2 / 83
2話 結婚の誘い(レイオン視点)
しおりを挟む
七歳ぐらいから始まり、九歳の時には王城へ赴くことが増えた。
最初は古くから親同士の交流がある数少ない友人の付き添いで、その後は年が近い王子殿下の剣や話し相手としてだ。
「レイオン」
「タロメ……そちらは?」
「ああ、俺の妹だ」
ほらと背中を押されて、タロメの後ろからちょこんと現れたのはバターブロンドの髪に水色の綺麗な瞳をした女の子だった。
「ほら、俺の友人へ挨拶を」
「……カフェメーラ・ヒンノマステ・シニフィエスともうします」
「メーラでいいぜ~」
まだ三歳だというのに淑女の挨拶をこなす目の前の子に驚く。彼女は僕の顔を見てさっと兄であるタロメの後ろに隠れてしまった。
慣れている。自分は表情に乏しいからか、あまり人から好かれない。同い年から年下には怖がられる事も頻繁であったし、大人だって顔を顰める時もある。
「すまんな」
「構わない」
いつもの事だと応える私をちらりと見る彼女を見て見ぬ振りをした。
最初から友人の妹だからと気にかかっていたが、目を離せなくなったのは、出会ってから一ヶ月程経った頃だ。
「やだ!」
王子殿下と剣の稽古をするまでの僅かな時間、手持ち無沙汰になった私が王城北側の庭を散策してたとき、聞き覚えのある声に立ち止まった。
「シニフィエス公爵令嬢?」
庭のさらに奥、声のする方に進めば、何者かに腕を捕まれ抵抗する彼女の姿が目に入る。
同時、こちらを見た水色は大きく歪んで恐怖に染まっていた。
「た、たすけ」
ほぼ反射的に動いていた。
幼い彼女と男の間に入り、剣を抜いて相対する。
私の背に隠れる彼女は目に見えて震えていた。
「何者だ」
相手は舌打ちをしながら剣を抜いた。
後ろの彼女から小さく悲鳴が聞こえる。
「彼女に何をした」
汚い言葉遣いで私を罵り、剣を振るう男はそこまで強いとは言えなかった。技量はない。ただ力任せに振るわれるとまだ子供の私には分が悪かった。
鍔迫り合いの中、男は嫌な笑いを浮かべて、聖女候補に用があると宣う。
「そこで何をしている!」
剣同士がぶつかる音に気づいた王城の騎士が駆けつける。
男は恐ろしい速さでその場から離れた。
男の追跡を騎士に任せて、息を一つ付き怯える彼女に向き直った。腰を抜かして立てないようだから、膝を着いて目線を合わせる。
「怪我は?」
「……ない、です」
「そうか。辛かったろう」
「……」
自身のスカートを両手で強く握り唇を真一文字に結ぶ姿は明らかに我慢していると分かった。
「泣かないのか?」
ばっと顔が上がり目が合う。
「君はよく頑張った」
「う……」
御祖母様との約束だからとか、聖女になるなら泣いちゃだめだと小さく囁く。
こんなに小さいのに何を我慢する必要があるのか。
彼女の頭を撫でる。嫌がられる素振りがなくて少しほっとし、そのまま自分の胸に引き寄せた。
「おいで」
本来こういう振る舞いは良くないものだと分かってはいたが、幼い彼女の為だと自分に言い訳をする。
戸惑う彼女は震えていた。小さな手で私の服を掴む。
「私と君の秘密にする」
「?」
「これなら誰にも見えない。君が泣いたとしても、知っているのは私だけだ」
途端、彼女は声を上げて泣き出した。声が私の胸に響く。撫でてやることしか出来なかったが、震えがなくなっていくことで、これで良かったのだと分かった。
「レイオン、メーラが!」
「ああ」
暫くして兄であるタロメが駆けてきた。
私の胸の中におさまる彼女を見て胸を撫で下ろす。
「すまない。私がもう少し早くに気づいていれば」
「いや大事に至らなかったのはお前のお陰だ。感謝しても足りない」
「そうか」
泣き疲れて眠る彼女を引き渡した。
「彼女が泣いたのはなかったことにしてやってくれ」
「え? ああ構わないけど」
この日から、ずっと後悔している。彼女が泣くほど怖い思いをする前に何故助けられなかったのか。何故もっと早くに駆けつけられなかったかと。
後々タロメから聞いた話では、彼女は私の事をはっきり覚えてないらしく、誰であったかきいたらしい。
私であることを伝えないよう、タロメには念を押した。化け物の私が助けたとなっては彼女をより怖がらせると思ったからだ。
「お前は人間だろ」
「そう言ってくれるのはお前と王子殿下ぐらいだな」
古くから魔物フェンリルの血を引く一族である私は人として見られない。いくら見た目が人であっても周囲の奇異の視線と耳に入る言葉は化け物だと言っているのだから。
「まああいつ元気だぜ~」
人攫いの件があってから、王城で私は彼女を注視するようになった。警備が厳しくなった今、問題はないと分かっていても、彼女を守れるよう動いてしまう。
貴族院に通いだしても、王城へタロメと頻繁に伺いつつ彼女を捜す。無事を見る度に息を付くを繰り返した。それは我が国が聖女候補教育の制度をやめるまで続いた。
「淋しくなるな?」
「彼女が安全な場所にいるなら、その方がいい」
タロメから報告を受けた時、その方が最善なのにも関わらず、胸の内側が少し冷えた。
これがタロメの言う淋しい気持ちだと気づいたのは貴族院で彼女を見かけた時だ。それまではこの感覚が何か見当もつかなかった。
「なあお前に相談があるんだけど」
「どうした」
王城通いの頃、両親の死と共に爵位を継いだ。貴族院を卒業してからは居住を辺境地の屋敷に身を移したが、タロメや王太子殿下とは交流が続いていた。
貴族院を卒業して十二年経った今も、こうしてシニフィエス家でお茶を頂くぐらいには。
「私から話しましょう」
「ペスギア様?」
「私からもお願いしたい」
「公爵閣下?」
今や彼女以外のシニフィエス家と交流のある私は、その御祖母様、御父様、タロメとお茶を頂きながら、商談も交えつつ談笑するまでに至っていた。そんないつもと変わらない日に予想しない誘いが訪れる。
「急に改まっていかがされました?」
「単刀直入に申し上げます」
「はい」
背筋を伸ばし、至極真面目な様子でペスギア様は言う。
「メーラ……カフェメーラと結婚してくださる?」
「はい?」
自分からこんな素っ頓狂な声が出るとは思わなかった。
最初は古くから親同士の交流がある数少ない友人の付き添いで、その後は年が近い王子殿下の剣や話し相手としてだ。
「レイオン」
「タロメ……そちらは?」
「ああ、俺の妹だ」
ほらと背中を押されて、タロメの後ろからちょこんと現れたのはバターブロンドの髪に水色の綺麗な瞳をした女の子だった。
「ほら、俺の友人へ挨拶を」
「……カフェメーラ・ヒンノマステ・シニフィエスともうします」
「メーラでいいぜ~」
まだ三歳だというのに淑女の挨拶をこなす目の前の子に驚く。彼女は僕の顔を見てさっと兄であるタロメの後ろに隠れてしまった。
慣れている。自分は表情に乏しいからか、あまり人から好かれない。同い年から年下には怖がられる事も頻繁であったし、大人だって顔を顰める時もある。
「すまんな」
「構わない」
いつもの事だと応える私をちらりと見る彼女を見て見ぬ振りをした。
最初から友人の妹だからと気にかかっていたが、目を離せなくなったのは、出会ってから一ヶ月程経った頃だ。
「やだ!」
王子殿下と剣の稽古をするまでの僅かな時間、手持ち無沙汰になった私が王城北側の庭を散策してたとき、聞き覚えのある声に立ち止まった。
「シニフィエス公爵令嬢?」
庭のさらに奥、声のする方に進めば、何者かに腕を捕まれ抵抗する彼女の姿が目に入る。
同時、こちらを見た水色は大きく歪んで恐怖に染まっていた。
「た、たすけ」
ほぼ反射的に動いていた。
幼い彼女と男の間に入り、剣を抜いて相対する。
私の背に隠れる彼女は目に見えて震えていた。
「何者だ」
相手は舌打ちをしながら剣を抜いた。
後ろの彼女から小さく悲鳴が聞こえる。
「彼女に何をした」
汚い言葉遣いで私を罵り、剣を振るう男はそこまで強いとは言えなかった。技量はない。ただ力任せに振るわれるとまだ子供の私には分が悪かった。
鍔迫り合いの中、男は嫌な笑いを浮かべて、聖女候補に用があると宣う。
「そこで何をしている!」
剣同士がぶつかる音に気づいた王城の騎士が駆けつける。
男は恐ろしい速さでその場から離れた。
男の追跡を騎士に任せて、息を一つ付き怯える彼女に向き直った。腰を抜かして立てないようだから、膝を着いて目線を合わせる。
「怪我は?」
「……ない、です」
「そうか。辛かったろう」
「……」
自身のスカートを両手で強く握り唇を真一文字に結ぶ姿は明らかに我慢していると分かった。
「泣かないのか?」
ばっと顔が上がり目が合う。
「君はよく頑張った」
「う……」
御祖母様との約束だからとか、聖女になるなら泣いちゃだめだと小さく囁く。
こんなに小さいのに何を我慢する必要があるのか。
彼女の頭を撫でる。嫌がられる素振りがなくて少しほっとし、そのまま自分の胸に引き寄せた。
「おいで」
本来こういう振る舞いは良くないものだと分かってはいたが、幼い彼女の為だと自分に言い訳をする。
戸惑う彼女は震えていた。小さな手で私の服を掴む。
「私と君の秘密にする」
「?」
「これなら誰にも見えない。君が泣いたとしても、知っているのは私だけだ」
途端、彼女は声を上げて泣き出した。声が私の胸に響く。撫でてやることしか出来なかったが、震えがなくなっていくことで、これで良かったのだと分かった。
「レイオン、メーラが!」
「ああ」
暫くして兄であるタロメが駆けてきた。
私の胸の中におさまる彼女を見て胸を撫で下ろす。
「すまない。私がもう少し早くに気づいていれば」
「いや大事に至らなかったのはお前のお陰だ。感謝しても足りない」
「そうか」
泣き疲れて眠る彼女を引き渡した。
「彼女が泣いたのはなかったことにしてやってくれ」
「え? ああ構わないけど」
この日から、ずっと後悔している。彼女が泣くほど怖い思いをする前に何故助けられなかったのか。何故もっと早くに駆けつけられなかったかと。
後々タロメから聞いた話では、彼女は私の事をはっきり覚えてないらしく、誰であったかきいたらしい。
私であることを伝えないよう、タロメには念を押した。化け物の私が助けたとなっては彼女をより怖がらせると思ったからだ。
「お前は人間だろ」
「そう言ってくれるのはお前と王子殿下ぐらいだな」
古くから魔物フェンリルの血を引く一族である私は人として見られない。いくら見た目が人であっても周囲の奇異の視線と耳に入る言葉は化け物だと言っているのだから。
「まああいつ元気だぜ~」
人攫いの件があってから、王城で私は彼女を注視するようになった。警備が厳しくなった今、問題はないと分かっていても、彼女を守れるよう動いてしまう。
貴族院に通いだしても、王城へタロメと頻繁に伺いつつ彼女を捜す。無事を見る度に息を付くを繰り返した。それは我が国が聖女候補教育の制度をやめるまで続いた。
「淋しくなるな?」
「彼女が安全な場所にいるなら、その方がいい」
タロメから報告を受けた時、その方が最善なのにも関わらず、胸の内側が少し冷えた。
これがタロメの言う淋しい気持ちだと気づいたのは貴族院で彼女を見かけた時だ。それまではこの感覚が何か見当もつかなかった。
「なあお前に相談があるんだけど」
「どうした」
王城通いの頃、両親の死と共に爵位を継いだ。貴族院を卒業してからは居住を辺境地の屋敷に身を移したが、タロメや王太子殿下とは交流が続いていた。
貴族院を卒業して十二年経った今も、こうしてシニフィエス家でお茶を頂くぐらいには。
「私から話しましょう」
「ペスギア様?」
「私からもお願いしたい」
「公爵閣下?」
今や彼女以外のシニフィエス家と交流のある私は、その御祖母様、御父様、タロメとお茶を頂きながら、商談も交えつつ談笑するまでに至っていた。そんないつもと変わらない日に予想しない誘いが訪れる。
「急に改まっていかがされました?」
「単刀直入に申し上げます」
「はい」
背筋を伸ばし、至極真面目な様子でペスギア様は言う。
「メーラ……カフェメーラと結婚してくださる?」
「はい?」
自分からこんな素っ頓狂な声が出るとは思わなかった。
1
お気に入りに追加
87
あなたにおすすめの小説
死んでるはずの私が溺愛され、いつの間にか救国して、聖女をざまぁしてました。
みゅー
恋愛
異世界へ転生していると気づいたアザレアは、このままだと自分が死んでしまう運命だと知った。
同時にチート能力に目覚めたアザレアは、自身の死を回避するために奮闘していた。するとなぜか自分に興味なさそうだった王太子殿下に溺愛され、聖女をざまぁし、チート能力で世界を救うことになり、国民に愛される存在となっていた。
そんなお話です。
以前書いたものを大幅改稿したものです。
フランツファンだった方、フランツフラグはへし折られています。申し訳ありません。
六十話程度あるので改稿しつつできれば一日二話ずつ投稿しようと思います。
また、他シリーズのサイデューム王国とは別次元のお話です。
丹家栞奈は『モブなのに、転生した乙女ゲームの攻略対象に追いかけられてしまったので全力で拒否します』に出てくる人物と同一人物です。
写真の花はリアトリスです。
【完結】見た目がゴリラの美人令嬢は、女嫌い聖騎士団長と契約結婚できたので温かい家庭を築きます
三矢さくら
恋愛
【完結しました】鏡に映る、自分の目で見る姿は超絶美人のアリエラ・グリュンバウワーは侯爵令嬢。
だけど、他人の目にはなぜか「ゴリラ」に映るらしい。
原因は不明で、誰からも《本当の姿》は見てもらえない。外見に難がある子供として、優しい両親の配慮から領地に隔離されて育った。
煌びやかな王都や外の世界に憧れつつも、環境を受け入れていたアリエラ。
そんなアリエラに突然、縁談が舞い込む。
女嫌いで有名な聖騎士団長マルティン・ヴァイスに嫁を取らせたい国王が、アリエラの噂を聞き付けたのだ。
内密に対面したところ、マルティンはアリエラの《本当の姿》を見抜いて...。
《自分で見る自分と、他人の目に映る自分が違う侯爵令嬢が《本当の姿》を見てくれる聖騎士団長と巡り会い、やがて心を通わせあい、結ばれる、笑いあり涙ありバトルありのちょっと不思議な恋愛ファンタジー作品》
【物語構成】
*1・2話:プロローグ
*2~19話:契約結婚編
*20~25話:新婚旅行編
*26~37話:魔王討伐編
*最終話:エピローグ
そろそろ前世は忘れませんか。旦那様?
氷雨そら
恋愛
結婚式で私のベールをめくった瞬間、旦那様は固まった。たぶん、旦那様は記憶を取り戻してしまったのだ。前世の私の名前を呼んでしまったのがその証拠。
そしておそらく旦那様は理解した。
私が前世にこっぴどく裏切った旦那様の幼馴染だってこと。
――――でも、それだって理由はある。
前世、旦那様は15歳のあの日、魔力の才能を開花した。そして私が開花したのは、相手の魔力を奪う魔眼だった。
しかも、その魔眼を今世まで持ち越しで受け継いでしまっている。
「どれだけ俺を弄んだら気が済むの」とか「悪い女」という癖に、旦那様は私を離してくれない。
そして二人で眠った次の朝から、なぜかかつての幼馴染のように、冷酷だった旦那様は豹変した。私を溺愛する人間へと。
お願い旦那様。もう前世のことは忘れてください!
かつての幼馴染は、今度こそ絶対幸せになる。そんな幼馴染推しによる幼馴染推しのための物語。
小説家になろうにも掲載しています。
【完結】仕事のための結婚だと聞きましたが?~貧乏令嬢は次期宰相候補に求められる
仙桜可律
恋愛
「もったいないわね……」それがフローラ・ホトレイク伯爵令嬢の口癖だった。社交界では皆が華やかさを競うなかで、彼女の考え方は異端だった。嘲笑されることも多い。
清貧、質素、堅実なんていうのはまだ良いほうで、陰では貧乏くさい、地味だと言われていることもある。
でも、違う見方をすれば合理的で革新的。
彼女の経済観念に興味を示したのは次期宰相候補として名高いラルフ・バリーヤ侯爵令息。王太子の側近でもある。
「まるで雷に打たれたような」と彼は後に語る。
「フローラ嬢と話すとグラッ(価値観)ときてビーン!ときて(閃き)ゾクゾク湧くんです(政策が)」
「当代随一の頭脳を誇るラルフ様、どうなさったのですか(語彙力どうされたのかしら)もったいない……」
仕事のことしか頭にない冷徹眼鏡と無駄使いをすると体調が悪くなる病気(メイド談)にかかった令嬢の話。
「お前を愛するつもりはない」な仮面の騎士様と結婚しました~でも白い結婚のはずなのに溺愛してきます!~
卯月ミント
恋愛
「お前を愛するつもりはない」
絵を描くのが趣味の侯爵令嬢ソールーナは、仮面の英雄騎士リュクレスと結婚した。
だが初夜で「お前を愛するつもりはない」なんて言われてしまい……。
ソールーナだって好きでもないのにした結婚である。二人はお互いカタチだけの夫婦となろう、とその夜は取り決めたのだが。
なのに「キスしないと出られない部屋」に閉じ込められて!?
「目を閉じてくれるか?」「えっ?」「仮面とるから……」
書き溜めがある内は、1日1~話更新します
それ以降の更新は、ある程度書き溜めてからの投稿となります
*仮面の俺様ナルシスト騎士×絵描き熱中令嬢の溺愛ラブコメです。
*ゆるふわ異世界ファンタジー設定です。
*コメディ強めです。
*hotランキング14位行きました!お読みいただき&お気に入り登録していただきまして、本当にありがとうございます!
召喚聖女に嫌われた召喚娘
ざっく
恋愛
闇に引きずり込まれてやってきた異世界。しかし、一緒に来た見覚えのない女の子が聖女だと言われ、亜優は放置される。それに文句を言えば、聖女に悲しげにされて、その場の全員に嫌われてしまう。
どうにか、仕事を探し出したものの、聖女に嫌われた娘として、亜優は魔物が闊歩するという森に捨てられてしまった。そこで出会った人に助けられて、亜優は安全な場所に帰る。
召喚から外れたら、もふもふになりました?
みん
恋愛
私の名前は望月杏子。家が隣だと言う事で幼馴染みの梶原陽真とは腐れ縁で、高校も同じ。しかも、モテる。そんな陽真と仲が良い?と言うだけで目をつけられた私。
今日も女子達に嫌味を言われながら一緒に帰る事に。
すると、帰り道の途中で、私達の足下が光り出し、慌てる陽真に名前を呼ばれたが、間に居た子に突き飛ばされて─。
気が付いたら、1人、どこかの森の中に居た。しかも──もふもふになっていた!?
他視点による話もあります。
❋今作品も、ゆるふわ設定となっております。独自の設定もあります。
メンタルも豆腐並みなので、軽い気持ちで読んで下さい❋
転生したらただの女子生徒Aでしたが、何故か攻略対象の王子様から溺愛されています
平山和人
恋愛
平凡なOLの私はある日、事故にあって死んでしまいました。目が覚めるとそこは知らない天井、どうやら私は転生したみたいです。
生前そういう小説を読みまくっていたので、悪役令嬢に転生したと思いましたが、実際はストーリーに関わらないただの女子生徒Aでした。
絶望した私は地味に生きることを決意しましたが、なぜか攻略対象の王子様や悪役令嬢、更にヒロインにまで溺愛される羽目に。
しかも、私が聖女であることも判明し、国を揺るがす一大事に。果たして、私はモブらしく地味に生きていけるのでしょうか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる