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第8章
第5話 僕と肖像画
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「ひっ――――!?」
その声を聞いた瞬間……
小太りのおじさんは今までの態度から一転、顔を真っ青に染めて固まってしまっていた。
「おや、これはこれは……脱走豚かと思ったらウィード辺境伯の側近様ではございませんか」
「グ……グレーテリーチェ、様………!?
な、な、な、何故、ここに……!?」
小太りのおじさんはガタガタと震え、カチカチと歯を鳴らしながら声を絞り出していた。
「おや、ここはガーデン家の屋敷のはずですが……
一体いつからわたくしが自分の家に居ることに貴方の許可が必要になったのでしょうか?」
「はっ!い、いえッ!
そ、そ、そのようなことはッ!決してッ!!」
その時、小太りのおじさんがグリーチェさんの言葉に萎縮した拍子に、持っていた杖が手から離れてしまった。
おじさんは「あっ…!」と手を伸ばすも、杖はカランカランと音を立てグリーチェさんの足元へと転がった。
それを見たおじさんはまるでこの世の終わりのような表情をするのだった……
「あらあら、おっちょこちょいですわね」
グリーチェさんは足元の杖を両手で優しく握り、拾った。
「ひっ、はっ、もっ、申し訳ありませ―――!」
「ところで―――」
―――バギギギィッ!!!
……グリーチェさんが両手を思いっきり握り込み、持っていた杖が音を立ててひしゃげた……
「わたくしは本日、久しぶりに家族と団欒のひと時を過ごそうとしていたのですが……
貴方にはその貴重な時間を奪わなければいけない程、大事な用事があるのですのよね?」
グリーチェさんの手からこぼれた杖の残骸が石畳の上へ散らばるのとほぼ同時に、小太りのおじさんはペタリとその場にへたり込む……
「おや、どうされましたか?
確かお父様にお取次ぎをご希望でしたよね?
それならどうぞ、遠慮なくお入りくださいな。
わたくしも、貴方を精一杯『お持て成し』して差し上げますわ」
そう言いながらグリーチェさんは優しく手を差し伸べる。
そして小太りのおじさんは杖を握り潰したその手から必死に逃げるように後ずさった……
「は、ひ、いっ、いえっ!!いえぇえええっ!!!
し、し、し、失礼いたしましたァッッ!!!
も、も、もう二度と来ませんので!!!
どうか、どうかお許しをおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
腰を抜かしたおじさんは叫び声を上げながら這いずりながらこの場から去っていったのだった……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「グリーチェお姉様は身体強化魔法の使い手であのような細い杖程度を握り潰すことなど造作もありませんのよ」
「いやそれよりもっと色々と聞いておきたいことがあるんですけど!!!」
僕と共にアレを見ておきながらいつもと変わらぬ様子で平然と話しかけてくるアリーチェさんに思わず叫び返してしまう!!
いやさ!アレ、誰!?
今何が起きていたの!?
「みんな~お待たせ~。
思ったより時間かかっちゃってゴメンね~」
「ひぃっ!」
僕達の元へと戻って来たグリーチェさんは最初の時のふわふわお姉さんに戻っていた……が、僕は思わず怯えてしまう。
「あ、あの……グリーチェ、さん……?」
「あら~なに~?フィルくん~」
僕は恐る恐る話しかけた。
「その……さっきのは……一体……?」
「え~?う~んとね~。
わたしがお仕事で色んな人をお相手する時にね~。
ああいう風な話し方をすると、皆しっかりとわたしのお話を聞いてくれるんですよ~。
だから~大事なお話をする時は、いつもあんな感じなんです~。
わたし自身は言ってることあんまり分かってないんですけどね~」
へぇ、そっかぁ……
良かった……アレは演技で今のグリーチェさんが素なんだなぁ。
……そうだよね?そういうことでいいんだよね!?
思わず自分に念押ししてしまう僕はあの光景は早く忘れようと心に誓うのだった……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「あら~もうお夕飯時ね~。
それじゃあ、皆で一緒に食べましょうか~」
そんなグリーチェさんの言葉で僕もお腹が空いていることに気付いた。
「あの、ボクとキュルルは勝手についてきただけなんですけど……今から僕達の分までなんて……」
「大丈夫ですよ~。
うちはいつも使用人の分までたっくさんお料理を用意していますので~。
2人分ぐらい増えても問題なしです~」
「まぁこのお2人の場合『2人分』では済まないと思いますけれどね……」
アリーチェさんの言葉にグリーチェさんが「?」と首を傾ける。
まぁ、学園と違って人様の家な訳だし、僕はいつもよりは自重しようと思うけど……
キュルルの方は……
「きゅっきゅるーー!
ごっはんーーーー!」
……まぁ、自重するよう声掛けぐらいはしてみよう……
そんな諦観の思いを抱いていた時―――
「うふふ~家族全員揃ってのお食事って久しぶり~。
楽しみだわ~」
「「―――!」」
『家族全員』……その単語にアリーチェさんとスリーチェが反応する。
つまり、今から行く夕食の場には……
「お父さまも2週間ぶりにアリーチェちゃんやスリーチェちゃんとお話するの楽しみにしているわよ~」
「……ええ、わたくし達もですわ、お姉様」
「……はい、わたくしも……」
アリーチェさんは表面上いつもと変わらない様子で、スリーチェは若干影を落としながら、そんな返事をした。
久しぶりの家族での会話……そんな和やかな印象とは裏腹に、2人はまるで戦いにでも望むかのような面持ちであった……
でも、それも無理はない……
もしかしたらアリーチェさん達のお父さんは……2人に勇者学園を去るように告げるかもしれないのだから……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
僕達はグリーチェさんに案内されてお屋敷の食堂へと続く廊下を歩いていた。
その途中――――
「――?
この人って……」
廊下の壁に飾られている大きな肖像画が僕の目に入った。
その銀髪ショートヘアーの人物はアリーチェさん達と同じ様な顔立ちをしており、片目に眼帯をしていた。
眼帯をしていないもう片方の瞳には、人一倍の力強さを感じるのが印象的だった。
「ああ、こちらはですね~。
わたくし達ガーデン家の長女、サリーチェお姉さまの肖像画ですよ~」
「サリーチェ、って……この人が……!」
この前アリーチェさんが話してくれた、『ヴァール大戦』で活躍し、命を落としたっていうアリーチェさん達の姉、サンドリーチェさん……!
そういえば、その人は大戦終了直前に戻ってきたとき、片腕と片目を失っていたとか言ってたっけ……
それじゃあ、この絵はその時の……
僕は改めてその肖像画を見つめる。
この人が、アリーチェさんの言っていた、ガーデン家の誇り……
と、そんな感慨に僕が浸っていると――
「あれ?隣にも……?」
そう、サンドリーチェさんの隣に、もう一枚の肖像画があった。
その人もまたアリーチェさん達にそっくりな顔立ちをしていた。
銀髪のストレートヘアーがふんわりと広がる、とても慈愛に満ちた表情をしているその人は―――
「わたくし達のお母様、マリアリーチェ=ハルジオン=ガーデンですわ」
「アリーチェさん達のお母さん……!」
確かに、アリーチェさんやスリーチェ、グリーチェさん、そして隣のサンドリーチェさん全員の面影を宿すその顔立ちは、彼女たちの母親と言われて何一つ疑う余地はなかった。
「さっき『家族全員揃っての食事』って言ってましたし、この人も――」
「いえ、お母様は来られませんわ」
「え?」
僕は思わずアリーチェさんへと向き直る。
「サリーチェお姉様と同じく、お母様はもうこの世にはおられませんの」
「ええっ!?」
僕はつい大声を出してしまった。
「スリーチェが産まれてからすぐに亡くなられてしまいましたの。
お父様からは病気を患ったと聞いておりますが……詳しいことはわたくし達にも伝えられておりませんわ」
「そ、そうだったんですか……
その……なんか、すみません……」
軽率な発言を僕は恥じるのだった……
よく考えれば命を落とされたサンドリーチェさんの隣に飾られてることから十分想像できたことだったろうに……
「そんなに気にせずともよろしいですわよ、フィル。
親を亡くされているのは貴方も一緒なのでしょう?」
「まあ、それは……でも僕は村の皆が優しくしてくれて、寂しくはなかったですし……」
「わたくし達も同じですわよ。
お母様が亡くなられた後も、わたくし達は残った家族で寂しさを乗り越えていったのですから」
「ただ……」とアリーチェさんの表情が少し影を落とした。
「それだけに……サリーチェお姉様が亡くなられた時は、わたくし達も堪えましたけれどね……」
「…………」
僕は思わず言葉を失ってしまう……
そして、僕は改めて2つの肖像画を見つめる。
この中に、アリーチェさんやスリーチェが増えるようなことが起きてしまったら……
そんな不安をかき消すように、僕はかぶりを払ったのだった。
その声を聞いた瞬間……
小太りのおじさんは今までの態度から一転、顔を真っ青に染めて固まってしまっていた。
「おや、これはこれは……脱走豚かと思ったらウィード辺境伯の側近様ではございませんか」
「グ……グレーテリーチェ、様………!?
な、な、な、何故、ここに……!?」
小太りのおじさんはガタガタと震え、カチカチと歯を鳴らしながら声を絞り出していた。
「おや、ここはガーデン家の屋敷のはずですが……
一体いつからわたくしが自分の家に居ることに貴方の許可が必要になったのでしょうか?」
「はっ!い、いえッ!
そ、そ、そのようなことはッ!決してッ!!」
その時、小太りのおじさんがグリーチェさんの言葉に萎縮した拍子に、持っていた杖が手から離れてしまった。
おじさんは「あっ…!」と手を伸ばすも、杖はカランカランと音を立てグリーチェさんの足元へと転がった。
それを見たおじさんはまるでこの世の終わりのような表情をするのだった……
「あらあら、おっちょこちょいですわね」
グリーチェさんは足元の杖を両手で優しく握り、拾った。
「ひっ、はっ、もっ、申し訳ありませ―――!」
「ところで―――」
―――バギギギィッ!!!
……グリーチェさんが両手を思いっきり握り込み、持っていた杖が音を立ててひしゃげた……
「わたくしは本日、久しぶりに家族と団欒のひと時を過ごそうとしていたのですが……
貴方にはその貴重な時間を奪わなければいけない程、大事な用事があるのですのよね?」
グリーチェさんの手からこぼれた杖の残骸が石畳の上へ散らばるのとほぼ同時に、小太りのおじさんはペタリとその場にへたり込む……
「おや、どうされましたか?
確かお父様にお取次ぎをご希望でしたよね?
それならどうぞ、遠慮なくお入りくださいな。
わたくしも、貴方を精一杯『お持て成し』して差し上げますわ」
そう言いながらグリーチェさんは優しく手を差し伸べる。
そして小太りのおじさんは杖を握り潰したその手から必死に逃げるように後ずさった……
「は、ひ、いっ、いえっ!!いえぇえええっ!!!
し、し、し、失礼いたしましたァッッ!!!
も、も、もう二度と来ませんので!!!
どうか、どうかお許しをおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
腰を抜かしたおじさんは叫び声を上げながら這いずりながらこの場から去っていったのだった……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「グリーチェお姉様は身体強化魔法の使い手であのような細い杖程度を握り潰すことなど造作もありませんのよ」
「いやそれよりもっと色々と聞いておきたいことがあるんですけど!!!」
僕と共にアレを見ておきながらいつもと変わらぬ様子で平然と話しかけてくるアリーチェさんに思わず叫び返してしまう!!
いやさ!アレ、誰!?
今何が起きていたの!?
「みんな~お待たせ~。
思ったより時間かかっちゃってゴメンね~」
「ひぃっ!」
僕達の元へと戻って来たグリーチェさんは最初の時のふわふわお姉さんに戻っていた……が、僕は思わず怯えてしまう。
「あ、あの……グリーチェ、さん……?」
「あら~なに~?フィルくん~」
僕は恐る恐る話しかけた。
「その……さっきのは……一体……?」
「え~?う~んとね~。
わたしがお仕事で色んな人をお相手する時にね~。
ああいう風な話し方をすると、皆しっかりとわたしのお話を聞いてくれるんですよ~。
だから~大事なお話をする時は、いつもあんな感じなんです~。
わたし自身は言ってることあんまり分かってないんですけどね~」
へぇ、そっかぁ……
良かった……アレは演技で今のグリーチェさんが素なんだなぁ。
……そうだよね?そういうことでいいんだよね!?
思わず自分に念押ししてしまう僕はあの光景は早く忘れようと心に誓うのだった……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「あら~もうお夕飯時ね~。
それじゃあ、皆で一緒に食べましょうか~」
そんなグリーチェさんの言葉で僕もお腹が空いていることに気付いた。
「あの、ボクとキュルルは勝手についてきただけなんですけど……今から僕達の分までなんて……」
「大丈夫ですよ~。
うちはいつも使用人の分までたっくさんお料理を用意していますので~。
2人分ぐらい増えても問題なしです~」
「まぁこのお2人の場合『2人分』では済まないと思いますけれどね……」
アリーチェさんの言葉にグリーチェさんが「?」と首を傾ける。
まぁ、学園と違って人様の家な訳だし、僕はいつもよりは自重しようと思うけど……
キュルルの方は……
「きゅっきゅるーー!
ごっはんーーーー!」
……まぁ、自重するよう声掛けぐらいはしてみよう……
そんな諦観の思いを抱いていた時―――
「うふふ~家族全員揃ってのお食事って久しぶり~。
楽しみだわ~」
「「―――!」」
『家族全員』……その単語にアリーチェさんとスリーチェが反応する。
つまり、今から行く夕食の場には……
「お父さまも2週間ぶりにアリーチェちゃんやスリーチェちゃんとお話するの楽しみにしているわよ~」
「……ええ、わたくし達もですわ、お姉様」
「……はい、わたくしも……」
アリーチェさんは表面上いつもと変わらない様子で、スリーチェは若干影を落としながら、そんな返事をした。
久しぶりの家族での会話……そんな和やかな印象とは裏腹に、2人はまるで戦いにでも望むかのような面持ちであった……
でも、それも無理はない……
もしかしたらアリーチェさん達のお父さんは……2人に勇者学園を去るように告げるかもしれないのだから……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
僕達はグリーチェさんに案内されてお屋敷の食堂へと続く廊下を歩いていた。
その途中――――
「――?
この人って……」
廊下の壁に飾られている大きな肖像画が僕の目に入った。
その銀髪ショートヘアーの人物はアリーチェさん達と同じ様な顔立ちをしており、片目に眼帯をしていた。
眼帯をしていないもう片方の瞳には、人一倍の力強さを感じるのが印象的だった。
「ああ、こちらはですね~。
わたくし達ガーデン家の長女、サリーチェお姉さまの肖像画ですよ~」
「サリーチェ、って……この人が……!」
この前アリーチェさんが話してくれた、『ヴァール大戦』で活躍し、命を落としたっていうアリーチェさん達の姉、サンドリーチェさん……!
そういえば、その人は大戦終了直前に戻ってきたとき、片腕と片目を失っていたとか言ってたっけ……
それじゃあ、この絵はその時の……
僕は改めてその肖像画を見つめる。
この人が、アリーチェさんの言っていた、ガーデン家の誇り……
と、そんな感慨に僕が浸っていると――
「あれ?隣にも……?」
そう、サンドリーチェさんの隣に、もう一枚の肖像画があった。
その人もまたアリーチェさん達にそっくりな顔立ちをしていた。
銀髪のストレートヘアーがふんわりと広がる、とても慈愛に満ちた表情をしているその人は―――
「わたくし達のお母様、マリアリーチェ=ハルジオン=ガーデンですわ」
「アリーチェさん達のお母さん……!」
確かに、アリーチェさんやスリーチェ、グリーチェさん、そして隣のサンドリーチェさん全員の面影を宿すその顔立ちは、彼女たちの母親と言われて何一つ疑う余地はなかった。
「さっき『家族全員揃っての食事』って言ってましたし、この人も――」
「いえ、お母様は来られませんわ」
「え?」
僕は思わずアリーチェさんへと向き直る。
「サリーチェお姉様と同じく、お母様はもうこの世にはおられませんの」
「ええっ!?」
僕はつい大声を出してしまった。
「スリーチェが産まれてからすぐに亡くなられてしまいましたの。
お父様からは病気を患ったと聞いておりますが……詳しいことはわたくし達にも伝えられておりませんわ」
「そ、そうだったんですか……
その……なんか、すみません……」
軽率な発言を僕は恥じるのだった……
よく考えれば命を落とされたサンドリーチェさんの隣に飾られてることから十分想像できたことだったろうに……
「そんなに気にせずともよろしいですわよ、フィル。
親を亡くされているのは貴方も一緒なのでしょう?」
「まあ、それは……でも僕は村の皆が優しくしてくれて、寂しくはなかったですし……」
「わたくし達も同じですわよ。
お母様が亡くなられた後も、わたくし達は残った家族で寂しさを乗り越えていったのですから」
「ただ……」とアリーチェさんの表情が少し影を落とした。
「それだけに……サリーチェお姉様が亡くなられた時は、わたくし達も堪えましたけれどね……」
「…………」
僕は思わず言葉を失ってしまう……
そして、僕は改めて2つの肖像画を見つめる。
この中に、アリーチェさんやスリーチェが増えるようなことが起きてしまったら……
そんな不安をかき消すように、僕はかぶりを払ったのだった。
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