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第1章 〜奴隷編〜
12.再確認したこと
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…………。
ふっ、と意識が浮上した。ん、まだ眠い。目を開けたのものの昨日の疲れからかすごく目蓋が重い。
窓から日差しが差し込んできて、だんだんと意識が覚醒してくる。
んー、そろそろ起きるか。
今はもう暗殺者ではないとはいえ、知らない土地でこんなにも堕落してたらそのうち足元すくわれそう。気をつけないとな。私は生きないといけないしな。
「よっと、」ん~~
ベットから起き上がり伸びをする。
よしっ、頬を叩き気合いを入れる。今日からここで生きていくのだと改めて決意した。
さてっと、一先ず筋トレでもするか。体が資本だしな。前世時からやっていたことだから慣れたように腹筋から始める。
一通り筋トレは終わったから、次はストレッチをやる。筋肉だけだと、女は男より頑張っても超えられない壁がある。だから、柔軟性をつけて逆に男ではできなしなやかな動きで差をうめなければ。本当の闘いに於いて性別なんて関係ないからな。使えるものは使わないとね。
全て終わったところで、体を動かしながら考えていた今日の予定を実行しようと、準備を始める。
まずはお風呂があるかどうか確認しよう。昨日は本当に眠くてそのままベッドに突っ伏したけど、正直自分の女子力の無さに絶望した。全体的に汚れがひどくてよく寝ようなんて思ったことが不思議なくらいだ。男の返り血は避けたが森の中を無我夢中に走り回っていたせいか所々どこかに引っ掛けたのかほつれてたりもしている。
服も今日買わないとな、今日の予定に付け足しとこう。
あぁ、そんなことよりも風呂だ風呂。けれど、部屋の中を探してみるがどこにも見当たらない。
……。マジか、
もしかして、お風呂ないの?
異世界だから全部魔法でやってしまうのか?
ガーーン
結構ショックだ。
私は無類の風呂好きなのだ。昨日入っていないから説得力に欠けるかもしれないが、前世はもちろん余程のことがない限り毎日入っていた。毎回ダイエットしているわけでもないのに1時間をゆうに超える時間浴槽に浸かっていたほどなのだ。時間があった時などは一人で秘湯巡りなんかもやっていた。
なのでこれは、辛い…
いや、待てよ。思ったんだが自分で作ればいいだろう。風呂なんて魔法があれば簡単に作れそうだよな。
さすがに、今すぐにはできないだろうけど案外すぐに入れそうだな。うん。
まぁ、風呂の件は一先ず置いておこう。それより、この汚れをどうにかしないとな。
さっきも考えていた通り、この世界には魔法がある。だから魔法を使って、綺麗にしよう。
一応私は全属性もっているから、なんでも使えるのだろう。あとはどう使うかだが、昨日使った空間魔法のように想像すればなんとかなる気がする。
これは感だが、私の感は結構当たるのだ。
それじゃあ試しに、
(クリーン)
全身に纏う汚れが綺麗に浄化されるように想像すると、すぐに身体が全体が淡い光に包まれた。
ふぅ、
綺麗になったようだな。幾分身体の疲れが取れた気がするのは気のせいだろうか?
まぁ、いいか。魔法についてはおいおい調べていこう。
ふっ、と意識が浮上した。ん、まだ眠い。目を開けたのものの昨日の疲れからかすごく目蓋が重い。
窓から日差しが差し込んできて、だんだんと意識が覚醒してくる。
んー、そろそろ起きるか。
今はもう暗殺者ではないとはいえ、知らない土地でこんなにも堕落してたらそのうち足元すくわれそう。気をつけないとな。私は生きないといけないしな。
「よっと、」ん~~
ベットから起き上がり伸びをする。
よしっ、頬を叩き気合いを入れる。今日からここで生きていくのだと改めて決意した。
さてっと、一先ず筋トレでもするか。体が資本だしな。前世時からやっていたことだから慣れたように腹筋から始める。
一通り筋トレは終わったから、次はストレッチをやる。筋肉だけだと、女は男より頑張っても超えられない壁がある。だから、柔軟性をつけて逆に男ではできなしなやかな動きで差をうめなければ。本当の闘いに於いて性別なんて関係ないからな。使えるものは使わないとね。
全て終わったところで、体を動かしながら考えていた今日の予定を実行しようと、準備を始める。
まずはお風呂があるかどうか確認しよう。昨日は本当に眠くてそのままベッドに突っ伏したけど、正直自分の女子力の無さに絶望した。全体的に汚れがひどくてよく寝ようなんて思ったことが不思議なくらいだ。男の返り血は避けたが森の中を無我夢中に走り回っていたせいか所々どこかに引っ掛けたのかほつれてたりもしている。
服も今日買わないとな、今日の予定に付け足しとこう。
あぁ、そんなことよりも風呂だ風呂。けれど、部屋の中を探してみるがどこにも見当たらない。
……。マジか、
もしかして、お風呂ないの?
異世界だから全部魔法でやってしまうのか?
ガーーン
結構ショックだ。
私は無類の風呂好きなのだ。昨日入っていないから説得力に欠けるかもしれないが、前世はもちろん余程のことがない限り毎日入っていた。毎回ダイエットしているわけでもないのに1時間をゆうに超える時間浴槽に浸かっていたほどなのだ。時間があった時などは一人で秘湯巡りなんかもやっていた。
なのでこれは、辛い…
いや、待てよ。思ったんだが自分で作ればいいだろう。風呂なんて魔法があれば簡単に作れそうだよな。
さすがに、今すぐにはできないだろうけど案外すぐに入れそうだな。うん。
まぁ、風呂の件は一先ず置いておこう。それより、この汚れをどうにかしないとな。
さっきも考えていた通り、この世界には魔法がある。だから魔法を使って、綺麗にしよう。
一応私は全属性もっているから、なんでも使えるのだろう。あとはどう使うかだが、昨日使った空間魔法のように想像すればなんとかなる気がする。
これは感だが、私の感は結構当たるのだ。
それじゃあ試しに、
(クリーン)
全身に纏う汚れが綺麗に浄化されるように想像すると、すぐに身体が全体が淡い光に包まれた。
ふぅ、
綺麗になったようだな。幾分身体の疲れが取れた気がするのは気のせいだろうか?
まぁ、いいか。魔法についてはおいおい調べていこう。
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