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「・・・あの、私・・・っやっぱり全然大丈夫です・・・っ全然痛くなくて・・・っ」



私は全く動いていないのに何故か息がどんどんと上がっていく。
上がっていく息を吐きながら、たまに無意識に止めながらステル殿下に伝えると、ステル殿下は興奮したような様子で、でも楽しそうに笑った。



「まだ俺の指1本だしな。
気持ち良い・・・?」



そう聞かれ・・・



「はい、気持ち良いんだと思います・・・」



素直にそう答え、ステル殿下の太くて逞しい手を思い浮かべる。



「でもステル殿下の指は凄く太いですし、これで大丈夫ならソチラも大丈夫ですよ・・・っ」



ステル殿下の下半身に視線を動かしながら言うと、ステル殿下が意地悪な顔で笑った。
そして上等な生地で作られた堅苦しそうな寝巻きを手慣れた様子で脱ぎ始めていく。



そんなステル殿下の姿を眺めながら思わず聞いてしまった。



「そんな服を着て眠れますか?」



「どんな姿でもどんな場所でも仮眠は取れる。
戦や討伐に行って仮眠も取れないようでは使い物にならないからな。」



「それはそうでしょうけど、このベッドとその姿で仮眠を取れるのは凄いですね。
私はほぼ寝ないままこの4ヶ月を過ごしていま・・・すっっ!!!?」



最後の“す”だけは大きな声を出してしまった。
だって、ステル殿下が最後に身体に残っていた布、下着を外したから・・・。



下着を外したステル殿下の下半身についていたソレを見て、それには驚くしかなかった。
ステル殿下の凄く太い指よりもずっとずっと凄いモノが出現したから。



月明かりの中で現れたソレには物凄く驚き、でも少しだけ起き上がってマジマジと見てしまった。



「これ・・・このくらいからこんなに大きくなるんですか・・・?」



そう言って人差し指だけを伸ばしながらステル殿下を見上げた。
ステル殿下はそれに苦笑いをして・・・



「普通の状態の時でもそれよりはある。」



そう答えた。
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