38 / 38
三十八、魔女の真実
しおりを挟む
これは愚かな人魚の独り言。
人を愛することも、永遠を失うことの意味も、何一つ正しく理解していなかった私の秘め事。誰にも明かすつもりのない心。
愚かな女の話でも良いとおっしゃって下さるのなら、ぜひ聞いていってくださいな。
私には愛する人がいた。その人のためなら何を失っても構わないと本気で思えるほど、大切な人が。
私は反対する周囲を押し切って人間になり、彼と結婚をしたわ。
やがて愛した人との間に子どもが生まれて、私に似ていると言われた時は天にも昇る心地だった。
けれどある時、それは私の身勝手かもしれないと思ってしまったの。
きっかけは……さあ、なんだったかしら。他愛のない会話の、なんでもない一言だったかもしれないわ。
けれど私はふと、考えてしまったの。
あの人が愛してくれたのは人魚の私かもしれない――
愛していると言ってくれた。美しいと言ってくれた。それは老いることのない身体を持っていた私なのではない? 人とは違うところが良かったのではないかしら……。
今の私はあなたの瞳にどう映っているの?
それからは鏡を覗くことが怖かった。
もしも映っているのが老いた自分だったらと思うと、想像しただけで怖ろしかった。今日は良かったとしても明日は? その次の日はどうなるの?
不安におびえる私のそばではあの子が泣いている。
私の大切な子よ。子どもの成長は早いのね。生まれたばかりの頃は泣くことしか出来なかったのというのに、みるみる成長していくの。
その過程が嬉しくもあり、同時に人の生きる時間には限りがあることを思い知らされたわ。
私は何もわかっていなかったのね。永遠を手放すことの意味を……。
いつしか愛していると言ってくれた人の目を、まっすぐに見ることが出来なくなっていた。愛していたはずの我が子に触れることにさえ、躊躇いが生まれていた。
あの子が三歳になった頃、私は二人を置き去りに姿を消したわ。ええ、逃げたのよ。老いていく自分の姿を見られたくなかったの。
幻滅されることが怖かった。この以上長く留まっていたら、愛しているはずの我が子さえ恨んでしまいそうで、自分が怖ろしかったわ。
幾年かの時が経った頃、人の世界に居場所を失った私は数年ぶりに海の国に戻ったわ。そこでも誰かの視線に晒されることは怖かったけれどね。女神様を裏切ってまで愛を選んでおきながら、みっともなく逃げ帰った姿を晒せるはずがないでしょう?
私は海深くの住みかに移ったわ。誰にも見つからないように、たとえ見つかったとしても闇に姿を隠せるようにね。
いつしか私は人魚たちから海の魔女と呼ばれるようになっていた。
獰猛な生き物を従え、怪しげな薬を作っているんですって。そんな噂が回り巡って私の耳にまで届くのは早かったわ。間違ってもいないし、特に訂正することもないでしょう。
それでいい。みんな私を怖れて近寄らないで。私は誰にもこの姿を見られたくないのよ!
それからの私は薬の研究に没頭していたわね。いつからか、人間の町にも赴くようになったわ。
薬を作ろうとしてもね、どうしても海の世界では手に入らない材料があるのよ。薬の力に頼ればいつか本当の人魚に戻れるかもしれないと、そんな馬鹿げたことを考えていたの。
そして私は数年ぶりにあの子を見つけてしまった。
手放したはずの息子は随分と立派になっていて、私は思わず駆け寄りそうになったわ。とっさに衝動を殺して物陰に隠れたけれど、驚いた。私はまだあの子を愛していたのね。会いたいと望む心が残っていたことに安心したの。
それなのに合わせる顔がないというのはこのことね。いくら理由を重ねたとしても私が家族を捨てたという事実は変わらないのよ。今更何を言えたというのかしら……
町で話を聞くうちに、あの子がこの町を治めるようになったことを知った。あの子は私のことなんて覚えていないでしょうけれど、それからは顔を見られないようにローブで身体を覆ったわ。
またしばらく時が経って、今度はあの子が結婚したことを知った。
息子のお嫁さんですもの、どうしたって興味は尽きなかったわ。どんな人かと隠れて姿を見たけれど、なんてこと……あの人は駄目よ!
お相手は可愛いお嬢さんだった。息子の隣が良く似合う、金髪に青い瞳のね。
でもどうしてお嬢さんなの? どうして人魚を選んでしまったの!?
海の世界に暮らしていれば女神に愛されたという人魚姫の噂は耳に入るわ。海の王の愛娘、女神に愛された青い瞳。そんなお嬢さんが人間の生活に絶えられると思う?
あの子も私と同じ。すぐ嫌になってしまうに決まっているわ。そうしたらあの子は……また一人になってしまうのよ。
私には二人が幸せになる結末が見えなかった。
二人を酷い言葉で傷つけて悪者を演じたわ。息子を利用して、お嬢さんの真意を確かめようとした。
お嬢さんは、追って来たわね。私の予想より随分と早くて驚いたわ。
私がどれほど嬉しかったことか、お嬢さんにはわからないのでしょうね。
ええ、それでいいのよ。これが私が勝手にやったことですもの。むしろ憎んでくれていい。私はただ、あの子が幸せであればそれでいいの。
結局、弱かったのは私だけみたいね。
お嬢さん――エスティーナさんは強い人だった。エスティーナさんなら、最後まで息子の手を離さずにいてくれるでしょう。
見えなかったはずの未来を見せてくれてありがとう。私は遠く海の底から二人の幸せを祈っているわ。
さようなら。どうか、幸せにね……
人を愛することも、永遠を失うことの意味も、何一つ正しく理解していなかった私の秘め事。誰にも明かすつもりのない心。
愚かな女の話でも良いとおっしゃって下さるのなら、ぜひ聞いていってくださいな。
私には愛する人がいた。その人のためなら何を失っても構わないと本気で思えるほど、大切な人が。
私は反対する周囲を押し切って人間になり、彼と結婚をしたわ。
やがて愛した人との間に子どもが生まれて、私に似ていると言われた時は天にも昇る心地だった。
けれどある時、それは私の身勝手かもしれないと思ってしまったの。
きっかけは……さあ、なんだったかしら。他愛のない会話の、なんでもない一言だったかもしれないわ。
けれど私はふと、考えてしまったの。
あの人が愛してくれたのは人魚の私かもしれない――
愛していると言ってくれた。美しいと言ってくれた。それは老いることのない身体を持っていた私なのではない? 人とは違うところが良かったのではないかしら……。
今の私はあなたの瞳にどう映っているの?
それからは鏡を覗くことが怖かった。
もしも映っているのが老いた自分だったらと思うと、想像しただけで怖ろしかった。今日は良かったとしても明日は? その次の日はどうなるの?
不安におびえる私のそばではあの子が泣いている。
私の大切な子よ。子どもの成長は早いのね。生まれたばかりの頃は泣くことしか出来なかったのというのに、みるみる成長していくの。
その過程が嬉しくもあり、同時に人の生きる時間には限りがあることを思い知らされたわ。
私は何もわかっていなかったのね。永遠を手放すことの意味を……。
いつしか愛していると言ってくれた人の目を、まっすぐに見ることが出来なくなっていた。愛していたはずの我が子に触れることにさえ、躊躇いが生まれていた。
あの子が三歳になった頃、私は二人を置き去りに姿を消したわ。ええ、逃げたのよ。老いていく自分の姿を見られたくなかったの。
幻滅されることが怖かった。この以上長く留まっていたら、愛しているはずの我が子さえ恨んでしまいそうで、自分が怖ろしかったわ。
幾年かの時が経った頃、人の世界に居場所を失った私は数年ぶりに海の国に戻ったわ。そこでも誰かの視線に晒されることは怖かったけれどね。女神様を裏切ってまで愛を選んでおきながら、みっともなく逃げ帰った姿を晒せるはずがないでしょう?
私は海深くの住みかに移ったわ。誰にも見つからないように、たとえ見つかったとしても闇に姿を隠せるようにね。
いつしか私は人魚たちから海の魔女と呼ばれるようになっていた。
獰猛な生き物を従え、怪しげな薬を作っているんですって。そんな噂が回り巡って私の耳にまで届くのは早かったわ。間違ってもいないし、特に訂正することもないでしょう。
それでいい。みんな私を怖れて近寄らないで。私は誰にもこの姿を見られたくないのよ!
それからの私は薬の研究に没頭していたわね。いつからか、人間の町にも赴くようになったわ。
薬を作ろうとしてもね、どうしても海の世界では手に入らない材料があるのよ。薬の力に頼ればいつか本当の人魚に戻れるかもしれないと、そんな馬鹿げたことを考えていたの。
そして私は数年ぶりにあの子を見つけてしまった。
手放したはずの息子は随分と立派になっていて、私は思わず駆け寄りそうになったわ。とっさに衝動を殺して物陰に隠れたけれど、驚いた。私はまだあの子を愛していたのね。会いたいと望む心が残っていたことに安心したの。
それなのに合わせる顔がないというのはこのことね。いくら理由を重ねたとしても私が家族を捨てたという事実は変わらないのよ。今更何を言えたというのかしら……
町で話を聞くうちに、あの子がこの町を治めるようになったことを知った。あの子は私のことなんて覚えていないでしょうけれど、それからは顔を見られないようにローブで身体を覆ったわ。
またしばらく時が経って、今度はあの子が結婚したことを知った。
息子のお嫁さんですもの、どうしたって興味は尽きなかったわ。どんな人かと隠れて姿を見たけれど、なんてこと……あの人は駄目よ!
お相手は可愛いお嬢さんだった。息子の隣が良く似合う、金髪に青い瞳のね。
でもどうしてお嬢さんなの? どうして人魚を選んでしまったの!?
海の世界に暮らしていれば女神に愛されたという人魚姫の噂は耳に入るわ。海の王の愛娘、女神に愛された青い瞳。そんなお嬢さんが人間の生活に絶えられると思う?
あの子も私と同じ。すぐ嫌になってしまうに決まっているわ。そうしたらあの子は……また一人になってしまうのよ。
私には二人が幸せになる結末が見えなかった。
二人を酷い言葉で傷つけて悪者を演じたわ。息子を利用して、お嬢さんの真意を確かめようとした。
お嬢さんは、追って来たわね。私の予想より随分と早くて驚いたわ。
私がどれほど嬉しかったことか、お嬢さんにはわからないのでしょうね。
ええ、それでいいのよ。これが私が勝手にやったことですもの。むしろ憎んでくれていい。私はただ、あの子が幸せであればそれでいいの。
結局、弱かったのは私だけみたいね。
お嬢さん――エスティーナさんは強い人だった。エスティーナさんなら、最後まで息子の手を離さずにいてくれるでしょう。
見えなかったはずの未来を見せてくれてありがとう。私は遠く海の底から二人の幸せを祈っているわ。
さようなら。どうか、幸せにね……
0
お気に入りに追加
113
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
蔑ろにされた王妃と見限られた国王
奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
働かなくていいなんて最高!貴族夫人の自由気ままな生活
ゆる
恋愛
前世では、仕事に追われる日々を送り、恋愛とは無縁のまま亡くなった私。
「今度こそ、のんびり優雅に暮らしたい!」
そう願って転生した先は、なんと貴族令嬢!
そして迎えた結婚式――そこで前世の記憶が蘇る。
「ちょっと待って、前世で恋人もできなかった私が結婚!?!??」
しかも相手は名門貴族の旦那様。
「君は何もしなくていい。すべて自由に過ごせばいい」と言われ、夢の“働かなくていい貴族夫人ライフ”を満喫するつもりだったのに――。
◆メイドの待遇改善を提案したら、旦那様が即採用!
◆夫の仕事を手伝ったら、持ち前の簿記と珠算スキルで屋敷の経理が超効率化!
◆商人たちに簿記を教えていたら、商業界で話題になりギルドの顧問に!?
「あれ? なんで私、働いてるの!?!??」
そんな中、旦那様から突然の告白――
「実は、君を妻にしたのは政略結婚のためではない。ずっと、君を想い続けていた」
えっ、旦那様、まさかの溺愛系でした!?
「自由を与えることでそばにいてもらう」つもりだった旦那様と、
「働かない貴族夫人」になりたかったはずの私。
お互いの本当の気持ちに気づいたとき、
気づけば 最強夫婦 になっていました――!
のんびり暮らすつもりが、商業界のキーパーソンになってしまった貴族夫人の、成長と溺愛の物語!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
一番悪いのは誰
jun
恋愛
結婚式翌日から屋敷に帰れなかったファビオ。
ようやく帰れたのは三か月後。
愛する妻のローラにやっと会えると早る気持ちを抑えて家路を急いだ。
出迎えないローラを探そうとすると、執事が言った、
「ローラ様は先日亡くなられました」と。
何故ローラは死んだのは、帰れなかったファビオのせいなのか、それとも・・・
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
王子妃教育に疲れたので幼馴染の王子との婚約解消をしました
さこの
恋愛
新年のパーティーで婚約破棄?の話が出る。
王子妃教育にも疲れてきていたので、婚約の解消を望むミレイユ
頑張っていても落第令嬢と呼ばれるのにも疲れた。
ゆるい設定です
こわいかおの獣人騎士が、仕事大好きトリマーに秒で堕とされた結果
てへぺろ
恋愛
仕事大好きトリマーである黒木優子(クロキ)が召喚されたのは、毛並みの手入れが行き届いていない、犬系獣人たちの国だった。
とりあえず、護衛兼監視役として来たのは、ハスキー系獣人であるルーサー。不機嫌そうににらんでくるものの、ハスキー大好きなクロキにはそんなの関係なかった。
「とりあえずブラッシングさせてくれません?」
毎日、獣人たちのお手入れに精を出しては、ルーサーを(犬的に)愛でる日々。
そのうち、ルーサーはクロキを女性として意識するようになるものの、クロキは彼を犬としかみていなくて……。
※獣人のケモ度が高い世界での恋愛話ですが、ケモナー向けではないです。ズーフィリア向けでもないです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
んおおおお展開がめちゃんこ気になる!!!!!ゎ‹ゎ‹ゎ‹(๑´ㅂ`๑)ゎ‹ゎ‹ゎ占い師の女の人が海の魔女だったりして……(·∀·)ニヤ
質問よろしいですか( 'ω')/ ハイ!
いつでも人間になれたり人魚になれたりするのに、なぜ人間の寿命で主人公は死んでしまうのですか???教えて欲しいです!
読んで下さってありがとうございます!!
しかもこんなに嬉しい感想をいただけるなんて感激です。続きもお楽しみいただけましたら幸いです!
はい! では質問の答えですが、二つの種族はもとは同じであり、海と陸、どちらを選ぶかは個人の自由でした。
自由でありながらも海の女神は自分(海)を選んでほしかった。人間の姿をとる=自分(海)から離れるため、自分への裏切りだと女神は判断します。よって自分(女神)が与えた特別な力の最たるもの、寿命を取り上げてしまう……といった女神の意志が働いています。
ふむふむ、人魚さんたちは生き物というより精霊に近い存在なのかな。食べ物を必要とせず長い時を生きる。
これ、狩られた人魚の同胞さんたちまだ生きているのでは。
読んで下さってありがとうございます!!
この物語での人魚は、人とは違うという位置付けにありますので、精霊に近しい部分もあるかと思われます。気に掛けていただきました同胞たちにつきましても、引き続きお楽しみいただけましたら幸いです!