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家の前で捕まえたタクシーの中、心臓の音が煩いくらいに響く。
誰にも渡したくない・・・と思った。
男でも女でもないような、こんな俺が・・・
思ったってどうしようもないのに・・・
“誰にも渡したくない”と、強く思ってしまった・・・。
「あー・・・混んでますね。
ここからなら、降りた方が早いかもしれませんよ?」
タクシーで数十分走った後、運転手さんから声を掛けられた。
窓から外を見渡すと、あと少しで繁華街まで出られる所だった。
「降ります!ありがと!これ、お釣りいらないからね!」
お札を1枚出し、開いたドアから急いで外に出た。
そして、走り出す・・・。
夏生の友達が電話を代わってくれ、そこで聞いたお店へと、ひたすら走った・・・。
誰にも渡したくない・・・と思った。
男でも女でもないような、こんな俺が・・・
思ったってどうしようもないのに・・・
“誰にも渡したくない”と、強く思ってしまった・・・。
「あー・・・混んでますね。
ここからなら、降りた方が早いかもしれませんよ?」
タクシーで数十分走った後、運転手さんから声を掛けられた。
窓から外を見渡すと、あと少しで繁華街まで出られる所だった。
「降ります!ありがと!これ、お釣りいらないからね!」
お札を1枚出し、開いたドアから急いで外に出た。
そして、走り出す・・・。
夏生の友達が電話を代わってくれ、そこで聞いたお店へと、ひたすら走った・・・。
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