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高まる力
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「ご主人、さすが。 ちょー強い」
「まあこの程度ならな」
ロゼもこいつらぐらい瞬殺できる。
でもご主人とは二度と戦いたくない。
絶対勝てないから。
「これからどーする、ご主人? 追う?」
「ああ、同然だ。 奴を殺さなきゃ同じことの繰り返しだからな。 ここで決着をつける。 悪いんだがロゼは先行して逃げないよう足止めしてくれ。 最悪、殺しても構わん」
「りょーかい」
ロゼは頷くと、ナイフを納刀。
腰のベルトにつけた鞘にしっかりとナイフをしまい、その場から去った。
「見えた……」
まだそう遠くまで行ってなかったみたい。
五分ほどで追い付いてしまった。
「はあはあ! ……やっと撒いたか…………へへっ、ざまあみろ。 逃げきってやる。 そして絶対殺してやるからな、ソーマ。 楽しみにしてやがれ……」
なんて隙だらけ。
そんな立ち止まったら殺してくれって言ってるようなもんだよ。
「ご主人、殺して良いって言ってた。 なら……殺して良いよね? よし、殺そう」
殺して首でも手土産にしたら喜ぶかな。
頭撫でてくれるかな。
ボーナス貰えるかな。
と、期待に胸を膨らませ、木の枝から飛び降りてイグネアを殺そうとしたその刹那。
前方で思わぬ人物が、イグネアの前に立ち塞がった。
「おっと、そうはさせないわ。 ここは通行止めよ」
「い、行き止まりです! ここから先は行かせません!」
「む?」
現れたのはご主人の友人、リアゼルとラミィだった。
どうしてこの二人が此処に?
ご主人は知らせてない筈なのに。
「なんだ、てめえら……。 そこをどきやがれ! ぶっ殺されてえのか!」
イグネアはナイフを抜き、二人を脅す。
けど二人は恐れるどころか勇敢に、イグネアへ立ち向かう。
「どくわけないでしょうが。 あんたが何をしようとしたのかこっちは全部知ってんのよ。 ここで捕まえてやるわ」
「ガキが……舐めるなよ! うらあっ!」
痺れを切らしたイグネアはラミィに襲い掛かる。
が……。
「ふん!」
「な!」
ラミィは盾でガード。
パリィして相手をのけ反らせた。
「はっ! おっそいおっそい、遅すぎだっての! そんなんじゃあソーマの足元にも及ばないわよ、あんた!」
「このガキ……!」
あれでEランク?
少なくともCランクの実力はあるように思う。
イグネアがCランクだから少なくともそれくらいの実力はありそう。
それに今のスキル、本当にパリィ?
ナイフを弾くだけに飽きたらず、相手を弾き飛ばすなんてどういうこと?
本来のスキルの威力じゃない。
まるで吸い込まれるようにナイフが盾に当たりに行ってた気もするし、彼女は一体……。
それとあの反射神経も異常。
ナイフを構えた相手の攻撃よりも、無防備状態の彼女がどうして先に防御できたの?
あり得ない。
ご主人ほどじゃないにしろ、常人離れした身体能力と反射神経だ。
それともう一人の人も凄い。
「ごめんなさい、そこで大人しくしてて貰います。 雷撃」
「がっ!? あああああ!」
あれが初級雷魔法トロンの威力なの?
トロンは確かスタンさせるのがせいぜいな簡易魔法のはず。
あんな悲鳴を上げるほどの威力はない。
それこそ中級魔法の轟雷並みの威力に思える。
しかも展開スピード、落下までの時間もあり得ないほど速い。
どうなってるの、この二人。
強すぎる。
「ば、ばかな…………なんでこんな田舎娘どもがこんなに強いんだよ……。 話とちげぇじゃねえか……」
「ふん! 田舎者だからってバカにしてるからそうなるのよ! バーカバーカ! にしても、うちら以前よりかなり強くなってない? スキルもだけど、身体もなんか動かしやすいし。 どうなってんだろ。 ……あっ! もしかしてソーマとの訓練で、めきめきレベルアップしてるとか!?」
「うーん、どうなんだろ。 でも確かにソーマさん来てから、なんか異様に強くなってる気はするよね。 気のせいかもしれないけど」
それを聞いたイグネアの顔が醜く歪んだ。
「……! ま、まさかお前ら…………あいつの女か! だからこんなあり得ない強さを……」
「は……はあぁ!? だ、誰がソーマの女よ、誰が! ふざけるのもいい加減にしなさいよね! 別にあんなやつ、す……すす、好きでもなんでもないんだから!」
そんな顔を真っ赤にして焦ってたら説得力無い。
「そうよね、リア! ……リア?」
「えへへぇ、ソーマさんの女かぁ。 良い響きだなぁ。 うへへー」
「あんの野郎……帰ったら絶対ぶっ殺してやるから覚えてなさいよぉ……」
ご主人、身に覚えの無いところで恨みを買ってて可哀想。
と、ご主人を不憫に思っていると、その渦中の人物までもが現れた。
「げっ! お前ら、なんでここに!」
「あ、ソーマさん」
「あんたぁ……! よくもノコノコ顔を出せたもんね! 二重の意味で!」
あれ、バレてる?
ご主人の反応からして、そんな事を思っていそう。
なんて考えていると。
「キャッ!」
「動くな!」
「……!」
イグネアが油断したリアゼルを羽交い締めにして、首もとにナイフを突きつけてしまっていた。
「てめえら、誰一人として動くなよ。 動いたらこいつがどうなるかわかってんだろうな!」
「リア!」
「この屑が……!」
どうしよう、皆動けないでいるみたい。
ロゼならここから奇襲出来るけど、もしかしたらその拍子にナイフが喉に刺さるかもしれない。
リアゼルが死んだらご主人悲しむだろうし、まだ動かない方が良さそう。
等と考えている間にも状況は進行。
「へへっ、相変わらず甘いやつだぜ、てめえはよ。 おいお前、俺と来い。 人質だ!」
「……っ!」
イグネアはリアを盾に移動を始めた。
しかし当然ご主人は助けようと動くが。
「待て、イグネア! リアをどうするつもりだ!」
「おっとソーマ、動くなよ。 少しでも動けばどうなるか……わかるよな」
「くっ……!」
「ソーマさん……」
リアゼルの命を人質に取られ、動けない。
ラミィも同様で歯軋りを響かせるばかり。
万事休す。
「よしよし、そのままで居ろよ。 俺の姿が見えなくなるまで動くんじゃねえぞ。 ほら行くぞ、ガキ。 お前は今日から俺のペットだ。 ベッドで楽しませてやるから楽しみにしてろよ、けけっ」
「ひっ!」
ベロッと頬を舐められリアゼルは恐怖で顔を歪ませる。
けどそれがどうやら悪手だったみたい。
「ぎゃはははは!」
「い……いやぁぁぁぁ! ソーマさん、助けてソーマさん!」
「リア!」
涙をボロボロ流しながら引き摺られていくリアゼルは、思い切りソーマに腕を伸ばし……。
「ソーマさぁぁぁん!」
ご主人の名を呼んだ次の瞬間、誰もが驚くべき事件が起きた。
「ははははは…………がっ!?」
まさかイグネアの腕を掴んでいた手が、イグネアの腕を潰すだなんて予想外も良いところ。
「ぎ……ぎゃああああ! 腕が……! 俺の腕がああああ!」
「え……? な、なに? 私、今なにを……」
やった本人も驚いたようで、解放された今も自分の左手を眺め、呆然と立ち尽くしている。
でもそこは流石のご主人。
「イグネアァァァアッ!」
状況を瞬時に判断したご主人は、咄嗟にリアゼルをイグネアから引き離し、ついでと言わんばかりに一閃。
「……あぁ?」
リアゼルの腰に腕を回しながら放った横凪が、イグネアの胸を切り裂き、血を吹き出させる。
「…………な、なんだよ、これ。 なんで、なんで俺の……俺の血がこんな……ひぃぃぃぃ!」
あの出欠量だ。
このまま放っておいても多分死ぬ。
けどご主人は殺しきるまで安心できないのか。
「や、やめろソーマ! 頼む、やめてくれ! もうお前の前には姿を現さない! だから殺さないでくれ! お願いだ、殺さないで……!」
「死ね、屑が」
心臓にグサリ。
「ぐぎっ!?」
自らの手で、イグネアの命を刈り取ったのだった。
「まあこの程度ならな」
ロゼもこいつらぐらい瞬殺できる。
でもご主人とは二度と戦いたくない。
絶対勝てないから。
「これからどーする、ご主人? 追う?」
「ああ、同然だ。 奴を殺さなきゃ同じことの繰り返しだからな。 ここで決着をつける。 悪いんだがロゼは先行して逃げないよう足止めしてくれ。 最悪、殺しても構わん」
「りょーかい」
ロゼは頷くと、ナイフを納刀。
腰のベルトにつけた鞘にしっかりとナイフをしまい、その場から去った。
「見えた……」
まだそう遠くまで行ってなかったみたい。
五分ほどで追い付いてしまった。
「はあはあ! ……やっと撒いたか…………へへっ、ざまあみろ。 逃げきってやる。 そして絶対殺してやるからな、ソーマ。 楽しみにしてやがれ……」
なんて隙だらけ。
そんな立ち止まったら殺してくれって言ってるようなもんだよ。
「ご主人、殺して良いって言ってた。 なら……殺して良いよね? よし、殺そう」
殺して首でも手土産にしたら喜ぶかな。
頭撫でてくれるかな。
ボーナス貰えるかな。
と、期待に胸を膨らませ、木の枝から飛び降りてイグネアを殺そうとしたその刹那。
前方で思わぬ人物が、イグネアの前に立ち塞がった。
「おっと、そうはさせないわ。 ここは通行止めよ」
「い、行き止まりです! ここから先は行かせません!」
「む?」
現れたのはご主人の友人、リアゼルとラミィだった。
どうしてこの二人が此処に?
ご主人は知らせてない筈なのに。
「なんだ、てめえら……。 そこをどきやがれ! ぶっ殺されてえのか!」
イグネアはナイフを抜き、二人を脅す。
けど二人は恐れるどころか勇敢に、イグネアへ立ち向かう。
「どくわけないでしょうが。 あんたが何をしようとしたのかこっちは全部知ってんのよ。 ここで捕まえてやるわ」
「ガキが……舐めるなよ! うらあっ!」
痺れを切らしたイグネアはラミィに襲い掛かる。
が……。
「ふん!」
「な!」
ラミィは盾でガード。
パリィして相手をのけ反らせた。
「はっ! おっそいおっそい、遅すぎだっての! そんなんじゃあソーマの足元にも及ばないわよ、あんた!」
「このガキ……!」
あれでEランク?
少なくともCランクの実力はあるように思う。
イグネアがCランクだから少なくともそれくらいの実力はありそう。
それに今のスキル、本当にパリィ?
ナイフを弾くだけに飽きたらず、相手を弾き飛ばすなんてどういうこと?
本来のスキルの威力じゃない。
まるで吸い込まれるようにナイフが盾に当たりに行ってた気もするし、彼女は一体……。
それとあの反射神経も異常。
ナイフを構えた相手の攻撃よりも、無防備状態の彼女がどうして先に防御できたの?
あり得ない。
ご主人ほどじゃないにしろ、常人離れした身体能力と反射神経だ。
それともう一人の人も凄い。
「ごめんなさい、そこで大人しくしてて貰います。 雷撃」
「がっ!? あああああ!」
あれが初級雷魔法トロンの威力なの?
トロンは確かスタンさせるのがせいぜいな簡易魔法のはず。
あんな悲鳴を上げるほどの威力はない。
それこそ中級魔法の轟雷並みの威力に思える。
しかも展開スピード、落下までの時間もあり得ないほど速い。
どうなってるの、この二人。
強すぎる。
「ば、ばかな…………なんでこんな田舎娘どもがこんなに強いんだよ……。 話とちげぇじゃねえか……」
「ふん! 田舎者だからってバカにしてるからそうなるのよ! バーカバーカ! にしても、うちら以前よりかなり強くなってない? スキルもだけど、身体もなんか動かしやすいし。 どうなってんだろ。 ……あっ! もしかしてソーマとの訓練で、めきめきレベルアップしてるとか!?」
「うーん、どうなんだろ。 でも確かにソーマさん来てから、なんか異様に強くなってる気はするよね。 気のせいかもしれないけど」
それを聞いたイグネアの顔が醜く歪んだ。
「……! ま、まさかお前ら…………あいつの女か! だからこんなあり得ない強さを……」
「は……はあぁ!? だ、誰がソーマの女よ、誰が! ふざけるのもいい加減にしなさいよね! 別にあんなやつ、す……すす、好きでもなんでもないんだから!」
そんな顔を真っ赤にして焦ってたら説得力無い。
「そうよね、リア! ……リア?」
「えへへぇ、ソーマさんの女かぁ。 良い響きだなぁ。 うへへー」
「あんの野郎……帰ったら絶対ぶっ殺してやるから覚えてなさいよぉ……」
ご主人、身に覚えの無いところで恨みを買ってて可哀想。
と、ご主人を不憫に思っていると、その渦中の人物までもが現れた。
「げっ! お前ら、なんでここに!」
「あ、ソーマさん」
「あんたぁ……! よくもノコノコ顔を出せたもんね! 二重の意味で!」
あれ、バレてる?
ご主人の反応からして、そんな事を思っていそう。
なんて考えていると。
「キャッ!」
「動くな!」
「……!」
イグネアが油断したリアゼルを羽交い締めにして、首もとにナイフを突きつけてしまっていた。
「てめえら、誰一人として動くなよ。 動いたらこいつがどうなるかわかってんだろうな!」
「リア!」
「この屑が……!」
どうしよう、皆動けないでいるみたい。
ロゼならここから奇襲出来るけど、もしかしたらその拍子にナイフが喉に刺さるかもしれない。
リアゼルが死んだらご主人悲しむだろうし、まだ動かない方が良さそう。
等と考えている間にも状況は進行。
「へへっ、相変わらず甘いやつだぜ、てめえはよ。 おいお前、俺と来い。 人質だ!」
「……っ!」
イグネアはリアを盾に移動を始めた。
しかし当然ご主人は助けようと動くが。
「待て、イグネア! リアをどうするつもりだ!」
「おっとソーマ、動くなよ。 少しでも動けばどうなるか……わかるよな」
「くっ……!」
「ソーマさん……」
リアゼルの命を人質に取られ、動けない。
ラミィも同様で歯軋りを響かせるばかり。
万事休す。
「よしよし、そのままで居ろよ。 俺の姿が見えなくなるまで動くんじゃねえぞ。 ほら行くぞ、ガキ。 お前は今日から俺のペットだ。 ベッドで楽しませてやるから楽しみにしてろよ、けけっ」
「ひっ!」
ベロッと頬を舐められリアゼルは恐怖で顔を歪ませる。
けどそれがどうやら悪手だったみたい。
「ぎゃはははは!」
「い……いやぁぁぁぁ! ソーマさん、助けてソーマさん!」
「リア!」
涙をボロボロ流しながら引き摺られていくリアゼルは、思い切りソーマに腕を伸ばし……。
「ソーマさぁぁぁん!」
ご主人の名を呼んだ次の瞬間、誰もが驚くべき事件が起きた。
「ははははは…………がっ!?」
まさかイグネアの腕を掴んでいた手が、イグネアの腕を潰すだなんて予想外も良いところ。
「ぎ……ぎゃああああ! 腕が……! 俺の腕がああああ!」
「え……? な、なに? 私、今なにを……」
やった本人も驚いたようで、解放された今も自分の左手を眺め、呆然と立ち尽くしている。
でもそこは流石のご主人。
「イグネアァァァアッ!」
状況を瞬時に判断したご主人は、咄嗟にリアゼルをイグネアから引き離し、ついでと言わんばかりに一閃。
「……あぁ?」
リアゼルの腰に腕を回しながら放った横凪が、イグネアの胸を切り裂き、血を吹き出させる。
「…………な、なんだよ、これ。 なんで、なんで俺の……俺の血がこんな……ひぃぃぃぃ!」
あの出欠量だ。
このまま放っておいても多分死ぬ。
けどご主人は殺しきるまで安心できないのか。
「や、やめろソーマ! 頼む、やめてくれ! もうお前の前には姿を現さない! だから殺さないでくれ! お願いだ、殺さないで……!」
「死ね、屑が」
心臓にグサリ。
「ぐぎっ!?」
自らの手で、イグネアの命を刈り取ったのだった。
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