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その日の夜
「ステル殿下・・・っ」
「これは・・・処女膜が再生されたな、昨日と同じくキツすぎる。」
月明かりの中、フカフカなベッドの上でお互いに裸になり、昨日と同じようにステル殿下の指で私の女の部分を弄られる。
「聖女でも子どもを作ることは可能なんですよね・・・っ?」
「記録ではそうなっている。
正真正銘2人の間の子どもだと、何故かどの聖女も強く主張していると記録されている。」
「・・・ムキになって主張してるのは怪しくないですか?」
「言われてみればそうだな。」
ステル殿下の指が私の中に入ったまま2人で見詰め合い・・・
「まあ、本当のところは当人達にしか分からないからな。
まずは俺達も子作りしてみるしかない。」
ステル殿下が冷静にそう言ってきて、それには頷いたけれど一応伝える。
「今日のも性行為ですからね?
たぶん子どもは出来ないタイミングですからね?」
「お互いに今日は色々とあっただろうからな、今夜も快楽に溺れることとしよう。」
「色々とあったんですか?」
「色々とあったな。
カルティーヌも色々とあっただろ?」
「ケロルドから聞きました?」
「全て報告を受けている。
モルダン近衛騎士団長に喧嘩を売ろうとしていたことも、グースに乗って空を飛んだカルティーヌを追うように全てのグースがカルティーヌの後を追いながら飛んでいたことも。」
「コック見習いの男の子にナンフリーク殿下の悪口を言っていたのも?」
「それは聞いてないな。」
「3人だけの秘密だったので。
ケロルド、ちゃんと口が固いですね。
ナンフリーク殿下は毎夜毎夜女と戯れていると聞きましたので。」
「そうらしいな。」
「そういう感じの人なんですか?」
「いや、普段は全く。
あの親の血が流れているのに普通の、それも真面目な人間に見えるな。」
「そうなんですか・・・アッ」
ステル殿下が指をまた動かし始め、私の顔をすぐ上から見下ろしている。
「性行為中の女の姿がここまで可愛いとは予想以上で・・・。
こんなに可愛い姿を見てしまったら、溺れてしまう気持ちもよく分かる。」
「私の姿がそんな風に見えるんですね・・・っ」
「見えるな・・・。
可愛くて・・・こんなに可愛くて・・・俺は幸せ者だよ・・・。
こんなモノが浮かび上がってしまったせいでカルティーヌには可哀想なことになってしまっただろうけど、俺は幸せ者だよ・・・。」
「好きな方と結ばれなかったのに、幸せ者だと思うんですね・・・。
てっきり、私を押しつられてしまった可哀想な皇太子なのかと思っていました・・・。」
「昨日まではそうだったかもな・・・。」
「一晩で変わってしまうなんて心変わりしやすい男ですね・・・。」
私がそう言うと、私のすぐ目の前にあるステル殿下の目は怒りに満ち溢れた。
そして・・・
「・・・ンッ」
昨日よりも慣らされていない私の女の部分にステル殿下のソレが一気に貫いてきた。
「カルティーヌこそインソルドで結婚した相手がいるのに、戦友でしかない俺との性行為でこんなに気持ち良くなって、インソルドに置いてきた男は忘れたのか?」
「ステル殿下・・・っ」
「これは・・・処女膜が再生されたな、昨日と同じくキツすぎる。」
月明かりの中、フカフカなベッドの上でお互いに裸になり、昨日と同じようにステル殿下の指で私の女の部分を弄られる。
「聖女でも子どもを作ることは可能なんですよね・・・っ?」
「記録ではそうなっている。
正真正銘2人の間の子どもだと、何故かどの聖女も強く主張していると記録されている。」
「・・・ムキになって主張してるのは怪しくないですか?」
「言われてみればそうだな。」
ステル殿下の指が私の中に入ったまま2人で見詰め合い・・・
「まあ、本当のところは当人達にしか分からないからな。
まずは俺達も子作りしてみるしかない。」
ステル殿下が冷静にそう言ってきて、それには頷いたけれど一応伝える。
「今日のも性行為ですからね?
たぶん子どもは出来ないタイミングですからね?」
「お互いに今日は色々とあっただろうからな、今夜も快楽に溺れることとしよう。」
「色々とあったんですか?」
「色々とあったな。
カルティーヌも色々とあっただろ?」
「ケロルドから聞きました?」
「全て報告を受けている。
モルダン近衛騎士団長に喧嘩を売ろうとしていたことも、グースに乗って空を飛んだカルティーヌを追うように全てのグースがカルティーヌの後を追いながら飛んでいたことも。」
「コック見習いの男の子にナンフリーク殿下の悪口を言っていたのも?」
「それは聞いてないな。」
「3人だけの秘密だったので。
ケロルド、ちゃんと口が固いですね。
ナンフリーク殿下は毎夜毎夜女と戯れていると聞きましたので。」
「そうらしいな。」
「そういう感じの人なんですか?」
「いや、普段は全く。
あの親の血が流れているのに普通の、それも真面目な人間に見えるな。」
「そうなんですか・・・アッ」
ステル殿下が指をまた動かし始め、私の顔をすぐ上から見下ろしている。
「性行為中の女の姿がここまで可愛いとは予想以上で・・・。
こんなに可愛い姿を見てしまったら、溺れてしまう気持ちもよく分かる。」
「私の姿がそんな風に見えるんですね・・・っ」
「見えるな・・・。
可愛くて・・・こんなに可愛くて・・・俺は幸せ者だよ・・・。
こんなモノが浮かび上がってしまったせいでカルティーヌには可哀想なことになってしまっただろうけど、俺は幸せ者だよ・・・。」
「好きな方と結ばれなかったのに、幸せ者だと思うんですね・・・。
てっきり、私を押しつられてしまった可哀想な皇太子なのかと思っていました・・・。」
「昨日まではそうだったかもな・・・。」
「一晩で変わってしまうなんて心変わりしやすい男ですね・・・。」
私がそう言うと、私のすぐ目の前にあるステル殿下の目は怒りに満ち溢れた。
そして・・・
「・・・ンッ」
昨日よりも慣らされていない私の女の部分にステル殿下のソレが一気に貫いてきた。
「カルティーヌこそインソルドで結婚した相手がいるのに、戦友でしかない俺との性行為でこんなに気持ち良くなって、インソルドに置いてきた男は忘れたのか?」
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