221 / 293
15
15-14
しおりを挟む
──────────
───────
───
布団を被り号泣している“姉ちゃん”を見て、まあ“桃子”だなと思う。
そんな“桃子”の姿を暗い畳の部屋で見て、俺は笑わずにはいられない。
“お母さん”が、崩れた。
“お母さん”は崩れてきて、揺らいでいる。
“桃子”は、揺らいでいる。
確かに、揺らいでいる。
「相変わらず泣き虫だな、“桃子”。
布団が濡れるだろ、お漏らしかよ。」
「うるさい・・・!!」
「よく頑張ったと思うぞ、泣き虫桃子が。
よく頑張って、“お母さん”やってたと思うぞ。」
“お母さん”だった。
“桃子”の“お母さん”は、完全に“お母さん”だった。
だって、“母ちゃん”だった。
それくらいに、“桃子”の“お母さん”は完成された“母ちゃん”だった。
俺と理子の、“お母さん”・・・。
生きていた・・・。
“お母さん”は、“桃子”が生かしてくれていた・・・。
ずっと、ずっと、生かし続けていてくれた・・・。
胸が熱くなってくる中、布団を被る桃子の影を見詰める・・・。
「でも・・・ちゃんと、“お母さん”になれなかった・・・!!
どこの世界に息子とセックスする“お母さん”がいるの・・・!?」
それには申し訳ないが、笑うしかない。
笑うしか出来ない。
「俺、“お母さん”として桃子のこと見てねーからな。」
“桃子”が“お母さん”になった時、俺はきっとその時に“桃子”に恋をした。
だって、そんなの好きになる。
そんなの大好きになる。
あの泣き虫桃子が、あんなに・・・あんなに、強くなろうとした・・・。
俺と理子の“お母さん”のように、強く・・・。
どこまでも強く、なろうとした・・・。
「・・・“女”として見てるってこと?」
“桃子”がそう聞きながら、被っていた布団を少しずらした。
“出てきたな、“お姉ちゃん”。”
その瞬間、俺は“桃子”に近付く。
そして・・・
“桃子”の布団を剥ぎ取り・・・
“桃子”の上に跨がった・・・。
““お姉ちゃん”でも何でも、つけてやるよ。
“桃子”が望む顔を、俺が何でもつけてやるよ。”
そう心の中で言いながら、俺は口を開いた。
「桃子は“女”でもねーよ。
“お姉ちゃん”だろ?」
そう、口を開いた・・・。
「血が繋がってない姉弟は、結婚出来るからな。」
食らい付く・・・。
“桃子”の胸に、何度だって食らい付く・・・。
一生離さないように・・・。
一生どころか、死んでも離さないように・・・。
光一side.........
───────
───
布団を被り号泣している“姉ちゃん”を見て、まあ“桃子”だなと思う。
そんな“桃子”の姿を暗い畳の部屋で見て、俺は笑わずにはいられない。
“お母さん”が、崩れた。
“お母さん”は崩れてきて、揺らいでいる。
“桃子”は、揺らいでいる。
確かに、揺らいでいる。
「相変わらず泣き虫だな、“桃子”。
布団が濡れるだろ、お漏らしかよ。」
「うるさい・・・!!」
「よく頑張ったと思うぞ、泣き虫桃子が。
よく頑張って、“お母さん”やってたと思うぞ。」
“お母さん”だった。
“桃子”の“お母さん”は、完全に“お母さん”だった。
だって、“母ちゃん”だった。
それくらいに、“桃子”の“お母さん”は完成された“母ちゃん”だった。
俺と理子の、“お母さん”・・・。
生きていた・・・。
“お母さん”は、“桃子”が生かしてくれていた・・・。
ずっと、ずっと、生かし続けていてくれた・・・。
胸が熱くなってくる中、布団を被る桃子の影を見詰める・・・。
「でも・・・ちゃんと、“お母さん”になれなかった・・・!!
どこの世界に息子とセックスする“お母さん”がいるの・・・!?」
それには申し訳ないが、笑うしかない。
笑うしか出来ない。
「俺、“お母さん”として桃子のこと見てねーからな。」
“桃子”が“お母さん”になった時、俺はきっとその時に“桃子”に恋をした。
だって、そんなの好きになる。
そんなの大好きになる。
あの泣き虫桃子が、あんなに・・・あんなに、強くなろうとした・・・。
俺と理子の“お母さん”のように、強く・・・。
どこまでも強く、なろうとした・・・。
「・・・“女”として見てるってこと?」
“桃子”がそう聞きながら、被っていた布団を少しずらした。
“出てきたな、“お姉ちゃん”。”
その瞬間、俺は“桃子”に近付く。
そして・・・
“桃子”の布団を剥ぎ取り・・・
“桃子”の上に跨がった・・・。
““お姉ちゃん”でも何でも、つけてやるよ。
“桃子”が望む顔を、俺が何でもつけてやるよ。”
そう心の中で言いながら、俺は口を開いた。
「桃子は“女”でもねーよ。
“お姉ちゃん”だろ?」
そう、口を開いた・・・。
「血が繋がってない姉弟は、結婚出来るからな。」
食らい付く・・・。
“桃子”の胸に、何度だって食らい付く・・・。
一生離さないように・・・。
一生どころか、死んでも離さないように・・・。
光一side.........
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
【R18 大人女性向け】会社の飲み会帰りに年下イケメンにお持ち帰りされちゃいました
utsugi
恋愛
職場のイケメン後輩に飲み会帰りにお持ち帰りされちゃうお話です。
がっつりR18です。18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
ねえ、私の本性を暴いてよ♡ オナニークラブで働く女子大生
花野りら
恋愛
オナニークラブとは、個室で男性客のオナニーを見てあげたり手コキする風俗店のひとつ。
女子大生がエッチなアルバイトをしているという背徳感!
イケナイことをしている羞恥プレイからの過激なセックスシーンは必読♡
下品な男に下品に調教される清楚だった図書委員の話
神谷 愛
恋愛
クラスで目立つこともない彼女。半ば押し付けれられる形でなった図書委員の仕事のなかで出会った体育教師に堕とされる話。
つまらない学校、つまらない日常の中の唯一のスパイスである体育教師に身も心も墜ちていくハートフルストーリー。ある時は図書室で、ある時は職員室で、様々な場所で繰り広げられる終わりのない蜜月の軌跡。
歪んだ愛と実らぬ恋の衝突
ノクターンノベルズにもある
☆とブックマークをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
[R18] 18禁ゲームの世界に御招待! 王子とヤらなきゃゲームが進まない。そんなのお断りします。
ピエール
恋愛
R18 がっつりエロです。ご注意下さい
えーー!!
転生したら、いきなり推しと リアルセッ○スの真っ最中!!!
ここって、もしかしたら???
18禁PCゲーム ラブキャッスル[愛と欲望の宮廷]の世界
私って悪役令嬢のカトリーヌに転生しちゃってるの???
カトリーヌって•••、あの、淫乱の•••
マズイ、非常にマズイ、貞操の危機だ!!!
私、確か、彼氏とドライブ中に事故に遭い••••
異世界転生って事は、絶対彼氏も転生しているはず!
だって[ラノベ]ではそれがお約束!
彼を探して、一緒に こんな世界から逃げ出してやる!
カトリーヌの身体に、男達のイヤラシイ魔の手が伸びる。
果たして、主人公は、数々のエロイベントを乗り切る事が出来るのか?
ゲームはエンディングを迎える事が出来るのか?
そして、彼氏の行方は•••
攻略対象別 オムニバスエロです。
完結しておりますので最後までお楽しみいただけます。
(攻略対象に変態もいます。ご注意下さい)
【R18】隣のデスクの歳下後輩君にオカズに使われているらしいので、望み通りにシてあげました。
雪村 里帆
恋愛
お陰様でHOT女性向け33位、人気ランキング146位達成※隣のデスクに座る陰キャの歳下後輩君から、ある日私の卑猥なアイコラ画像を誤送信されてしまい!?彼にオカズに使われていると知り満更でもない私は彼を部屋に招き入れてお望み通りの行為をする事に…。強気な先輩ちゃん×弱気な後輩くん。でもエッチな下着を身に付けて恥ずかしくなった私は、彼に攻められてすっかり形成逆転されてしまう。
——全話ほぼ濡れ場で小難しいストーリーの設定などが無いのでストレス無く集中できます(はしがき・あとがきは含まない)
※完結直後のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる