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(おまけ)
その頃・・・
「はい!!22時なので忘年会終了です!!!
22時までっていう約束で今年も俺の家で忘年会やるの了承したんですからね!!!?
片付けとかしなくて良いので早く出て行ってください!!!」
「いやいや、俺らも片付けやるよ。
さっきやっと聞き出せた幸治の同棲相手、あの“ハンカチさん”だろ?
俺も久しぶりに挨拶したいしさ~。」
「俺も久しぶりに会いたい。
今何歳だ?
更に美人なねーちゃんになってるんだろうな。」
「そんなに綺麗な方と俺も会ってみたいです。
片付け、俺もしますから。」
「いや、マジで早く帰れよオッサン達。」
「何だよこの家、どの部屋にも写真の1枚もねーのかよ。」
「・・・所長!!!!
部屋の中入ったんっすか!!!?
マジでやめろよ、二度とこの家に全員入れねーからな!!!??」
「お前の店のオッサン達みんなが“ハンカチさん”知ってるのに俺だけ知らねーとかイジメだろ!!
俺もお前の常連だっただろ!?
おい、写真!!!
誰か写真1枚くらい持ってるだろ!!」
「持ってないですね~・・・。
お前は?」
「俺もない。
そもそもあのねーちゃん、“写真撮ろう”とか言える雰囲気の人じゃなかったしな。
所長、本当にお嬢様なんですよ。」
「そうそう、どっかの財閥のお嬢様。」
「財閥が何だよ、しかも本家じゃねーんだろ?
そんなの普通の女と変わんねーから。
普通どころか、財閥の女のくせに幸治に生活費出させて暮らしてるとかただのクソ女だろ。
自分の飯代くらいは出せって俺が文句言ってやる!!」
「そもそも会わせるつもりねーから!!!
早く帰れって!!!」
「お前!!誰のお陰でその女と付き合えて同棲まで出来てると思ってるんだよ!!?
俺のお陰だろ!!!?」
「そういうことを自分から言うなよ!!
そんなんだからオッサンなのにガキなんだよ!!」
「いいんだよ!!俺はガキで!!!」
「“ハンカチさん”に文句言うとか言いながら、本当は家に帰って1人なのが嫌なだけだろ!!!?」
「・・・そうだよ!!!
千寿子が今日は忘年会だから夜は来るなってマジなトーンで言ってきたんだよ!!!」
「俺は本気で迷惑だから早く帰れよ!!!
オッサン達も奥さんと子ども達が今日はみんな家にいないからって、俺の家に居座るなって!!!
・・・ていうか、この事務所なんでこんなにオッサンが多いんだよ!!!
若い奴増やせよ、若い奴!!!」
「俺、若い奴に知り合いとかいねーもん。
幸治、腹減った。」
「さっきから死ぬほど食べてるだろ!!!
早く帰れよ!!!
・・・“ハンカチさん”が帰ってくるので早く帰ってください、お願いします。」
「「「「「「「「「嫌だ。」」」」」」」」」
「・・・“嫌だ”とかねーから!!!!」
ピンポ─────────ン...
カチャ...
「鍵開いてるじゃん、無用心。
・・・はい、みんな帰るよ~。」
「あ─────・・・っっっ!!!
お前、忘年会呼んでねーだろ!!!
しかも鍵もねーのにマンションのオートロックどうやって通ってきたんだよ!!?」
「お酒も飲んでないのに何でこんなに煩くなれるわけ?」
「神様、本当にありがとうございます・・・っ。
もう、本当に神様過ぎて・・・え、もしかして本当に神様なんですか?」
「幸治君はお酒飲んだの?」
「この人が許してくれるわけないじゃないですか。」
「うん、そうだよね。
はい、みんな帰るよ~。」
「「「「「「え~・・・」」」」」
「所長の家に帰るよ~。
二次会は所長の家ね。」
「はあ!!!?俺の家!!!?
何が楽しくてオッサン達を俺の家に入れなきゃいけねーんだよ!!!」
「俺だって何も楽しくなかったからな!!?
散々パシられて店に何往復もさせられて!!
所長の飯まで別に作らされて!!!
今年はその他に“ハンカチさん”のことまで喋らされて!!!」
「それはお前が暴露しただけだろ!!」
「オッサン達があまりにしつこいからだろ!!!
何なんだよこの事務所!!!
絶対に辞めてやるからな!!!!」
「俺がお前を手放すわけねーだろ!!!
時間がねー中で何から何まで1から教育したお前を!!!」
「はいはい、そうだね~。
幸治君は辞めないから大丈夫だよ~。
それより早く所長の家行こ~。
咲希ちゃんが待ってるよ~。」
「「「「咲希ちゃんが!!?」」」」
「俺、ガキの裸なんて興味ねーよ!!」
「所長、急ぎましょう。
早く立って、ホラ。」
「幸治、片付けごめんな!」
「いえ、このままで良いので早く行ってください。」
「幸治!!お前!!!
自分の妹の裸をこんなオッサン達にジロジロ見られて嫌じゃねーのかよ!!!」
「嫌ではあるけどそれ以上に今は“早く去れ”としか思えねーよ!!!」
「幸治!!!
俺はお前をそんな男に育てた覚えはねーからな!!」
「はい、早く立って~。
私が手繋いであげるからね~。」
「来年も覚えてろよ・・・!!!
俺を大切に出来る男になるように育てるかな!!!」
「覚えてたとしても、来年はこの事務所を辞められる男になるんだよ、俺は!!!」
「はあ・・・!?幸治、お前・・・っっ
パタン─────────────...
「・・・ハァッ・・・今年も死ぬほど煩くて面倒でヤバい奴だった・・・。
咲希・・・所長の部屋なんかに絶対いねーだろ・・・。」
.
その頃・・・
「はい!!22時なので忘年会終了です!!!
22時までっていう約束で今年も俺の家で忘年会やるの了承したんですからね!!!?
片付けとかしなくて良いので早く出て行ってください!!!」
「いやいや、俺らも片付けやるよ。
さっきやっと聞き出せた幸治の同棲相手、あの“ハンカチさん”だろ?
俺も久しぶりに挨拶したいしさ~。」
「俺も久しぶりに会いたい。
今何歳だ?
更に美人なねーちゃんになってるんだろうな。」
「そんなに綺麗な方と俺も会ってみたいです。
片付け、俺もしますから。」
「いや、マジで早く帰れよオッサン達。」
「何だよこの家、どの部屋にも写真の1枚もねーのかよ。」
「・・・所長!!!!
部屋の中入ったんっすか!!!?
マジでやめろよ、二度とこの家に全員入れねーからな!!!??」
「お前の店のオッサン達みんなが“ハンカチさん”知ってるのに俺だけ知らねーとかイジメだろ!!
俺もお前の常連だっただろ!?
おい、写真!!!
誰か写真1枚くらい持ってるだろ!!」
「持ってないですね~・・・。
お前は?」
「俺もない。
そもそもあのねーちゃん、“写真撮ろう”とか言える雰囲気の人じゃなかったしな。
所長、本当にお嬢様なんですよ。」
「そうそう、どっかの財閥のお嬢様。」
「財閥が何だよ、しかも本家じゃねーんだろ?
そんなの普通の女と変わんねーから。
普通どころか、財閥の女のくせに幸治に生活費出させて暮らしてるとかただのクソ女だろ。
自分の飯代くらいは出せって俺が文句言ってやる!!」
「そもそも会わせるつもりねーから!!!
早く帰れって!!!」
「お前!!誰のお陰でその女と付き合えて同棲まで出来てると思ってるんだよ!!?
俺のお陰だろ!!!?」
「そういうことを自分から言うなよ!!
そんなんだからオッサンなのにガキなんだよ!!」
「いいんだよ!!俺はガキで!!!」
「“ハンカチさん”に文句言うとか言いながら、本当は家に帰って1人なのが嫌なだけだろ!!!?」
「・・・そうだよ!!!
千寿子が今日は忘年会だから夜は来るなってマジなトーンで言ってきたんだよ!!!」
「俺は本気で迷惑だから早く帰れよ!!!
オッサン達も奥さんと子ども達が今日はみんな家にいないからって、俺の家に居座るなって!!!
・・・ていうか、この事務所なんでこんなにオッサンが多いんだよ!!!
若い奴増やせよ、若い奴!!!」
「俺、若い奴に知り合いとかいねーもん。
幸治、腹減った。」
「さっきから死ぬほど食べてるだろ!!!
早く帰れよ!!!
・・・“ハンカチさん”が帰ってくるので早く帰ってください、お願いします。」
「「「「「「「「「嫌だ。」」」」」」」」」
「・・・“嫌だ”とかねーから!!!!」
ピンポ─────────ン...
カチャ...
「鍵開いてるじゃん、無用心。
・・・はい、みんな帰るよ~。」
「あ─────・・・っっっ!!!
お前、忘年会呼んでねーだろ!!!
しかも鍵もねーのにマンションのオートロックどうやって通ってきたんだよ!!?」
「お酒も飲んでないのに何でこんなに煩くなれるわけ?」
「神様、本当にありがとうございます・・・っ。
もう、本当に神様過ぎて・・・え、もしかして本当に神様なんですか?」
「幸治君はお酒飲んだの?」
「この人が許してくれるわけないじゃないですか。」
「うん、そうだよね。
はい、みんな帰るよ~。」
「「「「「「え~・・・」」」」」
「所長の家に帰るよ~。
二次会は所長の家ね。」
「はあ!!!?俺の家!!!?
何が楽しくてオッサン達を俺の家に入れなきゃいけねーんだよ!!!」
「俺だって何も楽しくなかったからな!!?
散々パシられて店に何往復もさせられて!!
所長の飯まで別に作らされて!!!
今年はその他に“ハンカチさん”のことまで喋らされて!!!」
「それはお前が暴露しただけだろ!!」
「オッサン達があまりにしつこいからだろ!!!
何なんだよこの事務所!!!
絶対に辞めてやるからな!!!!」
「俺がお前を手放すわけねーだろ!!!
時間がねー中で何から何まで1から教育したお前を!!!」
「はいはい、そうだね~。
幸治君は辞めないから大丈夫だよ~。
それより早く所長の家行こ~。
咲希ちゃんが待ってるよ~。」
「「「「咲希ちゃんが!!?」」」」
「俺、ガキの裸なんて興味ねーよ!!」
「所長、急ぎましょう。
早く立って、ホラ。」
「幸治、片付けごめんな!」
「いえ、このままで良いので早く行ってください。」
「幸治!!お前!!!
自分の妹の裸をこんなオッサン達にジロジロ見られて嫌じゃねーのかよ!!!」
「嫌ではあるけどそれ以上に今は“早く去れ”としか思えねーよ!!!」
「幸治!!!
俺はお前をそんな男に育てた覚えはねーからな!!」
「はい、早く立って~。
私が手繋いであげるからね~。」
「来年も覚えてろよ・・・!!!
俺を大切に出来る男になるように育てるかな!!!」
「覚えてたとしても、来年はこの事務所を辞められる男になるんだよ、俺は!!!」
「はあ・・・!?幸治、お前・・・っっ
パタン─────────────...
「・・・ハァッ・・・今年も死ぬほど煩くて面倒でヤバい奴だった・・・。
咲希・・・所長の部屋なんかに絶対いねーだろ・・・。」
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