【完】交際0日で結婚!指輪ゲットを目指しラスボスを攻略してゲームをクリア

Bu-cha

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持っていた私のミニトマトの鉢、それを仁が持った。
それと、ランドセルも。



「俺の方、こんなことしか出来ねーけどな!!」



「荷物多いからよかった。」



「二葉と“いち”がいなかったら、俺中卒になるからな!!」



「仁ならどんな学歴でも大丈夫だよ。
人から好かれるから。」



「・・・そんなことねーよ。
離れていく奴は、離れていく。」



仁がまた、落ちている。



「金髪にした時は、それまで仲良かった奴は離れていったし。
今度黒染めしたら、また離れる奴は離れるかもな。
学校での生活も気を付けねーといけないから。
俺、つまんねー奴になるだろうし。」



「金髪になっても、あの3人は離れなかったじゃん。」



「まあな・・・。
でも、あいつら進学校に行ったから、会えないだろうし。
俺はスマホも持ってねーから。
バカだからスマホも使えねーよ。」



仁が小さな声で笑って、そう言った。
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