146 / 173
第9章
第8話 貴女と装甲花
しおりを挟む
「それで……アリーチェちゃんはどう戦うつもりなのかしら~?
その椅子に座ったままで―――」
「『マジック・ウィルチェアー』――――」
グリーチェさんの言葉を遮るように、アリーチェさんは口を開き―――
そして叫ぶ!
「『アーティフィシャルフラワー・モード』!!」
―――ガチャガチャガチャガチャアッッッ!!!
「う、おおおおおおおおお!!!??」
その光景に―――
僕は思わず驚嘆の声をあげる!!
アリーチェさんが座っていた車椅子が、一瞬のうちにバラバラに分解されたかと思うと―――
分解されたパーツがアリーチェさんの腕や肩、脚、背部、頭部へと『装着』されていき―――
アリーチェさんの華奢な身体を覆う『装甲』となった!!!
そして、『装甲』を身に纏ったアリーチェさんは―――
その両脚で、立ち上がっていた!!
「開発途中であった魔動式強化外骨格・『アーティフィシャルフラワー』……
何とか『ゲーム』の制限時間までには間に合いましたが……
碌な動作テストも行えないままになってしまいましたわ……
ですので―――」
アリーチェさんは、部屋の中央に佇むグリーチェさんを睨み―――
「ぶっつけ本番で行きますわ!!
グリーチェお姉様!!!」
その叫びと共に―――!!!
―――ギュルルルッッッッ!!!
「はあああああああッッッ!!!」
「は―――速ッ――――!!」
脚部に設置された駆動輪が唸りをあげ、アリーチェさんは猛スピードでグリーチェさんへと向かう!!
あ、あんな速度を出してアリーチェさんは大丈夫なのか―――!?
そんな疑問を浮かべている間に、アリーチェさんはグリーチェさんに肉薄する!!
そして、グリーチェさんの正面―――
―――ギャリィィィッッ!!!
「―――――ッ!!」
―――グリーチェさんの正面から飛び掛かろうとしてるように見えたアリーチェさんが―――!!
一瞬のうちにグリーチェさんの背後へ―――!!
更に―――!!
―――シャキィ……!
アリーチェさんの腕部に備え付けられたパーツから、細身の刃が突き出され―――!!
「はあッッッ!!」
―――ヒュッ!
グリーチェさんの背に、その刃を振るう!!!
しかし―――
―――ギィィン……!!
「―――ッ!」
「ふふっ……!」
その刃は―――逆手に握った長剣により防がれる―――!
昨日のプランティさんの時と同じように―――!
「ファーティラちゃん達とほぼ同等の速度を出せるようになったことには中々感心するけど、それだけじゃ———ッ!!」
刃を受け止め、余裕そうにアリーチェさんに話しかけていたグリーチェさんの言葉が途切れた。
止めた刃の向こうに見えるアリーチェさんの指先が―――グリーチェさんに向けられていたから!!
「《エミッション・アクア》!!」
「――――ッ!!!」
―――バシュッッ!!
アリーチェさんの指先から放たれた高圧水流はグリーチェさんを―――!!
―――ギィンッ……!
「―――くッ!!」
「ふぅ……!」
―――捉えは、しなかった……!
指先から水流が放たれる数瞬前―――
グリーチェさんが抑えつけていた刃を猛烈な勢いで弾き、指先を標的から外させたのだ……!
その水流はグリーチェさんのすぐ側の床を削り取るだけに留まった……!
「―――ふッ!!」
―――ヒュッ!!
そして反撃に転じたグリーチェさんの長剣がアリーチェさんを狙う―――!!
「―――くぅッ!」
―――ギャリィィ!!
―――グリーチェさんの長剣もまた、アリーチェさんを捉えることはなかった……!
逆回転する駆動輪によりアリーチェさんは即座にその場を離れ―――その長剣の一撃は空振りに終わったのだった……
「ふぅ……危ない危ない~……!
油断しちゃってたわ~……!」
そのわざとらしい焦ったような声は、果たして本心なのか演技なのか……
僕達から見てグリーチェさんの左側へと大きく距離を取ったアリーチェさんは、その言葉には反応せず―――
「……グリーチェお姉様、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
――ある質問を投げかけた。
「あら~何かしら~?」
長剣を再び正面に構えつつグリーチェさんは答える。
「お姉様は今わたくしの一撃をその長剣にて受け止め、続く《エミッション・アクア》による攻撃も、その長剣により刃を弾き、逸らすという形で避けられました」
「ええ、それがどうしたの~?」
アリーチェさんは真っ直ぐグリーチェさんを見据えた。
「………これ程の実力をお持ちであるお姉様ならば、その場から動いてごく普通に避けることも可能ではありませんの?」
「――――!」
その言葉に、グリーチェさんの瞳がほんの少し揺れた気がした。
アリーチェさんが言いたいことって、もしかして―――?
僕は先程、回復魔法を受けていたファーティラさんが呟いていたことを思い出した。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「全く持って情けない限りです……
これだけの時間をかけてあの方に傷一つ付けられないどころか……
あの場から動かすことさえ出来ないなんて……」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
そう、グリーチェさんは僕達が昨日初めてこの部屋に入った時の位置……部屋の中心部から全く変わっていなかった。
まあ、僕は昨日の晩グリーチェさんと一緒に居たんだから、あくまでこの『ゲーム』の最中の話なんだろうけど……
僕はその言葉を聞いた時は、あの人のとんでもない実力に改めて戦慄を覚えたのだけれど……
アリーチェさんは、何かを訝しむような表情を浮かべていたのだった。
その理由が………
「ただ単に避けるまでもないという余裕の表れとも取れますが……
もしかしてグリーチェお姉様は……自分自身が素早く動く、ということが出来ないのでは……?」
「………………」
そのアリーチェさんの言葉に僕はハッと気付く。
グリーチェさんの身体強化魔法は腕力、握力の向上……
脚力とか移動能力に関しては強化されていない、ということか……?
昨日、バルコニーで僕と戦った時は軽快に動いてはいたけど、少なくともカキョウさんやファーティラさんのような高速移動は見せていなかった……
その可能性は十分に―――
「仮に―――」
―――ヒュンッ……!
グリーチェさんの発した声と長剣の風切り音に僕の思考は中断された。
「それが正しかったとしても~……
結局のところ、何の意味もないんじゃない~?」
「………………………」
………グリーチェさんの言う通りだ。
元よりファーティラさん達が全員で挑んて傷一つつけることが出来なかったという事実がある……!
むしろ、そんな弱点を物ともしないグリーチェさんの凄まじさがより浮き彫りに―――
「いいえ」
その力強い声は―――僕のちっぽけな不安を掻き消すようだった。
「それは我々にとって紛れもない勝機ですわ、グリーチェお姉様。
その長剣で捌ききれない攻撃であれば……その一撃は、貴女に届く」
その声に、その眼差しに――― 一切の憂いはない。
「お姉様……
わたくしは『勇者』になります………だから!」
彼女は―――叫ぶ!
「絶対に、負けない!!!」
彼女の言葉が、響き渡った。
その椅子に座ったままで―――」
「『マジック・ウィルチェアー』――――」
グリーチェさんの言葉を遮るように、アリーチェさんは口を開き―――
そして叫ぶ!
「『アーティフィシャルフラワー・モード』!!」
―――ガチャガチャガチャガチャアッッッ!!!
「う、おおおおおおおおお!!!??」
その光景に―――
僕は思わず驚嘆の声をあげる!!
アリーチェさんが座っていた車椅子が、一瞬のうちにバラバラに分解されたかと思うと―――
分解されたパーツがアリーチェさんの腕や肩、脚、背部、頭部へと『装着』されていき―――
アリーチェさんの華奢な身体を覆う『装甲』となった!!!
そして、『装甲』を身に纏ったアリーチェさんは―――
その両脚で、立ち上がっていた!!
「開発途中であった魔動式強化外骨格・『アーティフィシャルフラワー』……
何とか『ゲーム』の制限時間までには間に合いましたが……
碌な動作テストも行えないままになってしまいましたわ……
ですので―――」
アリーチェさんは、部屋の中央に佇むグリーチェさんを睨み―――
「ぶっつけ本番で行きますわ!!
グリーチェお姉様!!!」
その叫びと共に―――!!!
―――ギュルルルッッッッ!!!
「はあああああああッッッ!!!」
「は―――速ッ――――!!」
脚部に設置された駆動輪が唸りをあげ、アリーチェさんは猛スピードでグリーチェさんへと向かう!!
あ、あんな速度を出してアリーチェさんは大丈夫なのか―――!?
そんな疑問を浮かべている間に、アリーチェさんはグリーチェさんに肉薄する!!
そして、グリーチェさんの正面―――
―――ギャリィィィッッ!!!
「―――――ッ!!」
―――グリーチェさんの正面から飛び掛かろうとしてるように見えたアリーチェさんが―――!!
一瞬のうちにグリーチェさんの背後へ―――!!
更に―――!!
―――シャキィ……!
アリーチェさんの腕部に備え付けられたパーツから、細身の刃が突き出され―――!!
「はあッッッ!!」
―――ヒュッ!
グリーチェさんの背に、その刃を振るう!!!
しかし―――
―――ギィィン……!!
「―――ッ!」
「ふふっ……!」
その刃は―――逆手に握った長剣により防がれる―――!
昨日のプランティさんの時と同じように―――!
「ファーティラちゃん達とほぼ同等の速度を出せるようになったことには中々感心するけど、それだけじゃ———ッ!!」
刃を受け止め、余裕そうにアリーチェさんに話しかけていたグリーチェさんの言葉が途切れた。
止めた刃の向こうに見えるアリーチェさんの指先が―――グリーチェさんに向けられていたから!!
「《エミッション・アクア》!!」
「――――ッ!!!」
―――バシュッッ!!
アリーチェさんの指先から放たれた高圧水流はグリーチェさんを―――!!
―――ギィンッ……!
「―――くッ!!」
「ふぅ……!」
―――捉えは、しなかった……!
指先から水流が放たれる数瞬前―――
グリーチェさんが抑えつけていた刃を猛烈な勢いで弾き、指先を標的から外させたのだ……!
その水流はグリーチェさんのすぐ側の床を削り取るだけに留まった……!
「―――ふッ!!」
―――ヒュッ!!
そして反撃に転じたグリーチェさんの長剣がアリーチェさんを狙う―――!!
「―――くぅッ!」
―――ギャリィィ!!
―――グリーチェさんの長剣もまた、アリーチェさんを捉えることはなかった……!
逆回転する駆動輪によりアリーチェさんは即座にその場を離れ―――その長剣の一撃は空振りに終わったのだった……
「ふぅ……危ない危ない~……!
油断しちゃってたわ~……!」
そのわざとらしい焦ったような声は、果たして本心なのか演技なのか……
僕達から見てグリーチェさんの左側へと大きく距離を取ったアリーチェさんは、その言葉には反応せず―――
「……グリーチェお姉様、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
――ある質問を投げかけた。
「あら~何かしら~?」
長剣を再び正面に構えつつグリーチェさんは答える。
「お姉様は今わたくしの一撃をその長剣にて受け止め、続く《エミッション・アクア》による攻撃も、その長剣により刃を弾き、逸らすという形で避けられました」
「ええ、それがどうしたの~?」
アリーチェさんは真っ直ぐグリーチェさんを見据えた。
「………これ程の実力をお持ちであるお姉様ならば、その場から動いてごく普通に避けることも可能ではありませんの?」
「――――!」
その言葉に、グリーチェさんの瞳がほんの少し揺れた気がした。
アリーチェさんが言いたいことって、もしかして―――?
僕は先程、回復魔法を受けていたファーティラさんが呟いていたことを思い出した。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「全く持って情けない限りです……
これだけの時間をかけてあの方に傷一つ付けられないどころか……
あの場から動かすことさえ出来ないなんて……」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
そう、グリーチェさんは僕達が昨日初めてこの部屋に入った時の位置……部屋の中心部から全く変わっていなかった。
まあ、僕は昨日の晩グリーチェさんと一緒に居たんだから、あくまでこの『ゲーム』の最中の話なんだろうけど……
僕はその言葉を聞いた時は、あの人のとんでもない実力に改めて戦慄を覚えたのだけれど……
アリーチェさんは、何かを訝しむような表情を浮かべていたのだった。
その理由が………
「ただ単に避けるまでもないという余裕の表れとも取れますが……
もしかしてグリーチェお姉様は……自分自身が素早く動く、ということが出来ないのでは……?」
「………………」
そのアリーチェさんの言葉に僕はハッと気付く。
グリーチェさんの身体強化魔法は腕力、握力の向上……
脚力とか移動能力に関しては強化されていない、ということか……?
昨日、バルコニーで僕と戦った時は軽快に動いてはいたけど、少なくともカキョウさんやファーティラさんのような高速移動は見せていなかった……
その可能性は十分に―――
「仮に―――」
―――ヒュンッ……!
グリーチェさんの発した声と長剣の風切り音に僕の思考は中断された。
「それが正しかったとしても~……
結局のところ、何の意味もないんじゃない~?」
「………………………」
………グリーチェさんの言う通りだ。
元よりファーティラさん達が全員で挑んて傷一つつけることが出来なかったという事実がある……!
むしろ、そんな弱点を物ともしないグリーチェさんの凄まじさがより浮き彫りに―――
「いいえ」
その力強い声は―――僕のちっぽけな不安を掻き消すようだった。
「それは我々にとって紛れもない勝機ですわ、グリーチェお姉様。
その長剣で捌ききれない攻撃であれば……その一撃は、貴女に届く」
その声に、その眼差しに――― 一切の憂いはない。
「お姉様……
わたくしは『勇者』になります………だから!」
彼女は―――叫ぶ!
「絶対に、負けない!!!」
彼女の言葉が、響き渡った。
0
お気に入りに追加
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!


美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる