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「あれですかね・・・?
子作りする準備が整った時に出てくる液体ですかね?」
「そうだな・・・っそれだな・・・っ」
皇太子妃教育で教わった知識を自慢気に言うと、ステル殿下がまた楽しそうに笑った。
「手短にする予定だったが、予定変更で。
子を作ることも戦いの1つでもあるからな。
戦友として最善を尽くす。」
「そうしましょう。
最善を尽くして宿った命の方がきっと強い強い強い子になりますから。
どんな場所でも強く戦える子でなければこの国で、この人生で生き抜けません。」
「そうだな・・・。」
ステル殿下が真剣な顔で頷き、それから熱い眼差しで私のことを見詰めてきた。
そして私の胸の真ん中にまた右手を強く強く置いてきて・・・
「こんな腐り果てた場所に来てくれたことに感謝をしている。
俺と戦友になってくれたことにも・・・。」
そう言ってくれた殿下がその右手を私の胸の真ん中から離し、私の女である部分にまた触れ・・・
ゆっくりと、その中に指を沈めていった。
子作りする準備が整った時に出てくる液体ですかね?」
「そうだな・・・っそれだな・・・っ」
皇太子妃教育で教わった知識を自慢気に言うと、ステル殿下がまた楽しそうに笑った。
「手短にする予定だったが、予定変更で。
子を作ることも戦いの1つでもあるからな。
戦友として最善を尽くす。」
「そうしましょう。
最善を尽くして宿った命の方がきっと強い強い強い子になりますから。
どんな場所でも強く戦える子でなければこの国で、この人生で生き抜けません。」
「そうだな・・・。」
ステル殿下が真剣な顔で頷き、それから熱い眼差しで私のことを見詰めてきた。
そして私の胸の真ん中にまた右手を強く強く置いてきて・・・
「こんな腐り果てた場所に来てくれたことに感謝をしている。
俺と戦友になってくれたことにも・・・。」
そう言ってくれた殿下がその右手を私の胸の真ん中から離し、私の女である部分にまた触れ・・・
ゆっくりと、その中に指を沈めていった。
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