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54.おっぱいは柔っこい!(確信)
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ウータとステラはその日は宿屋に泊まって、翌日から祭りまでの六日間を観光に費やすことにした。
「観光もそうですけど、路銀稼ぎをしなくちゃいけませんね」
「うんうん、美味しい物を食べるにはお金が必要だものね」
「情報収集もです。女神マリンについて調べましょう」
「うんうん、彼女を食べちゃうために必要だよね」
「そうです」
「そっか」
「…………」
「…………」
会話が途切れて、どちらともなく黙り込んだ。
話すことがなくなると途端に空気が重くなり、気まずい沈黙が下りる。
二人がいる場所は宿泊先の宿屋。その浴室である。
二人は並んで湯船に入っており、当然ながら一糸まとわぬ裸だった。
どうして一緒に風呂に入っているのか……特に理由があってのことではない。
以前、ウータの関心を得るために、ステラがウータの入浴中に飛び込んだことがあった。
その流れでウータが「今日も一緒に入るー?」と何気なく尋ねたところ、ステラが「入りますっ!」と強めに了承したのである。
(う、ウータさんから誘ってもらったのに断ったりしたら、女が廃ります!)
ウータに対してハニートラップを仕掛けることは諦めているが、それでも、ここで首を振ったら負けな気がする。
そんな女としての対抗心から一緒に入浴することになったわけだが……ステラは終始、湯の熱とは関係なく顔を真っ赤にしていた。
(や、やっぱり恥ずかしいです……男の人とお風呂。しかもウータさんとだなんて……!)
グラスから紹介された宿屋はこの町でもっとも上等な宿泊施設であり、通された部屋も高級なところだった。
浴槽も広く、二人の人間が一緒に入っても手狭には感じない。
「ひうっ!」
「わっ」
とはいえ……身体がまったく触れ合わないわけでもない。
ふとした拍子に指先が触れ合うと、ステラは過剰なほどに反応してしまった。
「どうかしたのかな、熱かった?」
「い、いえ……すいません。叫んじゃって……」
「別に良いけど……逆上せそうだったら、さっさと出た方が良いんじゃないかな?」
「大丈夫ですっ! むしろお湯の温度は低くて寒いくらいですっ!」
「あ、そうなんだ。マジックアイテムで追い焚きできるっぽいから、もうちょっとあったかくするねー」
ステラが半ば意地になって言うと、ウータは気にした様子もなく手を伸ばして浴槽に取り付けられた追い焚き装置を起動させた。
「うー……」
(ズルいです……私ばっかり緊張して……ウータさんは少しも私のこと、女として意識してないんでしょうか……?)
ステラは腹が立つような、悲しいような気持ちになる。
女性と思われていないとはわかっていたが、改めて自分がただの食事係でしかないと突きつけられた気分だった。
(どうせ意識されていないのですから、いっそのこともっと攻めても良いのでしょうか……?)
ふとそんなことを思って、ステラは普段ならば絶対に口に出さないことを言ってみる。
「あの……ウータさん」
「何かな?」
「私のおっぱい、揉んでみますか」
「うん、揉む揉む」
「はい、やっぱりそうですよね…………ブフウッ!」
予想外の返答を受けて、一旦お湯を飲んでから噴き出した。
「い、いいいいいいっ、今なんて言いましたかっ!?」
「え、いやモムモム?」
「モムモムって何です!? いや、私のおっぱいを揉むって……!」
「うん。揉んで良いのなら揉むよー。前に身体に当たったときに気持ち良かったからねー」
「…………!?」
ステラが身体をのけぞらせる。
この旅の中での経験から、ウータは女性に対してまったく興味を持っていないものだとばかり思っていた。
だからこそ、悪戯半分で胸を揉むか訊いてみたのだが……返ってきた答はまさかの肯定だった。
(ま、まさかウータさんに女性の胸に触りたいなんて、普通の男の子みたいな感覚があったなんて……!)
微妙に失礼なことを考えながら、ステラはわずかに震撼した様子で自分の胸を見下ろした。
身体が小さく、子供と間違えられることもあるステラであったが……不思議と胸だけは肉がついている。
ダボダボのローブを着ていなければ、人目が気になって表を歩けないほどに。
「アレ? やっぱりダメだったかな?」
「え、えっと……」
冗談です、と口にしようとして止める。
これはひょっとすると、千載一遇のチャンスなのかもしれない。
(う、ウータさんにはお世話になってますし、これくらいは当然なのでは……?)
ステラは緊張してガチガチになりつつも、覚悟を決めて浴槽に浸かったままウータに向き直った。
「ど、どうぞ! さ、さささささ触っても良いですよっ!」
「うん、わかったー」
「ひあうっ!」
一秒の躊躇いすらなく、ウータの両手がステラの胸を掴む。
「うう……」
「おお、柔らかい柔らかい」
「あうう……」
「ゼリーとは言わないけど、グミみたいだね。舐めてみたら甘かったりして」
「はううう……あふううう……」
「ぷよぷよ、ぽよぽよ」
「はふう~~~~~~~~~~~~!」
「わっ」
許可されたようにステラの胸を揉みまくっていると、急にステラが脱力してウータに向かって倒れこんでくる。
裸のステラを抱きとめたウータであったが……ふと気がついて、横を見る。
「あ、追い焚きやりっぱなしだった」
いつの間にか、お湯がチンチンに熱くなっていた。
「はう~……もうらめえ……」
「わあ、大変だあ。外に出ないとー」
ウータは慌てて全裸の少女を抱きかかえて浴室から出ていくのであった。
「観光もそうですけど、路銀稼ぎをしなくちゃいけませんね」
「うんうん、美味しい物を食べるにはお金が必要だものね」
「情報収集もです。女神マリンについて調べましょう」
「うんうん、彼女を食べちゃうために必要だよね」
「そうです」
「そっか」
「…………」
「…………」
会話が途切れて、どちらともなく黙り込んだ。
話すことがなくなると途端に空気が重くなり、気まずい沈黙が下りる。
二人がいる場所は宿泊先の宿屋。その浴室である。
二人は並んで湯船に入っており、当然ながら一糸まとわぬ裸だった。
どうして一緒に風呂に入っているのか……特に理由があってのことではない。
以前、ウータの関心を得るために、ステラがウータの入浴中に飛び込んだことがあった。
その流れでウータが「今日も一緒に入るー?」と何気なく尋ねたところ、ステラが「入りますっ!」と強めに了承したのである。
(う、ウータさんから誘ってもらったのに断ったりしたら、女が廃ります!)
ウータに対してハニートラップを仕掛けることは諦めているが、それでも、ここで首を振ったら負けな気がする。
そんな女としての対抗心から一緒に入浴することになったわけだが……ステラは終始、湯の熱とは関係なく顔を真っ赤にしていた。
(や、やっぱり恥ずかしいです……男の人とお風呂。しかもウータさんとだなんて……!)
グラスから紹介された宿屋はこの町でもっとも上等な宿泊施設であり、通された部屋も高級なところだった。
浴槽も広く、二人の人間が一緒に入っても手狭には感じない。
「ひうっ!」
「わっ」
とはいえ……身体がまったく触れ合わないわけでもない。
ふとした拍子に指先が触れ合うと、ステラは過剰なほどに反応してしまった。
「どうかしたのかな、熱かった?」
「い、いえ……すいません。叫んじゃって……」
「別に良いけど……逆上せそうだったら、さっさと出た方が良いんじゃないかな?」
「大丈夫ですっ! むしろお湯の温度は低くて寒いくらいですっ!」
「あ、そうなんだ。マジックアイテムで追い焚きできるっぽいから、もうちょっとあったかくするねー」
ステラが半ば意地になって言うと、ウータは気にした様子もなく手を伸ばして浴槽に取り付けられた追い焚き装置を起動させた。
「うー……」
(ズルいです……私ばっかり緊張して……ウータさんは少しも私のこと、女として意識してないんでしょうか……?)
ステラは腹が立つような、悲しいような気持ちになる。
女性と思われていないとはわかっていたが、改めて自分がただの食事係でしかないと突きつけられた気分だった。
(どうせ意識されていないのですから、いっそのこともっと攻めても良いのでしょうか……?)
ふとそんなことを思って、ステラは普段ならば絶対に口に出さないことを言ってみる。
「あの……ウータさん」
「何かな?」
「私のおっぱい、揉んでみますか」
「うん、揉む揉む」
「はい、やっぱりそうですよね…………ブフウッ!」
予想外の返答を受けて、一旦お湯を飲んでから噴き出した。
「い、いいいいいいっ、今なんて言いましたかっ!?」
「え、いやモムモム?」
「モムモムって何です!? いや、私のおっぱいを揉むって……!」
「うん。揉んで良いのなら揉むよー。前に身体に当たったときに気持ち良かったからねー」
「…………!?」
ステラが身体をのけぞらせる。
この旅の中での経験から、ウータは女性に対してまったく興味を持っていないものだとばかり思っていた。
だからこそ、悪戯半分で胸を揉むか訊いてみたのだが……返ってきた答はまさかの肯定だった。
(ま、まさかウータさんに女性の胸に触りたいなんて、普通の男の子みたいな感覚があったなんて……!)
微妙に失礼なことを考えながら、ステラはわずかに震撼した様子で自分の胸を見下ろした。
身体が小さく、子供と間違えられることもあるステラであったが……不思議と胸だけは肉がついている。
ダボダボのローブを着ていなければ、人目が気になって表を歩けないほどに。
「アレ? やっぱりダメだったかな?」
「え、えっと……」
冗談です、と口にしようとして止める。
これはひょっとすると、千載一遇のチャンスなのかもしれない。
(う、ウータさんにはお世話になってますし、これくらいは当然なのでは……?)
ステラは緊張してガチガチになりつつも、覚悟を決めて浴槽に浸かったままウータに向き直った。
「ど、どうぞ! さ、さささささ触っても良いですよっ!」
「うん、わかったー」
「ひあうっ!」
一秒の躊躇いすらなく、ウータの両手がステラの胸を掴む。
「うう……」
「おお、柔らかい柔らかい」
「あうう……」
「ゼリーとは言わないけど、グミみたいだね。舐めてみたら甘かったりして」
「はううう……あふううう……」
「ぷよぷよ、ぽよぽよ」
「はふう~~~~~~~~~~~~!」
「わっ」
許可されたようにステラの胸を揉みまくっていると、急にステラが脱力してウータに向かって倒れこんでくる。
裸のステラを抱きとめたウータであったが……ふと気がついて、横を見る。
「あ、追い焚きやりっぱなしだった」
いつの間にか、お湯がチンチンに熱くなっていた。
「はう~……もうらめえ……」
「わあ、大変だあ。外に出ないとー」
ウータは慌てて全裸の少女を抱きかかえて浴室から出ていくのであった。
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