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第2章 帝国騒乱 編
50.愚者の饗宴
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side サイム・フルカス
私の名前はサイム・フルカス。
バアル帝国第2皇子・・・もとい、新・皇帝となったグリード・バアル陛下にお仕えしている。
「く、くくっ、ひひひっ、ああ、ルクセリア・・・ルクセリア・・・」
「いやあ・・・!」
「・・・・・・」
ここは帝国最高の至宝である【雷帝神槌】、バベルの塔の最高階。かつて建国帝であるゼブル・バアル陛下が周辺諸国を滅ぼして帝国を建国したとされるその場所は、今はグリードの欲望の部屋となっていた。
グリードがバベルの塔を呼び起こし帝国を平定して、かれこれ2週間になる。その間、グリードはずっと金髪の少女を塔へと連れ込み、淫蕩の宴にふけっていた。
今も私が連れてきた奴隷の少女を裸に剥いて、未発達な身体を舐めるような手つきで玩んでいる。
(もはやこれまで、帝国は終わりのようじゃな)
私は白いあごひげを撫でながら、グリードに気づかれないように溜息をついた。
もともとは商人であった私がグリードに仕えるようになってもう5年になる。
グリードは第一皇子であるラーズ・バアルのような武勇も人望もなかったものの、兄にはない思慮深さと計算高さを持っていた。身分が下の者をあからさまに見下す傲慢さはあったものの、それも王者には必要なものと納得していた。
だからこそ、自分はグリードの後援者となる道を選んだのだったが、今はその判断が誤っていたと言うしかない。
(力に溺れた者がここまで堕落するとは・・・あるいは、先の戦いでの敗戦がそこまで堪えたのか?)
グリード・バアルという人間は第2皇子という恵まれた身分に生まれて、特権階級としての道をひたすらに進んできた。
幼い頃から非凡な知略をふるってきたグリードは、ほとんど挫折らしい挫折を経験していない。
北方遊牧民の平定には失敗しているものの、グリード自身は征伐には参加せず指示を出していただけのため、グリードの中では失敗に含まれていなかった。
(このまま沈む舟に乗っていても得る物はあるまい。金を持てるだけ持って他の国に移り住むべきじゃな)
私はグリードの臣下ではあるものの、騎士どものような忠誠心とは無縁であった。
あくまでも皇帝となったグリードから旨味を得るために仕えているだけである。もはや絞り尽くしたとなれば、さっさと去るのみ。
「陛下、お楽しみのところを申し訳ありません」
「ああっ!? なんだ、フルカス!」
楽しみを邪魔されたグリードはあからさまに不機嫌になった。こちらをジロリと睨みつけて、殺意を込めた眼差しを向けてくる。
「思うように徴兵が進んでいないように思われます。私も陣頭指揮を執って一刻も早くマクスウェル家への侵攻の準備をさせていただきます」
「そうか、好きにしろ」
「つきましては、費用として幾ばくかの資金をいただきたく存じます。宮廷の宝物庫を開ける許可をいただきたいのですが・・・」
「構わん、さっさと行け」
そっけなく言い放ち、グリードはお楽しみへと戻っていった。
『ドウゾ、オモチクダサイ』
「お、おお、すまない」
人間の女性の姿をした【守護石兵】が私に装飾のついた宝箱を差し出してくる。開けると、中には宝物庫のカギが入っていた。
(この【守護石兵】だけでも金貨何千枚の値が付くことか・・・こんな愚者のお守りにするにはもったいないのう)
私は嘆息して、グリードに向けて頭を下げた。
「それでは、しばし失礼いたします」
「・・・ふ、くくっ、ルクセリア・・・」
「いや・・・いやあっ・・・!」
「・・・ちっ」
舌打ちを一つして、事前にグリードから貸し与えられた塔の管理者権限を行使する。
足元に円形の魔方陣のようなものが現れて、紫色の光が私の身体を包み込む。フワリと宙に浮くような感覚がして、次の瞬間にはバベルの塔の1階へと転移していた。
「【守護石兵】の防衛機構といい、この転移装置といい、まさにこれは神の至宝じゃな。まったく、どんな偉大な力も持っているのがあの愚者では宝の持ち腐れじゃな」
伝説の秘宝が今となっては子供の玩具。帝国に忠誠心のない私でさえ、この現状には頭が痛くなってくる。
「まあいい、これで愚者のお守りも終わりと思えば寛容にもなろう。せいぜい、宝物庫からは金銀財宝を頂戴させてもらうかのう」
「へえ、それはまた景気のいい話だ」
「なっ!?」
目の前で塔の扉が開いた。現れたのは5人の男女。そのうち一人は見覚えがあった。
「る、ルクセリア皇女殿下! なぜここに・・・!」
「・・・全てを終わらせに参りました。どうか神妙に、サイム・フルカス」
「ああ、こいつがサイム・フルカス。たしかグリード・バアルの側近だったな」
「き、貴様は何者だ!?」
皇女殿下の傍には剣を持った男が立っていた。牙を剥いた獣のような男である。武にはまるで疎い私でさえも、目の前の男が尋常ではない怪物であることが伝わってくる。
「ディンギル・マクスウェル。帝国でも俺の名前を知ってるやつはいるかな?」
「なっ、貴様が・・・!」
(まさかこんなにも早くマクスウェル家が攻めてくるとは! いったいどうやって【雷帝神槌】の雷をかいくぐってきたのだ!?)
「さて、おとなしく縛につくのなら手荒なことはしないのだが・・・どうするよ」
「くっ・・・!」
自分はこれまでグリード・バアルの側近としておこぼれを受けてきた。このまま捕まってしまえば、ここで殺されることがなかったとしても必ず重大な罰を与えられるだろう。
「私を守れ! 【守護石兵】!」
『カシコマリマシタ』
管理者権限を使って【守護石兵】を呼び出した。10体の石の巨人が私とディンギル・マクスウェルの間に立ちふさがる。
「かかれ! そいつらを殺せ!」
「グリード・バアルを殺す前の前哨戦といくか。派手にやらせてもらうぞ!」
ディンギル・マクスウェルが剣を振りかぶり、【守護石兵】と対峙する。
かくして、バベルの塔をめぐる戦いが始まった。
私の名前はサイム・フルカス。
バアル帝国第2皇子・・・もとい、新・皇帝となったグリード・バアル陛下にお仕えしている。
「く、くくっ、ひひひっ、ああ、ルクセリア・・・ルクセリア・・・」
「いやあ・・・!」
「・・・・・・」
ここは帝国最高の至宝である【雷帝神槌】、バベルの塔の最高階。かつて建国帝であるゼブル・バアル陛下が周辺諸国を滅ぼして帝国を建国したとされるその場所は、今はグリードの欲望の部屋となっていた。
グリードがバベルの塔を呼び起こし帝国を平定して、かれこれ2週間になる。その間、グリードはずっと金髪の少女を塔へと連れ込み、淫蕩の宴にふけっていた。
今も私が連れてきた奴隷の少女を裸に剥いて、未発達な身体を舐めるような手つきで玩んでいる。
(もはやこれまで、帝国は終わりのようじゃな)
私は白いあごひげを撫でながら、グリードに気づかれないように溜息をついた。
もともとは商人であった私がグリードに仕えるようになってもう5年になる。
グリードは第一皇子であるラーズ・バアルのような武勇も人望もなかったものの、兄にはない思慮深さと計算高さを持っていた。身分が下の者をあからさまに見下す傲慢さはあったものの、それも王者には必要なものと納得していた。
だからこそ、自分はグリードの後援者となる道を選んだのだったが、今はその判断が誤っていたと言うしかない。
(力に溺れた者がここまで堕落するとは・・・あるいは、先の戦いでの敗戦がそこまで堪えたのか?)
グリード・バアルという人間は第2皇子という恵まれた身分に生まれて、特権階級としての道をひたすらに進んできた。
幼い頃から非凡な知略をふるってきたグリードは、ほとんど挫折らしい挫折を経験していない。
北方遊牧民の平定には失敗しているものの、グリード自身は征伐には参加せず指示を出していただけのため、グリードの中では失敗に含まれていなかった。
(このまま沈む舟に乗っていても得る物はあるまい。金を持てるだけ持って他の国に移り住むべきじゃな)
私はグリードの臣下ではあるものの、騎士どものような忠誠心とは無縁であった。
あくまでも皇帝となったグリードから旨味を得るために仕えているだけである。もはや絞り尽くしたとなれば、さっさと去るのみ。
「陛下、お楽しみのところを申し訳ありません」
「ああっ!? なんだ、フルカス!」
楽しみを邪魔されたグリードはあからさまに不機嫌になった。こちらをジロリと睨みつけて、殺意を込めた眼差しを向けてくる。
「思うように徴兵が進んでいないように思われます。私も陣頭指揮を執って一刻も早くマクスウェル家への侵攻の準備をさせていただきます」
「そうか、好きにしろ」
「つきましては、費用として幾ばくかの資金をいただきたく存じます。宮廷の宝物庫を開ける許可をいただきたいのですが・・・」
「構わん、さっさと行け」
そっけなく言い放ち、グリードはお楽しみへと戻っていった。
『ドウゾ、オモチクダサイ』
「お、おお、すまない」
人間の女性の姿をした【守護石兵】が私に装飾のついた宝箱を差し出してくる。開けると、中には宝物庫のカギが入っていた。
(この【守護石兵】だけでも金貨何千枚の値が付くことか・・・こんな愚者のお守りにするにはもったいないのう)
私は嘆息して、グリードに向けて頭を下げた。
「それでは、しばし失礼いたします」
「・・・ふ、くくっ、ルクセリア・・・」
「いや・・・いやあっ・・・!」
「・・・ちっ」
舌打ちを一つして、事前にグリードから貸し与えられた塔の管理者権限を行使する。
足元に円形の魔方陣のようなものが現れて、紫色の光が私の身体を包み込む。フワリと宙に浮くような感覚がして、次の瞬間にはバベルの塔の1階へと転移していた。
「【守護石兵】の防衛機構といい、この転移装置といい、まさにこれは神の至宝じゃな。まったく、どんな偉大な力も持っているのがあの愚者では宝の持ち腐れじゃな」
伝説の秘宝が今となっては子供の玩具。帝国に忠誠心のない私でさえ、この現状には頭が痛くなってくる。
「まあいい、これで愚者のお守りも終わりと思えば寛容にもなろう。せいぜい、宝物庫からは金銀財宝を頂戴させてもらうかのう」
「へえ、それはまた景気のいい話だ」
「なっ!?」
目の前で塔の扉が開いた。現れたのは5人の男女。そのうち一人は見覚えがあった。
「る、ルクセリア皇女殿下! なぜここに・・・!」
「・・・全てを終わらせに参りました。どうか神妙に、サイム・フルカス」
「ああ、こいつがサイム・フルカス。たしかグリード・バアルの側近だったな」
「き、貴様は何者だ!?」
皇女殿下の傍には剣を持った男が立っていた。牙を剥いた獣のような男である。武にはまるで疎い私でさえも、目の前の男が尋常ではない怪物であることが伝わってくる。
「ディンギル・マクスウェル。帝国でも俺の名前を知ってるやつはいるかな?」
「なっ、貴様が・・・!」
(まさかこんなにも早くマクスウェル家が攻めてくるとは! いったいどうやって【雷帝神槌】の雷をかいくぐってきたのだ!?)
「さて、おとなしく縛につくのなら手荒なことはしないのだが・・・どうするよ」
「くっ・・・!」
自分はこれまでグリード・バアルの側近としておこぼれを受けてきた。このまま捕まってしまえば、ここで殺されることがなかったとしても必ず重大な罰を与えられるだろう。
「私を守れ! 【守護石兵】!」
『カシコマリマシタ』
管理者権限を使って【守護石兵】を呼び出した。10体の石の巨人が私とディンギル・マクスウェルの間に立ちふさがる。
「かかれ! そいつらを殺せ!」
「グリード・バアルを殺す前の前哨戦といくか。派手にやらせてもらうぞ!」
ディンギル・マクスウェルが剣を振りかぶり、【守護石兵】と対峙する。
かくして、バベルの塔をめぐる戦いが始まった。
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