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第5章
第11話 僕と初戦闘
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―――どたどたどたどた……!
「き、来たあ!」
「落ち着いて!まず調査隊員の私が攻撃を引き付けます!
貴方達は隙を見て攻撃を!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
―――ゴッッッ!!
「いっ……!硬ぇ……!」
「無理して鱗の上から攻撃するな!
さっきスクトさんが言っていた通り側面から数人の力で転がしてしまえ!
君達!私の左後方に構えて!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「ファ、《ファイアー・ボール》!」
―――ボウッッ!!
「うえっ!?き、効いてない!?」
「『ロック・リザード』の外皮は熱を遮断する。
全く効かない訳じゃないが炎魔法で倒そうとするのは効率最悪だぞ。
氷魔法なら動きを鈍くすることも出来るが―――」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「うわあ……もう結構なチームが討伐を始めてる……」
「うん、初めての魔物討伐ならこんなもんかな。
怪我しないだけでも上出来だ」
周りから響く学園生徒や調査隊員の声を聞きながら僕達のチームは平原を歩いていく。
スクトさんは僕達と歩きつつ、そんな周りの様子を見渡していた。
「あの、スクトさん……
さっき、コーディスさんから話を聞いたって……」
「ああ、学園で一番の低『魔力値』、そして学園活動初日で『エクシードスキル』に目覚めたとても変わった生徒、ってね。
僕も一目見ておきたいと思ったんだ。
それに……」
スクトさんはチラリと目を横に向ける。
そこにいたのは……「きゅるっ♪きゅるっ♪」と楽しそうにスキップするキュルルであった。
「噂の『スライム魔王』も見てみたかったしね……
まさか本当に魔物が勇者学園に入学しているとは……」
「あはは……」
スクトさんは少し苦笑い気味だった。
どうやらこの人は勇者様やコーディスさん程破天荒な気質ではないらしい。
そういやあの『扉』をくぐる前もアリエス先生から「どうかこのまま学園に常勤して頂けませんか……!負担が……私の負担が………!」って懇願されてたような……
「君とあの子との関係や過去の話も聞き及んでいるよ。
何ともまぁ、不可思議な縁に恵まれたものだね」
「僕は……あの日の出会いに感謝していますけどね」
そんなことを話しながら、歩き続けていると―――
「おっ、あそこに丁度いいのがいるな」
スクトさんは小高い丘の上に注目した。
そこには例の魔物『ロック・リザード』がいた。
「さて……それじゃあ早速僕達も『ロック・リザード』討伐活動を始めようか!」
そう言いながらスクトさんは僕達に向かって振り向いた。
「まずは僕が攻撃を引き付ける役をするよ。
その隙に君達の内の誰かが攻撃をしてくれ。
まあ多分鱗の上からじゃ倒せないと思うから、ひっくり返すことを重点的に考えようか」
攻撃役か……誰からにしよう……
やっぱ一番筋力がありそうなミルキィさんあたりに―――
「きゅっきゅるー!
勿論リーダーのフィルが攻撃をするよー!
皆もそれでいいよねー?」
「えっ」
キュルルが僕の背中を押してスクトさんの隣に強制的に並ばせる……
ってかちょっと待ってリーダーってなに!?
「このチームの中で一番の破壊力といえば貴方でしょうからね。
わたくしは構いませんわ」
「「「アリスリーチェ様の決定に従います」」」
「オメェの『力』は今回の討伐にうってつけって感じだしなぁ」
「ああ、あの『黒鋼岩』を叩き割ったぐらいだしな。
お前なら岩の鱗の上からでもきっとぶっ倒せるだろうよ」
「私の得意系統の炎魔法は『ロック・リザード』とは相性が悪い。
物理的に破壊できる力があるならその方が最適」
「わ、私は元より攻撃なんてからっきしです……」
「リーダーは私だ!!!」
他のメンバーからも特に反対意見無し……
なんか一人別の事にこだわってる人がいるけど……
「よし!それじゃあフィル君、僕の右後ろについてくれ!」
「えっ、あっ、は、はいっ!」
なんかとんとん拍子で事が進んでいってしまった!
い、いきなり大丈夫か、僕!?
「このまま近づいて、『ロック・リザード』が突進してきたら僕は左側に避ける。
そうしたら君は『ロック・リザード』の右側へ回り込んで攻撃してくれ」
「わ、分かりました……!
やってみます……!」
ええい!やってやる!
僕は覚悟を決めた!
僕とスクトさんはゆっくりと丘の上にいる『ロック・リザード』に近づいていく……
そして、その魔物は僕達に気が付いた……!
―――のし……のし……
来たっ………!
「落ち着いて、まだ相手は攻撃態勢に入ってない」
「は、はいっ……!」
しばらくして、『ロック・リザード』は両脚をどっしりと構え、角を正面へ向けた!
「来るぞ……君も構えて!」
「はっ、はい!
《ミートハンマー》!!」
僕は木剣の柄を握り『肉たたき』を生成させる!
それと同時に―――!
――――どたっどたっどたっどたっ!!
『ロック・リザード』がこちらへ向かって走って来た!!
僕の心臓の音が高鳴る!!
「さあ、行くぞ……!
3……2……1……今だ!」
「っ!!」
その合図と共にスクトさんは左側に大きく飛びのき、『ロック・リザード』の角を避ける!
僕は《ミートハンマー》を思いっきり振りかぶりながら―――!!!
「うあああああああッ!!!」
『ロック・リザード』へ向かって走り出す!
そして――――――!!!!
―――ゴッッッッ!!!!!
『ロック・リザード』の側面を、思いっきり打ち抜いた!!!
「ゴアアアアアアアッッッ!!」
『ロック・リザード』の口から甲高い咆哮が漏れる!
そのままゴロゴロと『ロック・リザード』は岩の鱗をまき散らしながら丘の下へと転がっていった……!
や、やった……!!これで………!
「まだだ!!まだ倒してない!!」
スクトさんの声が僕の耳を打った!
慌てて僕が転がっていった『ロック・リザード』に目をやると、確かにまだ生きている!
ひっくり返った状態のまま手足をじたばたと動かしていた!
「今の内にトドメを刺すんだ!」
「は、はいっ!!
《キッチンナイフ》!!!」
僕はすぐに木剣の柄の先に包丁を再生成させる!
そしてそれを逆手に握り―――!!!
「やあああああああ!!!」
ひっくり返ったままの『ロック・リザード』に向かって一直線に走り――!!
―――ザシュッッ!!!
その腹に向かって《キッチンナイフ》を突き刺した!!!
噴き出す鮮血と共に一際甲高い呻き声が湧き上がり―――
そして、『ロック・リザード』はようやく動かなくなった……
「はぁ……はぁ……!」
「お疲れ様!
上出来だよ!」
倒した……!
その余韻からしばし呆然としている僕の元へとスクトさんが駆け寄り、労いの言葉をかけてくれた……
こうして、僕の魔物との初めての戦闘が何とか終わったのだった―――
「き、来たあ!」
「落ち着いて!まず調査隊員の私が攻撃を引き付けます!
貴方達は隙を見て攻撃を!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
―――ゴッッッ!!
「いっ……!硬ぇ……!」
「無理して鱗の上から攻撃するな!
さっきスクトさんが言っていた通り側面から数人の力で転がしてしまえ!
君達!私の左後方に構えて!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「ファ、《ファイアー・ボール》!」
―――ボウッッ!!
「うえっ!?き、効いてない!?」
「『ロック・リザード』の外皮は熱を遮断する。
全く効かない訳じゃないが炎魔法で倒そうとするのは効率最悪だぞ。
氷魔法なら動きを鈍くすることも出来るが―――」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「うわあ……もう結構なチームが討伐を始めてる……」
「うん、初めての魔物討伐ならこんなもんかな。
怪我しないだけでも上出来だ」
周りから響く学園生徒や調査隊員の声を聞きながら僕達のチームは平原を歩いていく。
スクトさんは僕達と歩きつつ、そんな周りの様子を見渡していた。
「あの、スクトさん……
さっき、コーディスさんから話を聞いたって……」
「ああ、学園で一番の低『魔力値』、そして学園活動初日で『エクシードスキル』に目覚めたとても変わった生徒、ってね。
僕も一目見ておきたいと思ったんだ。
それに……」
スクトさんはチラリと目を横に向ける。
そこにいたのは……「きゅるっ♪きゅるっ♪」と楽しそうにスキップするキュルルであった。
「噂の『スライム魔王』も見てみたかったしね……
まさか本当に魔物が勇者学園に入学しているとは……」
「あはは……」
スクトさんは少し苦笑い気味だった。
どうやらこの人は勇者様やコーディスさん程破天荒な気質ではないらしい。
そういやあの『扉』をくぐる前もアリエス先生から「どうかこのまま学園に常勤して頂けませんか……!負担が……私の負担が………!」って懇願されてたような……
「君とあの子との関係や過去の話も聞き及んでいるよ。
何ともまぁ、不可思議な縁に恵まれたものだね」
「僕は……あの日の出会いに感謝していますけどね」
そんなことを話しながら、歩き続けていると―――
「おっ、あそこに丁度いいのがいるな」
スクトさんは小高い丘の上に注目した。
そこには例の魔物『ロック・リザード』がいた。
「さて……それじゃあ早速僕達も『ロック・リザード』討伐活動を始めようか!」
そう言いながらスクトさんは僕達に向かって振り向いた。
「まずは僕が攻撃を引き付ける役をするよ。
その隙に君達の内の誰かが攻撃をしてくれ。
まあ多分鱗の上からじゃ倒せないと思うから、ひっくり返すことを重点的に考えようか」
攻撃役か……誰からにしよう……
やっぱ一番筋力がありそうなミルキィさんあたりに―――
「きゅっきゅるー!
勿論リーダーのフィルが攻撃をするよー!
皆もそれでいいよねー?」
「えっ」
キュルルが僕の背中を押してスクトさんの隣に強制的に並ばせる……
ってかちょっと待ってリーダーってなに!?
「このチームの中で一番の破壊力といえば貴方でしょうからね。
わたくしは構いませんわ」
「「「アリスリーチェ様の決定に従います」」」
「オメェの『力』は今回の討伐にうってつけって感じだしなぁ」
「ああ、あの『黒鋼岩』を叩き割ったぐらいだしな。
お前なら岩の鱗の上からでもきっとぶっ倒せるだろうよ」
「私の得意系統の炎魔法は『ロック・リザード』とは相性が悪い。
物理的に破壊できる力があるならその方が最適」
「わ、私は元より攻撃なんてからっきしです……」
「リーダーは私だ!!!」
他のメンバーからも特に反対意見無し……
なんか一人別の事にこだわってる人がいるけど……
「よし!それじゃあフィル君、僕の右後ろについてくれ!」
「えっ、あっ、は、はいっ!」
なんかとんとん拍子で事が進んでいってしまった!
い、いきなり大丈夫か、僕!?
「このまま近づいて、『ロック・リザード』が突進してきたら僕は左側に避ける。
そうしたら君は『ロック・リザード』の右側へ回り込んで攻撃してくれ」
「わ、分かりました……!
やってみます……!」
ええい!やってやる!
僕は覚悟を決めた!
僕とスクトさんはゆっくりと丘の上にいる『ロック・リザード』に近づいていく……
そして、その魔物は僕達に気が付いた……!
―――のし……のし……
来たっ………!
「落ち着いて、まだ相手は攻撃態勢に入ってない」
「は、はいっ……!」
しばらくして、『ロック・リザード』は両脚をどっしりと構え、角を正面へ向けた!
「来るぞ……君も構えて!」
「はっ、はい!
《ミートハンマー》!!」
僕は木剣の柄を握り『肉たたき』を生成させる!
それと同時に―――!
――――どたっどたっどたっどたっ!!
『ロック・リザード』がこちらへ向かって走って来た!!
僕の心臓の音が高鳴る!!
「さあ、行くぞ……!
3……2……1……今だ!」
「っ!!」
その合図と共にスクトさんは左側に大きく飛びのき、『ロック・リザード』の角を避ける!
僕は《ミートハンマー》を思いっきり振りかぶりながら―――!!!
「うあああああああッ!!!」
『ロック・リザード』へ向かって走り出す!
そして――――――!!!!
―――ゴッッッッ!!!!!
『ロック・リザード』の側面を、思いっきり打ち抜いた!!!
「ゴアアアアアアアッッッ!!」
『ロック・リザード』の口から甲高い咆哮が漏れる!
そのままゴロゴロと『ロック・リザード』は岩の鱗をまき散らしながら丘の下へと転がっていった……!
や、やった……!!これで………!
「まだだ!!まだ倒してない!!」
スクトさんの声が僕の耳を打った!
慌てて僕が転がっていった『ロック・リザード』に目をやると、確かにまだ生きている!
ひっくり返った状態のまま手足をじたばたと動かしていた!
「今の内にトドメを刺すんだ!」
「は、はいっ!!
《キッチンナイフ》!!!」
僕はすぐに木剣の柄の先に包丁を再生成させる!
そしてそれを逆手に握り―――!!!
「やあああああああ!!!」
ひっくり返ったままの『ロック・リザード』に向かって一直線に走り――!!
―――ザシュッッ!!!
その腹に向かって《キッチンナイフ》を突き刺した!!!
噴き出す鮮血と共に一際甲高い呻き声が湧き上がり―――
そして、『ロック・リザード』はようやく動かなくなった……
「はぁ……はぁ……!」
「お疲れ様!
上出来だよ!」
倒した……!
その余韻からしばし呆然としている僕の元へとスクトさんが駆け寄り、労いの言葉をかけてくれた……
こうして、僕の魔物との初めての戦闘が何とか終わったのだった―――
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