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過剰な自己防衛
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────1────
「貴様、よくも隊長を!」
リアどころかラミィにも劣る雑魚をやられ激昂した部下が叫ぶと、他二人も続いて剣を抜き、俺を取り囲む。
「隊長? ああ、あいつの事か? そこでのびてる。 なんだ、あいつ隊長だったのか。 知り合いの女よりよっぽど弱かったから、ただの雑魚かと思ったわ」
「な、なんだと!? 貴様、もう許せん! ここで叩き斬ってくれる! 隊長の腹心であるこの私が、貴様の首をカイネル様に……!」
「前口上が長い!」
「ぐっ!」
回し蹴りを食らわすと、腹心と名乗った男が横っ飛びにぶっ飛んだ。
しかし、今しがた行った攻撃は技ではなく普通の蹴り。
致命傷になる筈もなく、男はよろよろと立ち上が…………なんか随分と満身創痍なんだけど、あいつ。
フラフラじゃねえか。
鍛え方が足りないんじゃないか?
「な……なにをしている、お前達! そいつを今すぐ殺せ!」
「はっ! おい、やるぞ」
「ああ」
指示を受けた二人は挟撃しようと俺の左右を陣取り、タイミングを窺う。
そして……。
「今だ!」
「うおおっ!」
右の男が剣を振り上げると、左の奴がそれに合わせて横一文字に剣を振った。
十字になるよう息を合わせた攻撃は悪くない。
同格や魔物相手ならば効果があっただろう。
だが、相手が悪かった。
俺にはそんな攻撃、通用しない。
「まるで亀だな。 鈍いにも程がある」
上と横から襲い来る鋼がクロスする瞬間を狙い、紙一重で回避。
「なっ!」
「ば、ばかな……! この攻撃を避ける、だと!?」
振り下ろされ地面を抉る剣を踏みつけながら、男の胸元に左手を置き、意識を左手に集中。
呼吸を三度繰り返した後、左手から衝撃波を放つ。
「アバラの一、二本取り敢えず貰うぞ。 師匠直伝、シュミット流錬気術────鎧袖一蝕!」
「────ッ!」
羅刹掌の下地となる基礎技、鎧袖一蝕により男の鎧は大破。
その衝撃は受けた者に血反吐を吐かせるほど。
足元に朱色の液体を溢した男は、アバラを数本折られた痛みから声にならない断末魔を上げ、自分の血溜まりに顔を埋めた。
「あ、あり得ねぇ…………こいつ、素手で甲冑を破壊しやがった……」
「さて、後はお前をぶちのめせばあいつをいたぶるだけだな。 ほら、どうした。 かかって来い。 先手は譲ってやるよ」
「ひっ!」
余程今のが衝撃的だったのか、完璧に怯えてしまっている。
仕方ない、ならこちらから歩み寄ってやろう。
「来ないならこっちから行くぞ」
「く、来るな! 来るなぁぁぁぁぁ!」
パニックに陥ったせいで無茶苦茶に振られる剣戟の中を、俺は一切躊躇せず切り抜け、まず一発。
気を纏わせた拳で男の顔面を、頭防具ごとぶん殴った。
「……ッ!?」
殴られた男はまるで直に殴られたような痛みに襲われ、数歩下がる。
本来であれば防具越しに殴れば、ダメージを受けるのはこちら側。
拳がダメになりかねない愚行だ。
だが今しがたやった、鎧通しという技はその限りではない。
これは拳に纏わせた気、すなわち意力と呼ばれる意識を相手に通し、ダメージを否応なしに与える防御不可の技。
鎧であろうが壁であろうが関係なく、向こう側に居る者に気をぶち当て攻撃する、錬気術の一つである。
これを使いこなせればご覧の通り、鎧はただの重いだけの飾りと化す。
むしろ当て放題だ。
「おい、ボーッとするなよ三下。 次行くぞ」
「ま、待ってくれ! お……俺の負けだ! 降参する! だからこれ以上は……!」
「悪いがそれは出来ない。 何故なら俺の狙いは、お前らを俺という恐怖に震え上がらせ、主に報告させることだからな。 そういう訳だから諦めろ。 お前達にはなんの恨みもないが、痛い目に遭ってもらう」
言い終わると同時に、俺は男の剣を持つ手首を掴み、一捻り。
ボキッ。
「……ぐ……がああああっ!」
男は腕を捻り折られた痛みのあまり剣を落とし、膝を地面に着かせる。
が、まだこの地獄は終わらない。
俺は更に続けて、右足をテコの原理を用いて破壊。
「ぎゃああああ!」
そして最後に顔面を踏みつけ、鼻を折った。
「が……あ…………」
肉体を徹底的に破壊された男は最早声を上げる事すら叶わず、恐ろしいものでも見るような瞳で俺をただただ見上げるのみ。
きっと悪魔にでも見えているのだろう。
ここまでやったのだから、当然といえば当然か。
ともかく、これで過剰な自己防衛という目標は達成した。
後は────
「お前の心を折るだけだな」
「く……っ!」
────2────
「うおおおおお!」
残る一人。
先に倒したあの二人の上司らしき男が必死に剣を振るが、必要最小限の動きで避ける俺に一向に当たる気配がない。
突き、横薙ぎ、振り下ろし、袈裟斬り、蹴りや殴打を少なくともおよそ30回は既に避けている。
いい加減諦めて折れて欲しいものだ。
あ、今ので40回を越えたな。
「なあ、もう諦めろって。 お前じゃどう足掻いても俺には勝てないぞ。 だから諦めて報告に戻れよ、こいつら連れて。 俺としても、そろそろ帰って欲しいっつーか」
「だ、黙れ! ここまで良いようにやられて、ムザムザ帰るわけにいくか! せめて一太刀でも……! うおおっ!」
諭したつもりが逆効果だったようだ。
激昂した男は俺の喉元に突きを繰り出してきた。
が────
「よっと」
「なっ!」
俺は剣の腹を人差し指で押し、切っ先を首筋から数ミリの所まで逸らす。
そして、勢い余って俺の横を通り過ぎた男のがら空きな背中に、意力を込めた裏拳をお見舞いした。
「シュミット流錬気術────桜花一葉」
「ぐっ!」
男の背中に裏拳が当たった瞬間、手の甲から、肉体ではなく内蔵にダメージを与える衝撃波が発生。
「げほ……がはっ!」
内蔵の一部にダメージをもろに食らった男は、バシネットの隙間から吐血を漏らしながら四つん這いになる。
その無様な姿に俺はため息を吐き……。
「はぁ、だから言ったろうが。 もう諦めろって。 これ以上やると本当に死ぬぞ。 それとも死にたいのか?」
「……何故だ」
…………?
「何故、殺さない。 お前の腕なら俺達を簡単に殺せる筈。 なのに何故殺さない。 貴様は快楽殺人鬼だと聞いている。 なのに何故……」
ふぅ、そういう事か。
これは悪いことをした。
俺はてっきりカイネルやトカゲ面野郎と同じ穴の狢だとばかり思っていたから、手加減しなかったが、まさかただ利用されているだけとは想定外だ。
どうしようか、ここから。
事情を知った今、これ以上苦しめるのは流石に出来ないぞ。
と、何度も問いかけてくる男を見下ろしながら、他事を考えていたら。
「……待て」
目を覚ました隊長殿が割って入ってきた。
「わかった、我々は貴殿から手を引く。 だからこれ以上、私の部下を傷つけないでくれ。 頼む」
「隊長……? 何故そのような……」
「お前も戦ってわかった筈だ。 この男に我々の力は通用せん。 たとえハルトマン家に仕える兵全てを率いてもな」
「…………」
それは幾らなんでも言いすぎだ。
四人程度ならまだしも、三桁の数が来られたら流石に一人で相手するのは骨が折れるぞ。
突き指ぐらいはする。
「それにお前ももう理解しているのだろう? こいつは話に聞いていたような悪人ではない、と」
「…………はい」
これはよくない。
なんだか俺が良い奴と思われてる気がする。
これじゃあ作戦はパーだ。
なんとか挽回しなくては。
「いやいや、なに言ってんだあんた! 頭おかしいんじゃないか!? あんたの部下を俺はこれだけ……!」
「勘違いするな。 貴様を極悪人ではないと言っただけで、犯罪者ではないと言った覚えはない。 いつの日か、罪を清算させてやる。 楽しみにしていろ」
隊長はそう言うと立ち上がり、骨を折られた部下を背負って歩き出した。
「行くぞ」
「ハッ!」
未だ気を失っている部下を担ぐ、腹心を率いて。
「貴様、よくも隊長を!」
リアどころかラミィにも劣る雑魚をやられ激昂した部下が叫ぶと、他二人も続いて剣を抜き、俺を取り囲む。
「隊長? ああ、あいつの事か? そこでのびてる。 なんだ、あいつ隊長だったのか。 知り合いの女よりよっぽど弱かったから、ただの雑魚かと思ったわ」
「な、なんだと!? 貴様、もう許せん! ここで叩き斬ってくれる! 隊長の腹心であるこの私が、貴様の首をカイネル様に……!」
「前口上が長い!」
「ぐっ!」
回し蹴りを食らわすと、腹心と名乗った男が横っ飛びにぶっ飛んだ。
しかし、今しがた行った攻撃は技ではなく普通の蹴り。
致命傷になる筈もなく、男はよろよろと立ち上が…………なんか随分と満身創痍なんだけど、あいつ。
フラフラじゃねえか。
鍛え方が足りないんじゃないか?
「な……なにをしている、お前達! そいつを今すぐ殺せ!」
「はっ! おい、やるぞ」
「ああ」
指示を受けた二人は挟撃しようと俺の左右を陣取り、タイミングを窺う。
そして……。
「今だ!」
「うおおっ!」
右の男が剣を振り上げると、左の奴がそれに合わせて横一文字に剣を振った。
十字になるよう息を合わせた攻撃は悪くない。
同格や魔物相手ならば効果があっただろう。
だが、相手が悪かった。
俺にはそんな攻撃、通用しない。
「まるで亀だな。 鈍いにも程がある」
上と横から襲い来る鋼がクロスする瞬間を狙い、紙一重で回避。
「なっ!」
「ば、ばかな……! この攻撃を避ける、だと!?」
振り下ろされ地面を抉る剣を踏みつけながら、男の胸元に左手を置き、意識を左手に集中。
呼吸を三度繰り返した後、左手から衝撃波を放つ。
「アバラの一、二本取り敢えず貰うぞ。 師匠直伝、シュミット流錬気術────鎧袖一蝕!」
「────ッ!」
羅刹掌の下地となる基礎技、鎧袖一蝕により男の鎧は大破。
その衝撃は受けた者に血反吐を吐かせるほど。
足元に朱色の液体を溢した男は、アバラを数本折られた痛みから声にならない断末魔を上げ、自分の血溜まりに顔を埋めた。
「あ、あり得ねぇ…………こいつ、素手で甲冑を破壊しやがった……」
「さて、後はお前をぶちのめせばあいつをいたぶるだけだな。 ほら、どうした。 かかって来い。 先手は譲ってやるよ」
「ひっ!」
余程今のが衝撃的だったのか、完璧に怯えてしまっている。
仕方ない、ならこちらから歩み寄ってやろう。
「来ないならこっちから行くぞ」
「く、来るな! 来るなぁぁぁぁぁ!」
パニックに陥ったせいで無茶苦茶に振られる剣戟の中を、俺は一切躊躇せず切り抜け、まず一発。
気を纏わせた拳で男の顔面を、頭防具ごとぶん殴った。
「……ッ!?」
殴られた男はまるで直に殴られたような痛みに襲われ、数歩下がる。
本来であれば防具越しに殴れば、ダメージを受けるのはこちら側。
拳がダメになりかねない愚行だ。
だが今しがたやった、鎧通しという技はその限りではない。
これは拳に纏わせた気、すなわち意力と呼ばれる意識を相手に通し、ダメージを否応なしに与える防御不可の技。
鎧であろうが壁であろうが関係なく、向こう側に居る者に気をぶち当て攻撃する、錬気術の一つである。
これを使いこなせればご覧の通り、鎧はただの重いだけの飾りと化す。
むしろ当て放題だ。
「おい、ボーッとするなよ三下。 次行くぞ」
「ま、待ってくれ! お……俺の負けだ! 降参する! だからこれ以上は……!」
「悪いがそれは出来ない。 何故なら俺の狙いは、お前らを俺という恐怖に震え上がらせ、主に報告させることだからな。 そういう訳だから諦めろ。 お前達にはなんの恨みもないが、痛い目に遭ってもらう」
言い終わると同時に、俺は男の剣を持つ手首を掴み、一捻り。
ボキッ。
「……ぐ……がああああっ!」
男は腕を捻り折られた痛みのあまり剣を落とし、膝を地面に着かせる。
が、まだこの地獄は終わらない。
俺は更に続けて、右足をテコの原理を用いて破壊。
「ぎゃああああ!」
そして最後に顔面を踏みつけ、鼻を折った。
「が……あ…………」
肉体を徹底的に破壊された男は最早声を上げる事すら叶わず、恐ろしいものでも見るような瞳で俺をただただ見上げるのみ。
きっと悪魔にでも見えているのだろう。
ここまでやったのだから、当然といえば当然か。
ともかく、これで過剰な自己防衛という目標は達成した。
後は────
「お前の心を折るだけだな」
「く……っ!」
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「うおおおおお!」
残る一人。
先に倒したあの二人の上司らしき男が必死に剣を振るが、必要最小限の動きで避ける俺に一向に当たる気配がない。
突き、横薙ぎ、振り下ろし、袈裟斬り、蹴りや殴打を少なくともおよそ30回は既に避けている。
いい加減諦めて折れて欲しいものだ。
あ、今ので40回を越えたな。
「なあ、もう諦めろって。 お前じゃどう足掻いても俺には勝てないぞ。 だから諦めて報告に戻れよ、こいつら連れて。 俺としても、そろそろ帰って欲しいっつーか」
「だ、黙れ! ここまで良いようにやられて、ムザムザ帰るわけにいくか! せめて一太刀でも……! うおおっ!」
諭したつもりが逆効果だったようだ。
激昂した男は俺の喉元に突きを繰り出してきた。
が────
「よっと」
「なっ!」
俺は剣の腹を人差し指で押し、切っ先を首筋から数ミリの所まで逸らす。
そして、勢い余って俺の横を通り過ぎた男のがら空きな背中に、意力を込めた裏拳をお見舞いした。
「シュミット流錬気術────桜花一葉」
「ぐっ!」
男の背中に裏拳が当たった瞬間、手の甲から、肉体ではなく内蔵にダメージを与える衝撃波が発生。
「げほ……がはっ!」
内蔵の一部にダメージをもろに食らった男は、バシネットの隙間から吐血を漏らしながら四つん這いになる。
その無様な姿に俺はため息を吐き……。
「はぁ、だから言ったろうが。 もう諦めろって。 これ以上やると本当に死ぬぞ。 それとも死にたいのか?」
「……何故だ」
…………?
「何故、殺さない。 お前の腕なら俺達を簡単に殺せる筈。 なのに何故殺さない。 貴様は快楽殺人鬼だと聞いている。 なのに何故……」
ふぅ、そういう事か。
これは悪いことをした。
俺はてっきりカイネルやトカゲ面野郎と同じ穴の狢だとばかり思っていたから、手加減しなかったが、まさかただ利用されているだけとは想定外だ。
どうしようか、ここから。
事情を知った今、これ以上苦しめるのは流石に出来ないぞ。
と、何度も問いかけてくる男を見下ろしながら、他事を考えていたら。
「……待て」
目を覚ました隊長殿が割って入ってきた。
「わかった、我々は貴殿から手を引く。 だからこれ以上、私の部下を傷つけないでくれ。 頼む」
「隊長……? 何故そのような……」
「お前も戦ってわかった筈だ。 この男に我々の力は通用せん。 たとえハルトマン家に仕える兵全てを率いてもな」
「…………」
それは幾らなんでも言いすぎだ。
四人程度ならまだしも、三桁の数が来られたら流石に一人で相手するのは骨が折れるぞ。
突き指ぐらいはする。
「それにお前ももう理解しているのだろう? こいつは話に聞いていたような悪人ではない、と」
「…………はい」
これはよくない。
なんだか俺が良い奴と思われてる気がする。
これじゃあ作戦はパーだ。
なんとか挽回しなくては。
「いやいや、なに言ってんだあんた! 頭おかしいんじゃないか!? あんたの部下を俺はこれだけ……!」
「勘違いするな。 貴様を極悪人ではないと言っただけで、犯罪者ではないと言った覚えはない。 いつの日か、罪を清算させてやる。 楽しみにしていろ」
隊長はそう言うと立ち上がり、骨を折られた部下を背負って歩き出した。
「行くぞ」
「ハッ!」
未だ気を失っている部下を担ぐ、腹心を率いて。
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