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ダイナミクス向けバー&カフェ【ガーデン】前
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一口にDomとSubのペアと言っても色々なペアがいる。
例えば王華学校ではDomは調教、飼育、奉仕、束縛、破壊の五種類に分けられSubはサポート、愛玩、隷属、犠牲、崇拝の五種類に分けられる。その時点で25通りのペアが出来る。
そしてDomが男Subが女、Domが女Subが男などの異性と男同士、女同士の四通り、更に一対一と多頭飼い、更にDom複数にSubが一人の場合、Domが複数にSubが複数の場合もある。
それだけではなく年齢差や個々のランク、パートナーとしてのそれぞれの関係性などあげて行けばきりがない。
更に目指す物や好みまで考慮するとDomとSubの関係に正解など存在しないと言っても過言ではない。
とはいえ、ダイナミクスについて学ぶことができる王華学校では一つ正解としている形がある。
【華は王の為に咲き乱れ、王は華を愛し守るただそれだけの為に存在せよ】つまり、華であるSubは王であるDomの為に生き、王であるDomは華であるSubを愛し守り抜く為に存在する。
これを教えられたDomの生徒達はSubを愛し守ることを心に刻み、なによりも大事な事だと思っている。
そんな王華学校の生徒達が利用するのは同じ王華学校の生徒達が経営する店や施設だ。
この世の中にはダイナミクス向けのサービスを行っている店や施設が沢山ある。それはダイナミクスを持たないUsualの人々による物か、ダイナミクスを持つ人々によるものかの二つのパターンがある。
その中でもマニアックな内容に対応した形と、ダイナミクスを持たない人々にも受け入れられるだろう形にわかれる。
大抵は両極端にわかれてしまうのだが、そのどちらも対応できるのが王華学校の関係者達の開く店や施設だ。
彰とミキのバー&カフェ【ガーデン】もその一つだ。
カラン、カラン! ドアについたベルが鳴り カフェ兼バー【ガーデン】はそんな多彩なお客様達を日々受け入れている。
「「いらっしゃいませ」」
「ごめん利佳!」
「悪かったって!」
怒りながら入ってきた一人の青年と何やら謝りながら入ってきたそっくりな見た目の男二人に、彰とミキは思わず顔を見合わせた。
「こんにちは、利佳さん。え・・・・・・っと待ち合わせですよね」
「ミキさんこんにちは、力也さん達来てます?」
「力也さんは来てますよ。白亜さんはまだ」
向こうにいると指さされ、青年利佳は後ろからついてくる二人を振り返らずに待ち合わせの相手の席へと向かった。
「「利佳」」
「帰りは自分で帰るから二人とも帰っていいよ」
構って欲しそうな二人をチラリと見ると利佳はにっこりと笑顔を浮べ、そう言い放つと待ち合わせの相手の席に向かって走って行ってしまった。
「「利佳~」」
残された二人は、力尽きたようにカウンターへ手をついた。
「一体、何があったんですか?」
「ちょっと怒らせちゃったって言うか・・・・・・」
「やり過ぎちゃったって言うか・・・・・・」
彰の問いかけに、二人は顔を見合わせ大きくため息をついた。
二人のご主人様を置いて、力也のところに来た利佳は待っていた力也を見ると悲しそうな声を上げた。
「よう、利佳」
「力也さん!」
「どうした?」
ワーッと泣きついてきた利佳の体を受け止めた力也は、驚いたように尋ねた。
「僕なんで二人も同時に選んじゃったんだろう!」
「え!?」
うまくいっていると聞いていた筈の利佳のその予想外の言葉に、これはただ事ではなさそうだと力也は驚き声を上げた。
「二人もいるから・・・・・・」
「落ち着け、一体どうしたんだ?」
「それが・・・・・・」
そう言って話し出した話しに、力也はなんとも言えない顔を浮べることになる。
利佳は力也がライブのダンスの時に連れて行ったSubの一人だ。Dom不信になっていたのだが、数多く集まっていた王華学校のDom達から声をかけられ、その仲でも双子を選んだ。
双子を選んだ理由は、Dom不信に陥っていた割に、寂しがり屋で構われることを求めていたかららしい。
最初から双子で声をかけてきた仲がいい二人は、二人で一人のSubでも喧嘩することなく、ベタベタと甘やかした。そこまではよかったのだ。
利佳が予想外だったのは、二人いるが故に、隙が全くないことだ。気づけば、両側を陣取られ、逃げ場を失っている。小柄な利佳は、両端から来ると逃げることもできず動く事もできない。
身の回りの事も二人は喜んでやり、食事も二人がかりで食べさせる。二人とも、とにかく構いたい性質らしく、全力で構い倒した。
幸せではあるが、あまりに際限がなく、利佳は流されるままになっていた、
その結果が、急激な体重増加と体型の変化だ。そう、利佳は所謂甘やかされ太りをしてしまい。お気に入りの服が入らなくなってしまったのだ。
「あの服気に入ってたのに!」
「あーあ」
涙を流す、利佳の体を抱きしめると確かに前回あったときには感じなかった。体の柔らかさに力也は苦笑した。
「全然入らないのか?」
「無理すれば入るかもしれないけど、破れそうなんです!」
「破れるのは困るな」
「はい」
服装にこだわりのない力也だが、その気に入っていたのに着用できなくなったのならば悲しいだろうと理解できる。
「二人はそれについてなんて?」
「謝ってくれたけど、また買えばいいって言うんです。にあうの買ってあげるからって」
双子達は、好きな服を買ってあげるから気にする必要はないと言ってくれたのだが、そもそもそういう問題ではないのだ。
それなのに、双子は利佳に着せる服を勝手に買ってきては、どんどん増やしていく。
無論、利佳もSubなのでご主人様であるDomに作り替えられていく感覚が嫌いではない。だが、それとこれとは別の話だ。いや、正直利佳もその服以外が入らなくなってもこれほど残念には思わない。
体型が変わってしまうのは気になるが。
「因みにどんな服なんだ?」
「ライブの時着ていた服です」
「あー」
耳打ちされたことでなにをこだわっているのか一気に理由がわかり力也は、こちらに必死に耳をそばだてている双子の方をチラリと見た。
一生懸命耳をそばだててはいるが、さすがに聞こえないのだろう。力也の反応からなにかを読み取ろうという視線を感じる。
(教えてやってもいいけど)
おそらく双子はなにが問題なのか全然わかってはいない。そもそも、体型の変化さえ気にしていない可能性がある。
無論、Subを自分好みにしたい欲求のあるDomならばそれを目的として、わざと食べさせている事が考えられるが、王華学校の生徒に限るとそれはない。
基本的に王華学校のDom達は、とりあえずSubを甘やかしたくてやっているに過ぎない。Subが喜ぶ物を与えて甘やかす。それ自体は悪い事ではなく、むしろ嬉しい事だ。
ただ問題はそれがあくまで彼らの基準で成り立っているという点だ。
つまり、利佳の体型を自分好みに変えたいという理由で食べさせている訳ではなく、食べるから与えているだけなのだ。
「因みにどの服か、二人には言ったのか?」
「いえ・・・・・・。怖くて・・・・・・」
「そっか」
予想通りの答えに、力也は同意するように呟いた。
そう、利佳が着用できなくなってしまったのは双子に会った時に着ていた服だ。ライブの時に着ていたお気に入りの服で、双子に声をかけてもらった思い出の服。
Dom不信に陥ってパートナーができずにいた利佳にとって、二人に出会わせてくれた大事な服。いくらそれが決め手ではないと言われても、あの服があったからこそ声をかけてくれたのではと思えてしまうほどの物だ。
「それで怒っちゃったのか?」
「・・・・・・はい」
そう確認した瞬間、利佳の顔が一気に青ざめ不安そうな表情へと変わっていった。
先ほどまで怒っていたはずが、泣きそうな顔へ変化し、挙げ句に涙まで浮かび始めた。
今更ながらこれで愛想を尽かされてしまったらどうしようと思い始めたのだろう。そもそもそんなこと言える立場ではないのにと、自分を責める様子を見せた利佳の頭を力也は撫でた。
チラリと視線を送れば、こちらを見ていた双子がどこかオロオロとしている。
利佳の涙に気づいたのだろう、それでも力也と二人きりで話している様子に、駆け寄っていいのかわからなくなっているらしい。
これが他のDomといるときならば、すぐにでも駆け寄りディフェンスをするのだろうが、Sub同士で相手がSランクの力也なので、動けないでいるらしい。
「僕・・・・・・僕・・・・・・どうしよう・・・・・・」
「利佳、落ち着け。そんな心配しなくても大丈夫だって」
「でも・・・・・・せっかく僕でいいって言ってくれたのに・・・・・・」
揺れる瞳には、不安と後悔が入り交じり、なんともSub独特の庇護欲をそそる空気を発している。
(こういうところが溜まらないんだろうな)
一般的なDomにウケるSubと言うのはやはりこういう仕草が似合うのだろう。
「大丈夫だよ。不安になるのはわかるけど。その心配は絶対いらないから」
「でも・・・・・・」
Dom不信になり、苦労してやっと得られたご主人様達なのだ。失いたくない、見捨てられたくないと思うのは当たり前のことだろう。どんなに信じようとしても、そもそも自分に自信がないのだから難しい。
そう思っていると、お店のドアのベルが鳴る音が聞こえた。
例えば王華学校ではDomは調教、飼育、奉仕、束縛、破壊の五種類に分けられSubはサポート、愛玩、隷属、犠牲、崇拝の五種類に分けられる。その時点で25通りのペアが出来る。
そしてDomが男Subが女、Domが女Subが男などの異性と男同士、女同士の四通り、更に一対一と多頭飼い、更にDom複数にSubが一人の場合、Domが複数にSubが複数の場合もある。
それだけではなく年齢差や個々のランク、パートナーとしてのそれぞれの関係性などあげて行けばきりがない。
更に目指す物や好みまで考慮するとDomとSubの関係に正解など存在しないと言っても過言ではない。
とはいえ、ダイナミクスについて学ぶことができる王華学校では一つ正解としている形がある。
【華は王の為に咲き乱れ、王は華を愛し守るただそれだけの為に存在せよ】つまり、華であるSubは王であるDomの為に生き、王であるDomは華であるSubを愛し守り抜く為に存在する。
これを教えられたDomの生徒達はSubを愛し守ることを心に刻み、なによりも大事な事だと思っている。
そんな王華学校の生徒達が利用するのは同じ王華学校の生徒達が経営する店や施設だ。
この世の中にはダイナミクス向けのサービスを行っている店や施設が沢山ある。それはダイナミクスを持たないUsualの人々による物か、ダイナミクスを持つ人々によるものかの二つのパターンがある。
その中でもマニアックな内容に対応した形と、ダイナミクスを持たない人々にも受け入れられるだろう形にわかれる。
大抵は両極端にわかれてしまうのだが、そのどちらも対応できるのが王華学校の関係者達の開く店や施設だ。
彰とミキのバー&カフェ【ガーデン】もその一つだ。
カラン、カラン! ドアについたベルが鳴り カフェ兼バー【ガーデン】はそんな多彩なお客様達を日々受け入れている。
「「いらっしゃいませ」」
「ごめん利佳!」
「悪かったって!」
怒りながら入ってきた一人の青年と何やら謝りながら入ってきたそっくりな見た目の男二人に、彰とミキは思わず顔を見合わせた。
「こんにちは、利佳さん。え・・・・・・っと待ち合わせですよね」
「ミキさんこんにちは、力也さん達来てます?」
「力也さんは来てますよ。白亜さんはまだ」
向こうにいると指さされ、青年利佳は後ろからついてくる二人を振り返らずに待ち合わせの相手の席へと向かった。
「「利佳」」
「帰りは自分で帰るから二人とも帰っていいよ」
構って欲しそうな二人をチラリと見ると利佳はにっこりと笑顔を浮べ、そう言い放つと待ち合わせの相手の席に向かって走って行ってしまった。
「「利佳~」」
残された二人は、力尽きたようにカウンターへ手をついた。
「一体、何があったんですか?」
「ちょっと怒らせちゃったって言うか・・・・・・」
「やり過ぎちゃったって言うか・・・・・・」
彰の問いかけに、二人は顔を見合わせ大きくため息をついた。
二人のご主人様を置いて、力也のところに来た利佳は待っていた力也を見ると悲しそうな声を上げた。
「よう、利佳」
「力也さん!」
「どうした?」
ワーッと泣きついてきた利佳の体を受け止めた力也は、驚いたように尋ねた。
「僕なんで二人も同時に選んじゃったんだろう!」
「え!?」
うまくいっていると聞いていた筈の利佳のその予想外の言葉に、これはただ事ではなさそうだと力也は驚き声を上げた。
「二人もいるから・・・・・・」
「落ち着け、一体どうしたんだ?」
「それが・・・・・・」
そう言って話し出した話しに、力也はなんとも言えない顔を浮べることになる。
利佳は力也がライブのダンスの時に連れて行ったSubの一人だ。Dom不信になっていたのだが、数多く集まっていた王華学校のDom達から声をかけられ、その仲でも双子を選んだ。
双子を選んだ理由は、Dom不信に陥っていた割に、寂しがり屋で構われることを求めていたかららしい。
最初から双子で声をかけてきた仲がいい二人は、二人で一人のSubでも喧嘩することなく、ベタベタと甘やかした。そこまではよかったのだ。
利佳が予想外だったのは、二人いるが故に、隙が全くないことだ。気づけば、両側を陣取られ、逃げ場を失っている。小柄な利佳は、両端から来ると逃げることもできず動く事もできない。
身の回りの事も二人は喜んでやり、食事も二人がかりで食べさせる。二人とも、とにかく構いたい性質らしく、全力で構い倒した。
幸せではあるが、あまりに際限がなく、利佳は流されるままになっていた、
その結果が、急激な体重増加と体型の変化だ。そう、利佳は所謂甘やかされ太りをしてしまい。お気に入りの服が入らなくなってしまったのだ。
「あの服気に入ってたのに!」
「あーあ」
涙を流す、利佳の体を抱きしめると確かに前回あったときには感じなかった。体の柔らかさに力也は苦笑した。
「全然入らないのか?」
「無理すれば入るかもしれないけど、破れそうなんです!」
「破れるのは困るな」
「はい」
服装にこだわりのない力也だが、その気に入っていたのに着用できなくなったのならば悲しいだろうと理解できる。
「二人はそれについてなんて?」
「謝ってくれたけど、また買えばいいって言うんです。にあうの買ってあげるからって」
双子達は、好きな服を買ってあげるから気にする必要はないと言ってくれたのだが、そもそもそういう問題ではないのだ。
それなのに、双子は利佳に着せる服を勝手に買ってきては、どんどん増やしていく。
無論、利佳もSubなのでご主人様であるDomに作り替えられていく感覚が嫌いではない。だが、それとこれとは別の話だ。いや、正直利佳もその服以外が入らなくなってもこれほど残念には思わない。
体型が変わってしまうのは気になるが。
「因みにどんな服なんだ?」
「ライブの時着ていた服です」
「あー」
耳打ちされたことでなにをこだわっているのか一気に理由がわかり力也は、こちらに必死に耳をそばだてている双子の方をチラリと見た。
一生懸命耳をそばだててはいるが、さすがに聞こえないのだろう。力也の反応からなにかを読み取ろうという視線を感じる。
(教えてやってもいいけど)
おそらく双子はなにが問題なのか全然わかってはいない。そもそも、体型の変化さえ気にしていない可能性がある。
無論、Subを自分好みにしたい欲求のあるDomならばそれを目的として、わざと食べさせている事が考えられるが、王華学校の生徒に限るとそれはない。
基本的に王華学校のDom達は、とりあえずSubを甘やかしたくてやっているに過ぎない。Subが喜ぶ物を与えて甘やかす。それ自体は悪い事ではなく、むしろ嬉しい事だ。
ただ問題はそれがあくまで彼らの基準で成り立っているという点だ。
つまり、利佳の体型を自分好みに変えたいという理由で食べさせている訳ではなく、食べるから与えているだけなのだ。
「因みにどの服か、二人には言ったのか?」
「いえ・・・・・・。怖くて・・・・・・」
「そっか」
予想通りの答えに、力也は同意するように呟いた。
そう、利佳が着用できなくなってしまったのは双子に会った時に着ていた服だ。ライブの時に着ていたお気に入りの服で、双子に声をかけてもらった思い出の服。
Dom不信に陥ってパートナーができずにいた利佳にとって、二人に出会わせてくれた大事な服。いくらそれが決め手ではないと言われても、あの服があったからこそ声をかけてくれたのではと思えてしまうほどの物だ。
「それで怒っちゃったのか?」
「・・・・・・はい」
そう確認した瞬間、利佳の顔が一気に青ざめ不安そうな表情へと変わっていった。
先ほどまで怒っていたはずが、泣きそうな顔へ変化し、挙げ句に涙まで浮かび始めた。
今更ながらこれで愛想を尽かされてしまったらどうしようと思い始めたのだろう。そもそもそんなこと言える立場ではないのにと、自分を責める様子を見せた利佳の頭を力也は撫でた。
チラリと視線を送れば、こちらを見ていた双子がどこかオロオロとしている。
利佳の涙に気づいたのだろう、それでも力也と二人きりで話している様子に、駆け寄っていいのかわからなくなっているらしい。
これが他のDomといるときならば、すぐにでも駆け寄りディフェンスをするのだろうが、Sub同士で相手がSランクの力也なので、動けないでいるらしい。
「僕・・・・・・僕・・・・・・どうしよう・・・・・・」
「利佳、落ち着け。そんな心配しなくても大丈夫だって」
「でも・・・・・・せっかく僕でいいって言ってくれたのに・・・・・・」
揺れる瞳には、不安と後悔が入り交じり、なんともSub独特の庇護欲をそそる空気を発している。
(こういうところが溜まらないんだろうな)
一般的なDomにウケるSubと言うのはやはりこういう仕草が似合うのだろう。
「大丈夫だよ。不安になるのはわかるけど。その心配は絶対いらないから」
「でも・・・・・・」
Dom不信になり、苦労してやっと得られたご主人様達なのだ。失いたくない、見捨てられたくないと思うのは当たり前のことだろう。どんなに信じようとしても、そもそも自分に自信がないのだから難しい。
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