【完】交際0日で結婚!指輪ゲットを目指しラスボスを攻略してゲームをクリア

Bu-cha

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そんな約束をした。
そんな約束をして、仁は近所にある高校に進学をした。



受験の時は髪の毛を黒く戻したけど、受験が終わったらまた髪の毛を金髪にした。
“俺、外人だから勉強出来ない”と言いながら。



でも・・・



“高校を卒業させてくれ”
そう言って、お兄ちゃんである“はじめさん”に交換条件を出していた。
偏差値が凄い低い高校でも、授業に全然ついていけないらしい。



“はじめさん”は、“簡単”と言っていた。
そう言っていたけど・・・



「二葉、何か良い案ある?
僕では試験問題の予想までしか出来ない。」



高校1年生、初めての試験勉強の時。
“はじめさん”にそう聞かれた。



「全然覚えらんねー!!!!」



仁が大きな声で大笑いしながら、そう言った。
でも、悲しそうな顔をしている。
“はじめさん”の前だから、声だけでも元気な声を出しているだけ。



仁は、“はじめさん”にも弱い所を見せられない。
なんでか知らないけど、見せない。



“はじめさん”の方は、すぐに自分の弱点を伝える。
自分でも言うし、人が見てもすぐに分かるだろうし。



この2人は正反対だから。
だから、仁の方は弱点を見せられない。
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