【完】交際0日で結婚！指輪ゲットを目指しラスボスを攻略してゲームをクリア

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それには嬉しくて、笑ってしまった。



「そんな二葉が、俺にもう1つのスキル・・・“人に頼る”というスキルを身に付けさせてくれた。
やっと友達3人に頼っただけで、まだまだレベルアップが必要だけど・・・。」



「上手く使いこなせたら、仁君は無敵になれると思う。」



おじさんが、初めて・・・



鋭い目で俺を見た・・・。



その顔を見て、嬉しくて笑った・・・。



「俺のこと、おじさんの会社に入れてくれない？」



俺がそう言うと、おじさんが驚いた顔をした。



「内定・・・凄いもらってるって聞いたけど。」



「断った、全部。
あんな風に騙して入っても、すぐにバカがバレる。
俺はパソコンもスマホも使えない。
文字を読みながら喋ることも出来ない。
おじさん、俺・・・コミュニケーションのスキルなら負けない。」



耳栓を握り締めながら、おじさんを見る。



「英語も喋れる。二葉がレベルアップさせてくれたから。
耳からの情報だったら、一気に5つの媒体から入れられる。
耳から入った情報は絶対に忘れない状態でコミュニケーションを取れる。
ただし、数字の部分を抜かして。」



握り締めた耳栓を目の前のローテーブルに置き・・・手を膝の上に戻した。



「二葉が与えてくれたアイテム。
これを使わないで、俺は仕事をしたい。
おじさん、俺、喋れる。」



面白そうに、鋭い目で笑うおじさんに、俺も笑った。



「喋りなら、俺は誰にも負けない。
誰にも負ける気がしない。」