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五、交渉成立
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「お、お待ち下さい姫様! そのようなこと、許可出来るはずがありません!」
一拍置いた後、仲間たちは一斉に反対意見を口にする。けれど私の決意は変わらない。
「いいのよ」
「い、いいわけがありません! 私たちだけではございません。陛下や姉君、妹君も反対なさるに決まっています!」
「説得するわ。大丈夫、私粘り強いもの」
「そういう問題ではございません!」
私たちが口論しているのと同じように人間たちもまた揉めているようで、海は一瞬にして騒がしくなった。
「本気ですかラージェス様! 人魚を妻に迎えるなどと!」
まあ、そうなるわよね……。
どちらの側にしたって素直に喜べることとは思えない。私たちは人間になることに代償を伴い、彼らにしても王子の妻が人魚というのは体裁が悪いだろう。王子様にはもっと有益な結婚相手がいるはずだ。たとえば人間の国のお姫様とか。
「姫様! どうかお考えを改めて下さい!」
「どうして? 私の身一つで海の平和が守れるのならいいことしかないじゃない」
にっこりと微笑む私はすでに嬉しさが抑えきれていない。涙ぐむ仲間には大変申し訳ないのだけれど、本当に申し訳ないのだけれど……私には陸でごはんが待っている。
「王子様こそ私でよろしいの? 見てお分かりの通り、私、人魚ですわ」
実のところ人魚が人間になることは簡単だ。けれどとびきりの代償がつきまとうため、よほどのことが無い限り人になろうと考える者はいない。
「それがどうした。俺はお前がいいんだ」
「ならば私はラージェス様に嫁ぎましょう」
清々しいほどの肯定に釣られ、私もきっぱりと答えた。
「姫!?」
戸惑う仲間たちの声を聞きながら、私は旦那様となる人に告げる。
「美味しい物、たくさん食べさせて下さいね。旦那様」
私は抑えきれない喜びが表情に溢れ出るのを感じていたけれど、ラージェス様は驚いたという表情のまま固まっていた。
――て、ラージェス様が提案したんじゃないですか!
とはいえ私を取り囲む仲間たちも未だに考え直せと言い続けている。
「姫様! きちんと理解しておいでなのですか!? 人間になるということは……」
仲間たちにとってその先は口に出すことすら躊躇わせるらしい。私にとっては大きな問題ではないと思うのだが。
「覚悟は出来ているわ。人間の動向を監視する役目はどうしたって必要になるし、この交渉を提案したのは私よ。なら、私が陸に向かうのが筋というものでしょう?」
「なんと、なんとご立派な!」
さすがにそこまで褒められると裏がある身としては複雑だ。複雑なのは私だけではなくてラージェス様も同じようだけれど。
「その、言い出した俺が言うのもなんだが、本当にいいのか?」
「もちろんですわ」
やっと驚きから立ち直って下さったのですね。むしろ掌を返されてはたまりません! 私のごはんが逃げ――いいえ、なんでもないのよ。とにかく逃がしませんわ!
いずれにしろ、この場で全ての決定を下せというのには無理がある。私の立場にしろラージェス様の立場にしろ、しがらみは多い。
「先ほども申し上げた通り、この件に関してもですがまずはお互いに時間が必要ですわね。私は父や仲間たちを説得しなければいけません。ラージェス様こそ王子という話が本当なのでしたら同じことですわね。加えてこの状況、まずは安全にリヴェール国までお帰りになって下さい」
私は腕を上げ、彼らの背後を示す。
「そろそろ頃合いですわね」
振り返った彼らの視線の先、水平線の彷徨には一隻の船が見え始めている。
「あの船は?」
「迎えの船ですわ。助けならとっくに呼んでありますもの」
「は?」
「私、海で困っている人を放ってはおけないんです」
「なら交渉の話は!?」
「助けが来るまでの時間を有意義に使わせてもらったのです」
実のところ、私は彼らが港から出向する瞬間から目をつけていた。どうにか交渉できないかと機会を窺っていたのだが、まさか嵐に合うとはね……というわけである。
たとえ断られても彼らをこの島に放っておくつもりはなかった。そう告げるとラージェス様たちの緊張が解けたようだ。
「感謝する」
「感謝よりもこれからの行動に期待しますわ。私たちは誠意を見せましたもの。危険を承知で人間に話かけたのですから、次はラージェス様たちの番ですわ。きちんと約束は守ってもらいます」
「もちろんだ。ところでいつ嫁に来る?」
「そうですね……ラージェス様も大変でしょうけれど、実は私の方もこれから説得が大変なのです。ですから三日後ではどうでしょう?」
「いいぜ」
「こちらには時計なんて便利な物はないのですから、日の出の時間で我慢して下さいね。ラージェス様の国の、お城の見える砂浜を進むと洞窟があるはずです。そちらの入口に迎えを用意して下さいませ。服も用意していただけると助かりますわ」
「いいだろう。お前のために部屋と食事を用意して待とう」
なんて嬉しい回答だろう。こうして私は人間として生きることが決まったわけだけれど。
クールに、冷静に、落ち着いて。喜びを叫ぶにはまだ早い。幾度も言い聞かせる私は仲間たちにばれないよう、すでに心の中ではガッツポーズを作り拳を突き上げていた。少しだけ口元が緩むのは、もう仕方がない。
陸! 人間の生活! 私、ついにごはんが食べられちゃうの!? 妻といっても形だけ、人質のようなものでしょうし、三食寝床付きなんて願ってもない提案よ! やったわー!!
~☆~★~☆~★~☆~★~☆~
けれど気を抜いてはいられません!
ひとしきり喜びはしゃぎ、海の中を転げまわった私が言っても説得力がないかもしれないけれど……。
それから間もなくしてラージェス様たちは迎えの船に無事救出され、私は距離を保ちながらも彼らがリヴェール国の港に辿り着く様子を最後まで見届けた。港へと下り立つラージェス様は海を振り返り、遠くに姿を見せていた私に向けて大きく手を振ってくれた。きっとこの人が交わした約束を反故にすることはないと思う。
全てを見届けた私は急ぎ海の国へと戻った。先に戻っている仲間たちから例の件については国中に知れ渡っているはずだ。
「まずは国王陛下に納得してもらわないとね」
実の父親でもあるからこその最難関。説得のために提示した猶予は三日、しかもその内には別れを惜しむ時間も含まれているのだからぎりぎりだ。何故なら誰もが反対することは目に見えている。
「私、贅沢ね……」
反対してくれるのは私が愛されて育った証。生まれ変わって違う世界で生きることにはなってしまったけれど、今日まで私は幸せな日々を過ごしてきたのだ。
一拍置いた後、仲間たちは一斉に反対意見を口にする。けれど私の決意は変わらない。
「いいのよ」
「い、いいわけがありません! 私たちだけではございません。陛下や姉君、妹君も反対なさるに決まっています!」
「説得するわ。大丈夫、私粘り強いもの」
「そういう問題ではございません!」
私たちが口論しているのと同じように人間たちもまた揉めているようで、海は一瞬にして騒がしくなった。
「本気ですかラージェス様! 人魚を妻に迎えるなどと!」
まあ、そうなるわよね……。
どちらの側にしたって素直に喜べることとは思えない。私たちは人間になることに代償を伴い、彼らにしても王子の妻が人魚というのは体裁が悪いだろう。王子様にはもっと有益な結婚相手がいるはずだ。たとえば人間の国のお姫様とか。
「姫様! どうかお考えを改めて下さい!」
「どうして? 私の身一つで海の平和が守れるのならいいことしかないじゃない」
にっこりと微笑む私はすでに嬉しさが抑えきれていない。涙ぐむ仲間には大変申し訳ないのだけれど、本当に申し訳ないのだけれど……私には陸でごはんが待っている。
「王子様こそ私でよろしいの? 見てお分かりの通り、私、人魚ですわ」
実のところ人魚が人間になることは簡単だ。けれどとびきりの代償がつきまとうため、よほどのことが無い限り人になろうと考える者はいない。
「それがどうした。俺はお前がいいんだ」
「ならば私はラージェス様に嫁ぎましょう」
清々しいほどの肯定に釣られ、私もきっぱりと答えた。
「姫!?」
戸惑う仲間たちの声を聞きながら、私は旦那様となる人に告げる。
「美味しい物、たくさん食べさせて下さいね。旦那様」
私は抑えきれない喜びが表情に溢れ出るのを感じていたけれど、ラージェス様は驚いたという表情のまま固まっていた。
――て、ラージェス様が提案したんじゃないですか!
とはいえ私を取り囲む仲間たちも未だに考え直せと言い続けている。
「姫様! きちんと理解しておいでなのですか!? 人間になるということは……」
仲間たちにとってその先は口に出すことすら躊躇わせるらしい。私にとっては大きな問題ではないと思うのだが。
「覚悟は出来ているわ。人間の動向を監視する役目はどうしたって必要になるし、この交渉を提案したのは私よ。なら、私が陸に向かうのが筋というものでしょう?」
「なんと、なんとご立派な!」
さすがにそこまで褒められると裏がある身としては複雑だ。複雑なのは私だけではなくてラージェス様も同じようだけれど。
「その、言い出した俺が言うのもなんだが、本当にいいのか?」
「もちろんですわ」
やっと驚きから立ち直って下さったのですね。むしろ掌を返されてはたまりません! 私のごはんが逃げ――いいえ、なんでもないのよ。とにかく逃がしませんわ!
いずれにしろ、この場で全ての決定を下せというのには無理がある。私の立場にしろラージェス様の立場にしろ、しがらみは多い。
「先ほども申し上げた通り、この件に関してもですがまずはお互いに時間が必要ですわね。私は父や仲間たちを説得しなければいけません。ラージェス様こそ王子という話が本当なのでしたら同じことですわね。加えてこの状況、まずは安全にリヴェール国までお帰りになって下さい」
私は腕を上げ、彼らの背後を示す。
「そろそろ頃合いですわね」
振り返った彼らの視線の先、水平線の彷徨には一隻の船が見え始めている。
「あの船は?」
「迎えの船ですわ。助けならとっくに呼んでありますもの」
「は?」
「私、海で困っている人を放ってはおけないんです」
「なら交渉の話は!?」
「助けが来るまでの時間を有意義に使わせてもらったのです」
実のところ、私は彼らが港から出向する瞬間から目をつけていた。どうにか交渉できないかと機会を窺っていたのだが、まさか嵐に合うとはね……というわけである。
たとえ断られても彼らをこの島に放っておくつもりはなかった。そう告げるとラージェス様たちの緊張が解けたようだ。
「感謝する」
「感謝よりもこれからの行動に期待しますわ。私たちは誠意を見せましたもの。危険を承知で人間に話かけたのですから、次はラージェス様たちの番ですわ。きちんと約束は守ってもらいます」
「もちろんだ。ところでいつ嫁に来る?」
「そうですね……ラージェス様も大変でしょうけれど、実は私の方もこれから説得が大変なのです。ですから三日後ではどうでしょう?」
「いいぜ」
「こちらには時計なんて便利な物はないのですから、日の出の時間で我慢して下さいね。ラージェス様の国の、お城の見える砂浜を進むと洞窟があるはずです。そちらの入口に迎えを用意して下さいませ。服も用意していただけると助かりますわ」
「いいだろう。お前のために部屋と食事を用意して待とう」
なんて嬉しい回答だろう。こうして私は人間として生きることが決まったわけだけれど。
クールに、冷静に、落ち着いて。喜びを叫ぶにはまだ早い。幾度も言い聞かせる私は仲間たちにばれないよう、すでに心の中ではガッツポーズを作り拳を突き上げていた。少しだけ口元が緩むのは、もう仕方がない。
陸! 人間の生活! 私、ついにごはんが食べられちゃうの!? 妻といっても形だけ、人質のようなものでしょうし、三食寝床付きなんて願ってもない提案よ! やったわー!!
~☆~★~☆~★~☆~★~☆~
けれど気を抜いてはいられません!
ひとしきり喜びはしゃぎ、海の中を転げまわった私が言っても説得力がないかもしれないけれど……。
それから間もなくしてラージェス様たちは迎えの船に無事救出され、私は距離を保ちながらも彼らがリヴェール国の港に辿り着く様子を最後まで見届けた。港へと下り立つラージェス様は海を振り返り、遠くに姿を見せていた私に向けて大きく手を振ってくれた。きっとこの人が交わした約束を反故にすることはないと思う。
全てを見届けた私は急ぎ海の国へと戻った。先に戻っている仲間たちから例の件については国中に知れ渡っているはずだ。
「まずは国王陛下に納得してもらわないとね」
実の父親でもあるからこその最難関。説得のために提示した猶予は三日、しかもその内には別れを惜しむ時間も含まれているのだからぎりぎりだ。何故なら誰もが反対することは目に見えている。
「私、贅沢ね……」
反対してくれるのは私が愛されて育った証。生まれ変わって違う世界で生きることにはなってしまったけれど、今日まで私は幸せな日々を過ごしてきたのだ。
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