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2章 神よ、感謝します。けど、ちょっと違う叶ったけどちょっと違うんです。
101話 シリアスになりそうなのに、癒しの見逃し配信を堪能できるなんて
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なんてふざけた自己紹介だろう。お互いよく知っているのに。
そう思って目を合わせれば、同じことを思っていたのだろう。二人して小さく笑う。
「散々ぱらヒントくれてたもんね。気づかないわけないか」
「ヒントというよりも、ただ覚えていた事を思い出しただけだから、ニュアンスが少し違うわね」
ここまで引っ張って、さらに引っ張る必要もない。さっさと回答を得ようか。
「はは、もう端的に確認する。私がオルネッラなんだね?」
「そう。細かく言うなら、私の魂が異世界で変質した姿がチアキ、貴方なのよ」
「大体同じじゃん」
「まあね」
私イコールオルネッラだと話がうまいこと都合がつく。
私がこの世界に来るに至った理由も、オリアーナやディエゴから々オルネッラに似ていると言われたことも、この世界の文字が読めるのも。
「ていうか異世界転移してるのって、オルネッラの方だったんだね」
「ええ。クラーレの魔法の効果とはいえ、行き先異世界っていうのも笑えるわよ」
「私はただ戻ってきただけっていう」
「ね」
「だからこの世界に来たのか……」
単純な話、そもそもチアキという私自身が、あちらの世界にとってイレギュラーだったということだ。変質して世界に馴染んだとはいえ、やはり元通りになろうとする性質を持つのが次元のなんたるかというところか。あくまでSF系ネタの典型から考えてだけど。
「オリアーナが私を求めていたのもあるわね」
「願いの魔法のこと?」
願いの魔法で合ってたんだ。それをきけば、オルネッラは頷いて後で話すと加える。
よかった憶測だったけど確実な事実で。オリアーナ、もう何も責めなくていいんだよ。
「それもなくはないけど。ほら、魔法って心で左右されるものだから、入れ替えの時点でそれは反映していたのよ。あと、とても強い要因はあった。それは後で話すとして、もう一つ。私、馬車ごと落ちてるときに死ぬことは受け入れていたつもりだったのだけど、生きたかったみたい」
「え?」
「戻りたいって思いが少なからずあったのよ。だから引き寄せた」
「なるほど」
まだ十数年しか生きていない子が、あっさり死ぬ事を受け入れるなんてできるのかって話か。一回り上の私だって、ああいう状況じゃなかったら生きたい思いはあったはずだし、簡単に受け入れられるものでもない。私が死んでオリアーナの前で笑っていられたのも、ベースになる部分にオルネッラの死があったからかもしれない。
そんなオルネッラは、ややシリアスを脱した困り顔をして、うんうん唸った。
「可愛いオリアーナの成長を見たかったというか」
「それな。あ、ちなみに映像とかだせる?」
「ふふ、さすがチアキね。もちろん出来るわ」
「おっふ」
目の前を小さな可愛いオリアーナが走っている。なにこれ可愛いさ突き抜けてる。
そしてやっぱり魂に刻まれた記憶は起こせる。これは待ったなしのフィーバータイムがきたわ。今はもう私を止めるキャラがどこにもいない。やっと時代が私に追いついた。
「こんな可愛い子の成長見られないとかないでしょ?」
「ないね、見るしかない。見届けるのが、もはや義務」
「ほら、今はクールな子だけど、小さい頃はこんな風に毎日笑いかけてくれてました」
「ああああああ可愛いいいいいいい」
「エドアルドと遊んでる図」
「ぎゃあああああ天使があああああ」
「ちなみにディエゴが私に花を持ってきた時の映像がこちら」
「うわああああああ可愛いすぎかよおおおお」
「わかる。こんな贅沢毎日してた自分グッジョブって思ってた」
「本当グッジョブすぎだよ、オルネッラ! これは死に切れない」
くしくも私が悶え喜んでいたツボをオルネッラは良く分かっていた。いくら私が知りたいって言っても見る事が出来なかった幼い頃の可愛い子ちゃんたち。見逃し配信がきちんと存在した。神よ、感謝します。
そして私の気持ちに同意しかないオルネッラ、言葉遣いも私寄りになってるあたり、もう自分とオタクトークしてる感じ。一番手っ取り早い。
散々癒しを映像で提供してもらって感無量、このまま浄化されちゃうってところで一段落して、ひたすらオルネッラに感謝した。
ありがとう、オルネッラのおかげで急激な幸せが齎された。感謝しかない。
そう言う私に軽く笑って返すと次に少し影を落とした。魂の本質は同じでも生きた人生が違うと表情はかわるものだな。そんなオルネッラは自重気味に小さく呟いた。
「断ち切ったつもりだったのにね」
困ったように笑う。こんな癒し全開の人生手放すには惜しいけど、彼女は彼女の決断の末に死を受け入れているようだ。そこに少しでも迷いがあった事は、今更だけど後悔の一つなのかもしれない。
「で? あの事故の答え合わせする?」
「ええ、そのために来たのでしょう?」
「まあね」
「貴方も無茶するわね。魂に触れるって考え及ばないわよ」
私の行動力の大元ってオルネッラなんじゃないの。というか、これから聴く内容によっては、たぶんオルネッラの方がやりおる状況になると思う。
私イコールオルネッラなんだから、やることがほぼ同じってことになるだろうし。
「それ、ままブーメランする可能性あるから今は返事しないよ?」
「あ、そこまでわかってる?」
「展開的にその方が熱いってだけ」
「確かに。1クールはいくかもしれないわね」
たぶん12話も使わないけどね。本筋は魂の接触が終わった後だから。
ああでも私イコールオルネッラってことはW主人公W主演だったってことか。それならオルネッラに1クール話使うのも頷けるか。いや、そんな話数いかないけど。
「今シーズンの熱い作品はこれだ、になること間違いなし」
「結果は悲劇よ?」
「そういうの好きな一定層いるから問題ない」
「ああ確かに」
「ぜひ映像でお願いします」
「わかったわ」
自分と会話してるから、会話がスムーズ。
少しは雰囲気軽くなったかな。これからのオルネッラの苦悩の記憶を見るのだから、少しくらい明るい雰囲気があってもいいと思う。
そもそもオルネッラも私もシリアスはあんまり得意じゃないだろうから。
そう思って目を合わせれば、同じことを思っていたのだろう。二人して小さく笑う。
「散々ぱらヒントくれてたもんね。気づかないわけないか」
「ヒントというよりも、ただ覚えていた事を思い出しただけだから、ニュアンスが少し違うわね」
ここまで引っ張って、さらに引っ張る必要もない。さっさと回答を得ようか。
「はは、もう端的に確認する。私がオルネッラなんだね?」
「そう。細かく言うなら、私の魂が異世界で変質した姿がチアキ、貴方なのよ」
「大体同じじゃん」
「まあね」
私イコールオルネッラだと話がうまいこと都合がつく。
私がこの世界に来るに至った理由も、オリアーナやディエゴから々オルネッラに似ていると言われたことも、この世界の文字が読めるのも。
「ていうか異世界転移してるのって、オルネッラの方だったんだね」
「ええ。クラーレの魔法の効果とはいえ、行き先異世界っていうのも笑えるわよ」
「私はただ戻ってきただけっていう」
「ね」
「だからこの世界に来たのか……」
単純な話、そもそもチアキという私自身が、あちらの世界にとってイレギュラーだったということだ。変質して世界に馴染んだとはいえ、やはり元通りになろうとする性質を持つのが次元のなんたるかというところか。あくまでSF系ネタの典型から考えてだけど。
「オリアーナが私を求めていたのもあるわね」
「願いの魔法のこと?」
願いの魔法で合ってたんだ。それをきけば、オルネッラは頷いて後で話すと加える。
よかった憶測だったけど確実な事実で。オリアーナ、もう何も責めなくていいんだよ。
「それもなくはないけど。ほら、魔法って心で左右されるものだから、入れ替えの時点でそれは反映していたのよ。あと、とても強い要因はあった。それは後で話すとして、もう一つ。私、馬車ごと落ちてるときに死ぬことは受け入れていたつもりだったのだけど、生きたかったみたい」
「え?」
「戻りたいって思いが少なからずあったのよ。だから引き寄せた」
「なるほど」
まだ十数年しか生きていない子が、あっさり死ぬ事を受け入れるなんてできるのかって話か。一回り上の私だって、ああいう状況じゃなかったら生きたい思いはあったはずだし、簡単に受け入れられるものでもない。私が死んでオリアーナの前で笑っていられたのも、ベースになる部分にオルネッラの死があったからかもしれない。
そんなオルネッラは、ややシリアスを脱した困り顔をして、うんうん唸った。
「可愛いオリアーナの成長を見たかったというか」
「それな。あ、ちなみに映像とかだせる?」
「ふふ、さすがチアキね。もちろん出来るわ」
「おっふ」
目の前を小さな可愛いオリアーナが走っている。なにこれ可愛いさ突き抜けてる。
そしてやっぱり魂に刻まれた記憶は起こせる。これは待ったなしのフィーバータイムがきたわ。今はもう私を止めるキャラがどこにもいない。やっと時代が私に追いついた。
「こんな可愛い子の成長見られないとかないでしょ?」
「ないね、見るしかない。見届けるのが、もはや義務」
「ほら、今はクールな子だけど、小さい頃はこんな風に毎日笑いかけてくれてました」
「ああああああ可愛いいいいいいい」
「エドアルドと遊んでる図」
「ぎゃあああああ天使があああああ」
「ちなみにディエゴが私に花を持ってきた時の映像がこちら」
「うわああああああ可愛いすぎかよおおおお」
「わかる。こんな贅沢毎日してた自分グッジョブって思ってた」
「本当グッジョブすぎだよ、オルネッラ! これは死に切れない」
くしくも私が悶え喜んでいたツボをオルネッラは良く分かっていた。いくら私が知りたいって言っても見る事が出来なかった幼い頃の可愛い子ちゃんたち。見逃し配信がきちんと存在した。神よ、感謝します。
そして私の気持ちに同意しかないオルネッラ、言葉遣いも私寄りになってるあたり、もう自分とオタクトークしてる感じ。一番手っ取り早い。
散々癒しを映像で提供してもらって感無量、このまま浄化されちゃうってところで一段落して、ひたすらオルネッラに感謝した。
ありがとう、オルネッラのおかげで急激な幸せが齎された。感謝しかない。
そう言う私に軽く笑って返すと次に少し影を落とした。魂の本質は同じでも生きた人生が違うと表情はかわるものだな。そんなオルネッラは自重気味に小さく呟いた。
「断ち切ったつもりだったのにね」
困ったように笑う。こんな癒し全開の人生手放すには惜しいけど、彼女は彼女の決断の末に死を受け入れているようだ。そこに少しでも迷いがあった事は、今更だけど後悔の一つなのかもしれない。
「で? あの事故の答え合わせする?」
「ええ、そのために来たのでしょう?」
「まあね」
「貴方も無茶するわね。魂に触れるって考え及ばないわよ」
私の行動力の大元ってオルネッラなんじゃないの。というか、これから聴く内容によっては、たぶんオルネッラの方がやりおる状況になると思う。
私イコールオルネッラなんだから、やることがほぼ同じってことになるだろうし。
「それ、ままブーメランする可能性あるから今は返事しないよ?」
「あ、そこまでわかってる?」
「展開的にその方が熱いってだけ」
「確かに。1クールはいくかもしれないわね」
たぶん12話も使わないけどね。本筋は魂の接触が終わった後だから。
ああでも私イコールオルネッラってことはW主人公W主演だったってことか。それならオルネッラに1クール話使うのも頷けるか。いや、そんな話数いかないけど。
「今シーズンの熱い作品はこれだ、になること間違いなし」
「結果は悲劇よ?」
「そういうの好きな一定層いるから問題ない」
「ああ確かに」
「ぜひ映像でお願いします」
「わかったわ」
自分と会話してるから、会話がスムーズ。
少しは雰囲気軽くなったかな。これからのオルネッラの苦悩の記憶を見るのだから、少しくらい明るい雰囲気があってもいいと思う。
そもそもオルネッラも私もシリアスはあんまり得意じゃないだろうから。
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