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第6章
第10話 僕達のこれからと君の憂い
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「しっかし……これでノルマの20体討伐完了か………
たった3日で達成なんてなぁ……」
スクトさんがなにやら困ったような声を出している。
成果だけに注目すれば僕達のチームは何の問題もないように見えるけど……
「このまま『ロック・リザード』討伐を続けてもいいんだけど、このペースが続くようだと他のチームの分が無くなっちゃいそうなんだよなぁ……
討伐は国からの依頼ではあるけど、生徒達の訓練も兼ねてるわけだしね……
いやまさかこんなことを憂慮する羽目になるなんて完全に想定の範囲外だよ……」
スクトさんは「うーん……」と腕を組みながら唸っていた。
順調過ぎることが仇になることもあるんだなぁ……
「うん、折角だから他のチームに助っ人に入ったりアドバイスとかして来てもいいかもね!
まだ討伐の成果が芳しくないチームもちらほらいるし、君達が力になってあげればきっと喜ばれると思うよ!」
「そういえば全員炎魔法の使い手で相性最悪なチームなんてのも見かけたっけな……」
「でもよぉ、元々連携するなら知り合い同士の方がいいって方針で今回はチームを組んだんだろ?
今更知らない奴が混じって受け入れて貰えんのか?」
確かミルキィさんの言うことももっともだ。
「まぁ、考えようによってはそれはそれで訓練の一部にもなると思うよ。
今はまだ比較的難易度の低い討伐内容だから好きにチームを組めているけど、この先になるとバランスを考えなきゃいけなくなって選り好み出来なくなるだろうからね」
「そっか……
そう考えるとこのチームもいつかはバラバラになっちゃうかもしれないのか……
なんかちょっと寂しいな……」
「いやまあこのチームは並大抵の魔物が相手ならバランス云々抜きに大体ゴリ押せちゃうような気もするんだけどね……」
スクトさんは苦笑いしつつ僕らのチームを褒めてくれた。
いや褒めているのかなコレは……
「まぁ何にせよ、魔物討伐活動に置いてはただ個人が強いだけではダメなんだ。
様々な役割を持った仲間との円滑な連携……
すなわちコミュニケーション能力も重要な要素となってくるわけだ!」
「ぐはぁああああッッッ!!!」
何故かプランティさんが吐血した。
流石にもう無視することにした。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
とまぁ、そんな訳で……
「俺は体力に難がありそうなチームの助っ人に入ってくるぜ」
「んじゃ、俺は例の炎魔法の使い手しかいねぇっつーチームに行くか。
《アイス・ブレード》で何度か斬りつけて冷却してからなら炎魔法も効くようになること分かったしな」
「私は火力不足のチームを探してみる。
魔法の威力の調整は今までので大体わかった」
「私は逆に火力があり過ぎて魔法消費が激しそうな所とかのサポートに入るつもりだけど……
なんかキャリーちゃんが助っ人に入るともう全部キャリーちゃん1人でいいんじゃないかな、ってなっちゃいそうで怖いなぁ……」
といった感じで僕達のチームは一旦他のチームへ応援に行く運びとなったのだった。
「いいだろう!!ならば私の成り上がり勇者ストーリーを他の者達にも存分に見せつけてやろうぞ!!!」
「うーん……『コレ』を他チームに押し付けるのはなんか気が進まねぇなぁ………」
そんな憂慮がありつつも、取り合えず僕達はこの場から解散となったのだった。
「プランティ!これは貴女の人見知りを治す絶好のチャンスですわよ!
この機会に色んな人達と交流して絆を深め合うのです!
わたくしも一緒に付いて行ってあげますので片っ端から声をかけていきますわよー!」
「ひぃいいいいいい!!
無理です無理です無理です無理です!!
そんなに私を殺したいんですかお嬢様ぁああああああああああ!!」
スリーチェはプランティさんの襟首を掴みズルズルと引きずりながら元気に走り回っている。
アリーチェさんとのわだかまりも溶け、すっかり本調子だ。
ちなみに『学園の方針に従ったうえで、またわたくしの隣に立ちなさい』というアリーチェさんの言葉に頷いたスリーチェだが『でも今から『扉』をわたくしの為だけに開けて貰う訳にもいきませんし、今日は活動終了まで一緒にいるしかありませんわねー!』とちゃっかりここに居続けているのであった。
アリーチェさんは何とも渋い顔をしていた……
そして、そんな光景の中で――
「きゅるぅ………」
俯きながら沈んでいる様子のキュルルの姿があった……
いつもなら今頃スリーチェと同じ様にはしゃぎまわっているだろうに……
そんなキュルルの様子が気になったのか、スリーチェが声をかけていた。
「キュルルさん!
アナタも一緒にどうです!?
『スライム魔王』の実力をもっと他の人達にも見せつけちゃいましょうよー!」
「きゅるっ!?えっ、えっと……その……」
キュルルは突然話しかけて来たスリーチェに驚き……
いや、どちらかといえばアレは……怯えている、ように見えた……
「ぼ、ボクは大丈夫だよスリーチェ!
プランティと一緒に、他の人達と楽しんできてよ!」
「え、そうですか……?」
「いや楽しむこと出来そうに見えますか私!?」
プランティさんの抗議の声は2人にはどこ吹く風だった。
「そ、それじゃボクはボクで他のチーム探してくるから!
じゃあね!スリーチェ!」
「あっ!キュルルさん!」
キュルルはそう言うと小走りでここから去って行ってしまった。
他のチームを探す、と言ってはいたが……
あれはどう見てもこの場から……というよりスリーチェから逃げたかったようにしか見えなかった……
「キュルル……」
僕はあの子が去っていった方を見つめ、思わず呟いていた……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「はぁ………きゅる……」
勇者学園の生徒達が『ロック・リザード』と戦闘を繰り広げる音がはるか遠くに聞こえる。
キュルルは丘の上に生えていた1本の大樹の木陰に座っていた。
特にこの場所に用があるわけではなかった。
何となく人気のない場所に行きたいと思い歩き続け、見つけた場所がここだっただけの話だ。
「スリーチェ………フィル………」
キュルルの口から自然とその名が零れ落ちていた
先程自分のことを誘ってくれた少女……
そして、決して忘れえぬ誓いを立てた……とても大切な少年の名を……
「こんな所におりましたの」
「きゅぴっ!?」
突然かけられた声に思わず全身の輪郭が崩れかけた。
慌ててその声の方へと振り向くと、そこには―――
「全く……他の生徒の方々の目撃証言を辿ってここまで来ましたが……
念のためスリーチェに探知して貰おうかと思ってしまいましたわよ?」
豪華な装飾の車椅子に座る、アリスリーチェの姿があった。
いつも傍についているお付きの姿は見当たらなかった。
「な、なんでお前がここに……!」
「それはこちらの台詞ですわね。
スクトさんの説明を聞いておりませんでしたの?
この大樹は『グリーンエリア』と『イエローエリア』の丁度境目辺りに生えている目印なのだそうですわ。
ここからほんの数キロ先はもう『イエローエリア』なのですよ?
アナタもこの学園の生徒であるならば勝手な行動は慎みなさいな」
「う……そ、そんなこと言うためだけにここまで来たのかよ!この暇人!」
「鏡を見て言いなさいな。
それにわたくしとしてもわざわざアナタの為にこんな所まで来るつもりなど毛頭ありませんでしたわ」
「しかし……」とアリスリーチェは言葉を続けた。
「他ならぬフィルの頼みならば断わるわけにもいきませんわ」
「フィルの……!?」
「ええ」とアリスリーチェが肩を落とす動作をすると、彼女は車椅子を移動させキュルルの隣へとやってきた。
「フィルはアナタが何に憂いているか気付いておりましたわ。
そしてそれはわたくしにとっても無関係ではないようですわね」
「…………………………」
キュルルは思わずアリスリーチェから目を逸らしていた。
「わたくし達の姉………サリーチェお姉様は魔物によって命を奪われた……
その事実が、今更になってアナタの心を苛んでいる、と……」
「っ……!」
キュルルは、強く膝を抱えた。
たった3日で達成なんてなぁ……」
スクトさんがなにやら困ったような声を出している。
成果だけに注目すれば僕達のチームは何の問題もないように見えるけど……
「このまま『ロック・リザード』討伐を続けてもいいんだけど、このペースが続くようだと他のチームの分が無くなっちゃいそうなんだよなぁ……
討伐は国からの依頼ではあるけど、生徒達の訓練も兼ねてるわけだしね……
いやまさかこんなことを憂慮する羽目になるなんて完全に想定の範囲外だよ……」
スクトさんは「うーん……」と腕を組みながら唸っていた。
順調過ぎることが仇になることもあるんだなぁ……
「うん、折角だから他のチームに助っ人に入ったりアドバイスとかして来てもいいかもね!
まだ討伐の成果が芳しくないチームもちらほらいるし、君達が力になってあげればきっと喜ばれると思うよ!」
「そういえば全員炎魔法の使い手で相性最悪なチームなんてのも見かけたっけな……」
「でもよぉ、元々連携するなら知り合い同士の方がいいって方針で今回はチームを組んだんだろ?
今更知らない奴が混じって受け入れて貰えんのか?」
確かミルキィさんの言うことももっともだ。
「まぁ、考えようによってはそれはそれで訓練の一部にもなると思うよ。
今はまだ比較的難易度の低い討伐内容だから好きにチームを組めているけど、この先になるとバランスを考えなきゃいけなくなって選り好み出来なくなるだろうからね」
「そっか……
そう考えるとこのチームもいつかはバラバラになっちゃうかもしれないのか……
なんかちょっと寂しいな……」
「いやまあこのチームは並大抵の魔物が相手ならバランス云々抜きに大体ゴリ押せちゃうような気もするんだけどね……」
スクトさんは苦笑いしつつ僕らのチームを褒めてくれた。
いや褒めているのかなコレは……
「まぁ何にせよ、魔物討伐活動に置いてはただ個人が強いだけではダメなんだ。
様々な役割を持った仲間との円滑な連携……
すなわちコミュニケーション能力も重要な要素となってくるわけだ!」
「ぐはぁああああッッッ!!!」
何故かプランティさんが吐血した。
流石にもう無視することにした。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
とまぁ、そんな訳で……
「俺は体力に難がありそうなチームの助っ人に入ってくるぜ」
「んじゃ、俺は例の炎魔法の使い手しかいねぇっつーチームに行くか。
《アイス・ブレード》で何度か斬りつけて冷却してからなら炎魔法も効くようになること分かったしな」
「私は火力不足のチームを探してみる。
魔法の威力の調整は今までので大体わかった」
「私は逆に火力があり過ぎて魔法消費が激しそうな所とかのサポートに入るつもりだけど……
なんかキャリーちゃんが助っ人に入るともう全部キャリーちゃん1人でいいんじゃないかな、ってなっちゃいそうで怖いなぁ……」
といった感じで僕達のチームは一旦他のチームへ応援に行く運びとなったのだった。
「いいだろう!!ならば私の成り上がり勇者ストーリーを他の者達にも存分に見せつけてやろうぞ!!!」
「うーん……『コレ』を他チームに押し付けるのはなんか気が進まねぇなぁ………」
そんな憂慮がありつつも、取り合えず僕達はこの場から解散となったのだった。
「プランティ!これは貴女の人見知りを治す絶好のチャンスですわよ!
この機会に色んな人達と交流して絆を深め合うのです!
わたくしも一緒に付いて行ってあげますので片っ端から声をかけていきますわよー!」
「ひぃいいいいいい!!
無理です無理です無理です無理です!!
そんなに私を殺したいんですかお嬢様ぁああああああああああ!!」
スリーチェはプランティさんの襟首を掴みズルズルと引きずりながら元気に走り回っている。
アリーチェさんとのわだかまりも溶け、すっかり本調子だ。
ちなみに『学園の方針に従ったうえで、またわたくしの隣に立ちなさい』というアリーチェさんの言葉に頷いたスリーチェだが『でも今から『扉』をわたくしの為だけに開けて貰う訳にもいきませんし、今日は活動終了まで一緒にいるしかありませんわねー!』とちゃっかりここに居続けているのであった。
アリーチェさんは何とも渋い顔をしていた……
そして、そんな光景の中で――
「きゅるぅ………」
俯きながら沈んでいる様子のキュルルの姿があった……
いつもなら今頃スリーチェと同じ様にはしゃぎまわっているだろうに……
そんなキュルルの様子が気になったのか、スリーチェが声をかけていた。
「キュルルさん!
アナタも一緒にどうです!?
『スライム魔王』の実力をもっと他の人達にも見せつけちゃいましょうよー!」
「きゅるっ!?えっ、えっと……その……」
キュルルは突然話しかけて来たスリーチェに驚き……
いや、どちらかといえばアレは……怯えている、ように見えた……
「ぼ、ボクは大丈夫だよスリーチェ!
プランティと一緒に、他の人達と楽しんできてよ!」
「え、そうですか……?」
「いや楽しむこと出来そうに見えますか私!?」
プランティさんの抗議の声は2人にはどこ吹く風だった。
「そ、それじゃボクはボクで他のチーム探してくるから!
じゃあね!スリーチェ!」
「あっ!キュルルさん!」
キュルルはそう言うと小走りでここから去って行ってしまった。
他のチームを探す、と言ってはいたが……
あれはどう見てもこの場から……というよりスリーチェから逃げたかったようにしか見えなかった……
「キュルル……」
僕はあの子が去っていった方を見つめ、思わず呟いていた……
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「はぁ………きゅる……」
勇者学園の生徒達が『ロック・リザード』と戦闘を繰り広げる音がはるか遠くに聞こえる。
キュルルは丘の上に生えていた1本の大樹の木陰に座っていた。
特にこの場所に用があるわけではなかった。
何となく人気のない場所に行きたいと思い歩き続け、見つけた場所がここだっただけの話だ。
「スリーチェ………フィル………」
キュルルの口から自然とその名が零れ落ちていた
先程自分のことを誘ってくれた少女……
そして、決して忘れえぬ誓いを立てた……とても大切な少年の名を……
「こんな所におりましたの」
「きゅぴっ!?」
突然かけられた声に思わず全身の輪郭が崩れかけた。
慌ててその声の方へと振り向くと、そこには―――
「全く……他の生徒の方々の目撃証言を辿ってここまで来ましたが……
念のためスリーチェに探知して貰おうかと思ってしまいましたわよ?」
豪華な装飾の車椅子に座る、アリスリーチェの姿があった。
いつも傍についているお付きの姿は見当たらなかった。
「な、なんでお前がここに……!」
「それはこちらの台詞ですわね。
スクトさんの説明を聞いておりませんでしたの?
この大樹は『グリーンエリア』と『イエローエリア』の丁度境目辺りに生えている目印なのだそうですわ。
ここからほんの数キロ先はもう『イエローエリア』なのですよ?
アナタもこの学園の生徒であるならば勝手な行動は慎みなさいな」
「う……そ、そんなこと言うためだけにここまで来たのかよ!この暇人!」
「鏡を見て言いなさいな。
それにわたくしとしてもわざわざアナタの為にこんな所まで来るつもりなど毛頭ありませんでしたわ」
「しかし……」とアリスリーチェは言葉を続けた。
「他ならぬフィルの頼みならば断わるわけにもいきませんわ」
「フィルの……!?」
「ええ」とアリスリーチェが肩を落とす動作をすると、彼女は車椅子を移動させキュルルの隣へとやってきた。
「フィルはアナタが何に憂いているか気付いておりましたわ。
そしてそれはわたくしにとっても無関係ではないようですわね」
「…………………………」
キュルルは思わずアリスリーチェから目を逸らしていた。
「わたくし達の姉………サリーチェお姉様は魔物によって命を奪われた……
その事実が、今更になってアナタの心を苛んでいる、と……」
「っ……!」
キュルルは、強く膝を抱えた。
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