1 / 69
プロローグ
しおりを挟む
チュンチュン。
「……んあ?」
寝ぼけ眼を窓に向けてみると、朝日が差し込んでいた。
やべ、ぶっ通しでゲームやり過ぎた。
まさかあれから八時間も経っているとは思いもよらなかった。
どおりで、あと三日はかかる筈だったゲームのエンディングが流れている訳だ。
「ふぁぁ……」
ねみぃ。
時刻は朝の七時。
昨日起きたのが昼の十二時頃だから、もうすぐで…………そりゃ眠くて当たり前だ。
そろそろ寝るか。
…………グゥゥ。
「……腹減ったな」
このまま寝たら、空腹で起きた時起き上がれない気がする。
よし、コンビニに行って軽くなんか買ってくるか。
と、俺は上着を羽織り、財布片手に外に出た。
「うお、さむ。 雪降ってやがる……」
そういえばさっき義母さんからメッセージ来てたな。
道が凍ってるから気を付けろ、とかなんとか。
まったく、心配しすぎだっての。
こちとらもう大学二年生だぜ?
子供扱いすんなよな。
「さっさとコンビニで飯買って、うちで暖まろ……」
俺の住んでる部屋はマンションの二階。
立て付けの悪い外付け階段を登り降りしないといけなく、とても不便。
とはいえ、ここを降りなきゃコンビニにも行けないんだから仕方ない。
いつもと同じく、パパッと降りてコンビニに────
ツルッ。
「へ?」
何が起きたのか、一瞬世界が反転し、そして。
ゴスッ。
「う…………あ…………?」
後頭部に鈍い衝撃を感じた次の瞬間。
視界全てが徐々に闇へと蝕まれていったのだった。
「……んあ?」
寝ぼけ眼を窓に向けてみると、朝日が差し込んでいた。
やべ、ぶっ通しでゲームやり過ぎた。
まさかあれから八時間も経っているとは思いもよらなかった。
どおりで、あと三日はかかる筈だったゲームのエンディングが流れている訳だ。
「ふぁぁ……」
ねみぃ。
時刻は朝の七時。
昨日起きたのが昼の十二時頃だから、もうすぐで…………そりゃ眠くて当たり前だ。
そろそろ寝るか。
…………グゥゥ。
「……腹減ったな」
このまま寝たら、空腹で起きた時起き上がれない気がする。
よし、コンビニに行って軽くなんか買ってくるか。
と、俺は上着を羽織り、財布片手に外に出た。
「うお、さむ。 雪降ってやがる……」
そういえばさっき義母さんからメッセージ来てたな。
道が凍ってるから気を付けろ、とかなんとか。
まったく、心配しすぎだっての。
こちとらもう大学二年生だぜ?
子供扱いすんなよな。
「さっさとコンビニで飯買って、うちで暖まろ……」
俺の住んでる部屋はマンションの二階。
立て付けの悪い外付け階段を登り降りしないといけなく、とても不便。
とはいえ、ここを降りなきゃコンビニにも行けないんだから仕方ない。
いつもと同じく、パパッと降りてコンビニに────
ツルッ。
「へ?」
何が起きたのか、一瞬世界が反転し、そして。
ゴスッ。
「う…………あ…………?」
後頭部に鈍い衝撃を感じた次の瞬間。
視界全てが徐々に闇へと蝕まれていったのだった。
283
お気に入りに追加
672
あなたにおすすめの小説

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる