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夏生side.....




うちの会社の副社長、そして人間とは思えないくらい美人な奥さんまでも来てくれていて・・・。



神崎社長も奥さんに初めて会うらしく、私やシューには目もくれず、さっきからずっと奥さんに話しかけている。



それを見ながら、私の隣に立つシューと笑い合う。




その時・・・




ドタバタと煩い足音が聞こえてきて・・・




「しゅう~!!!!」




と、何故か兄貴が突然現れて、シューを抱き締めた。




「お兄ちゃん!来てくれたんだ!?」




シューも嬉しそうに兄貴を抱き締める。
何度見てもこの光景にはモヤモヤしてしまう。




「それは来るだろ!!!仕事の途中でも来るだろ!!!」



「いや、それはダメでしょ!ちゃんと仕事しなって!」



「いいんだよ!うちの会社のグループ会社だし!!」



シューからやっと離れた兄貴が、泣きそうな顔でシューを見る。




「しゅう、綺麗だよ・・・すげー綺麗だよ・・・」




と、ついに涙まで流し始めた。





「ありがとう!お兄ちゃん!!」





シューも嬉しそうに笑う。





純白の、ウエディングドレスを着て・・・。
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