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第四十六話【覚悟】前
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深夜のコンビニの前、冬真は数人の悪仲間とたむろっていた。タバコのような物を片手に仲間たちと下品な笑い声をあげる。
そんな冬真たちに、二人の警官が近づいてくる。次の瞬間その場にいた仲間たちと冬真は、慌てて逃げだした。
「止まれ!」
警察官の制止を無視して、走る。しかし、角を曲がった時だった。目の前に他の警察官が現れた。
「諦めて投降しろ!」
「くっそ!」
ポケットから折り畳みナイフを取り出し、冬真は無我夢中で警察官へと突進した。真っ赤染まる手、そしてあたりに血の匂いが立ち込め、警察官は崩れ落ちた。
崩れ落ちるその瞬間、彼は冬真の足へと手を伸ばし逃がさぬようにしっかりと掴んだ。
「カット!」
カチン!という音と共に、そう聞こえるとその場にいた役者たちは息を吐いた。
ざわざわと話し声が聞こえる中、冬真は下へと視線を移した。その足首はいまだ血にまみれた警官に掴まれていた。
「いつまで掴んでるですか?」
「逃がすもんか……絶対逃がすもんか~!」
「いや、怖いんで!」
同じ事務所の先輩にあたる役者の悪ふざけに、冬真は引きぎみに突っ込んだ。彼は同じマネージャーと言うこともあり、割と仲良くしてもらっているうちの一人だ。
突っ込まれた彼は笑いながら、手を離し体を起こした。
「本物みたいだったぜ!」
「それ微妙なんですけど」
薬物中毒で捕まる役をそんな風に褒められても、嬉しくはない。確かにこの後も出番がある役だから気合をいれて、なりきるつもりで演技をしたが。
「今日はここまでですよね」
「ああ、次の取り調べのシーンは明日だからな」
そう言いながら、二人は休憩用の椅子に下がった。この後のチェックで問題がなければ今日はこれで終わりだ。
この分なら今日は買い物にいくと言っていた力也の迎えに行けるかもしれないと、スマホを片手にすれば丁度いいタイミングでL●NEが届いた。今から帰るらしい力也に“お疲れ”と返し、続けて送られてきた位置情報を確認しているとスタッフの一人が呼びに来た。
「すみません、セリフ追加の撮り直しです」
「わかりました」
どうやらセリフの変更をするらしい、慌てて迎えに行けない旨を伝えスマホを閉じた。この少しあと、撮り直しを終え再びスマホを開いた瞬間、頭を抱えたくなるとは知らずに。
そろそろご主人様が帰ってくる時間だと教えられ、力也は一度スマホを開いた。スマホにはまだ既読マークはついていない。
これは間に合わないと思いながら、スマホを閉じた。やがて、鍵をあける音が聞こえ、麗華はお迎えに走った。
「ただいま」
「おかえりなさい」
疲れ切った感じの若い男はその頭を荒っぽく撫でると、中へ入ろうとした。その瞳は、見覚えのない一足の靴にくぎ付けになった。
「誰だ?」
「え?」
「誰を連れ込んだ!?」
声を荒げた男に、彼女が詰め寄られた時、力也は顔を出した。
「それは俺の靴です。お邪魔してます」
中から自分が知らない男が出てきたことで、男の顔が怒りに染まる。
「誰だてめぇは」
「勝手にお邪魔してすみません。俺は貴方に話があってきました」
「話だと!?」
男は彼女の手首を捕まえ、抱え込むようにしながら力也をにらんだ。激情するDomの気迫に負けないように、気合いを入れて力也は冷静に話しかける。
「まず落ち着いて話を聞いてほしい。俺は彼女とは今日会ったばかりで、貴方が勘ぐるような仲じゃない」
「じゃあ、なんでここにいるんだよ!?」
「貴方を待っていたんだ」
「俺を?」
「お願い、話を聞いて」
徐々に落ち着いてきたらしい男は、抱え込んだ彼女の言葉に、力也をしっかりと見た。
「なんだ。話しって」
「その前に聞くけど、貴方は彼女のご主人様として、言葉に気を付けているか?」
「はぁ?」
「自分の言葉にすべての責任を取るつもりで、話してるかって聞いてんだ」
この男に主人としての覚悟がなければ話しても無駄だろう。無責任な人なら彼女のしたことは自分とは関係ないと平気で言うだろう。
「そんなのあたり前だろ!」
「なら彼女はあんなことをしようとは思わなかったはずだ」
「なに?……麗華お前、なにしたんだ!?」
両肩を掴まれ、ガッツと壁へと押し付けられた彼女は消え入りそうな声で、人を殺そうとしたことを白状した。
「なんで……そんなことを……」
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
それだけで自分のしたことが男の望みではないことに気づいたのだろう。彼女はガタガタと震えながら必死に謝罪を口にした。
「なんで彼女がそんなことしたか本当にわからない?なにも身に覚えがない?」
力也のその言葉に彼の中に記憶が蘇った“死んでほしい。絶対、他のやつからも恨まれてるんだから、死ねばいい”確かにそう言ったのだ。それはただの悪口で、本気ではなく気晴らしで、ましてや自分の大事な彼女に殺人をさせる気などなかった。
彼は彼女もそれをわかっていると思っていた。実際、彼女だって最初のころは口だけだとわかり元気づけたり、愚痴を聞いたりしていた。
しかし、彼の愚痴は日に日にひどくなり、八つ当たりのように冷たい態度を取られることもあった。それでも、彼女は彼に不満を持つことはなく、尽くしていた。
それがずっと続き、彼女の中で何かが変わった。怒の感情が少ないSubの彼女だからこそ、彼女は怒るわけではなく、主人である彼の望み通りにしようと動いた。
早く帰ると聞いていた時間に、外出し相手を見つけ、駅までつけそしてホームから突き落とそうとした。
「……俺の所為だっていうのかよ!?」
「違う、あたしが……悪いの、あたしが勝手に……ごめんなさい……」
涙を流し、謝り続ける彼女の肩を掴む男の視線は宙をさまよった。心の底からそれを望んでいないとは言いきれず、彼女がしたことに怒ることもできない。
「貴方の所為だとは言えない。貴方はストレスを発散したいだけだったんだろ、でも……」
「でも、なんだよ! 大体てめぇはなんだ!?」
「俺は……」
「てめぇもどうせDomだろ! 偉そうなこと言って俺の上に立とうとしてんだろ!」
「違う、俺は……」
力也の否定も耳に入らず、男からは攻撃のグレアとディフェンスが漏れ始めた。
(やばい)
「てめぇなんかになにが!」
「はい、お邪魔します」
男からディフェンスと攻撃的なグレアが放たれようとした瞬間、男の後ろにあったドアが開き、ついでとばかりにその体に蹴りが入れられた。
「え……」
「力也、お待たせ!」
そこには冬真がどこか不自然なほどの張り付けた笑顔を浮かべて立っていた。冬真は蹴られ体制を崩した男の隣をすり抜けると、力也の前まで来た。
「一応間に合ったみてぇだな」
「あ、ありがとう」
なぜだろういつもと同じ笑顔のはずが、背中に鳥肌を感じ力也は、軽く身震いした。
「痛ぇな! なにすんだ!」
「なにって邪魔だから蹴っただけだ。人のSubに向ってグレアとディフェンス放とうとした挙句、Domなんかと間違えやがって」
「そいつがSub?」
「当たり前だろ! 俺の力也を自分の欲しか考えてない奴らと一緒にすんな!」
そうはっきりと怒鳴った冬真の言葉に、一瞬遅れ肩を力也がつかんだ。この状況で突っ込むことではないが突っ込まずにはいられない。
「冬真、それブーメランっていうらしいよ」
「知ってる」
自分もDomだというのに、冬真はDomをよく貶す。学校の教育の賜物とも見えるが、それだけではない気がする。冬真はDomとしての性を受け入れているように見え、どこか受け入れきれずにいる。
「ってかそんなことより、力也説明しろ」
そう言われ、力也は冬真へどうしてこうなったのかを簡単に説明した。来た時から不機嫌だった冬真は更に苛立ちを前面に出し、男を睨んだ。
「てめぇ、そんなことしてよくも力也をDom扱いできたな」
「うっせぇ!そいつがSubらしくねぇからだろ!」
「だからってDomと思うんじゃねぇよ!」
前はよく言われた言葉だが、最近聞かなくなっていた言葉を言われ、力也は首を傾げた。
そのころよりも、ずっと今は心にひびかない。前はSubらしくないと言われるのが好きではなかったのに、今は引っかかりもしない。
「冬真、落ち着いて、今必要なのはその話じゃないから」
「だって、お前やだろ!? 自分の言葉の武器に影響されて大事な奴が罪犯すとか傷つくとか! 挙句それを自分の所為とも受け止められずに狼狽えて八つ当たりをする。そんな奴らと同じだと言われたようなもんなんだぞ!?」
「そりゃ……」
「お前だって知ってんだろ!? Domが口にしたこと本気にして、Subが起こす犯罪のほとんどはDomは責任問われないって!」
「……どういうことだ」
その現実に、怒りに顔を染めていた男の顔色が変わった。
他人の言葉にそそのかされ、犯罪を起こしてしまうと、通常なら教唆という罪に問われる。逆らえない状況にあれば、強制となり更に罪は重くなる。反対に実行犯のSubの罪は軽くなる。そのはずなのだ。
しかし、Subが主人のDomの望みをかなえようと動いた場合、多くはそのSubがすべてをしょい込み、Domまで行きつかない。
警察はDomのことをわかっていながら、自分の意思でやったと言い切るSubを罰することしかできない。自白されてしまえば、助けることも真実を暴くこともできない。
そんな冬真たちに、二人の警官が近づいてくる。次の瞬間その場にいた仲間たちと冬真は、慌てて逃げだした。
「止まれ!」
警察官の制止を無視して、走る。しかし、角を曲がった時だった。目の前に他の警察官が現れた。
「諦めて投降しろ!」
「くっそ!」
ポケットから折り畳みナイフを取り出し、冬真は無我夢中で警察官へと突進した。真っ赤染まる手、そしてあたりに血の匂いが立ち込め、警察官は崩れ落ちた。
崩れ落ちるその瞬間、彼は冬真の足へと手を伸ばし逃がさぬようにしっかりと掴んだ。
「カット!」
カチン!という音と共に、そう聞こえるとその場にいた役者たちは息を吐いた。
ざわざわと話し声が聞こえる中、冬真は下へと視線を移した。その足首はいまだ血にまみれた警官に掴まれていた。
「いつまで掴んでるですか?」
「逃がすもんか……絶対逃がすもんか~!」
「いや、怖いんで!」
同じ事務所の先輩にあたる役者の悪ふざけに、冬真は引きぎみに突っ込んだ。彼は同じマネージャーと言うこともあり、割と仲良くしてもらっているうちの一人だ。
突っ込まれた彼は笑いながら、手を離し体を起こした。
「本物みたいだったぜ!」
「それ微妙なんですけど」
薬物中毒で捕まる役をそんな風に褒められても、嬉しくはない。確かにこの後も出番がある役だから気合をいれて、なりきるつもりで演技をしたが。
「今日はここまでですよね」
「ああ、次の取り調べのシーンは明日だからな」
そう言いながら、二人は休憩用の椅子に下がった。この後のチェックで問題がなければ今日はこれで終わりだ。
この分なら今日は買い物にいくと言っていた力也の迎えに行けるかもしれないと、スマホを片手にすれば丁度いいタイミングでL●NEが届いた。今から帰るらしい力也に“お疲れ”と返し、続けて送られてきた位置情報を確認しているとスタッフの一人が呼びに来た。
「すみません、セリフ追加の撮り直しです」
「わかりました」
どうやらセリフの変更をするらしい、慌てて迎えに行けない旨を伝えスマホを閉じた。この少しあと、撮り直しを終え再びスマホを開いた瞬間、頭を抱えたくなるとは知らずに。
そろそろご主人様が帰ってくる時間だと教えられ、力也は一度スマホを開いた。スマホにはまだ既読マークはついていない。
これは間に合わないと思いながら、スマホを閉じた。やがて、鍵をあける音が聞こえ、麗華はお迎えに走った。
「ただいま」
「おかえりなさい」
疲れ切った感じの若い男はその頭を荒っぽく撫でると、中へ入ろうとした。その瞳は、見覚えのない一足の靴にくぎ付けになった。
「誰だ?」
「え?」
「誰を連れ込んだ!?」
声を荒げた男に、彼女が詰め寄られた時、力也は顔を出した。
「それは俺の靴です。お邪魔してます」
中から自分が知らない男が出てきたことで、男の顔が怒りに染まる。
「誰だてめぇは」
「勝手にお邪魔してすみません。俺は貴方に話があってきました」
「話だと!?」
男は彼女の手首を捕まえ、抱え込むようにしながら力也をにらんだ。激情するDomの気迫に負けないように、気合いを入れて力也は冷静に話しかける。
「まず落ち着いて話を聞いてほしい。俺は彼女とは今日会ったばかりで、貴方が勘ぐるような仲じゃない」
「じゃあ、なんでここにいるんだよ!?」
「貴方を待っていたんだ」
「俺を?」
「お願い、話を聞いて」
徐々に落ち着いてきたらしい男は、抱え込んだ彼女の言葉に、力也をしっかりと見た。
「なんだ。話しって」
「その前に聞くけど、貴方は彼女のご主人様として、言葉に気を付けているか?」
「はぁ?」
「自分の言葉にすべての責任を取るつもりで、話してるかって聞いてんだ」
この男に主人としての覚悟がなければ話しても無駄だろう。無責任な人なら彼女のしたことは自分とは関係ないと平気で言うだろう。
「そんなのあたり前だろ!」
「なら彼女はあんなことをしようとは思わなかったはずだ」
「なに?……麗華お前、なにしたんだ!?」
両肩を掴まれ、ガッツと壁へと押し付けられた彼女は消え入りそうな声で、人を殺そうとしたことを白状した。
「なんで……そんなことを……」
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
それだけで自分のしたことが男の望みではないことに気づいたのだろう。彼女はガタガタと震えながら必死に謝罪を口にした。
「なんで彼女がそんなことしたか本当にわからない?なにも身に覚えがない?」
力也のその言葉に彼の中に記憶が蘇った“死んでほしい。絶対、他のやつからも恨まれてるんだから、死ねばいい”確かにそう言ったのだ。それはただの悪口で、本気ではなく気晴らしで、ましてや自分の大事な彼女に殺人をさせる気などなかった。
彼は彼女もそれをわかっていると思っていた。実際、彼女だって最初のころは口だけだとわかり元気づけたり、愚痴を聞いたりしていた。
しかし、彼の愚痴は日に日にひどくなり、八つ当たりのように冷たい態度を取られることもあった。それでも、彼女は彼に不満を持つことはなく、尽くしていた。
それがずっと続き、彼女の中で何かが変わった。怒の感情が少ないSubの彼女だからこそ、彼女は怒るわけではなく、主人である彼の望み通りにしようと動いた。
早く帰ると聞いていた時間に、外出し相手を見つけ、駅までつけそしてホームから突き落とそうとした。
「……俺の所為だっていうのかよ!?」
「違う、あたしが……悪いの、あたしが勝手に……ごめんなさい……」
涙を流し、謝り続ける彼女の肩を掴む男の視線は宙をさまよった。心の底からそれを望んでいないとは言いきれず、彼女がしたことに怒ることもできない。
「貴方の所為だとは言えない。貴方はストレスを発散したいだけだったんだろ、でも……」
「でも、なんだよ! 大体てめぇはなんだ!?」
「俺は……」
「てめぇもどうせDomだろ! 偉そうなこと言って俺の上に立とうとしてんだろ!」
「違う、俺は……」
力也の否定も耳に入らず、男からは攻撃のグレアとディフェンスが漏れ始めた。
(やばい)
「てめぇなんかになにが!」
「はい、お邪魔します」
男からディフェンスと攻撃的なグレアが放たれようとした瞬間、男の後ろにあったドアが開き、ついでとばかりにその体に蹴りが入れられた。
「え……」
「力也、お待たせ!」
そこには冬真がどこか不自然なほどの張り付けた笑顔を浮かべて立っていた。冬真は蹴られ体制を崩した男の隣をすり抜けると、力也の前まで来た。
「一応間に合ったみてぇだな」
「あ、ありがとう」
なぜだろういつもと同じ笑顔のはずが、背中に鳥肌を感じ力也は、軽く身震いした。
「痛ぇな! なにすんだ!」
「なにって邪魔だから蹴っただけだ。人のSubに向ってグレアとディフェンス放とうとした挙句、Domなんかと間違えやがって」
「そいつがSub?」
「当たり前だろ! 俺の力也を自分の欲しか考えてない奴らと一緒にすんな!」
そうはっきりと怒鳴った冬真の言葉に、一瞬遅れ肩を力也がつかんだ。この状況で突っ込むことではないが突っ込まずにはいられない。
「冬真、それブーメランっていうらしいよ」
「知ってる」
自分もDomだというのに、冬真はDomをよく貶す。学校の教育の賜物とも見えるが、それだけではない気がする。冬真はDomとしての性を受け入れているように見え、どこか受け入れきれずにいる。
「ってかそんなことより、力也説明しろ」
そう言われ、力也は冬真へどうしてこうなったのかを簡単に説明した。来た時から不機嫌だった冬真は更に苛立ちを前面に出し、男を睨んだ。
「てめぇ、そんなことしてよくも力也をDom扱いできたな」
「うっせぇ!そいつがSubらしくねぇからだろ!」
「だからってDomと思うんじゃねぇよ!」
前はよく言われた言葉だが、最近聞かなくなっていた言葉を言われ、力也は首を傾げた。
そのころよりも、ずっと今は心にひびかない。前はSubらしくないと言われるのが好きではなかったのに、今は引っかかりもしない。
「冬真、落ち着いて、今必要なのはその話じゃないから」
「だって、お前やだろ!? 自分の言葉の武器に影響されて大事な奴が罪犯すとか傷つくとか! 挙句それを自分の所為とも受け止められずに狼狽えて八つ当たりをする。そんな奴らと同じだと言われたようなもんなんだぞ!?」
「そりゃ……」
「お前だって知ってんだろ!? Domが口にしたこと本気にして、Subが起こす犯罪のほとんどはDomは責任問われないって!」
「……どういうことだ」
その現実に、怒りに顔を染めていた男の顔色が変わった。
他人の言葉にそそのかされ、犯罪を起こしてしまうと、通常なら教唆という罪に問われる。逆らえない状況にあれば、強制となり更に罪は重くなる。反対に実行犯のSubの罪は軽くなる。そのはずなのだ。
しかし、Subが主人のDomの望みをかなえようと動いた場合、多くはそのSubがすべてをしょい込み、Domまで行きつかない。
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