27 / 50
高飛車令嬢レイシア=ブランスール
しおりを挟む
────1────
お前に会いたいと仰っている方が居る。
いきなり門番にそう言われた俺とリアは、断るわけにもいかず渋々同道。
都の最奥に広がる行政区なるエリアに建てられた、一際豪華な建物に連れていかれた。
「ここだ。 ここにお前を待っているご令嬢がいらっしゃる。 寄り道せず真っ直ぐ向かえ。 機嫌を損ねたくなければな」
「ああ、わかった」
無難にそう答えた俺は屋敷のメイドに連れられ、ある部屋に到着。
促され、部屋をノックした。
コンコン。
「お嬢様、例の男性が参りました。 すぐお会いになりますか?」
「もちろんですわ。 すぐにお通ししなさい」
げっ、この声は!
「どうしました、ソーマさん? 顔色が優れないようですが」
「い……いや、なんでもない」
小首を傾げるリアに俺は苦笑いを浮かべ、扉を開けた。
そこには案の定、あの女が……。
「ホーホッホッホ! お久しぶりですわねぇ、ソーマ! ご機嫌マジで麗しゅうですわー! オーホッホッホ!」
椅子に腰掛け、いかにも貴族趣味なゴテゴテな扇子を仰ぐこの高笑い銀髪縦ロール女の名は、レイシア=ブランスール。
王都でも指折りの上流貴族、ブランスール家のご令嬢である。
「俺はまったくご機嫌麗しくないがな、レイシア」
「あら、冷たい。 でもそれが貴方ですわよね、ソーマ。 懐かしい……ふふふっ」
「ソ、ソーマさん。 貴族の方にそんな口をきいて大丈夫なんですか? 不敬にあたるんじゃ……」
他の貴族なら確かにそうだろう。
だが相手はレイシアだ。
遠慮する必要はない。
「問題ねぇよ。 なんならリアもタメ口で話してみたらどうだ。 なあレイシア、良いよな」
言うと、リアは「え!?」と目を丸くして俺に助けを求める。
そんなリアに、扇子をパチンと畳んだレイシアは、安心させるように笑みを浮かべ。
「ええ、もちろんですわ。 わたくし、お堅い方は苦手ですもの。 好きにお喋りなさい、そこの……」
「リ……リアゼルです。 リアゼル=シャロです、レイシア様」
「リアゼルね。 ではソーマが呼んだようにわたくしもリアと呼ばせて貰うわ。 よろしくね、リア」
「は、はいぃ……」
相も変わらず緊張しているリアに、レイシアはクスクス微笑む。
そのやり取りを微笑ましく見ていたら、こちらに意識を戻したレイシアがこんな事を言ってきた。
「そういえば聞きましたわよ、ソーマ。 貴方、遂にパーティーどころかギルドから追放されたそうね。 いつかやると思ってました」
おい。
「いつかやるってなんだ。 人を犯罪者みたいに言いやがって」
「あら、間違いじゃないでしょう? 乙女の純情を弄ぶのは大変重い罪だと思うのだけれど?」
「うっ!」
ごもっともで。
「……ふふっ、ふふふふふ! あはははは!」
「レイシア様……? どうし……」
「冗談ですわ、冗談! 本気にしないでくださいまし! ホーホッホッホ!」
本当にこいつは昔から……。
笑えないんだよ、お前の冗談は。
「お前な……」
「オホホ、ごめん遊ばせ。 わたくしに相談もせずに姿を消した愚か者への腹いせのつもりでしたが、少々やりすぎましたわね。 申し訳ありませんでしたわ。 深く反省致します」
「……いや、相談せずに一人で決めた俺に非があるからな。 責めたりしねえよ。 ……ところでどうして俺を探してたんだ? ただ文句を言いたいが為だけに探してた訳じゃないんだろ」
「ええ、もちろんですわ。 ただ、貴方に知らせておくべきかと思いまして。 あの男……カイネルの動向について」
………………。
────2────
「刺客……?」
レイシアから聞いた話は、半分予想通りの話だった。
「そう、刺客。 あの男は刺客を送り込もうとしていますわ。 ソーマ、貴方を殺そうとね」
それを聞いたリアは「うーん?」と唸って。
「あの、レイシア様。 その刺客ってもしかして、ロゼ=トールと言いませんか?」
「……? ええ、その通りですわ。 何故その名をご存じで?」
俺とリアは視線を交わして肩をすくませたり、苦笑いを浮かべたりする。
「どうしてもなにも、ロゼならもう来たぞ。 今では俺達の仲間になってる。 なっ、リア」
「ですです」
「……は? それマジですの?」
コクリと頷くと、レイシアは膝から崩れ落ちた。
「わ……わたくしの苦労はなんだったんですの! あんまりですわ!」
「そう言われてもな。 もう二週間も前の話だし」
「しかもだいぶ前でしたわー! これではわたくし、本当に役立たずではありませんか! もー!」
牛かな。
「話ってそれで全部か? 他に用が無いならもう行きたいんだが」
「ま……まだですわ。 まだ話したい事がありますの……」
「……なんだよ。 これでも忙しい身なんだ。 手早く終わらせてくれ」
「わかっておりますわ……」
いつもの元気に戻らないレイシアが取り出したのは、一枚の紙だった。
「なんだこれ。 契約書……?」
「ですの。 わたくしの勘ですが、カイネルはまだ諦めていないと思いますわ。 そこでこの契約書の出番という訳ですの」
「だからなんの契約書なんだよ」
「もしカイネルが何かを仕掛けてきた時、わたくしを尋ねて貰えたら何があろうとも力を貸す契約を記した契約書ですわ。 もちろん、貴方に非がない場合に限りますが」
なるほど、つまり……。
「俺の後ろ楯になるってことか?」
「ええ、そうですわ。 貴方とは一夜限りとはいえ、肌を重ねた間柄。 もう他人ではありませんわ。 ですから力にならせて欲しいのです。 もう……蚊帳の外は嫌なのですわ」
「レイシア……」
そういう事なら、と俺はサインを…………ハッ。
「ソーマさぁん、今のどういう事ですかぁ? 肌を重ねたとか聞こえましたがぁ?」
なにやら背後からとてつもない覇気と圧を感じた俺は、サインを一旦止め、ゆっくりと振り返る。
するとそこには────
「も、ち、ろ、ん。 説明してくれますよね? 一から十まで何もかも」
炎属性の中級魔法、業火と思われる爆炎の球体を右手に浮かしているリアが、俺を殺さんばかりの笑顔を浮かべていた。
お前に会いたいと仰っている方が居る。
いきなり門番にそう言われた俺とリアは、断るわけにもいかず渋々同道。
都の最奥に広がる行政区なるエリアに建てられた、一際豪華な建物に連れていかれた。
「ここだ。 ここにお前を待っているご令嬢がいらっしゃる。 寄り道せず真っ直ぐ向かえ。 機嫌を損ねたくなければな」
「ああ、わかった」
無難にそう答えた俺は屋敷のメイドに連れられ、ある部屋に到着。
促され、部屋をノックした。
コンコン。
「お嬢様、例の男性が参りました。 すぐお会いになりますか?」
「もちろんですわ。 すぐにお通ししなさい」
げっ、この声は!
「どうしました、ソーマさん? 顔色が優れないようですが」
「い……いや、なんでもない」
小首を傾げるリアに俺は苦笑いを浮かべ、扉を開けた。
そこには案の定、あの女が……。
「ホーホッホッホ! お久しぶりですわねぇ、ソーマ! ご機嫌マジで麗しゅうですわー! オーホッホッホ!」
椅子に腰掛け、いかにも貴族趣味なゴテゴテな扇子を仰ぐこの高笑い銀髪縦ロール女の名は、レイシア=ブランスール。
王都でも指折りの上流貴族、ブランスール家のご令嬢である。
「俺はまったくご機嫌麗しくないがな、レイシア」
「あら、冷たい。 でもそれが貴方ですわよね、ソーマ。 懐かしい……ふふふっ」
「ソ、ソーマさん。 貴族の方にそんな口をきいて大丈夫なんですか? 不敬にあたるんじゃ……」
他の貴族なら確かにそうだろう。
だが相手はレイシアだ。
遠慮する必要はない。
「問題ねぇよ。 なんならリアもタメ口で話してみたらどうだ。 なあレイシア、良いよな」
言うと、リアは「え!?」と目を丸くして俺に助けを求める。
そんなリアに、扇子をパチンと畳んだレイシアは、安心させるように笑みを浮かべ。
「ええ、もちろんですわ。 わたくし、お堅い方は苦手ですもの。 好きにお喋りなさい、そこの……」
「リ……リアゼルです。 リアゼル=シャロです、レイシア様」
「リアゼルね。 ではソーマが呼んだようにわたくしもリアと呼ばせて貰うわ。 よろしくね、リア」
「は、はいぃ……」
相も変わらず緊張しているリアに、レイシアはクスクス微笑む。
そのやり取りを微笑ましく見ていたら、こちらに意識を戻したレイシアがこんな事を言ってきた。
「そういえば聞きましたわよ、ソーマ。 貴方、遂にパーティーどころかギルドから追放されたそうね。 いつかやると思ってました」
おい。
「いつかやるってなんだ。 人を犯罪者みたいに言いやがって」
「あら、間違いじゃないでしょう? 乙女の純情を弄ぶのは大変重い罪だと思うのだけれど?」
「うっ!」
ごもっともで。
「……ふふっ、ふふふふふ! あはははは!」
「レイシア様……? どうし……」
「冗談ですわ、冗談! 本気にしないでくださいまし! ホーホッホッホ!」
本当にこいつは昔から……。
笑えないんだよ、お前の冗談は。
「お前な……」
「オホホ、ごめん遊ばせ。 わたくしに相談もせずに姿を消した愚か者への腹いせのつもりでしたが、少々やりすぎましたわね。 申し訳ありませんでしたわ。 深く反省致します」
「……いや、相談せずに一人で決めた俺に非があるからな。 責めたりしねえよ。 ……ところでどうして俺を探してたんだ? ただ文句を言いたいが為だけに探してた訳じゃないんだろ」
「ええ、もちろんですわ。 ただ、貴方に知らせておくべきかと思いまして。 あの男……カイネルの動向について」
………………。
────2────
「刺客……?」
レイシアから聞いた話は、半分予想通りの話だった。
「そう、刺客。 あの男は刺客を送り込もうとしていますわ。 ソーマ、貴方を殺そうとね」
それを聞いたリアは「うーん?」と唸って。
「あの、レイシア様。 その刺客ってもしかして、ロゼ=トールと言いませんか?」
「……? ええ、その通りですわ。 何故その名をご存じで?」
俺とリアは視線を交わして肩をすくませたり、苦笑いを浮かべたりする。
「どうしてもなにも、ロゼならもう来たぞ。 今では俺達の仲間になってる。 なっ、リア」
「ですです」
「……は? それマジですの?」
コクリと頷くと、レイシアは膝から崩れ落ちた。
「わ……わたくしの苦労はなんだったんですの! あんまりですわ!」
「そう言われてもな。 もう二週間も前の話だし」
「しかもだいぶ前でしたわー! これではわたくし、本当に役立たずではありませんか! もー!」
牛かな。
「話ってそれで全部か? 他に用が無いならもう行きたいんだが」
「ま……まだですわ。 まだ話したい事がありますの……」
「……なんだよ。 これでも忙しい身なんだ。 手早く終わらせてくれ」
「わかっておりますわ……」
いつもの元気に戻らないレイシアが取り出したのは、一枚の紙だった。
「なんだこれ。 契約書……?」
「ですの。 わたくしの勘ですが、カイネルはまだ諦めていないと思いますわ。 そこでこの契約書の出番という訳ですの」
「だからなんの契約書なんだよ」
「もしカイネルが何かを仕掛けてきた時、わたくしを尋ねて貰えたら何があろうとも力を貸す契約を記した契約書ですわ。 もちろん、貴方に非がない場合に限りますが」
なるほど、つまり……。
「俺の後ろ楯になるってことか?」
「ええ、そうですわ。 貴方とは一夜限りとはいえ、肌を重ねた間柄。 もう他人ではありませんわ。 ですから力にならせて欲しいのです。 もう……蚊帳の外は嫌なのですわ」
「レイシア……」
そういう事なら、と俺はサインを…………ハッ。
「ソーマさぁん、今のどういう事ですかぁ? 肌を重ねたとか聞こえましたがぁ?」
なにやら背後からとてつもない覇気と圧を感じた俺は、サインを一旦止め、ゆっくりと振り返る。
するとそこには────
「も、ち、ろ、ん。 説明してくれますよね? 一から十まで何もかも」
炎属性の中級魔法、業火と思われる爆炎の球体を右手に浮かしているリアが、俺を殺さんばかりの笑顔を浮かべていた。
0
お気に入りに追加
186
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
18禁NTR鬱ゲーの裏ボス最強悪役貴族に転生したのでスローライフを楽しんでいたら、ヒロイン達が奴隷としてやって来たので幸せにすることにした
田中又雄
ファンタジー
『異世界少女を歪ませたい』はエロゲー+MMORPGの要素も入った神ゲーであった。
しかし、NTR鬱ゲーであるためENDはいつも目を覆いたくなるものばかりであった。
そんなある日、裏ボスの悪役貴族として転生したわけだが...俺は悪役貴族として動く気はない。
そう思っていたのに、そこに奴隷として現れたのは今作のヒロイン達。
なので、酷い目にあってきた彼女達を精一杯愛し、幸せなトゥルーエンドに導くことに決めた。
あらすじを読んでいただきありがとうございます。
併せて、本作品についてはYouTubeで動画を投稿しております。
より、作品に没入できるようつくっているものですので、よければ見ていただければ幸いです!
ユニークスキルで異世界マイホーム ~俺と共に育つ家~
楠富 つかさ
ファンタジー
地震で倒壊した我が家にて絶命した俺、家入竜也は自分の死因だとしても家が好きで……。
そんな俺に転生を司る女神が提案してくれたのは、俺の成長に応じて育つ異空間を創造する力。この力で俺は生まれ育った家を再び取り戻す。
できれば引きこもりたい俺と異世界の冒険者たちが織りなすソード&ソーサリー、開幕!!
第17回ファンタジー小説大賞にエントリーしました!
異世界で買った奴隷がやっぱ強すぎるので説明求む!
夜間救急事務受付
ファンタジー
「異世界で買った奴隷が強すぎるので説明求む!」の続編です!
前編を引き継ぐストーリーとなっておりますので、初めての方は、前編から読む事を推奨します。
死んだら男女比1:99の異世界に来ていた。SSスキル持ちの僕を冒険者や王女、騎士が奪い合おうとして困っているんですけど!?
わんた
ファンタジー
DVの父から母を守って死ぬと、異世界の住民であるイオディプスの体に乗り移って目覚めた。
ここは、男女比率が1対99に偏っている世界だ。
しかもスキルという特殊能力も存在し、イオディプスは最高ランクSSのスキルブースターをもっている。
他人が持っているスキルの効果を上昇させる効果があり、ブースト対象との仲が良ければ上昇率は高まるうえに、スキルが別物に進化することもある。
本来であれば上位貴族の夫(種馬)として過ごせるほどの能力を持っているのだが、当の本人は自らの価値に気づいていない。
贅沢な暮らしなんてどうでもよく、近くにいる女性を幸せにしたいと願っているのだ。
そんな隙だらけの男を、知り合った女性は見逃さない。
家で監禁しようとする危険な女性や子作りにしか興味のない女性などと、表面上は穏やかな生活をしつつ、一緒に冒険者として活躍する日々が始まった。
ゲームのモブに転生したと思ったら、チートスキルガン積みのバグキャラに!? 最強の勇者? 最凶の魔王? こっちは最驚の裸族だ、道を開けろ
阿弥陀乃トンマージ
ファンタジー
どこにでもいる平凡なサラリーマン「俺」は、長年勤めていたブラック企業をある日突然辞めた。
心は晴れやかだ。なんといってもその日は、昔から遊んでいる本格的ファンタジーRPGシリーズの新作、『レジェンドオブインフィニティ』の発売日であるからだ。
「俺」はゲームをプレイしようとするが、急に頭がふらついてゲーミングチェアから転げ落ちてしまう。目覚めた「俺」は驚く。自室の床ではなく、ゲームの世界の砂浜に倒れ込んでいたからである、全裸で。
「俺」のゲームの世界での快進撃が始まる……のだろうか⁉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる