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第五十話【話して】中
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きっとこんなこと言ったら怒られるだろう。呆れられ、いつにない大きなため息をつかれるだろう。もしかしたら怒鳴られるかもしれない。それでなくとも頭は抱えられるだろう。
怒られ、呆れられ、怒鳴られ、ため息をつかれる。されたらいやな事が大集合している。
それでも怖くない。初めて否定のコマンドを使われ、反省を言い渡されたのに、嫌われるのではないかとは思わない。
信じているというより知っている。冬真は俺を手放すことはない、だからあの時Sayを、コマンドを使ったのだ。
力也が口にするのが苦手なことを、吐き出しやすいように。許しを与えた。
「本当にごめんなさい」
「お前な、俺がどんだけ血の気が引いたかわかってるか?今度ああいう悪戯するならタグもピアスも取り上げるからな?それでもいいのか?」
自宅につき、バイクを止め部屋に入るとベッドへと座った冬真の前に、力也は自ら正座した。がっしりとした大きな肩を竦め、項垂れている。
「よくない……です」
「だろ?俺は一応お前の事ちゃんと自分で管理できる奴だと思ってるから、任せてるのに、そんなだと任せておけないってなるだろ?」
「管理したかったんだ」
「おい……」
そんな素振りないから興味ないのかと思っていたことを言われ、思わず呟けば、強く睨まれ、慌てて身を縮こませる。
「ごめんなさい」
「……俺だってDomなんだから、自分のSubを管理したくねぇわけねぇんだよ」
一口に管理と言っても、色々ある。食事管理や行動管理だけでなく、会う人話す人まで決める交流管理、挙句排泄管理、性的管理。果ては生命管理。
日常的な物から、生命にかかわることまでDomはSubの全てを管理する力がある。
実際多くのDomが好むことでSubも望んでいることだが、裏を返せばそれはDomが好むからそうしている可能性が捨てきれない。怒られるから、全部従うのは怒られたくないから全部任せることと同意だろう。
まあそんなことを言ったら、自覚のないSubが可哀そうだから冬真は言わないが。
「でもな、俺が管理するとお前のいいとこが引き出しきれないからやらないんだ。なのに、無茶ばかりして」
「でも言うほど痛くなかったし……」
余計なことを言ってしまい、また睨まれ直ぐに口を噤む。実際一瞬衝撃はあったものの、すぐに冬真がつかんだため痛くなかった。それに裂けると言っても少しぐらいだろうと力也は思っていた。
「お前……俺の努力を無駄にする気か?いいか?俺はお前が苦痛に感じないように、学生時代の教科書を引っ張り出して、ネットでも調べて片っ端から読んだし、お前の話しをしにに行くのいやだったけど、有利にも聞きに行ったんだからな!?」
「……大げさだって、痛くても冬真がしてくれるなら大丈夫だし、俺回復早いし」
医者からも自己治癒力が強いとお墨付きをもらっているし、なんだかんだで傷だって折れた骨だって早く治った。風邪だってめったにひかないし、痛みも耐久性がある。
そう主張するたび、段々と冬真の機嫌が悪くなっていくのがわかった。
先ほどまでは怒っていてもグレアは抑えていた。その為、口答えはできたが、今は難しく感じた。それでも、力也の口は動く。
だって…冬真の目は話せと言っている。黙れとは言っていない。
「冬真がしろって言うならなんだってできるし……耐えられるし……だから……返して」
タグも、せっかくつけてもらったピアスもいまだ手元に帰ってこない。取り上げるとは言っていたが、絶対返してくれると信じている。大丈夫だとわかっていながら、なぜか言いようのない不安が襲い、自然と縋るように怒気をはらんだ顔をした自分の主人を見ていた。
「全然わかってねぇじゃねぇか。そんなんで俺が返すと思ったか?」
縋るような瞳で願う哀れな様子をみていると、返してあげたくなるが、今はそれより怒りのほうが大きい。正直、今の冬真は弱いSubならサブドロップを起こしてしまうのではと思えるほど、苛立っていた。
自分の痛みを軽く考えている力也のこともそうだが、無駄にどこにいっても絡まれたことも、予想以上にストレスがかかっていたことに気づかなかったこと自分自身にも怒っていた。むろん、八つ当たりと言われればそうだろう。
それでもいまはそれを切り離すほどの余裕はない。
「俺、冬真のSub失格?」
必死に吐き出すような苦しそうな声に、一瞬不安になるが、それを今は押し込める。
「失格になりたいのか?」
我ながら最悪な質問だと思いながら聞き返せば力也は首を振った。
「なりたくない、です」
「なら、お前を所有しているのは俺だと自覚しろ」
ため息交じりにそう言えば、自分を追い込みかけていた力也は顔を上げた。言われた言葉に戸惑いを浮かべる。
「俺、自覚してるよ?」
「自覚してるならもっと自分を大事にしろ。自分以外の奴を気遣うように自分のことも見ろ。大丈夫なんて言葉を免罪符にするな。お前は大丈夫じゃねぇんだよ」
ずっとそう思い奮い立たせてきた言葉だ。取り上げたくはなかったが、他に言い方はなった。“大丈夫じゃない”と聞いた瞬間、力也の瞳が大きく揺れた。
「大丈夫じゃない?」
「誰に言い聞かされたのか知らねぇけど、お前は大丈夫じゃないんだよ!そりゃお前は強い、でも大丈夫じゃない!」
はっきりと言い切れば、力也の様子が明らかに変わり始めた。
「俺は大丈夫だよ……大丈夫なんだよ……」
「なんでそう思うんだよ。力也Say」【言え】
「だって、大丈夫だった。痛いのだって苦しいのだって、乗り越えた。忘れられた。……ケアだって俺貰えなくても、だい…じょう…ぶだった」
その言葉に、冬真の思考が一瞬停止した。
「だって俺は強いし……だから……」
「待って、Stop」【止まれ】
尚も続けようとする言葉を無理やり止め、押し止めるように手を前に出したまま、もう片方の手で額を押さえる。
(ケアが必要ない?何言ってんだ?)
自分自身に言い聞かせるように、不安と戦いながら必死で話していた力也は止められたことに動揺するも、従順に待っている。既にかなりのストレスを与えられギリギリな状態でありながらもコマンドを使われていることで正気を保っている。
いま、冬真が扱うコマンドとグレアは力也にとっての生命線だった。
(覚悟を決めるしかねぇか)
「力也、Come」【おいで】
「……え?」
一息つくと、今までとは打って変わった自愛に満ちた笑顔を浮かべ、両手を広げれば力也は戸惑った顔をした。
「もう一回言われたい?」
そう尋ねれば、力也は即座に首を振ったこの。意味が理解できないわけでも、やりたくないわけでもないコマンドをもう一度言ってもらうことなど許されない。
「え……っとじゃあ失礼します?」
先ほどまで本気で怒っていたその膝の上に乗るのには抵抗があるが、嫌がることもできず膝を潰さないように気をつけつつ、そっとその体に身を寄せる。
「お前ケア好きだろ?」
「……好き」
素直に身を寄せたその体を抱きしめ、頭から背中にかけて撫でながら問えば、呟くように返事がかえってきた。
「ならなんでしなくてもいいなんて言うんだ?」
「ごめんなさい……」
「謝んなくていいから、理由を聞かせて欲しい」
きっとその内容は俺が気分を悪くするような、聞いていても全然楽しくない、下手すれば聞かなきゃよかったと思えるほどの内容なのだろう。
これほど残っているのだから、うまく話せるかも、はっきりと覚えているかもわからない。自分の意見に自信を持てなければ、口にもできない昔話。それでも、溜まりに溜まった膿のような物。
正直冬真にはまだ自信がなかった。話を聞いて受け止められ自信はある。しかし、開けた傷口を再び塞ぐ自信が。それでも、覚悟を決めコマンドと言う名の許しを与える。
「力也、俺を信じてSay」【話して】
そう言えば、力也は口を開け、また閉じるともう一度開け閉じた。まるで、魚が呼吸をするかのようにパクパクと繰り返し、やがてゆっくりとたどたどしく話を始めた。
「……俺、ケアを拒否したことがある」
「拒否?」
「ああ、今日行った店でバイトしてた頃……近くの会社の……Domの社員に目をつけられて……Playに誘われて……Playルームに行く途中……横断歩道の真ん中で言われたStayって」
高校生の頃、配達先の会社の社員二人に声をかけられ、欲求不満に陥っていた力也はその誘いに乗った。
未成年だから過激なことはしないと紳士的な態度を見せていたはずのその男は、Playルームに向かう途中の大きな交差点の真ん中で力也にそっと囁いた。
“Stay、待て”と……。
大量の車の行きかう大きな交差点の真ん中。斜め横断歩道がないタイプの十字路のまさに真ん中、力也は取り残された。
「怖かった。やばいって思った」
跳ね返せばいいだけの命令なのに、力也の体はその時動かずにいた。
若かった。弱かった。支配に飢えていた。
そうしているうちに、彼らは道を横断し、向こう側の歩道で力也を見ていた。動かない力也を楽しげに見ていた。
「やばいに決まってんだろ……そんなの脅迫じゃねぇか。それでどうなったんだ?」
「信号が変わって、車のクラクションが鳴ったらComeって言われて、動けた」
そのコマンドが聞こえた瞬間足は動いた。すぐに走り、彼らのいる歩道へとたどり着いた。交通量の多い交差点の真ん中、早く変われと思っている多くの車、事故だって多い場所、そんな場所に残されたのは恐怖以外のなにものでもなかった。
怒られ、呆れられ、怒鳴られ、ため息をつかれる。されたらいやな事が大集合している。
それでも怖くない。初めて否定のコマンドを使われ、反省を言い渡されたのに、嫌われるのではないかとは思わない。
信じているというより知っている。冬真は俺を手放すことはない、だからあの時Sayを、コマンドを使ったのだ。
力也が口にするのが苦手なことを、吐き出しやすいように。許しを与えた。
「本当にごめんなさい」
「お前な、俺がどんだけ血の気が引いたかわかってるか?今度ああいう悪戯するならタグもピアスも取り上げるからな?それでもいいのか?」
自宅につき、バイクを止め部屋に入るとベッドへと座った冬真の前に、力也は自ら正座した。がっしりとした大きな肩を竦め、項垂れている。
「よくない……です」
「だろ?俺は一応お前の事ちゃんと自分で管理できる奴だと思ってるから、任せてるのに、そんなだと任せておけないってなるだろ?」
「管理したかったんだ」
「おい……」
そんな素振りないから興味ないのかと思っていたことを言われ、思わず呟けば、強く睨まれ、慌てて身を縮こませる。
「ごめんなさい」
「……俺だってDomなんだから、自分のSubを管理したくねぇわけねぇんだよ」
一口に管理と言っても、色々ある。食事管理や行動管理だけでなく、会う人話す人まで決める交流管理、挙句排泄管理、性的管理。果ては生命管理。
日常的な物から、生命にかかわることまでDomはSubの全てを管理する力がある。
実際多くのDomが好むことでSubも望んでいることだが、裏を返せばそれはDomが好むからそうしている可能性が捨てきれない。怒られるから、全部従うのは怒られたくないから全部任せることと同意だろう。
まあそんなことを言ったら、自覚のないSubが可哀そうだから冬真は言わないが。
「でもな、俺が管理するとお前のいいとこが引き出しきれないからやらないんだ。なのに、無茶ばかりして」
「でも言うほど痛くなかったし……」
余計なことを言ってしまい、また睨まれ直ぐに口を噤む。実際一瞬衝撃はあったものの、すぐに冬真がつかんだため痛くなかった。それに裂けると言っても少しぐらいだろうと力也は思っていた。
「お前……俺の努力を無駄にする気か?いいか?俺はお前が苦痛に感じないように、学生時代の教科書を引っ張り出して、ネットでも調べて片っ端から読んだし、お前の話しをしにに行くのいやだったけど、有利にも聞きに行ったんだからな!?」
「……大げさだって、痛くても冬真がしてくれるなら大丈夫だし、俺回復早いし」
医者からも自己治癒力が強いとお墨付きをもらっているし、なんだかんだで傷だって折れた骨だって早く治った。風邪だってめったにひかないし、痛みも耐久性がある。
そう主張するたび、段々と冬真の機嫌が悪くなっていくのがわかった。
先ほどまでは怒っていてもグレアは抑えていた。その為、口答えはできたが、今は難しく感じた。それでも、力也の口は動く。
だって…冬真の目は話せと言っている。黙れとは言っていない。
「冬真がしろって言うならなんだってできるし……耐えられるし……だから……返して」
タグも、せっかくつけてもらったピアスもいまだ手元に帰ってこない。取り上げるとは言っていたが、絶対返してくれると信じている。大丈夫だとわかっていながら、なぜか言いようのない不安が襲い、自然と縋るように怒気をはらんだ顔をした自分の主人を見ていた。
「全然わかってねぇじゃねぇか。そんなんで俺が返すと思ったか?」
縋るような瞳で願う哀れな様子をみていると、返してあげたくなるが、今はそれより怒りのほうが大きい。正直、今の冬真は弱いSubならサブドロップを起こしてしまうのではと思えるほど、苛立っていた。
自分の痛みを軽く考えている力也のこともそうだが、無駄にどこにいっても絡まれたことも、予想以上にストレスがかかっていたことに気づかなかったこと自分自身にも怒っていた。むろん、八つ当たりと言われればそうだろう。
それでもいまはそれを切り離すほどの余裕はない。
「俺、冬真のSub失格?」
必死に吐き出すような苦しそうな声に、一瞬不安になるが、それを今は押し込める。
「失格になりたいのか?」
我ながら最悪な質問だと思いながら聞き返せば力也は首を振った。
「なりたくない、です」
「なら、お前を所有しているのは俺だと自覚しろ」
ため息交じりにそう言えば、自分を追い込みかけていた力也は顔を上げた。言われた言葉に戸惑いを浮かべる。
「俺、自覚してるよ?」
「自覚してるならもっと自分を大事にしろ。自分以外の奴を気遣うように自分のことも見ろ。大丈夫なんて言葉を免罪符にするな。お前は大丈夫じゃねぇんだよ」
ずっとそう思い奮い立たせてきた言葉だ。取り上げたくはなかったが、他に言い方はなった。“大丈夫じゃない”と聞いた瞬間、力也の瞳が大きく揺れた。
「大丈夫じゃない?」
「誰に言い聞かされたのか知らねぇけど、お前は大丈夫じゃないんだよ!そりゃお前は強い、でも大丈夫じゃない!」
はっきりと言い切れば、力也の様子が明らかに変わり始めた。
「俺は大丈夫だよ……大丈夫なんだよ……」
「なんでそう思うんだよ。力也Say」【言え】
「だって、大丈夫だった。痛いのだって苦しいのだって、乗り越えた。忘れられた。……ケアだって俺貰えなくても、だい…じょう…ぶだった」
その言葉に、冬真の思考が一瞬停止した。
「だって俺は強いし……だから……」
「待って、Stop」【止まれ】
尚も続けようとする言葉を無理やり止め、押し止めるように手を前に出したまま、もう片方の手で額を押さえる。
(ケアが必要ない?何言ってんだ?)
自分自身に言い聞かせるように、不安と戦いながら必死で話していた力也は止められたことに動揺するも、従順に待っている。既にかなりのストレスを与えられギリギリな状態でありながらもコマンドを使われていることで正気を保っている。
いま、冬真が扱うコマンドとグレアは力也にとっての生命線だった。
(覚悟を決めるしかねぇか)
「力也、Come」【おいで】
「……え?」
一息つくと、今までとは打って変わった自愛に満ちた笑顔を浮かべ、両手を広げれば力也は戸惑った顔をした。
「もう一回言われたい?」
そう尋ねれば、力也は即座に首を振ったこの。意味が理解できないわけでも、やりたくないわけでもないコマンドをもう一度言ってもらうことなど許されない。
「え……っとじゃあ失礼します?」
先ほどまで本気で怒っていたその膝の上に乗るのには抵抗があるが、嫌がることもできず膝を潰さないように気をつけつつ、そっとその体に身を寄せる。
「お前ケア好きだろ?」
「……好き」
素直に身を寄せたその体を抱きしめ、頭から背中にかけて撫でながら問えば、呟くように返事がかえってきた。
「ならなんでしなくてもいいなんて言うんだ?」
「ごめんなさい……」
「謝んなくていいから、理由を聞かせて欲しい」
きっとその内容は俺が気分を悪くするような、聞いていても全然楽しくない、下手すれば聞かなきゃよかったと思えるほどの内容なのだろう。
これほど残っているのだから、うまく話せるかも、はっきりと覚えているかもわからない。自分の意見に自信を持てなければ、口にもできない昔話。それでも、溜まりに溜まった膿のような物。
正直冬真にはまだ自信がなかった。話を聞いて受け止められ自信はある。しかし、開けた傷口を再び塞ぐ自信が。それでも、覚悟を決めコマンドと言う名の許しを与える。
「力也、俺を信じてSay」【話して】
そう言えば、力也は口を開け、また閉じるともう一度開け閉じた。まるで、魚が呼吸をするかのようにパクパクと繰り返し、やがてゆっくりとたどたどしく話を始めた。
「……俺、ケアを拒否したことがある」
「拒否?」
「ああ、今日行った店でバイトしてた頃……近くの会社の……Domの社員に目をつけられて……Playに誘われて……Playルームに行く途中……横断歩道の真ん中で言われたStayって」
高校生の頃、配達先の会社の社員二人に声をかけられ、欲求不満に陥っていた力也はその誘いに乗った。
未成年だから過激なことはしないと紳士的な態度を見せていたはずのその男は、Playルームに向かう途中の大きな交差点の真ん中で力也にそっと囁いた。
“Stay、待て”と……。
大量の車の行きかう大きな交差点の真ん中。斜め横断歩道がないタイプの十字路のまさに真ん中、力也は取り残された。
「怖かった。やばいって思った」
跳ね返せばいいだけの命令なのに、力也の体はその時動かずにいた。
若かった。弱かった。支配に飢えていた。
そうしているうちに、彼らは道を横断し、向こう側の歩道で力也を見ていた。動かない力也を楽しげに見ていた。
「やばいに決まってんだろ……そんなの脅迫じゃねぇか。それでどうなったんだ?」
「信号が変わって、車のクラクションが鳴ったらComeって言われて、動けた」
そのコマンドが聞こえた瞬間足は動いた。すぐに走り、彼らのいる歩道へとたどり着いた。交通量の多い交差点の真ん中、早く変われと思っている多くの車、事故だって多い場所、そんな場所に残されたのは恐怖以外のなにものでもなかった。
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