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幕間 王都武術大会
22.未熟者の一撃
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side セイバールーン侯爵
「クソッ・・・どいつもこいつも、無能者どもめが!」
私は拳を机に叩きつけて、怒鳴り声を発した。
今日は午後から王都武術大会の準決勝、息子であるベナミス・セイバールーンとバロン・スフィンクスの試合だった。
結果はすでに出ている。息子は敗北した。
これにより、王国最強を誇っていたセイバールーン流の権威は泥にまみれ、ロサイス公爵家から権力を奪還するという野望も潰えてしまった。
息子は失敗した。スフィンクスへの暗殺や調略を命じた部下も失敗した。
セイバールーン侯爵家は、敗北した。
「こんな結果が認められるものか・・・! 私に、セイバールーンに敗北など許されぬというのに!」
セイバールーン家は歪んだこの国を正さなければならない。
弱体化を続ける王権を立て直し、四つの辺境伯家を超える武力を与えなければならない。
そのために、敗北することなどあってはならないのだ。
「あの・・・失礼します」
「ああ!?」
「お、お茶をお持ちいたしました・・・」
恐々とした顔で部屋に入ってきたメイドを思わず睨みつけて、私はギリギリと奥歯を噛みしめた。
目の前のメイドに怒りをぶつけてしまいたい。斬り捨ててやりたい。そんな衝動が込み上げてしまい、思わず腰の剣に手が伸びかける。しかし、失敗をしたわけでもない部下を斬り捨てるような真似をしてしまえば、気高き剣聖の刃が濁ってしまうことになる。
感情のままに八つ当たりをするなど、名誉あるセイバールーン侯爵家の当主にふさわしくない。そう言い聞かせて、必死に感情を押さえつける。
「そうか、さっさと置いて出ていけ」
「は、はい。失礼いたしました!」
メイドは机にティーカップを置いて、獅子に睨まれた獲物のように部屋から逃げていった。そんな失礼な態度にハラワタを煮えさせながら、私は紅茶に口をつける。
高級そうな茶葉の香りが鼻をつく。普段であれば鼻と舌を楽しませてくれるであろう芳醇な香りも、今はそれを堪能する余裕はなかった。
味など全くわからないが、時間を潰すために紅茶を喉に流し込む。
やがて、部屋の扉がノックされて一人の男が足を踏み入れてきた。
「ただいま戻りました、父上」
「・・・よくも私の前に顔を出せたものだな。ベナミス」
敗北して帰ってきた息子の顔に、私は憤怒に表情を歪ませた。
できることならば目の前の無能者を斬り捨ててしまいたい。しかし、相手は自分のたった一人の息子。代えが利かない後継者である。
私は必死に殺意を抑え込みながら口を開く。
「スフィンクスに敗北したそうだな・・・これでもはや、セイバールーンを最強と思う者はこの国にいまい。この責任、どうやって取るつもりだ?」
「責任、ですか? その言葉はそっくり父上にお返しいたしますが?」
「なに・・・?」
どんな反省の言葉を返してくるかと思えば、まさかの反論であった。
私は頭の血管が切れそうになるほどの激情を感じたが、人生最大ともいえる自制心を発揮して声を押さえる。
「どういう意味だ、説明してみろ」
「部下の報告はそちらに来ていないようですね・・・。父上、貴方の放った部下がスフィンクス家の人間を拉致、監禁したそうですよ」
「・・・それがどうしたというのだ。手段としては悪くあるまい」
私は部下にバロン・スフィンクスの排除を命じていたが、具体的な方法については支持をしていなかった。
スフィンクス家の人間を誘拐して、バロン・スフィンクスに負けるように命じる。無能者が考えたにしては良い方法である。
「誘拐には成功したみたいですけど、あっさり取り返されたみたいですね。彼女を助け出したのが、まさかのディンギル・マクスウェルだったとか」
「マクスウェルだと!」
私はいよいよ感情を抑えきれなくなり、叫んでしまった。
頭に思い起こされるのはディンギル・マクスウェルではなく、その父親のディートリッヒ・マクスウェルである。
17年前、当時の王都武術大会の決勝戦で私と戦い、泥をつけた忌まわしい男。
百回殺しても飽き足らない、心の底から呪わしい男の顔である。
「またもマクスウェルが私の邪魔をするのか! なんと憎らしい一族だ! 王家への忠義も持たない田舎貴族のぶんざいで、また私の覇道の前に立ちふさがるというのか!?」
「マクスウェルと父上との因縁はさておき・・・ここでの問題は、マクスウェル家が今回の事件を起こした首謀者がセイバールーンであることを知ってしまったことですよ」
怒り心頭から叫ぶ私に、ベナミスは淡々とした口調で説明を続ける。
「マクスウェル家は当家を明確に敵とみなしたでしょうね。スフィンクス家もじきにそうなるでしょう。潜在的な敵ではなく、潰すべき敵として」
「・・・それがどうした。奴らが敵対するのであれば、叩きのめすまでだ!」
「・・・父上はそれでいいかもしれませんが、僕達としては迷惑なかぎりですね」
ベナミスは呆れた様子で肩をすくめた。
「誇りと信念に殉じて、それで何が変わるというのです? 仮にセイバールーンが四方四家に滅亡させられたとしても、それで国が変わるわけでもないというのに」
「貴様に何がわかるというのだ! 貴様のような無能者がセイバールーンの誇りを・・・」
言葉の途中で、めまいのような感覚に襲われた。
地面が、周囲全体がグルグルと回っているような錯覚に陥り、立っていられなくなってしまう。
そのまま床に倒れ込んでてしまった私の背中に、息子の声が降ってきた。
「こうなってしまった以上、誰かが責任を取らなければいけない。二つの辺境伯家を納得させることができる手土産が必要です。つまり・・・父上の大好きな信賞必罰というやつですよ」
「べな・・・みす・・・」
「先ほどの貴方が飲んだ紅茶に、一服盛らせていただきました。人生最後の紅茶はいかがでしたか?」
「な・・・き、さま・・・」
私は言葉を噛みながらも、なんとか首を持ち上げて息子の顔を見上げた。下から見上げたベナミスの顔には何の感情も浮かんでいない。
いつものように穏やかな微笑みを浮かべて、父親である自分に向けて剣を振りかぶっていた。
「お家のために死ねるのです。父上としても理想の最期でしょう。そこに立ち会うことができて、息子として心から喜ばしく思います」
「が・・・」
ベナミスは一瞬のためらいもなく、私の首に剣を振り下ろした。
皮肉なことに、それは未熟な息子にしては上出来といえる最高の一撃であった。
「クソッ・・・どいつもこいつも、無能者どもめが!」
私は拳を机に叩きつけて、怒鳴り声を発した。
今日は午後から王都武術大会の準決勝、息子であるベナミス・セイバールーンとバロン・スフィンクスの試合だった。
結果はすでに出ている。息子は敗北した。
これにより、王国最強を誇っていたセイバールーン流の権威は泥にまみれ、ロサイス公爵家から権力を奪還するという野望も潰えてしまった。
息子は失敗した。スフィンクスへの暗殺や調略を命じた部下も失敗した。
セイバールーン侯爵家は、敗北した。
「こんな結果が認められるものか・・・! 私に、セイバールーンに敗北など許されぬというのに!」
セイバールーン家は歪んだこの国を正さなければならない。
弱体化を続ける王権を立て直し、四つの辺境伯家を超える武力を与えなければならない。
そのために、敗北することなどあってはならないのだ。
「あの・・・失礼します」
「ああ!?」
「お、お茶をお持ちいたしました・・・」
恐々とした顔で部屋に入ってきたメイドを思わず睨みつけて、私はギリギリと奥歯を噛みしめた。
目の前のメイドに怒りをぶつけてしまいたい。斬り捨ててやりたい。そんな衝動が込み上げてしまい、思わず腰の剣に手が伸びかける。しかし、失敗をしたわけでもない部下を斬り捨てるような真似をしてしまえば、気高き剣聖の刃が濁ってしまうことになる。
感情のままに八つ当たりをするなど、名誉あるセイバールーン侯爵家の当主にふさわしくない。そう言い聞かせて、必死に感情を押さえつける。
「そうか、さっさと置いて出ていけ」
「は、はい。失礼いたしました!」
メイドは机にティーカップを置いて、獅子に睨まれた獲物のように部屋から逃げていった。そんな失礼な態度にハラワタを煮えさせながら、私は紅茶に口をつける。
高級そうな茶葉の香りが鼻をつく。普段であれば鼻と舌を楽しませてくれるであろう芳醇な香りも、今はそれを堪能する余裕はなかった。
味など全くわからないが、時間を潰すために紅茶を喉に流し込む。
やがて、部屋の扉がノックされて一人の男が足を踏み入れてきた。
「ただいま戻りました、父上」
「・・・よくも私の前に顔を出せたものだな。ベナミス」
敗北して帰ってきた息子の顔に、私は憤怒に表情を歪ませた。
できることならば目の前の無能者を斬り捨ててしまいたい。しかし、相手は自分のたった一人の息子。代えが利かない後継者である。
私は必死に殺意を抑え込みながら口を開く。
「スフィンクスに敗北したそうだな・・・これでもはや、セイバールーンを最強と思う者はこの国にいまい。この責任、どうやって取るつもりだ?」
「責任、ですか? その言葉はそっくり父上にお返しいたしますが?」
「なに・・・?」
どんな反省の言葉を返してくるかと思えば、まさかの反論であった。
私は頭の血管が切れそうになるほどの激情を感じたが、人生最大ともいえる自制心を発揮して声を押さえる。
「どういう意味だ、説明してみろ」
「部下の報告はそちらに来ていないようですね・・・。父上、貴方の放った部下がスフィンクス家の人間を拉致、監禁したそうですよ」
「・・・それがどうしたというのだ。手段としては悪くあるまい」
私は部下にバロン・スフィンクスの排除を命じていたが、具体的な方法については支持をしていなかった。
スフィンクス家の人間を誘拐して、バロン・スフィンクスに負けるように命じる。無能者が考えたにしては良い方法である。
「誘拐には成功したみたいですけど、あっさり取り返されたみたいですね。彼女を助け出したのが、まさかのディンギル・マクスウェルだったとか」
「マクスウェルだと!」
私はいよいよ感情を抑えきれなくなり、叫んでしまった。
頭に思い起こされるのはディンギル・マクスウェルではなく、その父親のディートリッヒ・マクスウェルである。
17年前、当時の王都武術大会の決勝戦で私と戦い、泥をつけた忌まわしい男。
百回殺しても飽き足らない、心の底から呪わしい男の顔である。
「またもマクスウェルが私の邪魔をするのか! なんと憎らしい一族だ! 王家への忠義も持たない田舎貴族のぶんざいで、また私の覇道の前に立ちふさがるというのか!?」
「マクスウェルと父上との因縁はさておき・・・ここでの問題は、マクスウェル家が今回の事件を起こした首謀者がセイバールーンであることを知ってしまったことですよ」
怒り心頭から叫ぶ私に、ベナミスは淡々とした口調で説明を続ける。
「マクスウェル家は当家を明確に敵とみなしたでしょうね。スフィンクス家もじきにそうなるでしょう。潜在的な敵ではなく、潰すべき敵として」
「・・・それがどうした。奴らが敵対するのであれば、叩きのめすまでだ!」
「・・・父上はそれでいいかもしれませんが、僕達としては迷惑なかぎりですね」
ベナミスは呆れた様子で肩をすくめた。
「誇りと信念に殉じて、それで何が変わるというのです? 仮にセイバールーンが四方四家に滅亡させられたとしても、それで国が変わるわけでもないというのに」
「貴様に何がわかるというのだ! 貴様のような無能者がセイバールーンの誇りを・・・」
言葉の途中で、めまいのような感覚に襲われた。
地面が、周囲全体がグルグルと回っているような錯覚に陥り、立っていられなくなってしまう。
そのまま床に倒れ込んでてしまった私の背中に、息子の声が降ってきた。
「こうなってしまった以上、誰かが責任を取らなければいけない。二つの辺境伯家を納得させることができる手土産が必要です。つまり・・・父上の大好きな信賞必罰というやつですよ」
「べな・・・みす・・・」
「先ほどの貴方が飲んだ紅茶に、一服盛らせていただきました。人生最後の紅茶はいかがでしたか?」
「な・・・き、さま・・・」
私は言葉を噛みながらも、なんとか首を持ち上げて息子の顔を見上げた。下から見上げたベナミスの顔には何の感情も浮かんでいない。
いつものように穏やかな微笑みを浮かべて、父親である自分に向けて剣を振りかぶっていた。
「お家のために死ねるのです。父上としても理想の最期でしょう。そこに立ち会うことができて、息子として心から喜ばしく思います」
「が・・・」
ベナミスは一瞬のためらいもなく、私の首に剣を振り下ろした。
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