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「今日も呼び出し行けなくてごめんね?」
仕事の後夜の高校に行き帰って来た母ちゃんが、真理姉が作った夜ご飯を食べながら謝ってきた。
放課後、妙子の親と俺の親を担任がまた呼び出したから。
妙子の母親はすぐに来ていたけど、渡が来たのは少し経ってからだった。
俺の親を担任が呼び出すと、来るのは毎回渡だった。
「光一の父親だと思ってください。」
そう言って、渡は毎回担任に説明をしている。
「理子の方にも呼び出されたんだろ?」
理子も幼稚園で問題を起こしまくり、母ちゃんは理子の方に行っていた。
仕事を抜けまくっているので、俺の方には行けなかったと何度も母ちゃんから謝られる。
「俺の方は、岩渕にあんまり構わないようにと、妙子にもあんまり構わないように言われただけだから。」
「それと、手出さないようにでしょ?
渡から聞いた!!」
「何度も言ってるけど、俺からは出したことねーからな!?
いつもあいつからだからな!?
しかも、あいつ・・・人間とは思えねーような戦い方してくるんだよ。
一切躊躇することなく、俺の急所を初っぱなからつこうとしてくる。」
校庭のデカい木に登り、そのてっぺんに座り笑っていた妙子の姿をフッと思い出す。
そして、猿みたいな奴だなと思い・・・。
いや、ほぼ猿だなと思い笑っていると・・・。
「相手、女の子なんでしょ?
女の子には優しくしなさいよ、まったく。
光一は女の子にも優しくしないから。
お母さんが中学の時も女の子達をボコボコにしちゃったし・・・。」
「優しく出来るかよ、あんな女達に。」
仕事の後夜の高校に行き帰って来た母ちゃんが、真理姉が作った夜ご飯を食べながら謝ってきた。
放課後、妙子の親と俺の親を担任がまた呼び出したから。
妙子の母親はすぐに来ていたけど、渡が来たのは少し経ってからだった。
俺の親を担任が呼び出すと、来るのは毎回渡だった。
「光一の父親だと思ってください。」
そう言って、渡は毎回担任に説明をしている。
「理子の方にも呼び出されたんだろ?」
理子も幼稚園で問題を起こしまくり、母ちゃんは理子の方に行っていた。
仕事を抜けまくっているので、俺の方には行けなかったと何度も母ちゃんから謝られる。
「俺の方は、岩渕にあんまり構わないようにと、妙子にもあんまり構わないように言われただけだから。」
「それと、手出さないようにでしょ?
渡から聞いた!!」
「何度も言ってるけど、俺からは出したことねーからな!?
いつもあいつからだからな!?
しかも、あいつ・・・人間とは思えねーような戦い方してくるんだよ。
一切躊躇することなく、俺の急所を初っぱなからつこうとしてくる。」
校庭のデカい木に登り、そのてっぺんに座り笑っていた妙子の姿をフッと思い出す。
そして、猿みたいな奴だなと思い・・・。
いや、ほぼ猿だなと思い笑っていると・・・。
「相手、女の子なんでしょ?
女の子には優しくしなさいよ、まったく。
光一は女の子にも優しくしないから。
お母さんが中学の時も女の子達をボコボコにしちゃったし・・・。」
「優しく出来るかよ、あんな女達に。」
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