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第4章 砂漠陰謀編
17.陰謀、渦巻く夜
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俺は大通りにある宿屋に部屋をとった。
宿屋には隣接して行商人や旅人のための馬小屋が設置されており、チップを渡せば馬番が水やエサを与えてくれる。
馬番の手に銀貨を2枚握らせて、すっかり日が沈んだ大通りへと足を向けた。
大通りに出ると、飲み屋の外壁に背中を預けたベナミス・セイバールーンが笑顔で手招きをしてくる。
「待たせたな」
「構いませんよ、それじゃあ行きましょうか」
王都に入ってすぐにベナミスと遭遇して、一緒に食事でもしないかと誘われた。
俺にとってベナミス・セイバールーンという男は、かつてナームを誘拐したセイバールーン侯爵家の人間である。
ベナミスにとっての俺もまた、父親の計画を打破して自裁へと追いやった親の仇のはずである。
間違いなく敵対関係にあるはずの俺達は、宿からさほど離れていない飲み屋へと足を踏み入れてテーブル席に腰かけた。
「それで、一体どんなたくらみで俺を誘ったんだ?」
「たくらみ? 嫌だな、僕にはディンギルさんを騙したり嵌めたりする理由はありませんよ」
「それを信じろってか。無茶を言いやがる」
俺が睨みつけると、ベナミスは困ったように眉尻を下げて首を傾げた。
「2年前の事件でしたら、僕の父の首と引き換えに和解したはずでしょう? すでに解決している問題を蒸し返したりなんてしませんよ。貴方を食事に誘ったのは、東方辺境の貴族家の人間が王都で何をしているのか気になっただけですよ」
「一応、俺はお前の親の仇だと思うんだが・・・そんな簡単に割り切れるものかね」
「そうですねー、父のアレは自業自得。自分で蒔いた芽に足を取られて頭をぶつけただけでしょう? 貴方の責任ではないし、僕の責任でもありませんから」
のほほんとした様子でベナミスははぐらかし、ウェイターに運ばれてきた飲み物に口をつける。
ベナミスの前に置かれているのはアルコール低めで女性好みがするような甘めの酒。俺の前に置かれているのはアルコールの入っていない果実水である。
「だから、そんなに警戒しないでくださいよ。心配しなくても、酔っぱらわせて闇討ちとか考えていませんから」
「ふん、どうだかな」
俺は皮肉気に鼻を鳴らして果実水を手に取る。グラスの半分を一気に喉に流し込むと、フルーツの甘い味わいが旅疲れした身体に浸み込んでくる。
「新しい王家剣術指南役、剣聖殿が闇討ちするなんて考えたくはないがね。色々と姦計を仕掛けてくれた先代のことを考えると、正々堂々ばかりが兵法じゃあないってことがわかるからな」
「あははは、剣聖なんて止めてくださいよ。呼ばれ慣れなくて背中が痒くなってしまいます。もう一つのあだ名のほうが僕にはしっくりきますよ」
「たしか・・・『昼行灯』だったか? 似合ってないといったら嘘になりそうだけどな」
俺は目を眇めて考えの読めない笑顔を見つつ、唇を吊り上げて牙を剥く。
「夜にならなきゃ役にも立たない昼行灯。その時が来るまで、しっかりと牙を隠して待ち伏せて置くってか?」
「やだなあ、僕はそんな策士じゃありませんよ。剣だって最後まで父に勝てないままでしたからね」
「お前が弱いって理由にはならないさ・・・親の仇に笑顔で話しかけれるような油断ならない奴が、ザコだなんて誰が思うよ」
「僕はそのつもりなんですけどねえ。ああ、困るなあ。親の行いが悪いと子供まで誤解を受けちゃうんだから」
ベナミスは不満そうに唇を尖らせた。ちょうどそのタイミングで皿に盛られた料理がカウンターに並べられる。
俺は豚の腸詰をかじりながら、残りの果実水を喉に流し込んだ。
「俺が王都に来た理由だったな。特に理由なんてないさ。旅の途中で寄っただけだ」
「旅・・・西方ですか。長旅になりそうですね」
「まあな」
当然のように目的地を言い当ててくるベナミスに、俺も隠すことなく肯定する。
「スフィンクス家には見知った友人がいるからな。このまま見捨ててはおけないさ」
「さすが。武人の鑑じゃないですか。たった一人で危険地帯に援軍とはね。仮にも剣聖を名乗るものとして見習いたいくらいですよ」
「中央からは援軍を送らないのか? こういうのはお前ら武断派貴族の出番だろう?」
さりげなく探りを入れると、ベナミスはパスタをフォークに巻きながら苦笑をする。
「今の武断派はあってないようなものですからね。セイバールーン流の腕の立つ剣士は2年前の事件で軒並み亡くなってしまいましたし」
「謝らないぜ。そっちが仕掛けたケンカだ」
「貴方に仕掛けたわけではないんですけどね? もちろん、謝罪は必要ありませんけど」
モソモソとパスタを頬張りながら、ベナミスはクルリとフォークを回して先端を上に向けた。
「援軍を出せない理由はもう一つありまして、ロサイス公爵が頑なに兵を差し向けることを反対しているんですよ」
「ロサイス公が?」
俺はいぶかしげに眉をひそめた。
ロサイス公爵は幼い国王の補佐をしている人物であり、武断派貴族と対立する穏健派貴族の筆頭格である。
中央貴族の中でも数少ない、俺が敬意を表する人物の一人だったのだが・・・。
「まさか・・・ロサイス公が国内に入った外敵を放置するなんて判断をするか? あの人は先が見える御仁だと思っていたんだが・・・」
「すぐにバレる嘘なんてつきませんよ。調べればすぐにわかることですからね」
「む・・・」
飄々とした様子のベナミスの表情からは、何を考えているのか読み取ることができなかった。俺はアゴに手を当てて考え込む。
(ロサイス公のことだ。目先のことしか見えていない平和ボケ貴族と違って、何かしらの考えがあって援軍派遣に反対しているに違いない。いったい、どんな意図が・・・)
「まさか・・・」
俺は一つの可能性に思い至り、目元を険しくさせた。
(ロサイス公は西方辺境が壊滅していることを望んでいる? この機会に、四方四家の力を削ぐつもりなのか?)
「いやあ、この鶏肉は美味しいですねえ。ディンギルさんも食べてみてくださいよ」
「・・・・・・」
鳥の足のソテーにかじりつきながら、ベナミスが暢気な口調でいいながら料理が乗った皿を差し出してくる。
香ばしそうな匂いを上げる料理に手を付けることなく、俺は暗い方向へと向かって行く考えにギリギリと奥歯を噛みしめた。
宿屋には隣接して行商人や旅人のための馬小屋が設置されており、チップを渡せば馬番が水やエサを与えてくれる。
馬番の手に銀貨を2枚握らせて、すっかり日が沈んだ大通りへと足を向けた。
大通りに出ると、飲み屋の外壁に背中を預けたベナミス・セイバールーンが笑顔で手招きをしてくる。
「待たせたな」
「構いませんよ、それじゃあ行きましょうか」
王都に入ってすぐにベナミスと遭遇して、一緒に食事でもしないかと誘われた。
俺にとってベナミス・セイバールーンという男は、かつてナームを誘拐したセイバールーン侯爵家の人間である。
ベナミスにとっての俺もまた、父親の計画を打破して自裁へと追いやった親の仇のはずである。
間違いなく敵対関係にあるはずの俺達は、宿からさほど離れていない飲み屋へと足を踏み入れてテーブル席に腰かけた。
「それで、一体どんなたくらみで俺を誘ったんだ?」
「たくらみ? 嫌だな、僕にはディンギルさんを騙したり嵌めたりする理由はありませんよ」
「それを信じろってか。無茶を言いやがる」
俺が睨みつけると、ベナミスは困ったように眉尻を下げて首を傾げた。
「2年前の事件でしたら、僕の父の首と引き換えに和解したはずでしょう? すでに解決している問題を蒸し返したりなんてしませんよ。貴方を食事に誘ったのは、東方辺境の貴族家の人間が王都で何をしているのか気になっただけですよ」
「一応、俺はお前の親の仇だと思うんだが・・・そんな簡単に割り切れるものかね」
「そうですねー、父のアレは自業自得。自分で蒔いた芽に足を取られて頭をぶつけただけでしょう? 貴方の責任ではないし、僕の責任でもありませんから」
のほほんとした様子でベナミスははぐらかし、ウェイターに運ばれてきた飲み物に口をつける。
ベナミスの前に置かれているのはアルコール低めで女性好みがするような甘めの酒。俺の前に置かれているのはアルコールの入っていない果実水である。
「だから、そんなに警戒しないでくださいよ。心配しなくても、酔っぱらわせて闇討ちとか考えていませんから」
「ふん、どうだかな」
俺は皮肉気に鼻を鳴らして果実水を手に取る。グラスの半分を一気に喉に流し込むと、フルーツの甘い味わいが旅疲れした身体に浸み込んでくる。
「新しい王家剣術指南役、剣聖殿が闇討ちするなんて考えたくはないがね。色々と姦計を仕掛けてくれた先代のことを考えると、正々堂々ばかりが兵法じゃあないってことがわかるからな」
「あははは、剣聖なんて止めてくださいよ。呼ばれ慣れなくて背中が痒くなってしまいます。もう一つのあだ名のほうが僕にはしっくりきますよ」
「たしか・・・『昼行灯』だったか? 似合ってないといったら嘘になりそうだけどな」
俺は目を眇めて考えの読めない笑顔を見つつ、唇を吊り上げて牙を剥く。
「夜にならなきゃ役にも立たない昼行灯。その時が来るまで、しっかりと牙を隠して待ち伏せて置くってか?」
「やだなあ、僕はそんな策士じゃありませんよ。剣だって最後まで父に勝てないままでしたからね」
「お前が弱いって理由にはならないさ・・・親の仇に笑顔で話しかけれるような油断ならない奴が、ザコだなんて誰が思うよ」
「僕はそのつもりなんですけどねえ。ああ、困るなあ。親の行いが悪いと子供まで誤解を受けちゃうんだから」
ベナミスは不満そうに唇を尖らせた。ちょうどそのタイミングで皿に盛られた料理がカウンターに並べられる。
俺は豚の腸詰をかじりながら、残りの果実水を喉に流し込んだ。
「俺が王都に来た理由だったな。特に理由なんてないさ。旅の途中で寄っただけだ」
「旅・・・西方ですか。長旅になりそうですね」
「まあな」
当然のように目的地を言い当ててくるベナミスに、俺も隠すことなく肯定する。
「スフィンクス家には見知った友人がいるからな。このまま見捨ててはおけないさ」
「さすが。武人の鑑じゃないですか。たった一人で危険地帯に援軍とはね。仮にも剣聖を名乗るものとして見習いたいくらいですよ」
「中央からは援軍を送らないのか? こういうのはお前ら武断派貴族の出番だろう?」
さりげなく探りを入れると、ベナミスはパスタをフォークに巻きながら苦笑をする。
「今の武断派はあってないようなものですからね。セイバールーン流の腕の立つ剣士は2年前の事件で軒並み亡くなってしまいましたし」
「謝らないぜ。そっちが仕掛けたケンカだ」
「貴方に仕掛けたわけではないんですけどね? もちろん、謝罪は必要ありませんけど」
モソモソとパスタを頬張りながら、ベナミスはクルリとフォークを回して先端を上に向けた。
「援軍を出せない理由はもう一つありまして、ロサイス公爵が頑なに兵を差し向けることを反対しているんですよ」
「ロサイス公が?」
俺はいぶかしげに眉をひそめた。
ロサイス公爵は幼い国王の補佐をしている人物であり、武断派貴族と対立する穏健派貴族の筆頭格である。
中央貴族の中でも数少ない、俺が敬意を表する人物の一人だったのだが・・・。
「まさか・・・ロサイス公が国内に入った外敵を放置するなんて判断をするか? あの人は先が見える御仁だと思っていたんだが・・・」
「すぐにバレる嘘なんてつきませんよ。調べればすぐにわかることですからね」
「む・・・」
飄々とした様子のベナミスの表情からは、何を考えているのか読み取ることができなかった。俺はアゴに手を当てて考え込む。
(ロサイス公のことだ。目先のことしか見えていない平和ボケ貴族と違って、何かしらの考えがあって援軍派遣に反対しているに違いない。いったい、どんな意図が・・・)
「まさか・・・」
俺は一つの可能性に思い至り、目元を険しくさせた。
(ロサイス公は西方辺境が壊滅していることを望んでいる? この機会に、四方四家の力を削ぐつもりなのか?)
「いやあ、この鶏肉は美味しいですねえ。ディンギルさんも食べてみてくださいよ」
「・・・・・・」
鳥の足のソテーにかじりつきながら、ベナミスが暢気な口調でいいながら料理が乗った皿を差し出してくる。
香ばしそうな匂いを上げる料理に手を付けることなく、俺は暗い方向へと向かって行く考えにギリギリと奥歯を噛みしめた。
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