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第5章 聖地崩落編
14.謎の少女と温泉
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「いや……お前、誰だよ」
一糸まとわぬ姿の少女へと、俺はいぶかしげに問う。
12、3歳ほどの子供はさすがに射程範囲がであったが、それでも正体を見極めるべくじっと見つめてみたりする。
「ふむ……」
「っ………!」
少女は裸体を隠すのも忘れて、俺を親の仇のように睨みつけてくる。
その顔つき――つり目がちの青い瞳と、スラリとした鼻筋。どことなく記憶の琴線に触れるものがあったのだが、残念ながら正体には思い至らない。
(しかし……随分と豊かに実っていやがるじゃねえか)
少女の顔はよそに、布の一枚も身に着けていない裸身に俺は感嘆の溜息をついた。
しっとりと湯に濡れた身体は背丈からしても明らかに子供だったのだが、その身体の一部分――胸部だけがアンバランスに膨らんでいるのだ。
相手が子供でなければむしゃぶりつかずにいられなかった豊かな果実には、俺も驚嘆せざるを得ない。
(いかんな……西方の娘さんといい、どうも最近はガキばかりが誘ってきやがる。悪い趣味に目覚めたらどうするんだよ)
いかに俺が女たらしのクズとはいえ、最低限のルールくらいは己に課しているのだ。
子供には決して手を出さないというのもルールの一つだったのだが、ここ数ヵ月、その掟が揺らぎつつあった。
俺は「いかん、いかん」と首を振って手で顔を覆い、己への戒めもかねて少女へと助言の言葉を吐く。
「誰だか知らないが……悪いことは言わないからちょいと肌を隠したほうがいい。俺が悪い男だったら襲われてるぜ?」
「え……?」
少女は俺を睨みつけていた視線をわずかに下げて、己の首から下へと向けた。
そして、男の前で自分がどのような格好だったのかにようやく気がついて、ビクリと肩を跳ねさせる。
「ヒッ……きゃあああああああっ!」
少女が慌てて湯の中へとしゃがみ込んで裸体を隠す。
勢いよく湯に浸かったためにドボンと水音が鳴り、大きな湯柱が上がった。
「こ、このっ……僕を辱めるつもりか!? 恥を知れ、この国賊め!」
「おいおい、言いがかりを吐いてんじゃねえよ。それに裸を見られてんのはお互い様だろうが」
「お、お前のほうこそさっさと隠せ! いつまで変なものを見せてるつもりだ!」
「んー?」
そういえば俺も全裸だった。
年端もいかない女に目に毒なものを見せてしまったようである。
俺はやれやれと頭を掻いてゆっくりと湯に浸かる。
「悪かったな、驚かせちまって。先客がいるとは気がつかなかったんだ」
「うー……見ちゃった、でっかい蛇を……ああ、もうっ! なんてものを見せるんだよう……!」
「さっきも言ったがお互い様だ。どうせ温泉なんだから湯にでも流して忘れてくれよ」
「忘れられるか! この変態色情魔!」
どうでもいいが、どうしてこの娘は俺が女好きであることまで知っているのだろうか?
別に隠しているわけではないが、名前だけではなくそれなりのパーソナルデータを握られているようである。
俺は居住まいを正して、改めて少女へと疑問を投げつける。
「それで……俺の名前を知っているお前はどこの誰なんだよ」
「へ、僕は…………あっ!」
不思議そうな顔をしていた少女だったが、何かに気がついたらしく目を見開いた。
「い、いやいや! すまない、人違いだった!」
「おいおい、人違いじゃねえよ。俺がディンギル・マクスウェルなんだからよ」
「そ、そうだったのか? いやはや、同姓同名の他人と間違えてしまった! 私と貴様……じゃなかった、貴方は初対面だとも!」
「…………」
少女は無理矢理すぎる言い訳をして、俺から顔を背けて唇を尖らせた。
どうやら口笛でも吹こうとしているようだったが、薄い唇からは「ヒューヒュー」と虚しく吐息が漏れるばかりでまるで音が鳴っていなかった。
(こいつ……完全に何かを隠していやがるな?)
さすがにここまであからさまにされれば俺だって気がつく。
この少女は俺と顔見知りの知り合いであり、そのことを隠そうとしているのだ。
(女の秘密を暴き立てるのは趣味じゃあないが……ここまでバレバレの言い訳をされると追及してやりたくなるな)
「それじゃあ、俺と初対面のお嬢さんよ。お前の名前はなんていうんだよ?」
「へ、あ、名前は……そのお……ドロシーとか?」
「……なんで疑問形になってるんだよ」
ちなみに、ドロシーというのは最近、王国で流行している女子向けの童話の主人公と同名である。というか、とっさにそこから名前を取ったのだろう。
俺はおどおどと視線をさまよわせている自称ドロシーに、意地悪く追及を続ける。
「ドロシー……そんな名前だったかなあ、たしか君とは王都で顔を合わせたような……」
「ええっ!? そ、そんなことはないぞっ! 私は王都に行ったことなどない!」
俺の言葉にドロシーが驚きの声を上げる。
当てずっぽうで鎌をかけただけなのだが、どうやら本当に彼女は王都の人間のようである。
(磨かれた肌のツヤからしてもいいとこの嬢ちゃんだよな。王都の貴族の娘か?)
俺は王都の学園の同輩や、宮殿で顔を合わせた中央の貴族を思い浮かべた。
ひょっとしたら彼らの家族かもしれない。
俺はさらに正体を深く探るべく質問を重ねようとしたが……そこでハッと気がついた。
「伏せろ!」
「へっ……いやあああああああああっ!?」
俺は不穏な気配を感じ取り、湯を蹴るようにしてドロシーに飛びついた。
裸の俺に抱き着かれたドロシーが暴漢に襲われたような悲鳴を上げるが、構わず少女の頭部を湯の中に押し込んだ。
「んぶっ!?」
「おっと……!」
先ほどまでドロシーが立っていた空間を、湯気を斬り裂いて何かが通過していく。俺も慌てて首をのけぞらして高速で飛んできた物体を躱す。
温泉の外にある森から飛来してきたそれが弓矢であることに気がつき、俺は舌打ちをした。
「……裸の女を、それもガキを襲うとは随分なクズが居やがるじゃねえか! 舐めたことをしやがって!」
俺が庇わなければ矢はドロシーを背中から射抜いていただろう。
激しい怒りと敵意を込めて、俺は温泉の外側に広がる森を睨みつけた。
一糸まとわぬ姿の少女へと、俺はいぶかしげに問う。
12、3歳ほどの子供はさすがに射程範囲がであったが、それでも正体を見極めるべくじっと見つめてみたりする。
「ふむ……」
「っ………!」
少女は裸体を隠すのも忘れて、俺を親の仇のように睨みつけてくる。
その顔つき――つり目がちの青い瞳と、スラリとした鼻筋。どことなく記憶の琴線に触れるものがあったのだが、残念ながら正体には思い至らない。
(しかし……随分と豊かに実っていやがるじゃねえか)
少女の顔はよそに、布の一枚も身に着けていない裸身に俺は感嘆の溜息をついた。
しっとりと湯に濡れた身体は背丈からしても明らかに子供だったのだが、その身体の一部分――胸部だけがアンバランスに膨らんでいるのだ。
相手が子供でなければむしゃぶりつかずにいられなかった豊かな果実には、俺も驚嘆せざるを得ない。
(いかんな……西方の娘さんといい、どうも最近はガキばかりが誘ってきやがる。悪い趣味に目覚めたらどうするんだよ)
いかに俺が女たらしのクズとはいえ、最低限のルールくらいは己に課しているのだ。
子供には決して手を出さないというのもルールの一つだったのだが、ここ数ヵ月、その掟が揺らぎつつあった。
俺は「いかん、いかん」と首を振って手で顔を覆い、己への戒めもかねて少女へと助言の言葉を吐く。
「誰だか知らないが……悪いことは言わないからちょいと肌を隠したほうがいい。俺が悪い男だったら襲われてるぜ?」
「え……?」
少女は俺を睨みつけていた視線をわずかに下げて、己の首から下へと向けた。
そして、男の前で自分がどのような格好だったのかにようやく気がついて、ビクリと肩を跳ねさせる。
「ヒッ……きゃあああああああっ!」
少女が慌てて湯の中へとしゃがみ込んで裸体を隠す。
勢いよく湯に浸かったためにドボンと水音が鳴り、大きな湯柱が上がった。
「こ、このっ……僕を辱めるつもりか!? 恥を知れ、この国賊め!」
「おいおい、言いがかりを吐いてんじゃねえよ。それに裸を見られてんのはお互い様だろうが」
「お、お前のほうこそさっさと隠せ! いつまで変なものを見せてるつもりだ!」
「んー?」
そういえば俺も全裸だった。
年端もいかない女に目に毒なものを見せてしまったようである。
俺はやれやれと頭を掻いてゆっくりと湯に浸かる。
「悪かったな、驚かせちまって。先客がいるとは気がつかなかったんだ」
「うー……見ちゃった、でっかい蛇を……ああ、もうっ! なんてものを見せるんだよう……!」
「さっきも言ったがお互い様だ。どうせ温泉なんだから湯にでも流して忘れてくれよ」
「忘れられるか! この変態色情魔!」
どうでもいいが、どうしてこの娘は俺が女好きであることまで知っているのだろうか?
別に隠しているわけではないが、名前だけではなくそれなりのパーソナルデータを握られているようである。
俺は居住まいを正して、改めて少女へと疑問を投げつける。
「それで……俺の名前を知っているお前はどこの誰なんだよ」
「へ、僕は…………あっ!」
不思議そうな顔をしていた少女だったが、何かに気がついたらしく目を見開いた。
「い、いやいや! すまない、人違いだった!」
「おいおい、人違いじゃねえよ。俺がディンギル・マクスウェルなんだからよ」
「そ、そうだったのか? いやはや、同姓同名の他人と間違えてしまった! 私と貴様……じゃなかった、貴方は初対面だとも!」
「…………」
少女は無理矢理すぎる言い訳をして、俺から顔を背けて唇を尖らせた。
どうやら口笛でも吹こうとしているようだったが、薄い唇からは「ヒューヒュー」と虚しく吐息が漏れるばかりでまるで音が鳴っていなかった。
(こいつ……完全に何かを隠していやがるな?)
さすがにここまであからさまにされれば俺だって気がつく。
この少女は俺と顔見知りの知り合いであり、そのことを隠そうとしているのだ。
(女の秘密を暴き立てるのは趣味じゃあないが……ここまでバレバレの言い訳をされると追及してやりたくなるな)
「それじゃあ、俺と初対面のお嬢さんよ。お前の名前はなんていうんだよ?」
「へ、あ、名前は……そのお……ドロシーとか?」
「……なんで疑問形になってるんだよ」
ちなみに、ドロシーというのは最近、王国で流行している女子向けの童話の主人公と同名である。というか、とっさにそこから名前を取ったのだろう。
俺はおどおどと視線をさまよわせている自称ドロシーに、意地悪く追及を続ける。
「ドロシー……そんな名前だったかなあ、たしか君とは王都で顔を合わせたような……」
「ええっ!? そ、そんなことはないぞっ! 私は王都に行ったことなどない!」
俺の言葉にドロシーが驚きの声を上げる。
当てずっぽうで鎌をかけただけなのだが、どうやら本当に彼女は王都の人間のようである。
(磨かれた肌のツヤからしてもいいとこの嬢ちゃんだよな。王都の貴族の娘か?)
俺は王都の学園の同輩や、宮殿で顔を合わせた中央の貴族を思い浮かべた。
ひょっとしたら彼らの家族かもしれない。
俺はさらに正体を深く探るべく質問を重ねようとしたが……そこでハッと気がついた。
「伏せろ!」
「へっ……いやあああああああああっ!?」
俺は不穏な気配を感じ取り、湯を蹴るようにしてドロシーに飛びついた。
裸の俺に抱き着かれたドロシーが暴漢に襲われたような悲鳴を上げるが、構わず少女の頭部を湯の中に押し込んだ。
「んぶっ!?」
「おっと……!」
先ほどまでドロシーが立っていた空間を、湯気を斬り裂いて何かが通過していく。俺も慌てて首をのけぞらして高速で飛んできた物体を躱す。
温泉の外にある森から飛来してきたそれが弓矢であることに気がつき、俺は舌打ちをした。
「……裸の女を、それもガキを襲うとは随分なクズが居やがるじゃねえか! 舐めたことをしやがって!」
俺が庇わなければ矢はドロシーを背中から射抜いていただろう。
激しい怒りと敵意を込めて、俺は温泉の外側に広がる森を睨みつけた。
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