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私が選んだスポーツウェアなど、それまで幸治君が買ってくれてその袋も持ってくれている。
そんな幸治君と並びながら本屋さんの中をウロウロと歩き回る。
「秋って食欲の秋、スポーツの秋~、読書の秋・・・あとは何かあったっけ?」
「ハロウィンじゃないですか?」
「ここですぐにハロウィンが出て来るところが若いよね~・・・。
私が若い頃なんてハロウィンのイベントは子ども達が仮装してお菓子を貰うイベント、くらいの認識だったよ?
いつから大人達が仮装して大はしゃぎするイベントになったの?」
「その発言、お嬢様じゃなくてただのババアっすね。」
「どうせババアだもん。」
「俺、ババアが仮装して大はしゃぎしてる姿見たいな。」
「えー・・・恥ずかしいから無理。」
「別にエロとか求めてないっすから。」
「・・・そんなの考えてなかったよ!」
「そうなの?一美さん昔からエロいことばっかり考えてるイメージしかない。」
「それは嘘でしょ・・・?」
ショックを受けながら聞くと、幸治君が楽しそうに小さく笑いながら雑誌コーナーの所で立ち止まった。
そして1冊の雑誌を手に取りペラペラとめくり始めて。
「どんなウェディングドレスが着たい?」
そんなことを聞いてきて・・・。
「そんなこと、考えたこともないよ・・・。」
「あ、これとか一美さん好きそう。
似合うのはこっちのスラッとした方だけど、一美さんって可愛いの好きだよね。」
幸治君からそう言われて見てみたら、確かに私好みのウェディングドレスだった。
「可愛いけど・・・。」
「妄想も夢も見ていいじゃないですか。
それを見てる時ってめちゃくちゃ楽しくて幸せですからね?
“いけない妄想”も“いけない夢”も見てみましょうよ。」
幸治君がそう言って、さっきよりも可愛いウェディングドレスが載っているページを私に向けて見せてきた。
「俺、付き合いますよ?」
そう言って、凄く楽しそうに笑い掛けてきて・・・。
その笑顔を見ながら、その雑誌に視線を戻した。
それから幸治君が見せてきた雑誌の方に一歩、二歩、近付き幸治君のすぐ近くで雑誌を見下ろした。
そして・・・
「このモデルさんよりも幸治君の方が白いタキシード似合いそう。」
そう言った。
それに幸治君は楽しそうに笑い、私に身体を寄せまたページをめくった。
「あ、これ一美さんは嫌いそうだけど俺好み。」
「身体のラインがクッキリ分かるもんね?
幸治君の方が絶対にエッチでしょ。」
「・・・こっちのドレス、胸こんなに見えて正解なんですか?
俺と2人きりならめちゃくちゃ喜びますけど、大勢の人に一美さんの胸こんなに見られるわけにいかないんですけど。」
「なにその妄想・・・っ」
スポーツウェアは試着することもなくすぐに決まったのに、本屋さんでは長い時間こんなに楽しくて幸せな話を繰り広げていた。
そんな幸治君と並びながら本屋さんの中をウロウロと歩き回る。
「秋って食欲の秋、スポーツの秋~、読書の秋・・・あとは何かあったっけ?」
「ハロウィンじゃないですか?」
「ここですぐにハロウィンが出て来るところが若いよね~・・・。
私が若い頃なんてハロウィンのイベントは子ども達が仮装してお菓子を貰うイベント、くらいの認識だったよ?
いつから大人達が仮装して大はしゃぎするイベントになったの?」
「その発言、お嬢様じゃなくてただのババアっすね。」
「どうせババアだもん。」
「俺、ババアが仮装して大はしゃぎしてる姿見たいな。」
「えー・・・恥ずかしいから無理。」
「別にエロとか求めてないっすから。」
「・・・そんなの考えてなかったよ!」
「そうなの?一美さん昔からエロいことばっかり考えてるイメージしかない。」
「それは嘘でしょ・・・?」
ショックを受けながら聞くと、幸治君が楽しそうに小さく笑いながら雑誌コーナーの所で立ち止まった。
そして1冊の雑誌を手に取りペラペラとめくり始めて。
「どんなウェディングドレスが着たい?」
そんなことを聞いてきて・・・。
「そんなこと、考えたこともないよ・・・。」
「あ、これとか一美さん好きそう。
似合うのはこっちのスラッとした方だけど、一美さんって可愛いの好きだよね。」
幸治君からそう言われて見てみたら、確かに私好みのウェディングドレスだった。
「可愛いけど・・・。」
「妄想も夢も見ていいじゃないですか。
それを見てる時ってめちゃくちゃ楽しくて幸せですからね?
“いけない妄想”も“いけない夢”も見てみましょうよ。」
幸治君がそう言って、さっきよりも可愛いウェディングドレスが載っているページを私に向けて見せてきた。
「俺、付き合いますよ?」
そう言って、凄く楽しそうに笑い掛けてきて・・・。
その笑顔を見ながら、その雑誌に視線を戻した。
それから幸治君が見せてきた雑誌の方に一歩、二歩、近付き幸治君のすぐ近くで雑誌を見下ろした。
そして・・・
「このモデルさんよりも幸治君の方が白いタキシード似合いそう。」
そう言った。
それに幸治君は楽しそうに笑い、私に身体を寄せまたページをめくった。
「あ、これ一美さんは嫌いそうだけど俺好み。」
「身体のラインがクッキリ分かるもんね?
幸治君の方が絶対にエッチでしょ。」
「・・・こっちのドレス、胸こんなに見えて正解なんですか?
俺と2人きりならめちゃくちゃ喜びますけど、大勢の人に一美さんの胸こんなに見られるわけにいかないんですけど。」
「なにその妄想・・・っ」
スポーツウェアは試着することもなくすぐに決まったのに、本屋さんでは長い時間こんなに楽しくて幸せな話を繰り広げていた。
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