37 / 317
第2章 帝国騒乱 編
21.阿呆は酒飲み、踊らない
しおりを挟む
side スロウス・バアル
バアル帝国東端の町、ホンコニア。隣国である煌王朝と隣接した要塞都市に俺の居城はあった。
ホンコニアは亡き皇帝が煌王朝から奪い取った都市という事もあり、町の中は東方の異国情緒ある風景にあふれている。住んでいる人間も帝国人特有の白い肌の人種よりも、東方民族特有の黄色い肌の人種のほうが多い。
そんな都市の中心にあるひときわ大きな建物が、俺が住む東方総督府である。
その日、東方総督府では宴が催されていた。
総督府の高官や都市の有力者が集められ、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎが開かれていた。
そんな宴の席にありながら、俺は難しい表情で今しがた届けられた書状に視線を落としている。
「ルクセリア皇女救援のために第3軍団も協力されたし・・・か。相も変わらず、兄貴達は見当違いな所で大騒ぎをしているな」
帝都から届けられた手紙に目を通して、俺はうんざりした様につぶやいた。
手紙の送り主を見ると、兄の側近であるスノウ・ハルファスの名前が記されている。まがりなりにも皇族である俺に対して書状を送るのが、同じ皇族である兄ではなく一介の騎士の名義になっている。
「俺様ちゃんって舐められるなあ。心から敬意を払えとまでは言わないけど、外聞を取りつくろうくらいのことはしてもらいたいものだな」
「どうするカ? スロウス。お前ノ妹ダロ?」
俺の副官であるシャオマオが小首を傾げて尋ねてくる。折りたたんだ手紙を彼女に手渡して、俺は皮肉そうに笑った。
「いやー、妹といっても、俺様ちゃんってば王宮でハブられてたからなー。ルクセリアとはほとんど会わせてもらえなかったんだよねー。はっきり言って、妹って感じはしないかな」
俺は皇族ではあったが、たまたま皇帝のお手付きになった使用人の子供である。王宮では腫物のように扱われており、父にとって最大の宝であるルクセリアからは完全に切り離されていた。
ルクセリアと顔を合わせた記憶も片手の指で数えられる程度しかない。憎く思っているわけではなかったが、身内だとも思っていなかった。
「スノウ・ハルファス・・・兄の副官で知将アイス・ハルファスの弟。近衛騎士団や第2軍団を抱き込んでおいて、俺にまで救援要請か。貪欲に戦力を集めやがって、そんなにマクスウェルが憎いのかね」
手紙の送り主であるスノウ・ハルファスはマクスウェル家との戦いで兄を失っていた。今回の救援要請には、騎士としての忠義や義務以上の私怨が見え隠れしていた。
「宴の席だってのに辛気臭い話を持ちこんできやがって。気分が悪いぜ」
俺は盃に入った酒を一息に飲み干して、ごろんと横になった。隣にいたシャオマオの膝を枕にして、あまり肉がついてない太腿にごろごろと顔を押しつける。
「こういうの、セクハラいうカ? 触るナラ、金はらえヨ」
「払いまーす。だから、もうちょい甘えさせてー。あーあ、俺様ちゃんってば、普段はハブられてるくせにこういうときだけ頼られるんだから。本当に不幸極まるよな―」
「不幸なヤツ。酒飲んで女のフトモモに顔押しつける、しないゾ」
呆れたようなシャオマオの声を聞きながら、俺は遥か西で起こっている事態について考えをまとめた。
(ルクセリアがマクスウェル家の捕虜になった。ラーズ兄貴を中心に皇女救出のため、第1軍団、第2軍団、近衛騎士団の連合部隊が結成。かつてない大規模な西方遠征が行われるわけだが・・・あの兄貴共が素直に手を取って戦えるかね?)
「ま、俺には関係ないか。それにしても・・・奇しくも、これで親父の出した皇帝になるための条件が満たされたわけか」
亡き皇帝の宣言によって行われている次期皇帝の継承戦。「敵国を滅ぼした者を次期皇帝にする」という条件には隠れた必勝法が存在した。
それは「他の皇子を味方につけて、協力して敵国を滅ぼすこと」である。そのことに気がついているのは皇子達の中で自分だけで、ラーズもグリードも気がついていないようだった。
(もっとも、親父が望んでいた展開とはだいぶ違うんだろうなー)
親父の予想では、次期皇帝の有力候補であるラーズとグリードのいずれかが俺と第3軍団の勢力を取り込み、帝国の最大勢力となることで皇帝に即位することを期待していたのだろう。
その展開通りに行けば、皇帝の協力者として俺も安定した地位を得ることができ、日陰者の生活を脱出できるはずだったのだが・・・。
(親父も、俺達兄弟の仲がここまでこじれるとは思ってなかったんだろうな。ラーズもグリードも俺と協力するなんて発想は思いつかなかった。兄妹のことを自分が皇帝になる障害としか思っていなかったからな)
それでも、結果的に皇子達が協力して大連合が築かれたのだから、世の中の流れというのはわからないものだ。
「とりあえず・・・王宮の方には救援は出せないとの書状を送っておいてくれ。隣国に攻め込まれてそれどころではありません、と伝えておいてくれればいい」
「わかったゾ。私が勝手にサインしてイイナ?」
「問題なーし。俺様ちゃんは明日は二日酔いだから働きませーん」
「おいおい、スロウス。俺達がいつこの国に攻め込んだんだよ!」
俺とシャオマオの会話を盗み聞きしていたのか、第三者の声が割って入った。横やりを入れてきたのは、大柄で色黒な男性である。
「いいじゃねえの。ラゴウちゃん。俺様ちゃんとお前の仲だろ?」
「どんな仲だっての! ったく、都合のいい時だけ友達面かよ!」
ガハハハ、と笑いながらラゴウと呼ばれた男が酒をあおる。
宴の上席に座るこの男は煌王朝から招かれた隣国の将軍である。俺が東方の地に赴任してから10年間で得た成果の一つとして、こうして宴席に将軍を招くまで隣国と友好関係を築くことを成功していた。
「また適当に戦う振りだけしてくれよ。そっちにだって軍事費をせしめれるんだから損はないんだろ?」
「ガハハッ! そうだけどな!」
俺が率いる第3軍団とラゴウが率いる煌王朝西方軍。両軍は数年前から戦う振りだけしており、その軍事費を中央政府に請求して横領していた。
ラゴウも王朝の中央政府から左遷されてきたという過去があり、同じく日陰者の俺とは妙に気が合うのだ。
俺はシャオマオの膝から頭を上げて宴席に座り直す。顔見知りの将軍の盃に酒を注いで金儲けの計画を話し合う。ニヤニヤと笑いながら悪巧みをする男二人を、蔑むような眼でシャオマオが見つめていた。
(そういえば・・・この戦いで帝国の連合軍が負けるようなことがあれば、いったいどうなるんだろうな?)
第1軍団、第2軍団、近衛騎士団。3つの軍団の連合部隊という帝国の最大兵力が万が一、マクスウェルに敗北するようなことがあったとしたら。
(そのときはこの国がひっくり返るような大混乱になるんだろうな。そうなったら、俺様ちゃんにも天下が取れるかも)
ほぼ有り得ないであろう未来を思い浮かべながら、俺はくっくっ、と含み笑いをするのであった。
バアル帝国東端の町、ホンコニア。隣国である煌王朝と隣接した要塞都市に俺の居城はあった。
ホンコニアは亡き皇帝が煌王朝から奪い取った都市という事もあり、町の中は東方の異国情緒ある風景にあふれている。住んでいる人間も帝国人特有の白い肌の人種よりも、東方民族特有の黄色い肌の人種のほうが多い。
そんな都市の中心にあるひときわ大きな建物が、俺が住む東方総督府である。
その日、東方総督府では宴が催されていた。
総督府の高官や都市の有力者が集められ、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎが開かれていた。
そんな宴の席にありながら、俺は難しい表情で今しがた届けられた書状に視線を落としている。
「ルクセリア皇女救援のために第3軍団も協力されたし・・・か。相も変わらず、兄貴達は見当違いな所で大騒ぎをしているな」
帝都から届けられた手紙に目を通して、俺はうんざりした様につぶやいた。
手紙の送り主を見ると、兄の側近であるスノウ・ハルファスの名前が記されている。まがりなりにも皇族である俺に対して書状を送るのが、同じ皇族である兄ではなく一介の騎士の名義になっている。
「俺様ちゃんって舐められるなあ。心から敬意を払えとまでは言わないけど、外聞を取りつくろうくらいのことはしてもらいたいものだな」
「どうするカ? スロウス。お前ノ妹ダロ?」
俺の副官であるシャオマオが小首を傾げて尋ねてくる。折りたたんだ手紙を彼女に手渡して、俺は皮肉そうに笑った。
「いやー、妹といっても、俺様ちゃんってば王宮でハブられてたからなー。ルクセリアとはほとんど会わせてもらえなかったんだよねー。はっきり言って、妹って感じはしないかな」
俺は皇族ではあったが、たまたま皇帝のお手付きになった使用人の子供である。王宮では腫物のように扱われており、父にとって最大の宝であるルクセリアからは完全に切り離されていた。
ルクセリアと顔を合わせた記憶も片手の指で数えられる程度しかない。憎く思っているわけではなかったが、身内だとも思っていなかった。
「スノウ・ハルファス・・・兄の副官で知将アイス・ハルファスの弟。近衛騎士団や第2軍団を抱き込んでおいて、俺にまで救援要請か。貪欲に戦力を集めやがって、そんなにマクスウェルが憎いのかね」
手紙の送り主であるスノウ・ハルファスはマクスウェル家との戦いで兄を失っていた。今回の救援要請には、騎士としての忠義や義務以上の私怨が見え隠れしていた。
「宴の席だってのに辛気臭い話を持ちこんできやがって。気分が悪いぜ」
俺は盃に入った酒を一息に飲み干して、ごろんと横になった。隣にいたシャオマオの膝を枕にして、あまり肉がついてない太腿にごろごろと顔を押しつける。
「こういうの、セクハラいうカ? 触るナラ、金はらえヨ」
「払いまーす。だから、もうちょい甘えさせてー。あーあ、俺様ちゃんってば、普段はハブられてるくせにこういうときだけ頼られるんだから。本当に不幸極まるよな―」
「不幸なヤツ。酒飲んで女のフトモモに顔押しつける、しないゾ」
呆れたようなシャオマオの声を聞きながら、俺は遥か西で起こっている事態について考えをまとめた。
(ルクセリアがマクスウェル家の捕虜になった。ラーズ兄貴を中心に皇女救出のため、第1軍団、第2軍団、近衛騎士団の連合部隊が結成。かつてない大規模な西方遠征が行われるわけだが・・・あの兄貴共が素直に手を取って戦えるかね?)
「ま、俺には関係ないか。それにしても・・・奇しくも、これで親父の出した皇帝になるための条件が満たされたわけか」
亡き皇帝の宣言によって行われている次期皇帝の継承戦。「敵国を滅ぼした者を次期皇帝にする」という条件には隠れた必勝法が存在した。
それは「他の皇子を味方につけて、協力して敵国を滅ぼすこと」である。そのことに気がついているのは皇子達の中で自分だけで、ラーズもグリードも気がついていないようだった。
(もっとも、親父が望んでいた展開とはだいぶ違うんだろうなー)
親父の予想では、次期皇帝の有力候補であるラーズとグリードのいずれかが俺と第3軍団の勢力を取り込み、帝国の最大勢力となることで皇帝に即位することを期待していたのだろう。
その展開通りに行けば、皇帝の協力者として俺も安定した地位を得ることができ、日陰者の生活を脱出できるはずだったのだが・・・。
(親父も、俺達兄弟の仲がここまでこじれるとは思ってなかったんだろうな。ラーズもグリードも俺と協力するなんて発想は思いつかなかった。兄妹のことを自分が皇帝になる障害としか思っていなかったからな)
それでも、結果的に皇子達が協力して大連合が築かれたのだから、世の中の流れというのはわからないものだ。
「とりあえず・・・王宮の方には救援は出せないとの書状を送っておいてくれ。隣国に攻め込まれてそれどころではありません、と伝えておいてくれればいい」
「わかったゾ。私が勝手にサインしてイイナ?」
「問題なーし。俺様ちゃんは明日は二日酔いだから働きませーん」
「おいおい、スロウス。俺達がいつこの国に攻め込んだんだよ!」
俺とシャオマオの会話を盗み聞きしていたのか、第三者の声が割って入った。横やりを入れてきたのは、大柄で色黒な男性である。
「いいじゃねえの。ラゴウちゃん。俺様ちゃんとお前の仲だろ?」
「どんな仲だっての! ったく、都合のいい時だけ友達面かよ!」
ガハハハ、と笑いながらラゴウと呼ばれた男が酒をあおる。
宴の上席に座るこの男は煌王朝から招かれた隣国の将軍である。俺が東方の地に赴任してから10年間で得た成果の一つとして、こうして宴席に将軍を招くまで隣国と友好関係を築くことを成功していた。
「また適当に戦う振りだけしてくれよ。そっちにだって軍事費をせしめれるんだから損はないんだろ?」
「ガハハッ! そうだけどな!」
俺が率いる第3軍団とラゴウが率いる煌王朝西方軍。両軍は数年前から戦う振りだけしており、その軍事費を中央政府に請求して横領していた。
ラゴウも王朝の中央政府から左遷されてきたという過去があり、同じく日陰者の俺とは妙に気が合うのだ。
俺はシャオマオの膝から頭を上げて宴席に座り直す。顔見知りの将軍の盃に酒を注いで金儲けの計画を話し合う。ニヤニヤと笑いながら悪巧みをする男二人を、蔑むような眼でシャオマオが見つめていた。
(そういえば・・・この戦いで帝国の連合軍が負けるようなことがあれば、いったいどうなるんだろうな?)
第1軍団、第2軍団、近衛騎士団。3つの軍団の連合部隊という帝国の最大兵力が万が一、マクスウェルに敗北するようなことがあったとしたら。
(そのときはこの国がひっくり返るような大混乱になるんだろうな。そうなったら、俺様ちゃんにも天下が取れるかも)
ほぼ有り得ないであろう未来を思い浮かべながら、俺はくっくっ、と含み笑いをするのであった。
10
お気に入りに追加
6,111
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

チートな嫁たちに囲まれて異世界で暮らしています
もぶぞう
ファンタジー
森でナギサを拾ってくれたのはダークエルフの女性だった。
使命が有る訳でも無い男が強い嫁を増やしながら異世界で暮らす話です(予定)。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。