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第27話 意外な所で
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その日の放課後。
全ての授業を終えたザガード達は、部活をする為、部室に向かう。
「今日は何を作るか楽しみですね。お嬢様」
ザガードは体を動かしたので、出来れば甘い物を作って食べたいなと思い、リエリナに言う。
「…………」
しかし、リエリナは何処か不満そうな顔をしていた。
「お嬢様?」
「……ねぇ、ザガード」
「はい」
「わたし、この部に入って、どれくらい経つのかしら?」
「ええっと、そうですね。……約二週間ほどですね。それが何かありましたか?」
「わたし、この部に入ってから食材は切る事はあっても、料理を作る事は一度もないのだけど」
「そ、そうでしたか?」
惚けた顔をするザガード。
正直に言って、リエリナが何か手伝おうとしたら。
『お嬢様。皿を出してください』
『お嬢様。台の上を綺麗にしてください。そうした方が楽に食べれます』
『お嬢様。椅子を人数分出してくれますか』
と言って、調理に参加させないようにしていた。
「しかし、お嬢様は料理には慣れていません。なので、横で見て覚えてからでも良いのはと思うのですが」
「もう二週間近く見ていたのだから、大丈夫だと思うのだけど」
「いえいえ、このような事は自分が大丈夫だと思っても、周りの者からしたら、まだまだと思う事があります。ですので、もう少し横で見ていたら良いと思います」
「じゃあ、後どれくらい横で見ていたら良いのかしら?」
リエリナの問いに、ザガードは言葉を詰まらせた。
正直に言って調理させたくないのだが、それを言えば意固地になって、余計に調理したがるだろうと容易に想像できていた。
伊達に、長年仕えている訳ではないようだ。
しかし、自分がどう言っても、リエリナは調理したがるだろうと思うザガード。
どうしたものかと頭を悩ませていると、名案が思い付いたとばかりに、手を叩いた。
「そうだ。部活なのだから、あの人に訊けば良いのだ」
ザガードは言っていて名案とばかりに何度も頷いた。
「あの人?」
ザガードの口から出た〝あの人〟という言葉が気になるリエリナ。
「ねぇ、ザガード」
「はい。お嬢様」
ザガードは笑顔で答える。
「その〝あの人〟というのは誰の事ですか?」
「はい。それはですね」
ザガードが答えようとしたら。
「あら、二人共。こんな所で立ち話をしたら、通行の邪魔になるわよ」
後ろから声を掛けられ、ザガード達が振り返ると、そこに居たのはチゼッタが居た。
「これは、部長。御機嫌よう」
リエリナが挨拶するので、ザガードは会釈した。
「ええ、貴女もね。ところで、二人はこんな所で何の話をしていたの?」
気になって訊ねるチゼッタ。
「丁度良かった。部長。お話がありますので、少々お耳を貸してください」
「良いけど、息を吹きかけないでね」
「しませんっ」
悪戯っ子ぽい顔でそんな事を言うチゼッタ。
それを聞いてリエリナは目を細めてザガードを見るが、ザガードは声を大にして否定した。
否定してから、ザガードはリエリナに聞こえない様に出来るだけ声量を抑えた。
「……という訳でして」
「ふむふむ。成程、で、わたしは何をすれば良いの?」
「部長はまだ早いから、もう少し待ちましょうと言ってください」
「……分かったわ」
チゼッタはザガードから離れて、リエリナの方に見る。
「リエリナさん」
「は、はい。部長」
「部に入って、二週間近く絶つけど、どうかしら、部に慣れた?」
「はい。慣れました」
「そう。じゃあ、そろそろ、何か作りたいと思う頃ね」
「はい。部長」
「じゃあ、今日、何か作りましょうか」
「はいっ」
チゼッタの言葉を聞いて、顔を輝かせるリエリナ。
(ええええええっ⁉)
ザガードは内心で叫んだ。
頼んだ事と真逆の事したので、衝撃だったからだ。
「ぶ、ぶちょう?」
「いいじゃない。偶には何かを作らせても、失敗も次に成功に繋がる糧よ」
「ですが」
「それに、こんな顔をしているのに、貴方、そんな事が言える?」
チゼッタはリエリナを見るので、ザガードもリエリナを見た。
「~~~~♪」
楽しそうに鼻歌を歌いながら、廊下を歩いているリエリナ。
それを見て、ザガードは渋い顔をした。
「あれで、駄目と言える?」
「……無理です」
「それに今日はそんなに難しい物は作らないから大丈夫よ」
「ちなみに、何を作るのですか?」
「今日はね、キノコのオイル煮よ」
「オイル煮ですか。それだったら・・・・・・」
キノコを切って、オリーブオイルで煮るという料理だ。
料理の素人でも簡単に出来る料理と言えるだろう。
「今日は随分と酒のお供になりそうな料理ですね」
「旬だからよ。業者からマッシュルームを大量に貰ったから、処理しないとね」
「成程」
ザガードがチゼッタと話をしていると。
「御二人共、早く部室に行きませんか?」
自分だけ先を歩いている事に気付いたリエリナは、振り返るとザガード達が止まっているので声を掛けた。
「ごめんさいね。今行くわ」
チゼッタがそう言って歩き出したので、ザガードもその後に付いて行った。
そして、三人は部室に着くと、直ぐにエプロンを着て調理の準備をしだした。
やがて、他の部員達もやって来て、準備を始めた。
部員が全員集まったので、チゼッタは部室の一番奥にある調理台に立った。
「皆さん。集まりましたね。では、今日の料理を説明しますね」
チゼッタは事前に作っていたマッシュルームのオイル煮を見せながら説明した。
「では、皆さん。材料はそちらにありますので、好きなだけ取って下さいね」
チゼッタが手で示した先には、白と茶色のマッシュルームが二つの箱の中に色で分けられ山の様に入っていた。
「部長。オイル煮で残ったオイルはどうするのですか?」
部員の一人が気になって訊ねた。
「残ったオイルは、こちらにバゲットとパスタを用意しましたので、それらを使って食べましょう」
「分かりました」
聞いた部員はそれを聞いて、材料を取りに向かう。
ザガードが材料を取りに行こうとしたら、リエリナが袖を引っ張った。
「お嬢様?」
「ねぇ、ザガード」
「はい。何ですか?」
「今日はわたしが作っても良いですよね」
「え、ええ、まぁ・・・」
本当はさせたくないのだが、チゼッタが許可したので仕方がないと思う事にしたザガード。
それを聞いたリエリナは笑顔で手を叩いた。
「という訳で、今日は貴方の手を借りないで作りたいのです」
「えっ⁉」
ザガードは顔をひきつらせた。
「という訳で、部室の外で待っていてくださいね」
リエリナはザガードの背を押した。
「えっ、別に部室から出る必要がないのでは?」
「貴方が居たら手を借りそうだし、勝手に手を出しそうだから出来るまで外で待っていなさい」
リエリナに背を押され、ザガードは部室から押し出された。
部室から出されたザガードは、部室の前で落ち着きなく歩き回っていた。
その様子はまるで、牢に入れられた子熊のようであった。
ザガードがそんな風に落ち着きなく動いていると。
「あら、貴方はザガードだったわね。こんな所でどうかなさったの?」
そうザガードに声を掛けたのは、ローザアリアであった。
全ての授業を終えたザガード達は、部活をする為、部室に向かう。
「今日は何を作るか楽しみですね。お嬢様」
ザガードは体を動かしたので、出来れば甘い物を作って食べたいなと思い、リエリナに言う。
「…………」
しかし、リエリナは何処か不満そうな顔をしていた。
「お嬢様?」
「……ねぇ、ザガード」
「はい」
「わたし、この部に入って、どれくらい経つのかしら?」
「ええっと、そうですね。……約二週間ほどですね。それが何かありましたか?」
「わたし、この部に入ってから食材は切る事はあっても、料理を作る事は一度もないのだけど」
「そ、そうでしたか?」
惚けた顔をするザガード。
正直に言って、リエリナが何か手伝おうとしたら。
『お嬢様。皿を出してください』
『お嬢様。台の上を綺麗にしてください。そうした方が楽に食べれます』
『お嬢様。椅子を人数分出してくれますか』
と言って、調理に参加させないようにしていた。
「しかし、お嬢様は料理には慣れていません。なので、横で見て覚えてからでも良いのはと思うのですが」
「もう二週間近く見ていたのだから、大丈夫だと思うのだけど」
「いえいえ、このような事は自分が大丈夫だと思っても、周りの者からしたら、まだまだと思う事があります。ですので、もう少し横で見ていたら良いと思います」
「じゃあ、後どれくらい横で見ていたら良いのかしら?」
リエリナの問いに、ザガードは言葉を詰まらせた。
正直に言って調理させたくないのだが、それを言えば意固地になって、余計に調理したがるだろうと容易に想像できていた。
伊達に、長年仕えている訳ではないようだ。
しかし、自分がどう言っても、リエリナは調理したがるだろうと思うザガード。
どうしたものかと頭を悩ませていると、名案が思い付いたとばかりに、手を叩いた。
「そうだ。部活なのだから、あの人に訊けば良いのだ」
ザガードは言っていて名案とばかりに何度も頷いた。
「あの人?」
ザガードの口から出た〝あの人〟という言葉が気になるリエリナ。
「ねぇ、ザガード」
「はい。お嬢様」
ザガードは笑顔で答える。
「その〝あの人〟というのは誰の事ですか?」
「はい。それはですね」
ザガードが答えようとしたら。
「あら、二人共。こんな所で立ち話をしたら、通行の邪魔になるわよ」
後ろから声を掛けられ、ザガード達が振り返ると、そこに居たのはチゼッタが居た。
「これは、部長。御機嫌よう」
リエリナが挨拶するので、ザガードは会釈した。
「ええ、貴女もね。ところで、二人はこんな所で何の話をしていたの?」
気になって訊ねるチゼッタ。
「丁度良かった。部長。お話がありますので、少々お耳を貸してください」
「良いけど、息を吹きかけないでね」
「しませんっ」
悪戯っ子ぽい顔でそんな事を言うチゼッタ。
それを聞いてリエリナは目を細めてザガードを見るが、ザガードは声を大にして否定した。
否定してから、ザガードはリエリナに聞こえない様に出来るだけ声量を抑えた。
「……という訳でして」
「ふむふむ。成程、で、わたしは何をすれば良いの?」
「部長はまだ早いから、もう少し待ちましょうと言ってください」
「……分かったわ」
チゼッタはザガードから離れて、リエリナの方に見る。
「リエリナさん」
「は、はい。部長」
「部に入って、二週間近く絶つけど、どうかしら、部に慣れた?」
「はい。慣れました」
「そう。じゃあ、そろそろ、何か作りたいと思う頃ね」
「はい。部長」
「じゃあ、今日、何か作りましょうか」
「はいっ」
チゼッタの言葉を聞いて、顔を輝かせるリエリナ。
(ええええええっ⁉)
ザガードは内心で叫んだ。
頼んだ事と真逆の事したので、衝撃だったからだ。
「ぶ、ぶちょう?」
「いいじゃない。偶には何かを作らせても、失敗も次に成功に繋がる糧よ」
「ですが」
「それに、こんな顔をしているのに、貴方、そんな事が言える?」
チゼッタはリエリナを見るので、ザガードもリエリナを見た。
「~~~~♪」
楽しそうに鼻歌を歌いながら、廊下を歩いているリエリナ。
それを見て、ザガードは渋い顔をした。
「あれで、駄目と言える?」
「……無理です」
「それに今日はそんなに難しい物は作らないから大丈夫よ」
「ちなみに、何を作るのですか?」
「今日はね、キノコのオイル煮よ」
「オイル煮ですか。それだったら・・・・・・」
キノコを切って、オリーブオイルで煮るという料理だ。
料理の素人でも簡単に出来る料理と言えるだろう。
「今日は随分と酒のお供になりそうな料理ですね」
「旬だからよ。業者からマッシュルームを大量に貰ったから、処理しないとね」
「成程」
ザガードがチゼッタと話をしていると。
「御二人共、早く部室に行きませんか?」
自分だけ先を歩いている事に気付いたリエリナは、振り返るとザガード達が止まっているので声を掛けた。
「ごめんさいね。今行くわ」
チゼッタがそう言って歩き出したので、ザガードもその後に付いて行った。
そして、三人は部室に着くと、直ぐにエプロンを着て調理の準備をしだした。
やがて、他の部員達もやって来て、準備を始めた。
部員が全員集まったので、チゼッタは部室の一番奥にある調理台に立った。
「皆さん。集まりましたね。では、今日の料理を説明しますね」
チゼッタは事前に作っていたマッシュルームのオイル煮を見せながら説明した。
「では、皆さん。材料はそちらにありますので、好きなだけ取って下さいね」
チゼッタが手で示した先には、白と茶色のマッシュルームが二つの箱の中に色で分けられ山の様に入っていた。
「部長。オイル煮で残ったオイルはどうするのですか?」
部員の一人が気になって訊ねた。
「残ったオイルは、こちらにバゲットとパスタを用意しましたので、それらを使って食べましょう」
「分かりました」
聞いた部員はそれを聞いて、材料を取りに向かう。
ザガードが材料を取りに行こうとしたら、リエリナが袖を引っ張った。
「お嬢様?」
「ねぇ、ザガード」
「はい。何ですか?」
「今日はわたしが作っても良いですよね」
「え、ええ、まぁ・・・」
本当はさせたくないのだが、チゼッタが許可したので仕方がないと思う事にしたザガード。
それを聞いたリエリナは笑顔で手を叩いた。
「という訳で、今日は貴方の手を借りないで作りたいのです」
「えっ⁉」
ザガードは顔をひきつらせた。
「という訳で、部室の外で待っていてくださいね」
リエリナはザガードの背を押した。
「えっ、別に部室から出る必要がないのでは?」
「貴方が居たら手を借りそうだし、勝手に手を出しそうだから出来るまで外で待っていなさい」
リエリナに背を押され、ザガードは部室から押し出された。
部室から出されたザガードは、部室の前で落ち着きなく歩き回っていた。
その様子はまるで、牢に入れられた子熊のようであった。
ザガードがそんな風に落ち着きなく動いていると。
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