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精霊
契約 2
しおりを挟む廊下でわちゃわちゃしていた私達だが、取り敢えず~で移動した場所は現在、私が間借りしているお部屋です。
因みに、廊下で話していてジルの言葉で気が付いた時には、遠目に侍女さん達が此方を伺っていた・・・。
どおりで誰も近くを通らなかったはずだ。
通行の邪魔しちゃったよ・・・反省だな!
で、部屋でまったりお茶している二人を置いて、隣の部屋にてワンピースに着替えましたよ。えぇ。
・・・サイズがぴったりし過ぎてて、怖い。
目測でこんなにサイズが合うのか?
それともシリウスが特別製なのか?
子供服って直ぐにサイズが大きくなるから、こんなにぴったりに合わないと思うんだ・・・。
ダメだ。これ以上考えるといけない気がする!
考えるのを止めよう!
「ルーチェはピンクも似合うけど水色も可愛い!」
「ルーチェは全体的に白いから、淡いが似合うね」
「ルーチェ、可愛い」
うん。悶々と考えていた私に精霊達が、誉め言葉をくれ。
そうでしょ!私可愛い!(笑)
いやぁ~自分で胸張って可愛いって言うのに、抵抗が無い子って凄いね。
自信が無いと言えないや・・・。
ですが!今世の私は可愛いので、自信もって言えます!
それにしても・・・ロワさん。
全体的に白いって誉め言葉なんか?他に言い方があったろ?
レイナは頬にすりすりして来て可愛い。
レイナすりすりが好きね。
レイナが離れないので、レイナを抱っこしたまま、まったりお茶を飲む二人の元に向かった。
「着替えましたよ~」
「おー似合うじゃん!いいね!」
「あぁ、サイズも良さそうだ」
うむ。二人とも合格ですな!
皆さん、女の子が可愛くしたら褒めるのが基本ですよ。
間違っても、〝いつものが良い″とか言っちゃダメだよ?
女の子は褒められるともっと可愛くなるのだから!!
言わなくても分かるだろ?精神はダメですよ。
気持ちは言葉にしないと伝わらないんですからね!!
・・・いや。私がねそうだったとかじゃないからね!
誤解はいけないよ君。
「さて、んじゃ俺はそろそろ帰るな」
じゃ!っと去ろうとするジル。
「え?ご飯一緒に食べてくれないの?」
「俺のを急に用意させるのはなぁ・・・」
「私とは一緒だぞ」
「んん?・・・二人一緒に話すのやめて?」
流石、従兄弟!息ぴったり!!
じゃないよ!もう!
結局シリウスの
「ジルの分も用意させるから、皆で食べればいい」
と決着がつきました。
この後、夕食を皆で食べてからジルをお見送り(部屋の外までしかさせて貰えなかった・・・。迷子になるからって)をして、お風呂に入り寝ました!
健康的な生活だね!!
因みに前日のロワさんからの呼び出しは、「いろいろと面倒がらずに、お話をしなさい!」と怒られました。
今日はもう遅いから、明日にシリウスのお仕事が終わったらお話すると約束させられました・・・。
だってさ・・・組み立ててお話するの苦手なんだもの。
直ぐに話が逸れてそのまま行方不明になりそうだし。
って言ったら、無言の圧力を感じた。
宣言しよう!私はアレに耐えられない・・・。
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