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第4章
第7話 アルミナとルビー
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「はああああああ!!!」
―――ビキィ!ビキィィィン!!!
アルミナの双剣が振るわれるたび、甲高い音と共に水晶ゴーレムの身体にヒビが入っていく。
ゴーレムは再び拳を振り上げアルミナを何度も狙うが、それらは全て紙一重で交わされてしまう。
アルミナは先程のような瞬間移動と見紛う程のスピードは無くなったが、それでもゴーレムを翻弄するのには十分な速度でゴーレムの正面、側面、背後と目まぐるしく移動を繰り返し、その水晶の身体に渾身の剣戟を叩きこむ。
そしてゴーレムに剣が触れるたびに、その巨体は十数メートル単位で吹き飛び、その衝撃波で周囲の岩山が砂埃と共に削られていく。
もし、この場に他の人間でも居ようものならば、あっという間にバラバラにはじけ飛んでしまっていたことだろう―――
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「あ、あれって………!?」
「《ヴァリアブル・コランダム-ルビー》
通称『パワーフォーム』」
ゴーレムの身体がどんどん削られていく様がこの山頂からでも見て取れる。
スクトがその光景に恐れにも似た声をあげると、ウィデーレが説明を始めた。
「本来であれば、あのコの魔法、《ヴァリアブル・コランダム》は発動するだけであのコの魔力全てを消費してしまうような代物……
しかし―――」
ウィデーレは眼帯に手を当てながら、説明を続けた。
「あのコはどれだけ魔力を消費しても、一瞬で……いや、ひと呼吸で魔力が全快する。
スクトも勿論知ってるよね?
あのコの『エクシードスキル』」
「【インフィニティ・タフネス】……ですよね……」
「私達人間の身体には食事や睡眠などで魔力を作り出す器官が存在する。
その魔力の量は通常、日常の生命活動で消費する量とほぼ同等。
魔法を使ったりして魔力を普段以上に消費すると、それを超える量の魔力を生成するようになるけど、普段より多くの栄養や休眠を必要とする。
魔力を生成する為には、それ相応の栄養源が必要となる、なんてのは子供でもなんとなく理解できる理屈だよね」
「…………………………」
「あのコはその魔力を作り出す器官が異常に発達していた。
本来大量の栄養が必要なはずのソレは……一回の呼吸で取り込む酸素だけで魔力を最大まで満たしてしまう。
そして、魔力は生命力と同義。
それこそがあのコの『エクシードスキル』のからくりなわけ」
「無限の体力………それはすなわち、無限の魔力………!」
「そういうわけで、あのコは物凄い魔法を使っても、すぐに魔力が有り余る状態になる。
その有り余った魔力で、強化した身体能力に更に効果を上乗せする。
それが《サファイア》と《ルビー》……
『スピードフォーム』と『パワーフォーム』」
「スピードと、パワー………」
「そう。
有り余った魔力を速度の推進剤へ転用するのが《サファイア》
ただでさえ常人を遥かに超えた速度を出せるのに、それが更に数倍に跳ね上がるから、もう訳わかんないぐらいの動きになっちゃうわけ。
あのコがまだあのフォームで動くのに慣れていなかった頃はソニックブームで周囲がえらいことになってたっけなぁ」
「……………………………………」
まるで親戚の子のやんちゃ坊主時代でも思い浮かべるような雰囲気の台詞だが、一体どれ程の被害が広がっていたというのだろうか……
「そしてもう一つが有り余った魔力を衝撃の倍化に転用する《ルビー》
普段の強化だけでも十分オーバーパワー気味だし、スピード特化の《サファイア》の方が移動とかの汎用性に優れているから、こっちの出番は殆どないんだけど……
あれになったらもう、凄いよ?
もし君がデコピン一発でも受けようものなら確実に原型留めなくなるよ」
「恐ろしいこと言わんといてください……」
「ちなみに、あの状態だと武器に魔力を乗せることも出来るんだけど、その場合射程が伸びるんだよね。
あの剣に乗せたら私達がいるこの場所まで余裕で届くくらいにね。
もしあのコが力加減を誤ってこっちに剣を振ってきちゃったら間違いなく真っ二つになっちゃうよ」
「恐ろしいこと言わんといてください!!!」
とにかく、《サファイア》にしろ《ルビー》にしろ、規格外もいい所だということだ。
スクトは大陸の英雄に不敬であるということは十分承知したうえで、その存在を空恐ろしく感じてしまっていた。
しかし………
「そう考えてみると……
あの人がそれだけの力を使って、それでもまだ原型を留め続けているあのゴーレムも相応に恐ろしい存在ということですね……」
「そうだね……
私もアレになったら一瞬で終わると思ってたんだけど、まだ時間が掛かりそうだなんて正直言ってかなり驚いてる」
ウィデーレの表情からはいまいちその言葉が本当かどうか掴みにくいが、わざわざ意味もない嘘をつくような人ではないことをスクトは知っている。
彼女からしても、あの水晶ゴーレムは相当な脅威なのだ。
「それでも、あの調子なら問題なく倒すことが―――」
「待って、何か変」
「え?」
ウィデーレがスクトの言葉を遮った。
「あれは……!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「これは……!」
―――ピキキキキキキ………!
その時、アルミナが初めて驚愕の表情を浮かべていた。
彼女がゴーレムに刻み付けたいくつもの傷痕。
それが―――
「再生………だと!?」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「そんな……馬鹿な!!??
ウィデーレさん!!あれは……!!!」
「確かにゴーレムは身体が三分の一以上残っていれば死なない。
損傷した身体も元に戻すことが出来る。
でも、それは土や岩を外部から補填する形でのはず。
あんな風に傷が治っていくなどというのはまずありえない……」
スクトが狼狽を顕わにし、ウィデーレが顎に手を当て呟く。
彼女は冷や汗こそかいていないが、その言葉からはどこか焦燥感があった。
「やはりあれは自然発生した魔物じゃない……
誰かの手によって造られた、マジックアイテムに近い存在……」
「え………!?」
「アレを造ったのは間違いなく人間。
ただし、犯罪というレベルを遥かに超えた『悪意』を感じる。
それこそ………人類に弓を引く、と言ってもいい程の………」
「そ、それって………まさか…………
『魔王』……………!?」
「あるいは、その意志を継ぐ者……………」
―――ビキィ!ビキィィィン!!!
アルミナの双剣が振るわれるたび、甲高い音と共に水晶ゴーレムの身体にヒビが入っていく。
ゴーレムは再び拳を振り上げアルミナを何度も狙うが、それらは全て紙一重で交わされてしまう。
アルミナは先程のような瞬間移動と見紛う程のスピードは無くなったが、それでもゴーレムを翻弄するのには十分な速度でゴーレムの正面、側面、背後と目まぐるしく移動を繰り返し、その水晶の身体に渾身の剣戟を叩きこむ。
そしてゴーレムに剣が触れるたびに、その巨体は十数メートル単位で吹き飛び、その衝撃波で周囲の岩山が砂埃と共に削られていく。
もし、この場に他の人間でも居ようものならば、あっという間にバラバラにはじけ飛んでしまっていたことだろう―――
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「あ、あれって………!?」
「《ヴァリアブル・コランダム-ルビー》
通称『パワーフォーム』」
ゴーレムの身体がどんどん削られていく様がこの山頂からでも見て取れる。
スクトがその光景に恐れにも似た声をあげると、ウィデーレが説明を始めた。
「本来であれば、あのコの魔法、《ヴァリアブル・コランダム》は発動するだけであのコの魔力全てを消費してしまうような代物……
しかし―――」
ウィデーレは眼帯に手を当てながら、説明を続けた。
「あのコはどれだけ魔力を消費しても、一瞬で……いや、ひと呼吸で魔力が全快する。
スクトも勿論知ってるよね?
あのコの『エクシードスキル』」
「【インフィニティ・タフネス】……ですよね……」
「私達人間の身体には食事や睡眠などで魔力を作り出す器官が存在する。
その魔力の量は通常、日常の生命活動で消費する量とほぼ同等。
魔法を使ったりして魔力を普段以上に消費すると、それを超える量の魔力を生成するようになるけど、普段より多くの栄養や休眠を必要とする。
魔力を生成する為には、それ相応の栄養源が必要となる、なんてのは子供でもなんとなく理解できる理屈だよね」
「…………………………」
「あのコはその魔力を作り出す器官が異常に発達していた。
本来大量の栄養が必要なはずのソレは……一回の呼吸で取り込む酸素だけで魔力を最大まで満たしてしまう。
そして、魔力は生命力と同義。
それこそがあのコの『エクシードスキル』のからくりなわけ」
「無限の体力………それはすなわち、無限の魔力………!」
「そういうわけで、あのコは物凄い魔法を使っても、すぐに魔力が有り余る状態になる。
その有り余った魔力で、強化した身体能力に更に効果を上乗せする。
それが《サファイア》と《ルビー》……
『スピードフォーム』と『パワーフォーム』」
「スピードと、パワー………」
「そう。
有り余った魔力を速度の推進剤へ転用するのが《サファイア》
ただでさえ常人を遥かに超えた速度を出せるのに、それが更に数倍に跳ね上がるから、もう訳わかんないぐらいの動きになっちゃうわけ。
あのコがまだあのフォームで動くのに慣れていなかった頃はソニックブームで周囲がえらいことになってたっけなぁ」
「……………………………………」
まるで親戚の子のやんちゃ坊主時代でも思い浮かべるような雰囲気の台詞だが、一体どれ程の被害が広がっていたというのだろうか……
「そしてもう一つが有り余った魔力を衝撃の倍化に転用する《ルビー》
普段の強化だけでも十分オーバーパワー気味だし、スピード特化の《サファイア》の方が移動とかの汎用性に優れているから、こっちの出番は殆どないんだけど……
あれになったらもう、凄いよ?
もし君がデコピン一発でも受けようものなら確実に原型留めなくなるよ」
「恐ろしいこと言わんといてください……」
「ちなみに、あの状態だと武器に魔力を乗せることも出来るんだけど、その場合射程が伸びるんだよね。
あの剣に乗せたら私達がいるこの場所まで余裕で届くくらいにね。
もしあのコが力加減を誤ってこっちに剣を振ってきちゃったら間違いなく真っ二つになっちゃうよ」
「恐ろしいこと言わんといてください!!!」
とにかく、《サファイア》にしろ《ルビー》にしろ、規格外もいい所だということだ。
スクトは大陸の英雄に不敬であるということは十分承知したうえで、その存在を空恐ろしく感じてしまっていた。
しかし………
「そう考えてみると……
あの人がそれだけの力を使って、それでもまだ原型を留め続けているあのゴーレムも相応に恐ろしい存在ということですね……」
「そうだね……
私もアレになったら一瞬で終わると思ってたんだけど、まだ時間が掛かりそうだなんて正直言ってかなり驚いてる」
ウィデーレの表情からはいまいちその言葉が本当かどうか掴みにくいが、わざわざ意味もない嘘をつくような人ではないことをスクトは知っている。
彼女からしても、あの水晶ゴーレムは相当な脅威なのだ。
「それでも、あの調子なら問題なく倒すことが―――」
「待って、何か変」
「え?」
ウィデーレがスクトの言葉を遮った。
「あれは……!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「これは……!」
―――ピキキキキキキ………!
その時、アルミナが初めて驚愕の表情を浮かべていた。
彼女がゴーレムに刻み付けたいくつもの傷痕。
それが―――
「再生………だと!?」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「そんな……馬鹿な!!??
ウィデーレさん!!あれは……!!!」
「確かにゴーレムは身体が三分の一以上残っていれば死なない。
損傷した身体も元に戻すことが出来る。
でも、それは土や岩を外部から補填する形でのはず。
あんな風に傷が治っていくなどというのはまずありえない……」
スクトが狼狽を顕わにし、ウィデーレが顎に手を当て呟く。
彼女は冷や汗こそかいていないが、その言葉からはどこか焦燥感があった。
「やはりあれは自然発生した魔物じゃない……
誰かの手によって造られた、マジックアイテムに近い存在……」
「え………!?」
「アレを造ったのは間違いなく人間。
ただし、犯罪というレベルを遥かに超えた『悪意』を感じる。
それこそ………人類に弓を引く、と言ってもいい程の………」
「そ、それって………まさか…………
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「あるいは、その意志を継ぐ者……………」
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