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ランドセルを置きに家に帰る。



「おばさん、ただいま~!!」



私よりも先に仁が“ただいま”と言った。
お母さんがリビングからパタパタと走ってきて、嬉しそうな顔で私と仁を見る。



「お帰りなさい、
仁ちゃん、髪の毛外人さんになったの?」



「それ、いいな!
俺、外人だから勉強出来ないことにする!!」



お母さんが面白そうに笑って、私が渡したランドセルを受け取った。



「仁ちゃんと、お出かけ?」



「ゲームセンターだって。」



「そうなの、珍しいね。
仁ちゃん、二葉のことよろしくね?」



「いつも通り、俺がよろしくされるんだって!!」



仁が大きな声で大笑いしながら、私のお母さんを見る。



「夜ご飯、今日もこっちで食っていい?」



「私のご飯より、仁ちゃんのお母さんの方が料理上手なのに。
料理部の顧問の先生だしね。」



「夜食に母ちゃんの食ってる。
母ちゃん帰るの待ってると腹空くから!」



「分かった、何食べたい?
今日はお教室ない日だから何でも作れるよ。」



「キーマカレー!!茹で卵沢山のせて!!」



「分かった。二葉は?」



「私は何でもいい。」



「じゃあ、3人で食べようね。
お父さん今日も遅いと思うし。」
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