105 / 122
連載
138.決着だね
しおりを挟む
「参ったなあ……あんまり、そういう顔をしないで欲しいなあ」
後方に跳んで攻撃を回避しながら、ウータが困った様子でつぶやいた。
「ヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
エンジェが次々と斬撃を繰り出してくる。
大剣のわりに迅い。とにかく速い。
ウータはそれを紙一重で回避するが、掠っただけでも致命傷に違いない。
「まあ、僕は死なないけど……それはともかく、いったいどうしてそんなに頑張るのかなあ」
ウータは基本的に淡白で他人に対する興味が薄い。
だが……この世界にやってきてからというもの、少しだけ他者とのかかわり方が変わってきていた。
「昔の僕だったら、会ったばかりの人のことなんてどうでも良かったのにね」
ウータは圧倒的な力を持っているが、それは自分とごく限られた人間のために振るわれる。
人間として自分を産んで、育ててくれた両親。
幼い頃から近所で一緒に生活してきた四人の幼馴染。
それと祖父母くらいのものだろうか。ウータにとって大切と呼べる人間は。
それ以外の人間はどうでも良い。嫌いだったら避けるし、邪魔だったら殺す……ただそれだけのことである。
だが……異世界にやってきて、そんな状況に変化が訪れてきていた。
まずはステラが大切な人として加わった。
最初はビーフシチューなどを作らせるための料理人のはずだったのだが、いつの間にか大切な人間のカテゴリーに入っている。
ステラ以外にも、大切とは言えないまでも親しみや同情を覚えた人間はいた。
名前を憶えていない程度の関わり。袖がすれ違ったくらいの気持ちであったが……助けてあげたいと思える相手はいたのだ。
「僕は僕で変わっているってことかな? 変だよねえ」
「ハアッ!」
エンジェがミスリルの大剣を振った。
ウータが頭を引っ込めて横薙ぎの斬撃を回避して、少しだけおかしそうに失笑する。
「何千年、何万年も不変不滅で生きてきた僕が変わったって? たった十五、六年ぽっちの年月で。面白いなあ、これが人間ってやつなのかな?」
「さっきから、何をブツブツと話している!? やる気がないのならさっさと降参しなさい!」
「そうだねえ、ちょっとはやる気を出さないとね」
ウータがエンジェの懐にするりと潜り込んで、相手の胸にそっと手を当てた。
「ッ……!」
その瞬間、エンジェの身体が後ろに吹っ飛んだ。
まるでトラックに撥ね飛ばされたように会場を転がっていくが、エンジェは大剣を手放すことなく、すぐに起き上がって体勢を整える。
「けほっ、けほっ……使わないのね、ミスリルのナイフ」
「あー、うん。武器を使うのは苦手でね」
「そう……でも、この戦いでは反則よ。ちゃんと武器を使って戦いなさい」
言いながら、ステラが強く地面を踏みつけた。
すると……会場の地面がひび割れる。隆起した地面はそのままいくつもの岩石となり、空中に舞い上がった。
「わっ! すごい!」
「それはどうも……ありがとうっ!」
エンジェが跳躍して、会場内を縦横無尽に飛び回る。
浮き上がった岩石を足場にして立体的に移動し、ウータの目を翻弄させた。
「うーん、すごいなあ。これだけの技……きっといっぱい訓練とかしたんだろうね」
そこまでする目的は何だろう。
やはり、この大会で優勝して『土』の女神アースに会うことだろうか?
そこまでする理由がエンジェにはあるというのか……ウータは少しだけ興味が惹かれる。
「もらった……!」
そして……上下左右に飛び回っていたエンジェがウータの背後を獲った。
無防備な背中に斬撃を叩き込もうとするが、ウータの姿が消える。
「なっ……!」
「後ろだよ」
ウータは転移して、反対にエンジェの背中に回った。
右手にはミスリルのナイフ。これを振り下ろせば勝負あり……ウータの勝ちである。
「クウッ……!」
エンジェが身体を捻って回転させ、ウータがナイフを突き出す前に斬り払おうとした。
「…………」
「ヤアアアアアアアアアアアアッ!」
ウータが速いか、エンジェが速いか。
最後の交錯。勝負の一瞬。
長い武闘大会の覇者を決定づける互いの一閃。
「やーめた」
それはあまりにもあっさりと終わった。
ウータがどうでも良さそうにつぶやいたかと思うと、ナイフを放り捨てたのだ。
「なんか、飽きちゃったかも。別に負けてもいいか」
「へ……?」
エンジェが間抜けな声を漏らしながら、大剣を振り抜いた。
丸腰になったウータを見て斬撃を逸らそうとするが……すでに遅い。
「あ、痛い」
「ッ……!?」
エンジェの剣がウータの右手……その五指を斬り飛ばし、パラパラと冗談のように切断された指が地面に落ちたのである。
後方に跳んで攻撃を回避しながら、ウータが困った様子でつぶやいた。
「ヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
エンジェが次々と斬撃を繰り出してくる。
大剣のわりに迅い。とにかく速い。
ウータはそれを紙一重で回避するが、掠っただけでも致命傷に違いない。
「まあ、僕は死なないけど……それはともかく、いったいどうしてそんなに頑張るのかなあ」
ウータは基本的に淡白で他人に対する興味が薄い。
だが……この世界にやってきてからというもの、少しだけ他者とのかかわり方が変わってきていた。
「昔の僕だったら、会ったばかりの人のことなんてどうでも良かったのにね」
ウータは圧倒的な力を持っているが、それは自分とごく限られた人間のために振るわれる。
人間として自分を産んで、育ててくれた両親。
幼い頃から近所で一緒に生活してきた四人の幼馴染。
それと祖父母くらいのものだろうか。ウータにとって大切と呼べる人間は。
それ以外の人間はどうでも良い。嫌いだったら避けるし、邪魔だったら殺す……ただそれだけのことである。
だが……異世界にやってきて、そんな状況に変化が訪れてきていた。
まずはステラが大切な人として加わった。
最初はビーフシチューなどを作らせるための料理人のはずだったのだが、いつの間にか大切な人間のカテゴリーに入っている。
ステラ以外にも、大切とは言えないまでも親しみや同情を覚えた人間はいた。
名前を憶えていない程度の関わり。袖がすれ違ったくらいの気持ちであったが……助けてあげたいと思える相手はいたのだ。
「僕は僕で変わっているってことかな? 変だよねえ」
「ハアッ!」
エンジェがミスリルの大剣を振った。
ウータが頭を引っ込めて横薙ぎの斬撃を回避して、少しだけおかしそうに失笑する。
「何千年、何万年も不変不滅で生きてきた僕が変わったって? たった十五、六年ぽっちの年月で。面白いなあ、これが人間ってやつなのかな?」
「さっきから、何をブツブツと話している!? やる気がないのならさっさと降参しなさい!」
「そうだねえ、ちょっとはやる気を出さないとね」
ウータがエンジェの懐にするりと潜り込んで、相手の胸にそっと手を当てた。
「ッ……!」
その瞬間、エンジェの身体が後ろに吹っ飛んだ。
まるでトラックに撥ね飛ばされたように会場を転がっていくが、エンジェは大剣を手放すことなく、すぐに起き上がって体勢を整える。
「けほっ、けほっ……使わないのね、ミスリルのナイフ」
「あー、うん。武器を使うのは苦手でね」
「そう……でも、この戦いでは反則よ。ちゃんと武器を使って戦いなさい」
言いながら、ステラが強く地面を踏みつけた。
すると……会場の地面がひび割れる。隆起した地面はそのままいくつもの岩石となり、空中に舞い上がった。
「わっ! すごい!」
「それはどうも……ありがとうっ!」
エンジェが跳躍して、会場内を縦横無尽に飛び回る。
浮き上がった岩石を足場にして立体的に移動し、ウータの目を翻弄させた。
「うーん、すごいなあ。これだけの技……きっといっぱい訓練とかしたんだろうね」
そこまでする目的は何だろう。
やはり、この大会で優勝して『土』の女神アースに会うことだろうか?
そこまでする理由がエンジェにはあるというのか……ウータは少しだけ興味が惹かれる。
「もらった……!」
そして……上下左右に飛び回っていたエンジェがウータの背後を獲った。
無防備な背中に斬撃を叩き込もうとするが、ウータの姿が消える。
「なっ……!」
「後ろだよ」
ウータは転移して、反対にエンジェの背中に回った。
右手にはミスリルのナイフ。これを振り下ろせば勝負あり……ウータの勝ちである。
「クウッ……!」
エンジェが身体を捻って回転させ、ウータがナイフを突き出す前に斬り払おうとした。
「…………」
「ヤアアアアアアアアアアアアッ!」
ウータが速いか、エンジェが速いか。
最後の交錯。勝負の一瞬。
長い武闘大会の覇者を決定づける互いの一閃。
「やーめた」
それはあまりにもあっさりと終わった。
ウータがどうでも良さそうにつぶやいたかと思うと、ナイフを放り捨てたのだ。
「なんか、飽きちゃったかも。別に負けてもいいか」
「へ……?」
エンジェが間抜けな声を漏らしながら、大剣を振り抜いた。
丸腰になったウータを見て斬撃を逸らそうとするが……すでに遅い。
「あ、痛い」
「ッ……!?」
エンジェの剣がウータの右手……その五指を斬り飛ばし、パラパラと冗談のように切断された指が地面に落ちたのである。
29
お気に入りに追加
1,485
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

Hしてレベルアップ ~可愛い女の子とHして強くなれるなんて、この世は最高じゃないか~
トモ治太郎
ファンタジー
孤児院で育った少年ユキャール、この孤児院では15歳になると1人立ちしなければいけない。
旅立ちの朝に初めて夢精したユキャール。それが原因なのか『異性性交』と言うスキルを得る。『相手に精子を与えることでより多くの経験値を得る。』女性経験のないユキャールはまだこのスキルのすごさを知らなかった。
この日の為に準備してきたユキャール。しかし旅立つ直前、一緒に育った少女スピカが一緒にいくと言い出す。本来ならおいしい場面だが、スピカは何も準備していないので俺の負担は最初から2倍増だ。
こんな感じで2人で旅立ち、共に戦い、時にはHして強くなっていくお話しです。

転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。