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─────────────・・・・・
「・・・みさん・・・一美さん。」
私の名前を呼ぶ声が聞こえ重い瞼をうっすらと開いた。
そしたら・・・
少しだけ明るい視界の中、スーツ姿の幸治君が私のことを心配そうな顔で見下ろしている。
そんな幸治君の姿を見て私の方が心配になる。
「そんなに高そうなスーツ、どうしたの・・・?
それに髪の毛も大人っぽくセットして・・・。
何処に行くの・・・?」
「・・・寝ぼけてます?
もう9時半になるので俺そろそろで出ますね。
待ち合わせは病院の中庭でお願いします。
そこのテーブルにメモを置きましたので起きたら見てください。」
静かに笑いながらそう言われ・・・
「夢・・・。」
「夢?」
幸治君に聞き返され恥ずかしくなり、掛け布団で少しだけ顔を隠した。
「高校生の幸治君と結婚をしてる夢を見ちゃった・・・。」
「夢でも叶ってよかったじゃん。
“羽鳥さん”、高校生の俺と結婚したかっただろうし。」
「そうなのかな・・・。
そんなことを考えたこともなかったけど。
あと・・・また高校生の幸治君とエッチしてたよ・・・。」
「それは・・・ほぼ意識のない一美さんに俺がセックスしてたからでしょうね。
無理をさせてすみません。
身体大丈夫ですか?」
「頭が痛い・・・。」
「それは二日酔いでしょうね。」
「この前のバーでは二日酔いにならなかったのに・・・。」
「あそこのお酒は高いですからね。
チェックアウトのギリギリまでゆっくりしててください。
それでも辛いようなら俺が仕事をする病院が12時まで受付をしてるので、受診も出来ますから。」
「二日酔いで病院に行くのは・・・。」
「待ち合わせをしてから俺と市販薬を買ってもいいですし。」
「うん、ありがとう・・・。」
幸治君にお礼を言った後、ホテルのスイートルームの寝室にいるすっかりと大人になった幸治君に言う。
「どっちが年上か分からないね。」
「大人になってからの7歳とかそこまで変わらないだろ。」
「凄く変わるよ・・・。
幸治君のエッチに全然ついていけなかった・・・。」
「じゃあ今日からまた運動頑張りましょう。」
楽しそうに笑っている幸治君が「行ってきます」と行って仕事に向かっていった。
私はそれに「行ってらっしゃい」と答えて。
“中華料理屋 安部”ではいつも私が見送られる側だったけれど、再会してからはいつも私が幸治君を見送る側になった。
それがとても“嬉しい”と思って、とても“幸せ”だと思った。
でも・・・
「頭痛いよ~・・・。」
幸治君と初めての旅行、その1日目は二日酔いでのスタートとなった。
「・・・みさん・・・一美さん。」
私の名前を呼ぶ声が聞こえ重い瞼をうっすらと開いた。
そしたら・・・
少しだけ明るい視界の中、スーツ姿の幸治君が私のことを心配そうな顔で見下ろしている。
そんな幸治君の姿を見て私の方が心配になる。
「そんなに高そうなスーツ、どうしたの・・・?
それに髪の毛も大人っぽくセットして・・・。
何処に行くの・・・?」
「・・・寝ぼけてます?
もう9時半になるので俺そろそろで出ますね。
待ち合わせは病院の中庭でお願いします。
そこのテーブルにメモを置きましたので起きたら見てください。」
静かに笑いながらそう言われ・・・
「夢・・・。」
「夢?」
幸治君に聞き返され恥ずかしくなり、掛け布団で少しだけ顔を隠した。
「高校生の幸治君と結婚をしてる夢を見ちゃった・・・。」
「夢でも叶ってよかったじゃん。
“羽鳥さん”、高校生の俺と結婚したかっただろうし。」
「そうなのかな・・・。
そんなことを考えたこともなかったけど。
あと・・・また高校生の幸治君とエッチしてたよ・・・。」
「それは・・・ほぼ意識のない一美さんに俺がセックスしてたからでしょうね。
無理をさせてすみません。
身体大丈夫ですか?」
「頭が痛い・・・。」
「それは二日酔いでしょうね。」
「この前のバーでは二日酔いにならなかったのに・・・。」
「あそこのお酒は高いですからね。
チェックアウトのギリギリまでゆっくりしててください。
それでも辛いようなら俺が仕事をする病院が12時まで受付をしてるので、受診も出来ますから。」
「二日酔いで病院に行くのは・・・。」
「待ち合わせをしてから俺と市販薬を買ってもいいですし。」
「うん、ありがとう・・・。」
幸治君にお礼を言った後、ホテルのスイートルームの寝室にいるすっかりと大人になった幸治君に言う。
「どっちが年上か分からないね。」
「大人になってからの7歳とかそこまで変わらないだろ。」
「凄く変わるよ・・・。
幸治君のエッチに全然ついていけなかった・・・。」
「じゃあ今日からまた運動頑張りましょう。」
楽しそうに笑っている幸治君が「行ってきます」と行って仕事に向かっていった。
私はそれに「行ってらっしゃい」と答えて。
“中華料理屋 安部”ではいつも私が見送られる側だったけれど、再会してからはいつも私が幸治君を見送る側になった。
それがとても“嬉しい”と思って、とても“幸せ”だと思った。
でも・・・
「頭痛いよ~・・・。」
幸治君と初めての旅行、その1日目は二日酔いでのスタートとなった。
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