上 下
159 / 585
11

11-10

しおりを挟む
お互いの“いけないトコロ”の動きが止まるまで強く抱き締め合い、深いキスを繰り返しながら薄く開いた瞼で見詰め合う。



「・・・ンッ」



幸治君の“いけないトコロ”はゆっくりと私の“いけないトコロ”から抜かれていき、避妊具の中に放たれた幸治君の熱も最後の最後に引き抜かれたことまで感じた。



幸治君はチュッ─────...チュッ──────...と軽くキスをして、それから熱くて汗が吹き出ている身体を私の身体から起こした。



ローテーブルに置かれた箱からティッシュを引き抜く幸治君の姿を放心しながら眺めていると、幸治君は私の“いけないトコロ”をそのティッシュで拭おうとしてくれた。



それも放心しながら眺め続けていたら、私の“いけないトコロ”に視線を下ろした幸治君の動きが止まった。



「すみません、血が・・・。
やっぱり痛かったですよね?
それにドレスも・・・。」



優しく私の“いけないトコロ”を拭いながら凄く心配そうな顔になっている。
それには笑い掛けながら首を横に振った。



「苦しかった感じもあるけど、それ以上に凄く気持ち良かったよ?
それにこのドレスは私のだから汚れても本当に大丈夫だから。
私のドレスもだけど、幸治首のズボンも私ので濡れちゃってる・・・。」



幸治君のズボンを見ていると・・・



「そんな心配をしているように見せて、俺の“いけないトコロ”に着いてるゴムを見てるだけだよね?」



「え・・・!?違うよ~!!
見えちゃってるから見てるだけだよ~!!」



「ほら、見てるじゃん。
興味津々な顔で凝視してた。
相変わらずエロい。」



幸治君が楽しそうに笑いながら自分の“いけないトコロ”に手を伸ばした、避妊具をゆっくりと抜き取ろうとしていて・・・。



私はチラッと掛け時計を確認した後に幸治君のソコにまた視線を戻す。



「何?もう1回セックスしたかった?」



「・・・ちがうよ~。」



「本当は?」



「ちょっとだけそう思っただけ。」



幸治君がまた楽しそうに笑い、避妊具を抜き取り処理をしながら掛け時計を見た。



「あと数分でハロウィンが終わりますね。」



「うん・・・。」



「一美さんの血を見た以上、俺これ以上は出来ないですね。」



真剣な顔でそう言ってくれ、私は自然と笑いながら頷いた。



そう言っていた幸治君はボクサーパンツの中に“いけないトコロ”を仕舞うと私に両手を伸ばし、ゆっくりとベッドに倒してきて。



私のことを優しく抱き締めながら見詰めてきた。



「ハロウィンの日が終わるまでこうやって喋りたいです。
いつも運動をした後はこういうことは出来ないので。」



「うん・・・。」



汚れたウェディングドレスがはだけた状態で、はだけたタキシードを着ている幸治君を抱き締め返す。



「私に“未来で待ってて”って言ってくれたから、“未来で待ってる”っていう返事をしちゃった。
あれ、私が大好きで大嫌いな映画を覚えててくれてたの?」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。 でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。 けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。 同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。 そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

教え子に手を出した塾講師の話

神谷 愛
恋愛
バイトしている塾に通い始めた女生徒の担任になった私は授業をし、その中で一線を越えてしまう話

処理中です...