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第二章 クラスメイトは吸血鬼
35.全裸で迎える大団円①
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最初は小さかった火種は時間が経過するごとに勢いを増していき、とうとう誰にも止められないまでに大きくなっていった。
吸血鬼。
人狼。
夢魔。
町に存在している三つの怪物ギャングの対立はどんどん加熱していき、もはや引き返せない段階にまで達している。
伏影ナズナ、有楽院ツバキの説得にも失敗してしまい、もはや抗争を止めることは不可能となっていた。
「よし、お前達。これより有楽院の拠点を襲撃する!」
とあるクラブの個室に集まった男達に向けて、ヒゲ面の男性が宣言する。
そこは伏影一族が経営している店であり、集まっている男達はいずれもギャングの兵隊だった。
戦闘員である彼らは、これから有楽院一族が拠点にしている建物に同時襲撃することになっている。
吸血鬼は夢魔に強く、夢魔は人狼に強く、人狼は吸血鬼に強い。
この三竦みの関係によると、人狼である伏影は夢魔である有楽院に弱いことになる。
伏影は自分達にとっての天敵である有楽院を奇襲によって一気に殲滅することにより、三竦みの抗争に終止符を打とうとしていた。
「夢魔どもは魔術を得意としている。奴らにおかしな術を使う暇を与えるな! 術を使わせなければ貧弱な人間と同じ……我ら人狼一族の敵ではない!」
「「「「「おおっ!」」」」」
伏影の戦闘員らがクラブの床下などに隠していた銃器を取り出し、武装する。
三つのギャングが抗争を始めれば構成員だけではなく、無関係な一般人をも巻き込むことになるだろう。
しかし、燃え広がった闘争の炎はギャング達から理性を奪っており、罪のない人間の命を踏みにじることへの抵抗を奪っていた。
「根暗な夢魔どもを巣穴から引きずり出せ!」
「皆殺しだ! 一人残らずブチ殺せ!」
いくつかのグループに分かれた人狼ギャングが車に乗って、有楽院の拠点に向けて走っていく。
有楽院はこの町において風俗店の経営を収入源とする一族である。繁華街にある風俗店に車を走らせ、人狼ギャングが一気呵成に店に乗り込んだ。
「テメエら、動くんじゃねえ!」
「抵抗するんじゃねえぞ! おかしなことをしやがったら…………は?」
扉を蹴破り、銃を構えて店内に流れ込む人狼ギャングであったが……そこには予想外の光景が広がっていた。
「コイツら……死んでるのか?」
そこには、大勢の人間が倒れていた。
スーツ姿の男、ドレスを着込んだ女……まだ準備中の時間なので客らしき人間はいない。倒れているのはいずれも店の従業員だ。
「う……うう……」
「あ、生きてますぜ! 死んでません!」
人狼ギャングの一人が倒れている従業員を確認する。
彼らは気絶しているものの、死んでいる者はいなかった。
「吸血鬼共に先を越されたのか……? 誰も死んでいないのは、どういうわけだ……?」
リーダー格の人狼ギャングが倒れている女性に顔を近づけて匂いを嗅ぐ。人狼の嗅覚で確認すると……間違いない、夢魔のようだ。
「ちょっとちょっとー! お客さん、困りますよー。ウチの店はお触り禁止ですよー?」
「ッ……!」
急に店の奥から気の抜けるような声が聞こえてきた。
人狼ギャングが声がした方に銃を向ける。
「あらら、どんなプレイをしたらこんなザマになるんだか。激しすぎますよ、お客さーん」
「ガッ!」
人狼ギャングの1人が首に打撃を喰らい、床に昏倒する。
その攻撃は声がしたのとは違う場所……背後から襲ってきた。
「くっ……敵だ! やっちまえ!」
「させないよー、お客さん」
「グプッ!?」
黒い影が店内を走る。
目にも留まらぬ攻撃が次々と人狼ギャングを襲い、彼らを床に沈めていく。
銃を発砲するギャングもいたが……弾丸が標的を捉えることはできなかった。
「あーらら、過激なプレイですこと。そんなにハシャイで、こういうお店は初めてかしらん?」
「……誰だ、テメエ!」
次々と部下がやられていき、いよいよ、リーダー格の人狼ギャング一人になってしまった。
油断なく機関銃を向けるが……彼の前に一人の少年が現れる。
「は……?」
高校生くらいの少年の登場に、リーダー格の人狼ギャングが眼を瞬たかせる。
どうしてこんな子供が出てきたのかというのもあるが、それ以上に驚くことがあった。
何故か少年は肩にドレスの女性を担いでおり、気を失っていると思われる彼女の尻を撫で回していたのである。
「こんなときに女を……人質のつもりか?」
「いやいや、使った分の力を充電してるだけだよ。綺麗な女の人がたくさんいるお店で助かった」
「……テメエは吸血鬼の仲間か? こんな若い鉄砲玉がいるとは聞いてねえが……」
「だろうね。無関係だもの」
少年が担いでいた女性を床に寝かせ、両手を広げる。
「顔見知りが1人いるだけ仲間とかじゃないよ。俺はただ、自分がやりたいようにやることにしただけだ」
「…………」
「戦争を止めてみせるとは言ったけど……考えてみたら、俺はそういうのができる人間じゃなかった。俺はあくまでも神の敵を討ち滅ぼす勇者であって、聖者でもなければ平和の使者でもなかったんだから」
「ワケがわからねえが……敵ってことはわかった。死ねよ」
少年に向けられた機関銃の引き金を引こうとする。
一度、引き金が引かれたら死の弾丸が無数に吐き出され、少年は蜂の巣になることだろう。
「焦るなよ。早い男は嫌われるぞ?」
しかし、少年の手から黒い影が走った。
黒い触手のようなものが伸びて機関銃をたたき落とす。
「なっ……!」
「悪いけど……物騒なナニをぶっぱなそうとするお客さんは出禁だよ。おねんねしときな」
「グガッ……!」
黒い触手が人狼ギャングのアゴを打ち抜く。
攻撃は続く。腹が、胸が、足が、肩が、股間が……目にも留まらない速度で伸縮する触手に殴られ、その場に倒れる。
「まったく……説得とか平和的解決とか考えないで、最初からこうしておけば良かったよ」
倒れた男を見下ろし、黒い触手を纏った少年が肩をすくめる。
「吸血鬼も人狼も夢魔も……悪い事する奴らは全員まとめてブチのめす。正義の触手でぶちのめす」
そう宣言した少年は床にしゃがみ込み、気を失っている風俗嬢のお姉さんの胸をまさぐった。
さすがは夢魔のお姉さんである。ムチムチっとしたたわわな感触が堪らない。
「これはそのために必要な行為。必要悪のエナジーチャージなのである」
言いながら、少年はお姉さんのおっぱいを揉みまくってご満悦になるのであった。
吸血鬼。
人狼。
夢魔。
町に存在している三つの怪物ギャングの対立はどんどん加熱していき、もはや引き返せない段階にまで達している。
伏影ナズナ、有楽院ツバキの説得にも失敗してしまい、もはや抗争を止めることは不可能となっていた。
「よし、お前達。これより有楽院の拠点を襲撃する!」
とあるクラブの個室に集まった男達に向けて、ヒゲ面の男性が宣言する。
そこは伏影一族が経営している店であり、集まっている男達はいずれもギャングの兵隊だった。
戦闘員である彼らは、これから有楽院一族が拠点にしている建物に同時襲撃することになっている。
吸血鬼は夢魔に強く、夢魔は人狼に強く、人狼は吸血鬼に強い。
この三竦みの関係によると、人狼である伏影は夢魔である有楽院に弱いことになる。
伏影は自分達にとっての天敵である有楽院を奇襲によって一気に殲滅することにより、三竦みの抗争に終止符を打とうとしていた。
「夢魔どもは魔術を得意としている。奴らにおかしな術を使う暇を与えるな! 術を使わせなければ貧弱な人間と同じ……我ら人狼一族の敵ではない!」
「「「「「おおっ!」」」」」
伏影の戦闘員らがクラブの床下などに隠していた銃器を取り出し、武装する。
三つのギャングが抗争を始めれば構成員だけではなく、無関係な一般人をも巻き込むことになるだろう。
しかし、燃え広がった闘争の炎はギャング達から理性を奪っており、罪のない人間の命を踏みにじることへの抵抗を奪っていた。
「根暗な夢魔どもを巣穴から引きずり出せ!」
「皆殺しだ! 一人残らずブチ殺せ!」
いくつかのグループに分かれた人狼ギャングが車に乗って、有楽院の拠点に向けて走っていく。
有楽院はこの町において風俗店の経営を収入源とする一族である。繁華街にある風俗店に車を走らせ、人狼ギャングが一気呵成に店に乗り込んだ。
「テメエら、動くんじゃねえ!」
「抵抗するんじゃねえぞ! おかしなことをしやがったら…………は?」
扉を蹴破り、銃を構えて店内に流れ込む人狼ギャングであったが……そこには予想外の光景が広がっていた。
「コイツら……死んでるのか?」
そこには、大勢の人間が倒れていた。
スーツ姿の男、ドレスを着込んだ女……まだ準備中の時間なので客らしき人間はいない。倒れているのはいずれも店の従業員だ。
「う……うう……」
「あ、生きてますぜ! 死んでません!」
人狼ギャングの一人が倒れている従業員を確認する。
彼らは気絶しているものの、死んでいる者はいなかった。
「吸血鬼共に先を越されたのか……? 誰も死んでいないのは、どういうわけだ……?」
リーダー格の人狼ギャングが倒れている女性に顔を近づけて匂いを嗅ぐ。人狼の嗅覚で確認すると……間違いない、夢魔のようだ。
「ちょっとちょっとー! お客さん、困りますよー。ウチの店はお触り禁止ですよー?」
「ッ……!」
急に店の奥から気の抜けるような声が聞こえてきた。
人狼ギャングが声がした方に銃を向ける。
「あらら、どんなプレイをしたらこんなザマになるんだか。激しすぎますよ、お客さーん」
「ガッ!」
人狼ギャングの1人が首に打撃を喰らい、床に昏倒する。
その攻撃は声がしたのとは違う場所……背後から襲ってきた。
「くっ……敵だ! やっちまえ!」
「させないよー、お客さん」
「グプッ!?」
黒い影が店内を走る。
目にも留まらぬ攻撃が次々と人狼ギャングを襲い、彼らを床に沈めていく。
銃を発砲するギャングもいたが……弾丸が標的を捉えることはできなかった。
「あーらら、過激なプレイですこと。そんなにハシャイで、こういうお店は初めてかしらん?」
「……誰だ、テメエ!」
次々と部下がやられていき、いよいよ、リーダー格の人狼ギャング一人になってしまった。
油断なく機関銃を向けるが……彼の前に一人の少年が現れる。
「は……?」
高校生くらいの少年の登場に、リーダー格の人狼ギャングが眼を瞬たかせる。
どうしてこんな子供が出てきたのかというのもあるが、それ以上に驚くことがあった。
何故か少年は肩にドレスの女性を担いでおり、気を失っていると思われる彼女の尻を撫で回していたのである。
「こんなときに女を……人質のつもりか?」
「いやいや、使った分の力を充電してるだけだよ。綺麗な女の人がたくさんいるお店で助かった」
「……テメエは吸血鬼の仲間か? こんな若い鉄砲玉がいるとは聞いてねえが……」
「だろうね。無関係だもの」
少年が担いでいた女性を床に寝かせ、両手を広げる。
「顔見知りが1人いるだけ仲間とかじゃないよ。俺はただ、自分がやりたいようにやることにしただけだ」
「…………」
「戦争を止めてみせるとは言ったけど……考えてみたら、俺はそういうのができる人間じゃなかった。俺はあくまでも神の敵を討ち滅ぼす勇者であって、聖者でもなければ平和の使者でもなかったんだから」
「ワケがわからねえが……敵ってことはわかった。死ねよ」
少年に向けられた機関銃の引き金を引こうとする。
一度、引き金が引かれたら死の弾丸が無数に吐き出され、少年は蜂の巣になることだろう。
「焦るなよ。早い男は嫌われるぞ?」
しかし、少年の手から黒い影が走った。
黒い触手のようなものが伸びて機関銃をたたき落とす。
「なっ……!」
「悪いけど……物騒なナニをぶっぱなそうとするお客さんは出禁だよ。おねんねしときな」
「グガッ……!」
黒い触手が人狼ギャングのアゴを打ち抜く。
攻撃は続く。腹が、胸が、足が、肩が、股間が……目にも留まらない速度で伸縮する触手に殴られ、その場に倒れる。
「まったく……説得とか平和的解決とか考えないで、最初からこうしておけば良かったよ」
倒れた男を見下ろし、黒い触手を纏った少年が肩をすくめる。
「吸血鬼も人狼も夢魔も……悪い事する奴らは全員まとめてブチのめす。正義の触手でぶちのめす」
そう宣言した少年は床にしゃがみ込み、気を失っている風俗嬢のお姉さんの胸をまさぐった。
さすがは夢魔のお姉さんである。ムチムチっとしたたわわな感触が堪らない。
「これはそのために必要な行為。必要悪のエナジーチャージなのである」
言いながら、少年はお姉さんのおっぱいを揉みまくってご満悦になるのであった。
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