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繰糸
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────ドオンッ!
「な、なんだてめえ! ここがどこかわかって……ブッ!」
とある打ち捨てられた廃墟の扉をぶち破って侵入すると、怒り狂ったチンピラが向かってきたので、俺はすかさず応戦。
ぶん殴るとチンピラは弧を描いてふっ飛び、白目を剥いて気を失った。
「て……敵襲! 敵襲だー!」
もう一人居た見張りが声を張り上げる。
すると奥からワラワラとチンピラが現れた。
「おいおい、冗談だろ? たった一人かよ。 俺達も舐められたもんだぜ」
「兄貴、やっちまいますかい?」
「おう」
こいつがリーダーなのか?
にしては、どうにも下っ端っぽい雰囲気な気が……。
「うっす! へへ、どこのチームのもんか知らねえが運がなかったな、兄ちゃん! てめえはここでお陀仏だぜ! おらあっ!」
おっそ。
余りにも遅すぎて止まって見えるんだが?
これならまだシュテルクの方が何倍も強いぞ。
この程度なら俺が直々に蹴散らしても良いんだが、雑魚の相手をいちいちするのもやや面倒。
ここはあいつに任せるとするか。
「トリスタン」
シンシアのコードネーム、トリスタンの名を呟いた次の瞬間。
「……! な、なんだあ!? 急に剣が動かなく…………!」
どこからともなく現れた鋼糸が男の剣を絡めとり、動かせなくしてしまった。
「くっ、この!」
男は剣を動かそうと必死に足掻くが、シンシアが最も得意としている鋼糸はびくともしない。
それどころか、
「あっ! おい、戻ってこい! どこ行きやがるんだ!」
糸に絡め取られた剣は男の手から離れ、天井へと姿を眩ました。
いつの間に潜んだんだ、あいつ。
俺の目を盗んで忍び込むとはなかなかやるな。
流石は右に出る者が居ない暗殺者シンシアさん。
大したものです。
────スタッ。
「な、なんだてめえは! そいつの仲間か!」
「影の円卓騎士団第二席、トリスタン。 主の召喚に応じここに参上致しました。 なんなりとお申し付けください、我が主ルクス=ペンドラゴン様」
十数人に囲まれながらもさして歯牙にもかけず、あろうことか男どもに背を向け跪いた。
当然ながら、無視された不良の一人は怒り心頭に、
「この……! おい、答えろや! 兄貴がきいて────!?」
シンシアに掴みかかろうとしたが、ローブの裾にすら手が届くことがなかった。
何故なら、シンシアが指一本で操った糸により、指先一つ動かせなくなったからである。
シンシアさん、マジかっけぇ。
普段のドジっ子姿が嘘のようだ。
「触れるな、下郎。 この身は救われたあの時より、主様ただお一人だけのもの。 貴様ごとき下賎な者が触ってよいものではない」
え、なにその誓い。
初めて聞いたんですけど。
確かに俺は近所の森で大怪我を負ったシンシアを助けはしたが、そんな事を望んで助けたわけじゃ……。
「ご主人様、この男どうしますか? お望みであれば始末致しますが」
物騒!
物騒過ぎるよ、シンシアさん!
流石は元凄腕暗殺者。
殺人に微塵も躊躇がない。
「待て、トリスタン。 ここは王都の市街地、殺すのは得策ではない。 こんな所で死体が見つかれば、騎士団が捜査を始めるだろう。 そうなっては些か動きづらくなる」
デモンブラッドだけに飽きたらず、殺人事件が起きたとあれば一大事。
俺の平和な学校生活にも多大な影響が出かねないから是非遠慮したいところだ。
「えっと、よろしいのですか? わたしはともかくご主人様は顔を見られてますので、どちらにしろ追われる事には変わらない気が……」
…………ハッ!
「それでしたら目撃者を全員始末したのち、証拠を全て抹消した方がよいかと……」
ですね!
俺もそう思います。
「う、うむ。 奇遇だな、トリスタンよ。 我もそう思っていたところだ」
「……! 流石はご主人様! やはり既にお気付きだったのですね!」
全然気が付いてなかったけど、ここは気付いていたことにしておこう。
「ふっ、当然だ。 我を誰と心得る! 貴様の主にして影の盟主、ルクス=ペンドラゴンであるぞ!」
「ああ、なんと神々しい……やはり貴方様こそわたしの一生を捧げるに相応しいお方……」
は、恥ずかしい……。
犯罪者グループの面々も、何してんだこいつら、とでも言いたげな目をしている。
穴があったら入りたい気分だ。
「……ごほん。 して、トリスタンよ。 任せてもよいのだな?」
「はい、もちろんです! ここは影の円卓騎士団第二席にして、繰糸の異名を持つこのトリスタンにお任せください!」
瞳をキラキラ輝かせながらシンシアがそう言うと、それを聞いた半グレ達はギョッと顔色を曇らせる。
「く、繰糸だと!?」
「なあ、繰糸ってあれだよな。
世界最強の暗殺者って異名を取ったあの……」
「あの紫色の瞳に、鋼糸を手足のように操るあの動き……間違いねえ! 繰糸だ! 繰糸が10年ぶりに戻ってきやがったんだ!」
予想はしてたけどシンシアの奴、裏社会ではかなりの有名人なんだな。
普段の言動からは想像も出来ないけど。
「わ、悪かった! あんたがあの繰糸のボスとは知らなかったんだ! だから頼むよ、兄ちゃん! どうかこの通りだ! あんたからそいつに言ってくれ! なあ、頼むって!」
頼むと言われても困る。
見逃したところでこっちにはメリットはないし、むしろデメリットだらけだ。
ここで殺しておくに越した事はない。
それに、シンシアが素直に止まるとも思えないしな。
「トリスタン」
「仰せのままに、我が主。 ……という訳ですので、残念ですが貴方の命はここまでです。 主様に逆らった罪、その命で償いなさい」
「や、やめ──ぎゃああああ!」
たった人差し指一つ。
指先をほんの少し動かしただけで男は一瞬で細切りにされ、物言わぬ肉塊へと姿が変わった。
まるでスプラッター映画でも観ている気分だ。
「ひいっ!」
「うわああああ!」
突然目の前に降りかかってきた、仲間の凄惨な死。
それを理解した瞬間、半グレ連中は一斉に恐怖を声に滲ませた。
「さて、ではそろそろゴミ掃除と参りましょうか。 あまり手を煩わせないでくださいね、皆様方。 下手に抵抗されると手元が狂ってしまいますから~」
こわっ。
「な、舐めやがって! おいてめえら、いつまでビビってやがる! 繰糸っつっても所詮は女! 男の俺らに勝てる筈がねえ! シャキっとしやがれ!」
へえ、なかなか度胸あるな、あいつ。
今しがた仲間が細切れにされたってのに大したもんだ。
「そ……そうだよな! 俺らはまだ十三人も居んだ! あんな女一人くらいなんだってんだ! なあ!」
「そ、そうだ、そうだ! 繰糸がなんだっつーんだっての! やってやんよ!」
「うおおおおおおっ!」
男の喝で士気の上がった下っ端数人が同時にシンシアへと突っ込んでいく。
しかし、シンシアの前には既に魔力が付与された糸が張り巡らされている。
意気込みは買うが、あれでは突破は不可能だ。
「死ねぇ! 繰糸あぁぁぁぁ! ────あ?」
「がっ……」
言わんこっちゃない。
案の定イノシシが如く突っ込んできた男どもは、罠に引っ掛かり御陀仏。
揃って胴体や首が真っ二つになってしまった。
「ひっ! ひぃぃぃぃ!」
「な、なんだよ今の! 何が起こったってんだ!? いきなり真っ二つにされちまったぞ!」
見えてないどころか気づいてすらいないか。
ダメだな、こいつら程度じゃ一矢報いる事すら出来そうにない。
期待外れも良いところだ。
シンシアの実力を測る良い機会だと思ったんだがな。
残念。
「トリスタン、いつまで遊んでいる。 さっさと終わらせろ」
「は、はい! 申し訳ございません!」
急かされたシンシアはいつもの様子を取り戻したように焦ると、一瞬で糸を張り巡らし始めた。
さながらクモの巣だ。
「──こほん。 本来であればわたくしの実力を披露するつもりでしたが、少々予定が狂いました。 申し訳ありませんが、これで終わりとさせていただきます。 奥義──」
シンシアはそう言うと、おもむろに手元の糸に魔力を通し始めた。
そして次の瞬間。
「糸陣!」
──ドスッ。
「……! ひっ!」
「ぎゃああああ!」
張り巡らされた糸から伸びた魔力の糸が急所を貫き、一人、また一人と命を刈り取っていく。
そうして遂には、
「が……!」
俺とシンシア以外の人間は全て息絶えてしまった。
凄いな、全員の心臓か脳を寸分の狂いなく貫通させてる。
どころか、精密な攻撃過ぎて最初に殺したやつ以外殆ど流血していない。
大したもんだ。
これが暗殺ギルドの元ギルドマスター、シンシアの実力なのか。
想像以上だな。
「ご苦労。 後始末は任せたぞ、トリスタン」
「は、はい! お任せください! 一切証拠が残らないよう片付けますので、リュー……リュクス様はどうぞお先に!」
シンシアはそう言うと、ローブの内側から薬品らしき液体が入った瓶を取り出した。
それを死体や血液に…………え、なにこれ、怖い。
かけた箇所が一瞬にして蒸発したんですけど。
……まさかあの薬品、酸か?
しかも触れた物全てを気化させるかなり強力な……。
なんつうもん持ってんだ、こいつ。
暗殺者恐るべし。
「な、なんだてめえ! ここがどこかわかって……ブッ!」
とある打ち捨てられた廃墟の扉をぶち破って侵入すると、怒り狂ったチンピラが向かってきたので、俺はすかさず応戦。
ぶん殴るとチンピラは弧を描いてふっ飛び、白目を剥いて気を失った。
「て……敵襲! 敵襲だー!」
もう一人居た見張りが声を張り上げる。
すると奥からワラワラとチンピラが現れた。
「おいおい、冗談だろ? たった一人かよ。 俺達も舐められたもんだぜ」
「兄貴、やっちまいますかい?」
「おう」
こいつがリーダーなのか?
にしては、どうにも下っ端っぽい雰囲気な気が……。
「うっす! へへ、どこのチームのもんか知らねえが運がなかったな、兄ちゃん! てめえはここでお陀仏だぜ! おらあっ!」
おっそ。
余りにも遅すぎて止まって見えるんだが?
これならまだシュテルクの方が何倍も強いぞ。
この程度なら俺が直々に蹴散らしても良いんだが、雑魚の相手をいちいちするのもやや面倒。
ここはあいつに任せるとするか。
「トリスタン」
シンシアのコードネーム、トリスタンの名を呟いた次の瞬間。
「……! な、なんだあ!? 急に剣が動かなく…………!」
どこからともなく現れた鋼糸が男の剣を絡めとり、動かせなくしてしまった。
「くっ、この!」
男は剣を動かそうと必死に足掻くが、シンシアが最も得意としている鋼糸はびくともしない。
それどころか、
「あっ! おい、戻ってこい! どこ行きやがるんだ!」
糸に絡め取られた剣は男の手から離れ、天井へと姿を眩ました。
いつの間に潜んだんだ、あいつ。
俺の目を盗んで忍び込むとはなかなかやるな。
流石は右に出る者が居ない暗殺者シンシアさん。
大したものです。
────スタッ。
「な、なんだてめえは! そいつの仲間か!」
「影の円卓騎士団第二席、トリスタン。 主の召喚に応じここに参上致しました。 なんなりとお申し付けください、我が主ルクス=ペンドラゴン様」
十数人に囲まれながらもさして歯牙にもかけず、あろうことか男どもに背を向け跪いた。
当然ながら、無視された不良の一人は怒り心頭に、
「この……! おい、答えろや! 兄貴がきいて────!?」
シンシアに掴みかかろうとしたが、ローブの裾にすら手が届くことがなかった。
何故なら、シンシアが指一本で操った糸により、指先一つ動かせなくなったからである。
シンシアさん、マジかっけぇ。
普段のドジっ子姿が嘘のようだ。
「触れるな、下郎。 この身は救われたあの時より、主様ただお一人だけのもの。 貴様ごとき下賎な者が触ってよいものではない」
え、なにその誓い。
初めて聞いたんですけど。
確かに俺は近所の森で大怪我を負ったシンシアを助けはしたが、そんな事を望んで助けたわけじゃ……。
「ご主人様、この男どうしますか? お望みであれば始末致しますが」
物騒!
物騒過ぎるよ、シンシアさん!
流石は元凄腕暗殺者。
殺人に微塵も躊躇がない。
「待て、トリスタン。 ここは王都の市街地、殺すのは得策ではない。 こんな所で死体が見つかれば、騎士団が捜査を始めるだろう。 そうなっては些か動きづらくなる」
デモンブラッドだけに飽きたらず、殺人事件が起きたとあれば一大事。
俺の平和な学校生活にも多大な影響が出かねないから是非遠慮したいところだ。
「えっと、よろしいのですか? わたしはともかくご主人様は顔を見られてますので、どちらにしろ追われる事には変わらない気が……」
…………ハッ!
「それでしたら目撃者を全員始末したのち、証拠を全て抹消した方がよいかと……」
ですね!
俺もそう思います。
「う、うむ。 奇遇だな、トリスタンよ。 我もそう思っていたところだ」
「……! 流石はご主人様! やはり既にお気付きだったのですね!」
全然気が付いてなかったけど、ここは気付いていたことにしておこう。
「ふっ、当然だ。 我を誰と心得る! 貴様の主にして影の盟主、ルクス=ペンドラゴンであるぞ!」
「ああ、なんと神々しい……やはり貴方様こそわたしの一生を捧げるに相応しいお方……」
は、恥ずかしい……。
犯罪者グループの面々も、何してんだこいつら、とでも言いたげな目をしている。
穴があったら入りたい気分だ。
「……ごほん。 して、トリスタンよ。 任せてもよいのだな?」
「はい、もちろんです! ここは影の円卓騎士団第二席にして、繰糸の異名を持つこのトリスタンにお任せください!」
瞳をキラキラ輝かせながらシンシアがそう言うと、それを聞いた半グレ達はギョッと顔色を曇らせる。
「く、繰糸だと!?」
「なあ、繰糸ってあれだよな。
世界最強の暗殺者って異名を取ったあの……」
「あの紫色の瞳に、鋼糸を手足のように操るあの動き……間違いねえ! 繰糸だ! 繰糸が10年ぶりに戻ってきやがったんだ!」
予想はしてたけどシンシアの奴、裏社会ではかなりの有名人なんだな。
普段の言動からは想像も出来ないけど。
「わ、悪かった! あんたがあの繰糸のボスとは知らなかったんだ! だから頼むよ、兄ちゃん! どうかこの通りだ! あんたからそいつに言ってくれ! なあ、頼むって!」
頼むと言われても困る。
見逃したところでこっちにはメリットはないし、むしろデメリットだらけだ。
ここで殺しておくに越した事はない。
それに、シンシアが素直に止まるとも思えないしな。
「トリスタン」
「仰せのままに、我が主。 ……という訳ですので、残念ですが貴方の命はここまでです。 主様に逆らった罪、その命で償いなさい」
「や、やめ──ぎゃああああ!」
たった人差し指一つ。
指先をほんの少し動かしただけで男は一瞬で細切りにされ、物言わぬ肉塊へと姿が変わった。
まるでスプラッター映画でも観ている気分だ。
「ひいっ!」
「うわああああ!」
突然目の前に降りかかってきた、仲間の凄惨な死。
それを理解した瞬間、半グレ連中は一斉に恐怖を声に滲ませた。
「さて、ではそろそろゴミ掃除と参りましょうか。 あまり手を煩わせないでくださいね、皆様方。 下手に抵抗されると手元が狂ってしまいますから~」
こわっ。
「な、舐めやがって! おいてめえら、いつまでビビってやがる! 繰糸っつっても所詮は女! 男の俺らに勝てる筈がねえ! シャキっとしやがれ!」
へえ、なかなか度胸あるな、あいつ。
今しがた仲間が細切れにされたってのに大したもんだ。
「そ……そうだよな! 俺らはまだ十三人も居んだ! あんな女一人くらいなんだってんだ! なあ!」
「そ、そうだ、そうだ! 繰糸がなんだっつーんだっての! やってやんよ!」
「うおおおおおおっ!」
男の喝で士気の上がった下っ端数人が同時にシンシアへと突っ込んでいく。
しかし、シンシアの前には既に魔力が付与された糸が張り巡らされている。
意気込みは買うが、あれでは突破は不可能だ。
「死ねぇ! 繰糸あぁぁぁぁ! ────あ?」
「がっ……」
言わんこっちゃない。
案の定イノシシが如く突っ込んできた男どもは、罠に引っ掛かり御陀仏。
揃って胴体や首が真っ二つになってしまった。
「ひっ! ひぃぃぃぃ!」
「な、なんだよ今の! 何が起こったってんだ!? いきなり真っ二つにされちまったぞ!」
見えてないどころか気づいてすらいないか。
ダメだな、こいつら程度じゃ一矢報いる事すら出来そうにない。
期待外れも良いところだ。
シンシアの実力を測る良い機会だと思ったんだがな。
残念。
「トリスタン、いつまで遊んでいる。 さっさと終わらせろ」
「は、はい! 申し訳ございません!」
急かされたシンシアはいつもの様子を取り戻したように焦ると、一瞬で糸を張り巡らし始めた。
さながらクモの巣だ。
「──こほん。 本来であればわたくしの実力を披露するつもりでしたが、少々予定が狂いました。 申し訳ありませんが、これで終わりとさせていただきます。 奥義──」
シンシアはそう言うと、おもむろに手元の糸に魔力を通し始めた。
そして次の瞬間。
「糸陣!」
──ドスッ。
「……! ひっ!」
「ぎゃああああ!」
張り巡らされた糸から伸びた魔力の糸が急所を貫き、一人、また一人と命を刈り取っていく。
そうして遂には、
「が……!」
俺とシンシア以外の人間は全て息絶えてしまった。
凄いな、全員の心臓か脳を寸分の狂いなく貫通させてる。
どころか、精密な攻撃過ぎて最初に殺したやつ以外殆ど流血していない。
大したもんだ。
これが暗殺ギルドの元ギルドマスター、シンシアの実力なのか。
想像以上だな。
「ご苦労。 後始末は任せたぞ、トリスタン」
「は、はい! お任せください! 一切証拠が残らないよう片付けますので、リュー……リュクス様はどうぞお先に!」
シンシアはそう言うと、ローブの内側から薬品らしき液体が入った瓶を取り出した。
それを死体や血液に…………え、なにこれ、怖い。
かけた箇所が一瞬にして蒸発したんですけど。
……まさかあの薬品、酸か?
しかも触れた物全てを気化させるかなり強力な……。
なんつうもん持ってんだ、こいつ。
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