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48話 初雪観測をレイオンと
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オイルランタンの明かりとを眺めながら、たまに話したり言葉なく寄り添ったり、贅沢に時間を使っていた時、レイオンが遠慮がちに囁いた。
「……雪は近い内降るか?」
「え?」
完全裸族の話題でてんやわんやしていたからすっかり忘れていた。もしできるならと思っていたもう一つだ。プレゼントにはならないけど、叶えたいと思っていたことだった。
「降る、明日降るの。レイオンと一緒に見たい」
「ああ私もメーラと見たい」
聖女教育で鍛えた直感がなくても、一年充分情報を仕入れたから、去年より精度が増した天気予報ができている。
やっぱりここでの降雪日は朝方。しかも彼の誕生日翌日の朝ときたものだから、彼が承諾してくれれば誘って行こうと思っていた。
「なら早くに寝た方がいいよね?」
「そうだな」
さっきまでの恥ずかしいやり取りは微塵もなく、いつも通り上半身脱いだレイオンがベッドに入る。私もいつものパジャマのまま、それ以上は脱がずにベッドの中で向かい合う。
腕枕においでの一言。
この人はさっきまであったやり取りを忘れたのだろうか。本当はひっつかない方がいいに決まってる。
でもどうしてもその言葉に抗えない。彼の側で彼に緩く抱きしめられながら眠るのが心地よくて慣れてしまった。
今だってレイオンにそういった色合いがないのもあるから迷うことなく寄っていってしまう。
さっきまでのことは、もう彼の中で消化してしまったのだろうか。私は当面引きずりそうだけど。
「明日ね」
「ああ、お休み」
* * *
起きておはようと言うと軽いキスをもらう。これも随分馴染んでしまった気がする。彼が寝惚けている日は確実にされるし、本人もあまり覚えてなさそうだ。意図してされるよりは緊張しないし、無意識だものという言い訳で私の中でおさまってしまっているから、何も言わないでいる。
さておき、冬の朝はとても寒い。その中で二人歩くと、静かな朝に草を踏む音が耳に響いた。
「……寒いな」
「うん。でもこの寒さなら間違いないよ」
「そうか」
吐く息も白く、夜明けも遅い。去年はフォーが来てくれたんだった。今日はレイオンいるから来ないかなあ。フォーってば焼きもちやきだし、いくら主人でも私と彼が一緒なのは許してもらえなさそう。
「どうした?」
「フォー来るかなって」
「……」
言った後まずいと思った。誕生日に二度もやらかすなんて。レイオンと二人きりの時、他の男性の話は御法度だ。
「ごめん」
「いや」
いい加減潮時だろうかと彼が囁いた。独り言のようで、私を見ずに顎に手を当てブツブツ言っている。なんだか昨日今日で独り言が多い。悩みなら話してくれれば聴くのに。
ひとまず秘密基地着いたからコーヒーでもいれるか。
「フォティアの事は好きか?」
「うん」
焼きもち焼くって言っておきながら自分からは話振ってきた。珍しい。
「私の事は?」
「好きだけど?」
「どちらがより好きなんだ?」
いきなりどうしたの。
「どっちがとかじゃなくて、そもそも好きの種類が違うというか」
「違う?」
「フォーのはペットとか家族とかそういうので、レイオンのは……」
あれ? 違う?
今なんの違和感もなくレイオンへの気持ちが違うって思った。
「メーラ?」
「うん?」
「私はどう違う?」
「えっと、その」
間近で見つめられたまま言葉を待たれる。
「うそでしょ」
今まで全く考えてこなかったわけじゃない。彼に愛を告白されてからは特に考えてきた。
私も同じものを彼に向けているか。特別だとは思うけど彼と同じかははっきりしなかった。それが今あっさり瓦解され、丸裸になってしまった気がする。
「メーラ、聴きたい」
「……あ、う」
考えたって答えが出なかったのに、ここにきてこんなすんなり出てしまうものなの?
自分で気づかないぐらい異性が苦手な中で、彼だけが大丈夫で、触れるのも一緒に寝るのも、側にいても離れたいという考えすらなかった。全部、私にとって彼が特別だからだ。
「メーラ」
再び彼が近づく。
もう一度口付けられると思ったら、思わず彼の胸に両手を添えて阻止してしまった。柔い力なのにレイオンはそれ以上踏み込んでこない。
「メーラ?」
「ま、まだ、言えない」
「……そうか」
「ちゃんと、言うから」
言えるまで待ってて。
それにレイオンは嬉しそうに目を細める。
「期待している」
「……うん」
「楽しみだな」
そう言って途中で止まった身体を再び寄せてくる。
胸に添えていた手をとられ、指を絡めて軽く力をいれられるとぞくぞくした感覚に身体が震えた。怖さではなくて嬉しさと恥ずかしさで震えたのは彼も重々承知のようで引くことは全然ない。
「レイオン、待って」
「待たない」
「そん、」
彼からの口付けに恥ずかしさを超えて幸せを感じてしまう。
ああ、やっぱり彼のことが好きなの。
急に気づいたから心の準備の不出来さに今は言えないけど、近い内にきちんとこたえよう。
「ん」
離されて吐息がかかる。息が白く染まる姿が寒さを明確にしているのに、すっかりあたたかい。暑いぐらいだった。
「……あ」
私と彼の間を白い小さなものが降りた。
二人して見上げると、ちらりほらりと白い小さな粒が落ちてくる。
「雪」
「本当に降ったな」
二人寄り添い見上げた。
まだ手は繋がれたままあたたかい。雪から視線をレイオンに向けると、それに気づいて瞳を合わせ嬉しそうに細められる。
その中にうつる色合いがとても優しかった。
「……雪は近い内降るか?」
「え?」
完全裸族の話題でてんやわんやしていたからすっかり忘れていた。もしできるならと思っていたもう一つだ。プレゼントにはならないけど、叶えたいと思っていたことだった。
「降る、明日降るの。レイオンと一緒に見たい」
「ああ私もメーラと見たい」
聖女教育で鍛えた直感がなくても、一年充分情報を仕入れたから、去年より精度が増した天気予報ができている。
やっぱりここでの降雪日は朝方。しかも彼の誕生日翌日の朝ときたものだから、彼が承諾してくれれば誘って行こうと思っていた。
「なら早くに寝た方がいいよね?」
「そうだな」
さっきまでの恥ずかしいやり取りは微塵もなく、いつも通り上半身脱いだレイオンがベッドに入る。私もいつものパジャマのまま、それ以上は脱がずにベッドの中で向かい合う。
腕枕においでの一言。
この人はさっきまであったやり取りを忘れたのだろうか。本当はひっつかない方がいいに決まってる。
でもどうしてもその言葉に抗えない。彼の側で彼に緩く抱きしめられながら眠るのが心地よくて慣れてしまった。
今だってレイオンにそういった色合いがないのもあるから迷うことなく寄っていってしまう。
さっきまでのことは、もう彼の中で消化してしまったのだろうか。私は当面引きずりそうだけど。
「明日ね」
「ああ、お休み」
* * *
起きておはようと言うと軽いキスをもらう。これも随分馴染んでしまった気がする。彼が寝惚けている日は確実にされるし、本人もあまり覚えてなさそうだ。意図してされるよりは緊張しないし、無意識だものという言い訳で私の中でおさまってしまっているから、何も言わないでいる。
さておき、冬の朝はとても寒い。その中で二人歩くと、静かな朝に草を踏む音が耳に響いた。
「……寒いな」
「うん。でもこの寒さなら間違いないよ」
「そうか」
吐く息も白く、夜明けも遅い。去年はフォーが来てくれたんだった。今日はレイオンいるから来ないかなあ。フォーってば焼きもちやきだし、いくら主人でも私と彼が一緒なのは許してもらえなさそう。
「どうした?」
「フォー来るかなって」
「……」
言った後まずいと思った。誕生日に二度もやらかすなんて。レイオンと二人きりの時、他の男性の話は御法度だ。
「ごめん」
「いや」
いい加減潮時だろうかと彼が囁いた。独り言のようで、私を見ずに顎に手を当てブツブツ言っている。なんだか昨日今日で独り言が多い。悩みなら話してくれれば聴くのに。
ひとまず秘密基地着いたからコーヒーでもいれるか。
「フォティアの事は好きか?」
「うん」
焼きもち焼くって言っておきながら自分からは話振ってきた。珍しい。
「私の事は?」
「好きだけど?」
「どちらがより好きなんだ?」
いきなりどうしたの。
「どっちがとかじゃなくて、そもそも好きの種類が違うというか」
「違う?」
「フォーのはペットとか家族とかそういうので、レイオンのは……」
あれ? 違う?
今なんの違和感もなくレイオンへの気持ちが違うって思った。
「メーラ?」
「うん?」
「私はどう違う?」
「えっと、その」
間近で見つめられたまま言葉を待たれる。
「うそでしょ」
今まで全く考えてこなかったわけじゃない。彼に愛を告白されてからは特に考えてきた。
私も同じものを彼に向けているか。特別だとは思うけど彼と同じかははっきりしなかった。それが今あっさり瓦解され、丸裸になってしまった気がする。
「メーラ、聴きたい」
「……あ、う」
考えたって答えが出なかったのに、ここにきてこんなすんなり出てしまうものなの?
自分で気づかないぐらい異性が苦手な中で、彼だけが大丈夫で、触れるのも一緒に寝るのも、側にいても離れたいという考えすらなかった。全部、私にとって彼が特別だからだ。
「メーラ」
再び彼が近づく。
もう一度口付けられると思ったら、思わず彼の胸に両手を添えて阻止してしまった。柔い力なのにレイオンはそれ以上踏み込んでこない。
「メーラ?」
「ま、まだ、言えない」
「……そうか」
「ちゃんと、言うから」
言えるまで待ってて。
それにレイオンは嬉しそうに目を細める。
「期待している」
「……うん」
「楽しみだな」
そう言って途中で止まった身体を再び寄せてくる。
胸に添えていた手をとられ、指を絡めて軽く力をいれられるとぞくぞくした感覚に身体が震えた。怖さではなくて嬉しさと恥ずかしさで震えたのは彼も重々承知のようで引くことは全然ない。
「レイオン、待って」
「待たない」
「そん、」
彼からの口付けに恥ずかしさを超えて幸せを感じてしまう。
ああ、やっぱり彼のことが好きなの。
急に気づいたから心の準備の不出来さに今は言えないけど、近い内にきちんとこたえよう。
「ん」
離されて吐息がかかる。息が白く染まる姿が寒さを明確にしているのに、すっかりあたたかい。暑いぐらいだった。
「……あ」
私と彼の間を白い小さなものが降りた。
二人して見上げると、ちらりほらりと白い小さな粒が落ちてくる。
「雪」
「本当に降ったな」
二人寄り添い見上げた。
まだ手は繋がれたままあたたかい。雪から視線をレイオンに向けると、それに気づいて瞳を合わせ嬉しそうに細められる。
その中にうつる色合いがとても優しかった。
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