295 / 317
幕間 花咲く乙女
西方の向日葵⑧
しおりを挟む
「く、応戦しろ!」
突然の魔物の襲撃に、討伐部隊の責任者であるサイード・カイロは剣を抜いて叫んだ。
魔物の巣窟となった町には見張りの兵士を置いていたはずである。彼らが戻ってきていないにもかかわらず襲撃があったということは、見張りの兵士達は無残な末路を迎えたに違いない。
サイードは奥歯を噛みながら顔を引きつらせ、目の前の甲虫型の怪物を剣で両断した。
「各自、敵を各個撃破せよ! 義勇兵は篝火と松明の用意をしろ!」
『はっ!』
サイードの鋭い指揮を受けて、兵士達が虫の姿をした魔物に応戦する。
スフィンクス家から派兵された部隊は先の戦いで数を減らされていたものの、『恐怖の軍勢』との地獄のような戦いを潜り抜けた歴戦の戦士である。人の血肉を餌とするおぞましき魔物が相手でも恐れることなく立ち向かっていく。
「くっ・・・数が多すぎる!」
しかし――空から襲撃してくる魔物の勢いは予想以上に激しく、頭上という死角からの攻撃であることもあって苦戦を強いられていた。
兵士は次々と傷を負っていき、そんな仲間をかばいあうようにして応戦する。
「・・・・・・」
そんな戦いの光景を少し離れた場所から見つめ、ナーム・スフィンクスは言葉を失って立ちすくんでいた。
(これが・・・本物の戦場・・・)
実践というものがどういうものか、人が死ぬということがどういうことか、ナームとて考えなかったわけではない。しかし――現実にそれを目の当たりにした時の衝撃はすさまじいものであった。
ナームがいる陣地。そのあちこちで血しぶきが舞う。人が倒れ、その身体に虫が群がって肉を食んでいる。
地獄のような光景は熟練の兵士であっても吐き気を催されるものであり、それが初陣のナームであればなおさらであった。
「うぷっ・・・」
ナームは喉からせり上がってきた熱い塊を地面に向けて吐き出した。
吐瀉物で脚が汚れるのも構わず、その場に崩れ落ちてしまう。
「かはっ・・・はあ、はあ・・・」
地面にうずくまって荒い息を繰り返す。
身体を丸めたその姿はまるで幼い少女であり、指輪をつけていないか弱いナーム・スフィンクスと変わらないものであった。
(馬鹿だ、私は・・・戦いを甘く見ていた・・・!)
兄を失い、ディンギル・マクスウェルという青年に恋い焦がれてからというもの、ナームは毎日のように剣を振り続けてきた。
守られるだけでは嫌だ。自分も一緒に戦いたい――そんな思いで自分を鍛えてきて、少しは強くなれたと思っていた。成長したと信じていた。
しかし、実際の戦場に立って、ナームはいかに自分が甘い考えを持っていたと痛感していた。
そして――己の認識の甘さをようやく知った少女に、戦場の悪意は容赦なく襲いかかる。
「あ・・・」
地面にうずくまるナーム。その身体に影が差した。
顔を上げると、そこには巨大な怪物が歯を鳴らして慄然と立ちふさがっていた。
「ひっ・・・!」
それはカマキリの形をした魔物であった。
身長二メートルほどの怪物が両腕に巨大な鎌を構えて、震えるナームを見下ろしている。
「い、いや・・・来ないで!」
「ギギギギギギギギギッ!」
巨大カマキリが嘲るように歯を鳴らしながら右手を振りかぶる。
まるで死神の鎌のような大きな刃が、戦場を甘く見ていた少女めがけて振り下ろされる。
「惚けてんじゃねえよ、畜生が!」
「ふえ・・・?」
鎌がナームを両断する寸前、怪物と少女の間に一つの影が飛び込んできた。
「ぐうっ・・・! だから女が戦場に出てくるなって言ったんだよ!」
「へ、あ、貴方は・・・?」
大剣で魔物の攻撃を受け止めてナームを庇ったのは、先ほど天幕の中でもめたスキンヘッドの男であった。
男の筋肉が盛り上がり、魔物の重い一撃を懸命に受け止めている。
「ど、どうして私を・・・?」
「へっ・・・男が女を守るのは当然じゃねえか。馬鹿なこと聞いてんじゃねえよ!」
「・・・・・・そっか」
(そっかーーこれが男。男の人なんだ)
当たり前のように。当然のように。男だからという理由で平然と女を命懸けで守って見せる。
それが男性の強さなのだと、ナームは改めて痛感した。
(だから私は、置いて行かれたくなかったんだ。ディンギルさまはきっとどこまでも独りで行ける方だから、離れたくなくて、付いて行って私も戦いたかったんだ)
ナームは改めて、自分がどうして戦場に出てきたのかその意味を悟った。
(私は強くなる、もっともっと! ディンギルさまみたいに、兄さんみたいに!)
「俺のことはいい! さっさとにげやが・・・はえ?」
「ヤアッ!」
「ギイイイイイイイイイイイイイィィィ!?」
ナームは滑るような足取りで巨大カマキリの懐に飛び込んだ。同時に、怪物の大顎から絶叫が放たれる。
スキンヘッドの男が目を剥いた。ナームが抜き身も見せぬ速さで右手を翻し、いつの間にかその手に握られていた細剣がカマキリの腹部を斬り裂いていた。
昆虫独特の軟らかな腹部が真一文字に断ち切られて、内部から淡紅色の体液が噴き出した。
「・・・・・・」
返り血のように昆虫の体液をかぶりながら、ナームは毅然と背筋を伸ばして立っていた。
その姿はまるで宗教画に描かれた戦乙女そのものであり、スキンヘッドの義勇兵は状況も忘れて見惚れてしまった。
ナームが首を巡らせ、立ちすくんでいる男をまっすぐ見やって口を開く。
「・・・私が戦う理由を思い出させてくれて、ありがとう。これで私は戦える」
「お前は、い、いや・・・貴女はいったい・・・」
神々しいまでに凛然とした姿に、スキンヘッドの男は思わず敬語になってしまう。そんな大柄な男にクスリと笑みを返して、ナームは細剣を振って体液を払い落とす。
そんな動作の一つ一つが洗練されており、あまりにも美しい。
まさに、戦場の花。
戦士を導き、ともに剣を振る戦乙女の姿であった。
「私は・・・今は名もなき女。けれど、英雄の妻となりその子を産む女だ!」
ナームは高々と言い放ち、襲い来る魔物めがけて細剣を振りかぶった。
突然の魔物の襲撃に、討伐部隊の責任者であるサイード・カイロは剣を抜いて叫んだ。
魔物の巣窟となった町には見張りの兵士を置いていたはずである。彼らが戻ってきていないにもかかわらず襲撃があったということは、見張りの兵士達は無残な末路を迎えたに違いない。
サイードは奥歯を噛みながら顔を引きつらせ、目の前の甲虫型の怪物を剣で両断した。
「各自、敵を各個撃破せよ! 義勇兵は篝火と松明の用意をしろ!」
『はっ!』
サイードの鋭い指揮を受けて、兵士達が虫の姿をした魔物に応戦する。
スフィンクス家から派兵された部隊は先の戦いで数を減らされていたものの、『恐怖の軍勢』との地獄のような戦いを潜り抜けた歴戦の戦士である。人の血肉を餌とするおぞましき魔物が相手でも恐れることなく立ち向かっていく。
「くっ・・・数が多すぎる!」
しかし――空から襲撃してくる魔物の勢いは予想以上に激しく、頭上という死角からの攻撃であることもあって苦戦を強いられていた。
兵士は次々と傷を負っていき、そんな仲間をかばいあうようにして応戦する。
「・・・・・・」
そんな戦いの光景を少し離れた場所から見つめ、ナーム・スフィンクスは言葉を失って立ちすくんでいた。
(これが・・・本物の戦場・・・)
実践というものがどういうものか、人が死ぬということがどういうことか、ナームとて考えなかったわけではない。しかし――現実にそれを目の当たりにした時の衝撃はすさまじいものであった。
ナームがいる陣地。そのあちこちで血しぶきが舞う。人が倒れ、その身体に虫が群がって肉を食んでいる。
地獄のような光景は熟練の兵士であっても吐き気を催されるものであり、それが初陣のナームであればなおさらであった。
「うぷっ・・・」
ナームは喉からせり上がってきた熱い塊を地面に向けて吐き出した。
吐瀉物で脚が汚れるのも構わず、その場に崩れ落ちてしまう。
「かはっ・・・はあ、はあ・・・」
地面にうずくまって荒い息を繰り返す。
身体を丸めたその姿はまるで幼い少女であり、指輪をつけていないか弱いナーム・スフィンクスと変わらないものであった。
(馬鹿だ、私は・・・戦いを甘く見ていた・・・!)
兄を失い、ディンギル・マクスウェルという青年に恋い焦がれてからというもの、ナームは毎日のように剣を振り続けてきた。
守られるだけでは嫌だ。自分も一緒に戦いたい――そんな思いで自分を鍛えてきて、少しは強くなれたと思っていた。成長したと信じていた。
しかし、実際の戦場に立って、ナームはいかに自分が甘い考えを持っていたと痛感していた。
そして――己の認識の甘さをようやく知った少女に、戦場の悪意は容赦なく襲いかかる。
「あ・・・」
地面にうずくまるナーム。その身体に影が差した。
顔を上げると、そこには巨大な怪物が歯を鳴らして慄然と立ちふさがっていた。
「ひっ・・・!」
それはカマキリの形をした魔物であった。
身長二メートルほどの怪物が両腕に巨大な鎌を構えて、震えるナームを見下ろしている。
「い、いや・・・来ないで!」
「ギギギギギギギギギッ!」
巨大カマキリが嘲るように歯を鳴らしながら右手を振りかぶる。
まるで死神の鎌のような大きな刃が、戦場を甘く見ていた少女めがけて振り下ろされる。
「惚けてんじゃねえよ、畜生が!」
「ふえ・・・?」
鎌がナームを両断する寸前、怪物と少女の間に一つの影が飛び込んできた。
「ぐうっ・・・! だから女が戦場に出てくるなって言ったんだよ!」
「へ、あ、貴方は・・・?」
大剣で魔物の攻撃を受け止めてナームを庇ったのは、先ほど天幕の中でもめたスキンヘッドの男であった。
男の筋肉が盛り上がり、魔物の重い一撃を懸命に受け止めている。
「ど、どうして私を・・・?」
「へっ・・・男が女を守るのは当然じゃねえか。馬鹿なこと聞いてんじゃねえよ!」
「・・・・・・そっか」
(そっかーーこれが男。男の人なんだ)
当たり前のように。当然のように。男だからという理由で平然と女を命懸けで守って見せる。
それが男性の強さなのだと、ナームは改めて痛感した。
(だから私は、置いて行かれたくなかったんだ。ディンギルさまはきっとどこまでも独りで行ける方だから、離れたくなくて、付いて行って私も戦いたかったんだ)
ナームは改めて、自分がどうして戦場に出てきたのかその意味を悟った。
(私は強くなる、もっともっと! ディンギルさまみたいに、兄さんみたいに!)
「俺のことはいい! さっさとにげやが・・・はえ?」
「ヤアッ!」
「ギイイイイイイイイイイイイイィィィ!?」
ナームは滑るような足取りで巨大カマキリの懐に飛び込んだ。同時に、怪物の大顎から絶叫が放たれる。
スキンヘッドの男が目を剥いた。ナームが抜き身も見せぬ速さで右手を翻し、いつの間にかその手に握られていた細剣がカマキリの腹部を斬り裂いていた。
昆虫独特の軟らかな腹部が真一文字に断ち切られて、内部から淡紅色の体液が噴き出した。
「・・・・・・」
返り血のように昆虫の体液をかぶりながら、ナームは毅然と背筋を伸ばして立っていた。
その姿はまるで宗教画に描かれた戦乙女そのものであり、スキンヘッドの義勇兵は状況も忘れて見惚れてしまった。
ナームが首を巡らせ、立ちすくんでいる男をまっすぐ見やって口を開く。
「・・・私が戦う理由を思い出させてくれて、ありがとう。これで私は戦える」
「お前は、い、いや・・・貴女はいったい・・・」
神々しいまでに凛然とした姿に、スキンヘッドの男は思わず敬語になってしまう。そんな大柄な男にクスリと笑みを返して、ナームは細剣を振って体液を払い落とす。
そんな動作の一つ一つが洗練されており、あまりにも美しい。
まさに、戦場の花。
戦士を導き、ともに剣を振る戦乙女の姿であった。
「私は・・・今は名もなき女。けれど、英雄の妻となりその子を産む女だ!」
ナームは高々と言い放ち、襲い来る魔物めがけて細剣を振りかぶった。
0
お気に入りに追加
6,111
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。