転生しても山あり谷あり!

tukisirokou

文字の大きさ
78 / 149
なんということだ・・・

波乱 2

しおりを挟む
 
 んじゃ図書館へ行くか。とのジルの言葉で、皆で移動。


 受付の司書さんに本を返却して、新しく借りていく本を物色する事に。
 出来たら、『攫われた姫』の作者の違う作品を借りようと思う。
 作者は『アロイワ』さん。

 ・・・で、結果。
 探したが今のところあの一冊しか、ここには無いそうだ。


 そして・・・私は発見してしまった!!!!
 それは、〝迷い人″作のレシピ!!
 しかも日本語!!!
 何と言う偶然なのか!!!
 更に、ソレは私が掲げていた目標の一つを満たすモノでもある。

 そう。お菓子のレシピ!!!!

 サラッと中を見た感じだと、焼き菓子がメインのレシピだった。
 パウンドケーキとか、マドレーヌ・マフィン・スコーンにクッキーと言った物だ。

 今のところ、お菓子と言ったらクッキー・マドレーヌ・・・位が主に出てくる。
 まぁ私がこの世界のお菓子に、興味が無いから知らないだけかもだが・・・。

「ジル!このレシピって借りても大丈夫?」

 ジルに興奮しながら言うと

「迷い人の書いたものか・・・。ここに置いてあるって事は問題は無いが、ルーチェ読めるのか?」

「読めるよ!これ私の居た世界の主に私が使っていた言語!」

 意気込んだ私に「おぉ・・・」とジルは返してきた。
 今日はコレを借りるぞー!!!って言っていたら、司書さんに「もう少し静かにして下さい」って笑顔で怒られた。

 この世界って笑顔で圧を掛けてくる人が多いのかな?
 まぁ、怒鳴られるよりかはましだけど・・・。


 意気揚々とシリウスの元に戻って、今までの話を聞かせる。

 仕事の邪魔しちゃダメだからって、最初はご飯の時に話す様にしていたんだけど・・・最近は、私が戻ると自動的にお茶の時間になります。
 だってシリウスが仕事よりも私を優先するんだもの・・・。
 もう、孫を可愛がるおじいちゃんの様だ・・・・。

 話を一通り聞いたシリウスは

「そうか、その作者の本は他にあったら取り寄せよう。それにしてもカリマは相変わらず誤解されやすいな」

「まっ、本人も今更、性格やら言葉使い等を直せって言われても難しいからこのままで良いとは言っていたが・・・」

「そこは本人が決める事だ。それよりもルーチェフルールは迷い人のレシピを読めると言っていたな?」

 今私の前にはジルが、右隣にはシリウスが座っていて私の左には精霊達が居る。因みにジルの横にはアロイスさんが座っています。

 これがお茶会での席順。

 で、シリウスは私にせっせとお菓子を乗せた皿やら、お茶やらを給仕している。
 ・・・・それで良いのか?竜王。
 ジルとアロイスさんも何も言わないし。
 しかもシリウス達には侍女さんが給仕しているし。

 まぁそれは置いておいて

「うん、このレシピだよ。迷い人の知識って、こんなにも気軽に見れていいの?」

 そう、最もな事を聞く。
 だって迷い人は保護されるんだよ?
 その知識が、気軽に見れるのは可笑しいでしょ?!

「たしかに迷い人の知識は大切です。でも閲覧にはそれなりのランクがあるんですよ」

 と言ってアロイスさんが説明してくれた。

 迷い人がレシピを書く時は大体、伝えたいことがあるが時間がない!って時で、そう言った場合の人は大体がこの世界の文字を習得していない人達だ。
 でも!習得してないし、取り敢えず書くね!ってなっても内容が分からないモノが多い。
 だからと言って、雑に扱う事も出来ない・・・。

 なので、レシピには優先順位を付けたそうだ。
 大まかにこんな事が書いてあるって事を聞き、それが国にとって重要な物であれば厳重に。
 反対に、誰でも閲覧可能そうな物は図書館等に置くそうだ。

 で、今回のはお菓子のレシピなので図書館にあったわけ。
 でもさ、厳重に保管してても無意味じゃない?って思うでしょ?
 コレが無意味じゃないんだなぁ~、だって私みたいのが居るから。


 なのでこのレシピで、私がお菓子業界のトップに立つのだ!!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~

ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。 しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。 やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。 そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。 そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。 これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました

桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。 言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。 しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。 ──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。 その一行が、彼の目に留まった。 「この文字を書いたのは、あなたですか?」 美しく、完璧で、どこか現実離れした男。 日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。 最初はただの好奇心だと思っていた。 けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。 彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。 毎日19時に更新予定です。

貧乏育ちの私が転生したらお姫様になっていましたが、貧乏王国だったのでスローライフをしながらお金を稼ぐべく姫が自らキリキリ働きます!

Levi
ファンタジー
前世は日本で超絶貧乏家庭に育った美樹は、ひょんなことから異世界で覚醒。そして姫として生まれ変わっているのを知ったけど、その国は超絶貧乏王国。 美樹は貧乏生活でのノウハウで王国を救おうと心に決めた! ※エブリスタさん版をベースに、一部少し文字を足したり引いたり直したりしています

処理中です...