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六 掛台
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払暁とともに、騒ぎは広まっていった。
衛兵副長の谷口が、上長となにか言葉を交わしている。領主の屋敷の庭だった。
玄馬は芝山平司と二人で、三十六名の黒尽くめの者たちを斬り伏せていた。躰のあちこちに傷を受けている。浅傷がほとんどで、深傷は左の二の腕のものだけだ。糸で縫い合わせる手当てを受けた。いまは布を押しあてている。そのうち血は止まるだろう。平司も、深傷は二箇所でなんとか生きていた。脇腹をやられているが、臓物には達していないようだ。まだ若い。生きられるだろう。
駆けつけた平司は、単独で穂香を追っていた。玄馬が田所に呼び出された料理屋へ出向いたあと、異変に気づいて様子を見ていたらしい。穂香が連れ去られるところに止めに入り、左腕を斬られている。玄馬の宅の庭に残っていた血痕は、平司のものだったようだ。穂香は無傷で、いまは手当てを受けて横になった平司のそばに、腰をおろしている。
谷口がそばに来た。
「兵藤先生。田所様は、やはり口を開かれません」
「であろうな」
斬りかかる連中を片づけて歩み寄ると、田所は額を縁の板敷きに擦りつけて命乞いをした。黒尽くめの者たちを雇ったのは自分ではない、これほどの騒ぎにするつもりはなかった、とわめきたてた。いくらだ。玄馬は田所に訊いた。自分の首に値をつけさせたのだ。玄馬は、答えを聞いて斬り捨ててやろうとしたが、平司がそれを止めた。田所は、腰を落としたまま小便を漏らしていた。鼻を衝く臭気に、斬る気も失せた。
田所はみずから辞すると言ったが、どちらにしても領主としては、もうやっていけないだろう。今回のことだけではなく、帳簿の改竄や、ならず者による金貸しの斡旋など、さまざまなことが裏で行われていたようだ。
結局は行き詰った資金繰りのために、玄馬の砥ぎあげた短刀を、烈華国の商人に売りつけようとしていたということだ。田所にとっては、売れるものであればなんでもよかったのだ。
玄馬は短刀を金にする気など、はじめからなかった。思った以上の仕上がりにはなったが、結果的にそれが金になるものだと聞いても、心は動きようもなかった。そういうつもりで砥いできたのではないのだ。
何度誘いを受けても、自分でも意外なほど気持ちは動かなかった。こめた想い。砥石に語り続けてきたこと。それを金のにおいに寄ってくる男の生臭さで汚されたくなかった。いまにして思えば、そういうことなのかもしれない。
谷口が部下に指示を出しに行ったので、穂香と平司のそばへ歩み寄った。蹌踉として歩く。無理もなかった。
躰のあらゆる箇所が痛む。真剣を振りまわしたのは、何年ぶりになるのか。眠っていたものが目覚め、倉岡と競い合っていたころを思い出すようだった。
「先生。これでも俺を、弟子にしていただけませんか」
上体を起こそうとする平司を、穂香の手が制した。
「弟子はとらん。何度来ても同じだと言ったろう」
残念そうにする平司と一緒に、かすかに穂香の表情も動いた。
「お前はいい網を投げるじゃないか。砥師になどならず、穂香に美味い魚を食わせてやってくれ」
「先生、それは」
「隠すことはない。私のことはいいんだ、穂香。お前は倉岡の、お前の父のためにも、自分の気持ちに正直に生きろ」
「いまだから言います。兵藤先生。本当は、半分くらいは穂香さんに会うために通っておりました」
「なんという奴だ、まったく」
笑うと、傷が痛んだ。その痛みが、不思議と悪いものではなかった。
騒ぎから、十二日が経っていた。
縁に向かう戸を開けていると風が冷たく感じられた。
秋は一層深まり、枯れた色の庭に、赤子の掌のような紅葉の葉が、もう冬が近いことを教えに来ている。
穂香は、二人分の茶の用意をすると平司のところへ見舞いに出ていった。必要ないと言ったが、囲炉裏には控えめに炭が入れてあった。
「いや、冷えこんできましたな。私も腿を斬られてからは、すっかり出歩かなくなってしまって。こうして玄馬さんと茶を頂くのも、随分と久しぶりのような気がします」
約竹祥太。騒ぎのあと何日か経って一度、門前で訪いを受けたが、玄馬は傷を理由に断っていた。そのとき見舞いの品を置いて帰ったが、今日はまた新たに包みを持ってきていた。傷の痛みを和らげる薬が入っているという。
今日は、通りを歩いていた薬店の小僧に駄賃をやり、使いをやって玄馬が呼び出していた。
「少し痩せたのではないか、祥太」
「夏の終わりごろ町外れに開いた薬店が、それはもう大層な人気でしてね」
「商売あがったりというやつか」
「ええ、まさにそういうことでして。冬を前に蓄えのない鼠のように、尻に火がついております」
祥太が躰を揺するようにして笑う。痩せてもまだ充分に肥っていて、笑うと気のいい商人の風体が覗く。
騒ぎの前と同じように、卓を挟んで向かい合っていた。まだ湯気の昇る茶を啜る。湯気とともに、馥郁とした香りが場を漂っていた。
「それにしても、玄馬さんがご無事で本当によかった。私も斬られはしましたが、たいしたことはなかったし」
「この薬は、傷の痛みだけに利くのか?」
「馬葡萄を主に、数種類の薬草が混ぜてあります。飲むことで、感じる痛みを和らげるものです。すぐに傷が治るわけではありませんが」
祥太が、布で額に滲んだ汗を拭った。それほど汗をかく時季ではなくなっている。
庭に眼をやった。風が、またひとつ、ふたつと紅葉を散らせている。落葉は、あとひと月も経てば雪に変わるだろう。
おもむろに立ちあがり、玄馬は背後の掛台から取った太刀を一閃させた。
「これはっ」
玄馬の動きは実際のところゆっくりとしたものだった。それでも、祥太は身動きひとつできなかったはずだ。立ちあがった瞬間、玄馬は抑えていた殺気を一気に解き放ったのだ。
祥太の着物が斬れて割れ、肌の露わになった腹にひと筋、赤い線が浮いている。ほとんど斬れてはいない。刃先をかすめさせただけだ。
「な、なにをされますっ」
祥太の声は、慄えていた。声だけではない。大きな躰も揺れている。
「侮るなよ、祥太。私を友と呼びながら、目腐れ金と、店の薬の制約を緩くしてもらうためだけに領主に尻尾を振るとはな」
「そんなことは」
「無駄だ。白々しい真似はやめろ」
刃先を、祥太の首に向ける。祥太が、声にならない声をあげた。
玄馬には確信があったが、念のため衛兵の谷口に言って、調べさせていた。領主、田所の居室に飾られた壺のなかに、祥太の薬店に関する書類が隠されていたという。同時に、握らせた金の動きも明らかになった。
祥太は、利を得るために短刀のことを田所に話しただけではない。受け取った金で黒尽くめの連中を雇い、玄馬を襲わせるのではなく、無関係な穂香を連れ去らせた。時を同じくして玄馬を料理屋に呼び出した田所と、示し合わせていたのだろう。
そして自分に疑いがかからぬように、わざわざ斬られて手負いを装った。薄汚い真似を考えたものだ。と玄馬は思った。
「漏らすなよ。この部屋がお前の小便で汚れるなら、血で汚れるも同じだ」
祥太が身を固くして何度もうなずいた。歯が小刻みに鳴っている。
「玄馬さん、血が」
「痛み止めをやろう。馬葡萄を主に、薬専の旦那が拵えたものらしいぞ」
祥太が持ちこんだ足元の包みを蹴った。床を滑った包みは、祥太の膝にぶつかって止まった。
たいした出血ではない。放っておいてもすぐに血は止まるだろう。
「このまま死ぬか、この町から消えるか選べ、祥太」
すべてを知っている谷口には、明日まで待てと言ってある。肥った鼠だが、捕縛の前に網をくぐって逃げることはできるだろう。
虚しくなるほどの秋晴れだった。庭からの冷たい風が部屋に吹きこむ。
囲炉裏の炭が、一度爆ぜて崩れた。
衛兵副長の谷口が、上長となにか言葉を交わしている。領主の屋敷の庭だった。
玄馬は芝山平司と二人で、三十六名の黒尽くめの者たちを斬り伏せていた。躰のあちこちに傷を受けている。浅傷がほとんどで、深傷は左の二の腕のものだけだ。糸で縫い合わせる手当てを受けた。いまは布を押しあてている。そのうち血は止まるだろう。平司も、深傷は二箇所でなんとか生きていた。脇腹をやられているが、臓物には達していないようだ。まだ若い。生きられるだろう。
駆けつけた平司は、単独で穂香を追っていた。玄馬が田所に呼び出された料理屋へ出向いたあと、異変に気づいて様子を見ていたらしい。穂香が連れ去られるところに止めに入り、左腕を斬られている。玄馬の宅の庭に残っていた血痕は、平司のものだったようだ。穂香は無傷で、いまは手当てを受けて横になった平司のそばに、腰をおろしている。
谷口がそばに来た。
「兵藤先生。田所様は、やはり口を開かれません」
「であろうな」
斬りかかる連中を片づけて歩み寄ると、田所は額を縁の板敷きに擦りつけて命乞いをした。黒尽くめの者たちを雇ったのは自分ではない、これほどの騒ぎにするつもりはなかった、とわめきたてた。いくらだ。玄馬は田所に訊いた。自分の首に値をつけさせたのだ。玄馬は、答えを聞いて斬り捨ててやろうとしたが、平司がそれを止めた。田所は、腰を落としたまま小便を漏らしていた。鼻を衝く臭気に、斬る気も失せた。
田所はみずから辞すると言ったが、どちらにしても領主としては、もうやっていけないだろう。今回のことだけではなく、帳簿の改竄や、ならず者による金貸しの斡旋など、さまざまなことが裏で行われていたようだ。
結局は行き詰った資金繰りのために、玄馬の砥ぎあげた短刀を、烈華国の商人に売りつけようとしていたということだ。田所にとっては、売れるものであればなんでもよかったのだ。
玄馬は短刀を金にする気など、はじめからなかった。思った以上の仕上がりにはなったが、結果的にそれが金になるものだと聞いても、心は動きようもなかった。そういうつもりで砥いできたのではないのだ。
何度誘いを受けても、自分でも意外なほど気持ちは動かなかった。こめた想い。砥石に語り続けてきたこと。それを金のにおいに寄ってくる男の生臭さで汚されたくなかった。いまにして思えば、そういうことなのかもしれない。
谷口が部下に指示を出しに行ったので、穂香と平司のそばへ歩み寄った。蹌踉として歩く。無理もなかった。
躰のあらゆる箇所が痛む。真剣を振りまわしたのは、何年ぶりになるのか。眠っていたものが目覚め、倉岡と競い合っていたころを思い出すようだった。
「先生。これでも俺を、弟子にしていただけませんか」
上体を起こそうとする平司を、穂香の手が制した。
「弟子はとらん。何度来ても同じだと言ったろう」
残念そうにする平司と一緒に、かすかに穂香の表情も動いた。
「お前はいい網を投げるじゃないか。砥師になどならず、穂香に美味い魚を食わせてやってくれ」
「先生、それは」
「隠すことはない。私のことはいいんだ、穂香。お前は倉岡の、お前の父のためにも、自分の気持ちに正直に生きろ」
「いまだから言います。兵藤先生。本当は、半分くらいは穂香さんに会うために通っておりました」
「なんという奴だ、まったく」
笑うと、傷が痛んだ。その痛みが、不思議と悪いものではなかった。
騒ぎから、十二日が経っていた。
縁に向かう戸を開けていると風が冷たく感じられた。
秋は一層深まり、枯れた色の庭に、赤子の掌のような紅葉の葉が、もう冬が近いことを教えに来ている。
穂香は、二人分の茶の用意をすると平司のところへ見舞いに出ていった。必要ないと言ったが、囲炉裏には控えめに炭が入れてあった。
「いや、冷えこんできましたな。私も腿を斬られてからは、すっかり出歩かなくなってしまって。こうして玄馬さんと茶を頂くのも、随分と久しぶりのような気がします」
約竹祥太。騒ぎのあと何日か経って一度、門前で訪いを受けたが、玄馬は傷を理由に断っていた。そのとき見舞いの品を置いて帰ったが、今日はまた新たに包みを持ってきていた。傷の痛みを和らげる薬が入っているという。
今日は、通りを歩いていた薬店の小僧に駄賃をやり、使いをやって玄馬が呼び出していた。
「少し痩せたのではないか、祥太」
「夏の終わりごろ町外れに開いた薬店が、それはもう大層な人気でしてね」
「商売あがったりというやつか」
「ええ、まさにそういうことでして。冬を前に蓄えのない鼠のように、尻に火がついております」
祥太が躰を揺するようにして笑う。痩せてもまだ充分に肥っていて、笑うと気のいい商人の風体が覗く。
騒ぎの前と同じように、卓を挟んで向かい合っていた。まだ湯気の昇る茶を啜る。湯気とともに、馥郁とした香りが場を漂っていた。
「それにしても、玄馬さんがご無事で本当によかった。私も斬られはしましたが、たいしたことはなかったし」
「この薬は、傷の痛みだけに利くのか?」
「馬葡萄を主に、数種類の薬草が混ぜてあります。飲むことで、感じる痛みを和らげるものです。すぐに傷が治るわけではありませんが」
祥太が、布で額に滲んだ汗を拭った。それほど汗をかく時季ではなくなっている。
庭に眼をやった。風が、またひとつ、ふたつと紅葉を散らせている。落葉は、あとひと月も経てば雪に変わるだろう。
おもむろに立ちあがり、玄馬は背後の掛台から取った太刀を一閃させた。
「これはっ」
玄馬の動きは実際のところゆっくりとしたものだった。それでも、祥太は身動きひとつできなかったはずだ。立ちあがった瞬間、玄馬は抑えていた殺気を一気に解き放ったのだ。
祥太の着物が斬れて割れ、肌の露わになった腹にひと筋、赤い線が浮いている。ほとんど斬れてはいない。刃先をかすめさせただけだ。
「な、なにをされますっ」
祥太の声は、慄えていた。声だけではない。大きな躰も揺れている。
「侮るなよ、祥太。私を友と呼びながら、目腐れ金と、店の薬の制約を緩くしてもらうためだけに領主に尻尾を振るとはな」
「そんなことは」
「無駄だ。白々しい真似はやめろ」
刃先を、祥太の首に向ける。祥太が、声にならない声をあげた。
玄馬には確信があったが、念のため衛兵の谷口に言って、調べさせていた。領主、田所の居室に飾られた壺のなかに、祥太の薬店に関する書類が隠されていたという。同時に、握らせた金の動きも明らかになった。
祥太は、利を得るために短刀のことを田所に話しただけではない。受け取った金で黒尽くめの連中を雇い、玄馬を襲わせるのではなく、無関係な穂香を連れ去らせた。時を同じくして玄馬を料理屋に呼び出した田所と、示し合わせていたのだろう。
そして自分に疑いがかからぬように、わざわざ斬られて手負いを装った。薄汚い真似を考えたものだ。と玄馬は思った。
「漏らすなよ。この部屋がお前の小便で汚れるなら、血で汚れるも同じだ」
祥太が身を固くして何度もうなずいた。歯が小刻みに鳴っている。
「玄馬さん、血が」
「痛み止めをやろう。馬葡萄を主に、薬専の旦那が拵えたものらしいぞ」
祥太が持ちこんだ足元の包みを蹴った。床を滑った包みは、祥太の膝にぶつかって止まった。
たいした出血ではない。放っておいてもすぐに血は止まるだろう。
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