蹴る、殴る。
本気だ。
本気の戦いだ。
と、姫はそう思う。
ああ、楽しい、楽しい。
このまま死んでしまえれば良いのに。
このまま、永遠に立って殴り合って居られれば良いのに。
二人の汗が混じり合い、熱が廟の空気を暖め。
恐ろしい速度で、二人は戦いあう。
ふ、と、姫の動きが鈍る。
廟に小さく開けた窓から光りが一筋差し込んでくる。
ああ。
と、姫はため息をつく。
楽しい時間も、もう終わりだ。
「良く我と朝がくるまで戦った。お前の勝ちだフェルナンド、がうがう」
「はて、何をおっしゃっているのかわかりかねますね」
「朝が来ては、魔の力は霧散する、私はもう、動けなくなる。首を撥ねよ、がうがう」
そう言うと、姫は崩れ落ち、床の上で眠り込んだ。
フェルナンドは優しく姫を抱き上げると、衣服の乱れを正してやり、慎重な手つきで、彼女を、その寝所、棺の中へと収め、蓋を静かに閉めた。
「お休みなさい、愛しき姫よ、また夜にお会いしましょう」
フェルナンドは、廟を出て、兵士小屋に入り、粗末な寝台に横たわって寝た。
一粒種の姫が、なんというか悪魔っぽいというか魔獣というか、体中に黒い毛が生えて野獣風味なのだ。
それは確かに、子供が生まれなかったから「悪魔でも良いから子供が欲しい」と天に向かって訴えた事はある。が、いくら何でも本当に生まれて来た子供が本当に悪魔っぽくなってしまうと、困るし悲しい。
目に入れても痛くないぐらいに愛しているが、なんだか超怪力で、毛むくじゃらで、ガウガウと吠えるお姫さまは悲しい。
ちなみに姫を産むために王妃様が産後の肥立ちが悪くて死んでしまったのも、また悲しい。
「がうがう、お父様、私のお墓を作ってください、そこで棺桶に入って寝ます。がうがう」
「何でよっ!」
「何ででもです、ガウガウ。あと兵士を六人寝所の警護に付けてください。ガウガウ」
姫は言い出したら聞かない。愛があふれる王様としては、たとえ醜くても綺麗なドレスとか着せて、天蓋ベットでヌイグルミ遊びとかして欲しいのだが、彼女は墓で寝たいと言って聞かない。
しかたがないので、城の墓地に廟を立て、棺桶に絹や羅紗で綺麗に内張をして通気も良い物を作り、ぬいぐるみを入れてみると、姫は、ことのほか上機嫌であった。
兵士を六人も歩哨に付けて、なにか性的な間違いとか起こらないかなあ、と王様は思ったのだが、まだまだ子供だしと思い返し、選りすぐりの歩兵を六人付けた。
六人の兵士は、夜があけると、全員首の骨を折られて死んでいた。
なんで、兵士なんで? と王様は思ったが、姫がドヤ顔で棺桶から出てきて、だれが凶行におよんだか理解した。
「だ、だめじゃないか、そんな事をしては」
「お父様、毎日六人、兵隊を付けてください、がうがう」
と言って、姫はにっこりと笑う。
その笑顔に王様は何とも言えない悲しさを感じ、しかたがないと、役立たずの兵を使ったり、牢獄から出した罪人を兵隊にしたりした。
二年の歳月が過ぎ、姫の廟の周りは兵のお墓でいっぱいになり、もう誰も兵にはなりたがらず、どうしようもなくなったときに、貧しい兵士のフェルナンドが歩哨についた。
夜、フェルナンドが廟へと入ると、棺桶の上で姫がこちらを見ながら、にたりにたりと笑っていた。
「今日は、あなた一人なの? がうがう」
「もう、兵隊になりたいって人が居なくなりましたので、俺一人です」
「お父様に抗議しなくっちゃ、私は毎日六人の兵隊が欲しいのです、がうがう」
「今日からは俺一人で十分です」
「あら、そうなの、あなたは自信家なのね? がうがう」
くすくすと笑うと、姫は棺桶に潜り込んだ。
ふう、と上を見上げてフェルナンドは息を吐いた。
廟の中は酷いありさまだ、さすがに死骸は転がっては居ないが、壁のあちこちに血痕が付き、折れ曲がったり錆びついた武器や盾、鎧兜等が転がっていた。
フェルナンドは箒を取り、ちり取りを使って廟の中を綺麗に掃除していく。
掃除を済ませた彼は、生真面目な姿勢で廟の戸口に向かい、槍を立て、警備をする。
キイと音を立てて棺桶が開いたのは、真夜中過ぎであった。
姫はぎらぎらと光る目でフェルナンドを見つめ、嗤う。
フェルナンドは槍を手放し、盾を壁に立てかけた。
「?」
いぶかしげに目を細める姫の前で、フェルナンドは兜を脱ぎ、甲冑を脱ぐ。
「ひと思いに殺して欲しいの? がうがう」
「ちがいます」
「へんたい? がうがう」
「ちがいます」
彼は、裸の上半身に油を塗り、塩を塗り込んだ。
「私が、姫のお相手をしましょう」
「がうがう?」
「かかってきなさい、棺桶姫」
フェルナンドは太く笑い、四指を立て、くいくいと姫を誘う。
姫は天を仰ぎ、きゃーははは、と甲高い笑いを放ち、背を丸めて、フェルナンドに襲いかかった。
獣のような素早さで姫は体重を乗せた拳を放つ、フェルナンドは二の腕でそれを払い、姫の襟首を掴んで廟の隅に投げ飛ばした。
姫は壁を足で蹴ってくるりと着地した。
「やるわね。がうがう。素敵よあなた。がうがう」
拳を軽く握って半身で構えたフェルナンドの体はつやつやと蝋燭の光を反射させて、とてもたくましく美しい。
姫は背中を丸め、姿勢を低くして、うっとりとした視線で彼を見上げた。
それは、何の技術も無い、荒々しい拳。
姫の戦い方は、だれに教わるでもなく、野生の本能に命じられるままの動きだ。
だが、その稚拙な拳にあたれば、レンガは砕け、盾は割れる。
虎が強いのは努力をしたからではない、ただ単に強いのだ。
同じ事が棺桶姫にも言える。
殺戮をしたいから、王にねだり、毎日六人の兵士を殺めてきた。
だいたいの兵士は、なんの抵抗もできずに死んだ。
武芸の技を持つ兵士も居たが、半時と持たずに姫の豪腕と底知れぬ体力の前に沈み、首を折られた。
その、野生の連撃をフェルナンドは危うげ無く捌き、いなし、避けている。
すさまじいばかりに練り上げた武道の腕だ。
「あは、あはははははっ!」
姫は高揚した。
なんという事だろうか。
なぜ、このものは、私の前から首を折られて居なくならないのだろうか。
楽しい。
楽しい。
全力で行ける。
自分の限界までの動きを試せる。
ああ、なんということだろうか。
気を抜くと、蹴りが来て、鞠のように飛ばされてしまう。
常人なら胴を蹴り破られる程の威力が、手加減なしに打ち込まれる。
掴んで、肉をちぎろうにも、その鍛え上げられた肉体に塗られた油で滑る。
ああ、なんだろうこれ、なんだろう、見た事も無い漢、見た事も無い技。
頬をガンガンと殴られて、一瞬意識が暗くなり、そのまま倒れるように前進して、足をねらうも、避けられ、払われ、膝が吸い込まれるように顎を撃つ。
ちらちらと目の前に火花が散って、とても綺麗。
彼は超人ではない、と姫は思う。
膂力も、速度も、人の範囲だ。
でも、捕まえられない。
悪魔の力を得て、人の何倍もの速度で、何倍もの力を持つ自分が、捕まえる事が出来ない。
「ふふ、くふっ、あはははっ」
笑う、笑う。
胸が爽快になる。
ああ、体を動かすのは、こんなに気持ちが良いのか。
楽しい。楽しい。
ああ、終わるな、私の手に捕まるな、フェルナンド、何時までも何時までも、おまえとこうして殴り合って、蹴り合って、殺し合って居たい。
姫は歓喜に体を埋めながら、げらげらと笑い、そして戦う。戦う。
フェルナンドは疲れを知らない。
いつまで経っても疲労の色は見えない、技も機械のように正確さを失わない。
獰猛な姫の拳を、蹴りを、爪を、弾いて、逸らして、賺して、そして、襟首を掴み、投げる。蹴る、殴る。
本気だ。
本気の戦いだ。
と、姫はそう思う。
ああ、楽しい、楽しい。
このまま死んでしまえれば良いのに。
このまま、永遠に立って殴り合って居られれば良いのに。
二人の汗が混じり合い、熱が廟の空気を暖め。
恐ろしい速度で、二人は戦いあう。
ふ、と、姫の動きが鈍る。
廟に小さく開けた窓から光りが一筋差し込んでくる。
ああ。
と、姫はため息をつく。
楽しい時間も、もう終わりだ。
「良く我と朝がくるまで戦った。お前の勝ちだフェルナンド、がうがう」
「はて、何をおっしゃっているのかわかりかねますね」
「朝が来ては、魔の力は霧散する、私はもう、動けなくなる。首を撥ねよ、がうがう」
そう言うと、姫は崩れ落ち、床の上で眠り込んだ。
フェルナンドは優しく姫を抱き上げると、衣服の乱れを正してやり、慎重な手つきで、彼女を、その寝所、棺の中へと収め、蓋を静かに閉めた。
「お休みなさい、愛しき姫よ、また夜にお会いしましょう」
フェルナンドは、廟を出て、兵士小屋に入り、粗末な寝台に横たわって寝た。
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